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わくらば日記
わくらば日記
朱川湊人/KADOKAWA
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総合評価

102件)
3.9
18
41
31
0
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    タイトル買い。 自分の名前がタイトルになっていると勘違い。 よく見れば、違う。 しかし、何だか気になるので、購入。 それなりに読ませる。短編で読みやすい。 ノスタルジーという単語がピッタリな作品。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和30年代の前半はこんなだったのかな 映画、「三丁目の夕日」(西岸良平さん原作マンガの映画)を見たときは、隣の知らないおばちゃんに負けないほど懐かしさや感動に号泣してしまったけれど••• こちらはもう少ししんみりしている。 30年ほど前に亡くなった姉を慕う私(妹)の懐古連作、5作。 「姉さま」はフシギな能力を持っていて•••その能力に焦点を当てた①と②。その能力を前提にした③と④。そこまで行くか、という⑤。 僕が好きなのは③と④。いい!! やっぱり、このラインからは逃れられないな、僕は。 【あらすじ(冒頭部)】 ①追憶の虹 幼い私は、交番の秦野巡査の気を惹くために、姉の秘密『透視能力』を話してしまう。15歳の優しい姉は、私の頼みをきき、友だち『杉べえ』の弟が車に接触した場面を透視し、秦野巡査に手柄を立てさせてくれたのだが•••。 ②夏空への梯子 昭和33年、『なべ底不況』と言われていた、とても暑かった夏、ある新聞社に、「自分は人を殺した」と告白する電話がかかってきた。 ③いつか夕陽の中で 昭和33(1958)年9月26日、台風22号から避難していた一晩で、村田のおばちゃんに連れられて避難していた茜ちゃんと姉と私は親友のように仲良くなった。台風一過、20歳の茜ちゃんは、洋裁を私の母に習うため、家に通ってくるようになり、私(12歳)は嬉しくて仕事中の茜ちゃんに毎回じゃれついた。 ④流星のまたたき 茜ちゃんが手品の賭けに負けて100円取られた、と駆け込んで来た。相手は同じアパートの笹森という学生で、シャッフルした3つの空のはずのマッチ箱の中に、どれがマッチ棒が入っている箱かを当てるものだった。その賭けに姉は1回目の勝負で勝ったのだが•••。 ⑤春の悪魔 母と同じように裁縫で生計を立てているクラさんの家へのお使いを姉も私も茜ちゃんも嫌がる。礼儀に厳しく、口うるさいからだ。そのクラさんの家に、姉の代わりに私は出かけたが、クラさんは留守で、しばらくすると割烹着を着た、挙動不審なクラさんが帰ってきて、私を追い出して、鍵をかけた。

    9
    投稿日: 2023.01.20
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    懐かしさと虚しさがつまった回顧録。 ストーリーは嫌いではないが、短編集なだけに無理矢理な感がある場面がみられる。

    0
    投稿日: 2022.09.09
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    星3.5って感じかな? お姉さんの持つ特殊能力が活躍する話だけど、ちょっと続きが気になるな。って感じ。 お姉さんは、見ようとしないと見れないからいいけど、これ、勝手に見えるだったら辛いだろうね〜と思いつつ。

    0
    投稿日: 2022.02.09
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    ’21年9月27日、読了。図書館で借りて。 いつもの(?)、朱川湊人さんの、美しく哀しく、あたたかい小説でした。朱川さんの特徴の一つであるホラー的要素は、僕は感じなかったです。 「いつか夕陽の中で」「流星のまたたき」が、特に好きです。 「いつか〜」…準主役(?)の茜ちゃんの、悲しい過去…美しいラストだなぁ、と思いました。これで、いい! 「流星の〜」…鈴音の、これまた哀しい、恋。彼女を想う、優しい周りの人達。撃たれました。 「わくらば」の意味を調べたら、「特に夏、病気で赤や黃に変色してしまった葉」病葉と書くそうですね…「凄いタイトルだなぁ」と、感心してしまいました。悲しくも美しいこの物語を表す、象徴的なタイトル。朱川湊人さん、凄い作家さんだなあ…。

    7
    投稿日: 2021.09.27
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    「あの時代は、物質的な豊かさが幸福感に直接繋がっていたからです。(中略)何かを買い、財産を増やすことが、あの時代の幸せだったのです。」 不思議な能力を持った姉さまとの日々を綴った回顧録。 「超人的能力」と聞くとハードボイルドさを想像してしまうけれど、本作はどこかノスタルジックでほのぼの。 物質的に豊かになっていく昭和の幸せも垣間見れて、続編への期待感も膨らみました。

