
がんをどう考えるか―放射線治療医からの提言―(新潮新書)
三橋紀夫/新潮社
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総合評価
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powered by ブクログ本書は、放射線治療医師が書いたもの。タイトルからすると、放射線治療医から見たがんの解明という感じがし、そのあたりも期待して読んでみたのですが、そういったことは全く書かれておらず、放射線医が考えるがんとの付き合い方という、とても臨床的なお話しでした。 本書の内容は、教科書的な感じなので、本当に興味のない方は退屈すると思います。しかし、放射線治療に関する教科書的な知識を集約したものは、一般の人が手にするものとしては少ないと思いますので、貴重な一冊かなと思います。 これまで放射線治療は補助的なものと思っていましたが、案外そうではないと言うことを知り、個人的にはちょっとした驚きがありました。 著者はとても冷静な視点で、誠意をもって本書を執筆したんだろうと思う箇所がいくつかありました。そういったところに、教科書的だけど教科書ではないものを感じ、好感が持てました。 それにしても、放射線というのは様々な応用範囲があるんだと改めて思いました。 書評ブログ『続・本でもって』の書評はこちらから
0投稿日: 2014.12.02
powered by ブクログちょっと「放射線治療医」にこだわりすぎの感はある(たとえば集学的治療の項で放射線治療を含まない手術+薬の組み合わせには触れなかった、とか)のでくどさを感じる。けれども内容的には良書。
0投稿日: 2010.01.30