    0
    投稿日: 2021.09.19
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    哀愁を感じるノスタルジックな作風。 朱川湊人って感じだ。 ホッとする連作短編。 気持ちが穏やかになった。

    0
    投稿日: 2021.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和×レトロという設定に迷いなく買ってしまった。特にあの物語の優しさが胸を締め付ける。それは… 感想は別のところに書いているので、暇つぶしを探している方や気になった方はご自由にお読みください。 この下の概要のリンクをクリック     ↓↓↓ https://twitter.com/futonneko_/status/1354312935011717125?s=20

    0
    投稿日: 2021.01.27
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    読友さんが絶対私の好みだと断言し、お薦めしてくれた一冊。27歳で亡くなってしまった姉との昭和30年代の思い出を紡ぐ連作短編。病弱な姉さまには人や物の過去を見ることができる不思議な力があり、事件の解決に一役買います。派出所のお巡りさんや警視庁の刑事との交流は優しいものですが、事件を「見て」しまう姉さまの心労は計り知れません。物語の中の時間は滔々と静かに流れていき、流れに任せてこのノスタルジックで少し悲しい世界に浸りました。一番残ったのは、淡い恋心の見える「流星のまたたき」。どのお話もとても愛おしかったです。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    幼い姉妹の周りで起きる不思議で、ちょっと怖い毎日。 人や物が見た出来事の記憶を「見る」ことが出来る力を持った姉。優しく、しとやかで、体も心も傷つきやすい。 そんな姉を思いやる元気な妹。 姉が持って生まれたその不思議な力は、当然のごとく警察の事件解決に一役買うことになる。 幼い姉妹の心の葛藤と、犯人や被害者への思いがとても繊細に描かれている。 記憶をのぞき見ることで、知らなくてもいいような、人の心の内側が見えてしまうということがどういうことなのか。 非常におもしろいストーリーでした。

    0
    投稿日: 2018.04.25
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    物や人から、その過去を読み取る力を持つ 美人だが病弱な姉と、不美人だけど元気な妹の姉妹が、 様々な出来事を経て、成長していく姿を描いている。 もう老人となった妹が過去を振り返る形で、 昭和30年代のお話をしていきます。 なんでしょう、面白くないわけじゃないです。 昔を振り返るので、昔風の語り口です。 盛り上がりはあまりありません。 明るい話でもありません。 セピア色の世界です。

    0
    投稿日: 2018.02.11
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    「わくらば」にはよく知られている、病気におかされた葉を意味する「病葉」と草木の若葉を意味する「嫩葉」という正反対の意味がある、とは本書の解説で知った。 であれば本書の主人公、活気溢れる妹の和歌子と病身の姉、鈴音の対照的な姉妹の姿が浮かんでくる。 本編ではわからずに解説でなんとか著者の深い意図がやっとわかる。ちょっと恥ずかしい。

    0
    投稿日: 2017.11.19
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    昭和30年代の日本の下町を舞台に、ひとの記憶を垣間見る特殊能力をもつ鈴音(ねえさま)と、お転婆なワッコの仲良し姉妹の活躍を描くシリーズ。 当時の風俗や背景が抒情たっぷりに描写されてノスタルジックな感傷に浸れる。 ワッコの一人称で丁寧に回想される物語は終始やさしい言葉遣いで語られており、ミシンやテレビの導入に一喜一憂する市井の人々の日常が、目にもあざやかに浮かんでくる。 そしてなんといってもねえさまが非常に魅力的。 やさしく美しく、どこまでも一途にひたむきに、損なわれた人の痛みに寄り添おうとするねえさま。 そのせいで自分が病んで傷付いても、彼女は人の根底の善性を信じようとする。 そのありさまが実に尊く胸に迫る。 収録された事件はどれも当時の社会問題や世相を映しており、戦争や差別や貧困が影を落とすものも少なくない。 だが決して後味が悪くないのは、ねえさまのやさしさに救われているから。 どんな不幸に見舞われても、悲劇に打ち砕かれたその中からきらきら光るカケラをすくい上げようとするねえさまの姿が澄んだ感動をもたらす。 ねえさまを支えるワッコはじめ周囲の人々も魅力的。 口が悪いエリート刑事にお調子者の巡査、のちに姉妹の友人になるミーハー娘まで、バラエティ豊かな人々が加わって物語を賑やかす。 全体通して切なく心温まるストーリーなのだが、個性的なキャラクターによるテンポよくコミカルな掛け合いが痛快で、吹きだしてしまった箇所も多い。 口から先に生まれたようなワッコはじめ、不在の父親に代わって大黒柱を努めるかあさまも出番は少ないながらシメるところをきちんとシメてくれて好感がもてる。 個人的に朝の連続テレビ小説にぴったりの原作だと思うのだが……

    1
    投稿日: 2017.08.24
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    昭和30年代。まだ日本が貧しかった頃の物語。 古き良き時代・・・と言っていいのかわからないけれど、今よりも不自由な(当時の人たちにはそんな認識はなかったと思うけれど)中に、人の優しさが息づいていた時代。 現実は厳しく、ときに残酷だ。 けれど反面愛しくて優しくて、ときに泣きたくなるほどに切ない。 ほんわりとした語り口で、穏やかさとあたたかさが描かれている。 不思議な力を持つ姉と、姉を慕う妹。 柔らかな印象なの凛とした美しさも感じさせる姉・鈴音は、病弱なところも含めて憧れ的な存在なのかもしれない。 二人をしっかりと見守る女丈夫な母親の果たす役割も大きい。 そして全編を通して感じるのは、甘く切ない何か。 たぶん鈴音の持つ能力はサイコメトリーと呼ばれるものだろう。 「サイコメトラーEIJI」のEIJIと同じ能力だと思われる。 鈴音はその能力によって事件解決の手伝いをしたり、身近な人の悩みを解消したりすることもできる。 けれど、同時にその能力によってもたらされるマイナスの部分も鈴音が引き受けなければならない。 特異な能力を持ってしまった人間は、普通よりも過酷な運命を辿りやすい。 少なくとも物語の中ではそういう設定のことが多い。 どんなに哀しい運命でも、「人生は無意味なんかじゃない」と思いたい。 たとえこの世のすべてが寂しく虚しいものに見えてしまうときがきたとしても・・・。 朱川さんらしい味わいのある物語だった。

    0
    投稿日: 2017.03.01
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    他人や物から過去を見られる力はチョッピリ羨ましい気もするが… 人は必要以上なものには気付かない方がしあわせなのか。 これは人の永遠の課題なのかも。 心優しい姉妹、私が生まれる前なのに何故か懐かしさが伝わってくる。 まだ明かされていない秘密もあるようだから、続編も買おう。

    0
    投稿日: 2016.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和30年代、不思議な力を持った姉との話。「流星のまたたき」で姉さまが流星塵を力を使ってみたところになんか、えらく私も感心した。 最後、姉さまと茜さんが亡くなったのが次回わかるのかな・・・。気になる。

    0
    投稿日: 2016.11.25
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    見る力のある美しい姉さまは、優しさゆえに磨耗する。特に1話目は、それが辛くてなかなか読み進められなかった。 知らずとも懐かしく感じる戦後すぐからの日本がなんだか美しくて。 けれど姉さまが早くに亡くなる事がわかっているせいか、そして語りが老年に入り昔を懐かしんでいるせいか、ずっと物悲しくて。 なんだか寂しくなるお話でした。

    0
    投稿日: 2016.11.23
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    この世で一番悪いことは、人の命を取ることです。その次に悪いのは、信頼を裏切ることです。 自分が信じられていることに、誇りを持ちなさい。信じられたからには、もう自分の体ではないのだと思いなさい。 信じた方が悪いんだなんて、口が裂けても言ってはいけません。あなたを信じた人は、あなたを愛した人でもあるんですから。

    0
    投稿日: 2016.10.02
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    人や物がもつ記憶を読み取る能力がある“姉さま”とその妹“ワッコちゃん”。昭和30年代の東京を舞台に、人と人とのつながりや温かさ、少しの哀しみが沁みる連作短編小説。 時を経て、40年ほど前の子ども時代を、ワッコちゃんが柔らかな語り口で回想するかたちでストーリーは展開していきます。盗難事件や殺人事件、悲しい出来事が続きますが、姉さまやワッコちゃんを始めとした人間味溢れる登場人物のおかげで悲しいだけは終わりません。 この作品には「善か悪か」を読み手に問うシーンが多く登場し、ひとつの大きなテーマになっています。犯罪自体は悪です。しかしなぜ犯罪に手を染めなければならなかったのか、その背景には本人が苦しんだ過去や嘘や事実が隠されている場合もあり、悲しさと切なさが綯い交ぜになりました。 事件ものが多いなか、『流星のまたたき』は切なくも淡い恋模様が描かれとても優しい気持ちになります。 夕日が照らす土手や煙突、部屋に響くミシンの音、三つ指揃える礼儀など、古き良き昭和の情景が鮮やかに広がりノスタルジックな気分に。 『わくらば』の意味は追々分かってくるのでしょうか。続編も楽しみ。

    3
    投稿日: 2016.05.31
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    ファンタジー入りノスタルジックミステリーという感じ。日本人がなぜか懐かしいと感じてしまう戦後の元気な日本の清貧姉妹が織りなす続きものの短編で、通勤や通学で読みやすいかも。私はその頃には生まれていませんが、なんとなく好きな空気感でした。ちょっと怖いところもありますが、読後はどのお話も重くならず、爽やかでした。また次のシリーズを読みたくなるような伏線も巧妙でした。

    0
    投稿日: 2016.05.16
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    昭和30年代東京下町が舞台。活発少女の主人公、礼儀に厳しい母、不思議な能力を持つ姉、姉妹の様な茜ちゃん、交番のおまわり秦野さん、爬虫類顔の神楽刑事、全てのキャラが魅力的で心が温まる。今現在の主人公が過去の"アノ頃"を語り口調で振り返る連作短編だが、既に姉は若くして亡くなっているという設定により終始懐かしさと寂しさが付き纏う。この何とも言えない哀しい気持ちが肝なのだ。貧しい中でも精一杯前向きに生きる姿に心打たれ、川原で母が茜ちゃんを戒めるシーンは涙を誘う。『辛いからこそ優しくなれる』。筆者の優しい文体がそれを見事に表現している。

    0
    投稿日: 2016.02.29
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    最近僕の中で重要になりつつある朱川湊人さん。昭和レトロを愛する者としては捨てては置けない作家です。今回もやはり昭和、30年代なので僕は生まれていませんが、この空気感はとても落ち着きます。 人の記憶が映像として見える美貌で病弱な優しい姉。活発で姉を慕う愛嬌のある妹。10代の多感な時期を共に過ごし、姉は27歳で他界してしまいます。優しい姉を思い出しながら妹は姉がその能力で関わった事件を語り始めるのでした。 続編も有るようなので入手します。

    1
    投稿日: 2016.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和30年代が舞台の連作形式。 病弱な姉はサイコメトラーであり、27歳の若さで亡くなっているらしい。 語り手の妹が姉のエピソードを思い出して語っている。 持っている能力から、どうしても事件に関わる事態も起こるが、どちらかというと姉妹の日常のディティールが描かれている。 このあと続編でまだ語られていな部分が見えて来るかも。

    0
    投稿日: 2016.02.14
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    あらすじ(背表紙より) 姉さまが亡くなって、もう30年以上が過ぎました。お転婆な子供だった私は、お化け煙突の見える下町で、母さま、姉さまと3人でつつましく暮らしていました。姉さまは病弱でしたが、本当に美しい人でした。そして、不思議な能力をもっていました。人や物がもつ「記憶」を読み取ることができたのです。その力は、難しい事件を解決したこともありましたが…。今は遠い昭和30年代を舞台に、人の優しさが胸を打つシリーズ第1作。

    0
    投稿日: 2015.12.12
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    信頼されている自分を誇りに思え、信頼されているということは愛されているということだ ってことを書いてある部分があって、とてもささった。

    0
    投稿日: 2015.08.17
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    朱川作品二作目でした。私は平成生まれでこの昭和三十年代のことは実際に体験したことがあるはずない。それなのにこの懐かしさは何なのだろうと『かたみ歌』に引き続き思いました。 清廉潔白で心優しい鈴音と少しおてんばだけどまた心優しいわっこちゃん。怖い見た目とは裏腹に百合丸なんていう可愛い名前の神楽さん。とにかく自由奔放で強い茜ちゃん。ひとりひとりのキャラクターがとても愛おしかった。 ものごとにはいろんな背景があって、自分から見える側面だけが真実ではない。普通の人は自分の側面からしか見えなくて、真実はあやふやになる。それを飛び越える力を持った鈴音。でも、見えることは本当に幸せなことなのか。すごく考えさせられた。色んな側面があって見方が違えば、色んな形がある。本当におばけ煙突そのものだなと感じた。 残酷な事件も扱っているのに読んだ後、暖かくなるのはなぜなのだろう。こんなあたたかい心を持ちたい。礼儀とかも大切にしたい。この時代と今の時代をああ昔はよかったなんて言葉では片付けたくないし、片付けられない。けど、どうしても羨ましく感じてしまう。

    0
    投稿日: 2014.11.29
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    和歌子ちゃんが語りながら話が進んでいっていた。不思議な能力をもっているお姉さまとのお話。お姉さんが最期まで心が美しくてよかった。いろんな事件や人を見ていたのにいつまでも心が美しいのはすごいな。流星のまたたきが好きだった。笹森さんの最後のトリックが素敵だ!神楽さんもいいキャラだー!

    0
    投稿日: 2014.10.19
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    一気にわくらばファンになりました。貧しくとも健気に生きていた時代は素晴らしいですね。お菓子のきれいな個包装をとっておく…なんて子どもたちの文化を知りませんでした。今の子どもたちは、平然と300円のハーゲンダッツを買っています。アイスにそんな大金を変えられる金銭感覚が怖いです。最安値30円でありながら、忘れられないホームランバーの美味しさこそが子どもの感性を育むと信じてます。

    0
    投稿日: 2014.10.10
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    朱川作品は「かたみ歌」以来、2作目。 昭和初期のなんともノスタルジックで不思議なお話に 心がザワザワしたのですが、今回も背景は昭和初期。 いわゆる戦後の貧しくとも活力に溢れていた時代。 特殊なところといえば、語り手である和歌子の 病弱で美しい姉が、人や物の記憶を読み取る事が出来るという 不思議な能力を持っていること。 しかし、その力を使う事は激しく体に負担をかけることになる。 優しくて大好きな姉の為、マネージャー的に姉を支える妹? 楽しくて悲しくてやるせない色々な思い出をまとめた回想録。

    1
    投稿日: 2014.05.03
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    昭和の純情。 いわゆる”超能力者”の女の子が主人公。いろいろなものが”見えて”しまって、で、とても賢いんだけど、でも自分は「怖いものは全然ダメ」っていう心優しい子。 この主人公は夭逝してしまうらしいけど、こういうヒトって、いつまで経っても、少女のままなんだろうな…とか、ロマンチックるワタシなのでした。。。^^ 「Always 三丁目の夕陽」の映画が好きなひとなら、きっと好きだよね。同じ頃に書かれた、同じ時代を背景にした連作短編。やっぱり自分は昭和の生まれなんだなーとか、思うです。 丁寧な本です。 私、好きです。

    0
    投稿日: 2014.04.13
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    初の朱川作品でした。昭和30年台を舞台にしたノスタルジックな雰囲気が漂うちょっと不思議な物語。人や物の記憶を視ることができた姉のことを妹が回想する連作短編。切なく優しい語り口に好感触。みんな優しい人ばかりだなぁ。神楽さんが好き。

    0
    投稿日: 2014.03.31
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    ある特殊能力を持った主人公の姉が様々な事件に遭遇し、解決していきます。 昭和のノスタルジックな風景と優しい語り口がとても心地良いです。 事件は重いものばかりですが、どこかに愛を感じさせる素敵なエピソードばかりです。特に【いつか夕陽の中で】の、母親が河原で茜たちを巴投げしながら世の中の善悪を説くシーンにジーンと来ました。 ベストは【流星のまたたき】。切ないエピソードに意外性が加味されているので一番好きです。

    1
    投稿日: 2014.03.18
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    小笠原さんからお借りしたもの。 戦後の東京下町に母と姉と共に暮らしていた子供時代を妹の視点で語ったホラーミステリー? 日本人離れした美しいお姉さんの秘密があった。それは人から無機物まであらゆるものの記憶、過去の風景を見ることができる、いわゆる千里眼の能力。 その能力を妹が憧れの交番のお兄さん・秦野さんに話したことをきっかけに、本庁の刑事・神楽さんの耳に入り、迷宮入りしかける事件の捜査を手助けすることになる。 ・エノさん ・でもめちゃくちゃ繊細で、能力を使った後は体力的にも精神的にもやられてしまい倒れてしまう程 ・エノさん…

    0
    投稿日: 2014.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ノスタルジーには希望だけでなく悲劇前の哀しげな追憶も含むことがあって、最近の昭和ものにはその暗い側がないがしろにされてるよなぁ。 って思ってたんだと、改めて思い出さされた本でした。 主人公と幸薄そうな美人の姉、厳しくとも優しい毅然とした母の家族に、娼婦あがりの茜さんという女性たちが、まだまだ戦争の傷跡が残る昭和の日本で生きていく姿は読んでいて心に沁みる、ミステリー要素や姉の能力がまた絶妙に効いた小道具で飽きさせない 父親の謎、予想される悲劇(なんだろうなぁ)と続編にも期待できる。 ただ、やっぱり、それでも楽しい話が好きなんだよなぁ俺は…

    1
    投稿日: 2014.01.27
  • 5つの話があります

    5つのお話があります。どのお話も「千里眼で解決!どんなもんだい、気持ちイーー!」とはなりません。少しだけそんな事を期待しながら読んで最初はうん??という気分でした。でも読んでいくうちに周りでかかわるそれぞれの人の人間性が心に響きました。特に主人公姉妹の母さま。(3話目が良い)。しつけが厳しくて姉妹は少しおそれているのですが、今の日本には失われつつある、背筋がシュンと引き締まるような筋の通った美しさを感じました。ちょっと感動。

    0
    投稿日: 2013.12.29
  • 姉妹の母親の言葉がよいです。

    姉妹には、はらはらと心配させられました。 不思議な能力があっても、能力では解決できない出来事ばかりおこります。 うまくいったり、いかなかったり・・・・・・ 貧しくても共に生きるための考え方・生き方を堂々と表現できる時代の物語。 骨太の言葉が、たくさんあります。

    3
    投稿日: 2013.11.07
  • 「三丁目の夕日」的ミステリ

    サイコメトラーの姉とその妹を主人公にしたミステリ連作。舞台は昭和30年代で、お化け煙突、東京タワー、狩野川台風、「太陽がいっぱい」の若きアラン・ドロンなど、当時の事件や風俗が描写され、物語のキーポイントになったりもする。夭折した姉の思い出を、数十年後に妹が語るというスタイルで、懐かしさとともに哀しみが通低音となっている。続編「わくらば追慕抄」と併せてお薦め。

    3
    投稿日: 2013.10.28
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    サイコメトラーのような能力を持った鈴音とその妹である和歌子のお話。 読みやすく、シリーズとなっている。

    0
    投稿日: 2013.10.22
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    朱川湊人さんにハマったきっかけであり、また、私の読書人生(?)を再スタートさせた本です。朱川湊人さんの書く、上品な女性の一人称で語られる話はとても読みやすいです。

    0
    投稿日: 2013.10.17
  • 温かさとせつなさ、両方詰まってる

    お転婆な女の子、和歌子の視点で綴られた物語はとても読みやすく面白いです。 不思議な能力があるのは姉の方という設定も良いと思います。 ですが、そんな能力があるのは決して良いことばかりではなく…登場人物の優しさが心に染み入る一冊です。

    3
    投稿日: 2013.10.05
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    好きです。ごっつ好きです。自分が生まれるより前の世界やのに懐かしいし、ほっとするのは何でやろ?特に好きなのは『いつか夕陽の中で』のラスト、荒川の土手の場面が好き。シリーズ物らしいので早く次を読みたい。

    0
    投稿日: 2013.09.05
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    『人や物の記憶を読み取る能力』を持つ姉さま。 昭和30年代の、そんな姉さまとの日々を妹の和歌子の回想でつづる。 読みやすいし引き付けられる文章っていうのかな…どんどん続きが読みたくなる物語だった。 その時代ならではの事件が起きたり、日常の様子が綴られてていてとても読みごたえがあった。 終戦直後、みんなが必死に生きていた時代。その雰囲気を味わえて良かった。 続編も絶対読む! 「世にも奇妙な物語」で光一さんが出演してた「昨日公園」の作者さん!

    1
    投稿日: 2013.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ワッコちゃんの回想という形で、 不思議な力を持つ姉について語る話。 神楽さんいいキャラだなー 流星塵の話良かったなー 物事には良い面と悪い面がある、ってのを主体にしてるのかな(´ ` )

    0
    投稿日: 2013.07.26
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    人や物から過去を「見る」ことができる姉・鈴音と、その妹・和歌子の物語。 「見え」てしまう鈴音の辛さもそうだが、笹森さんやクラさんのように必死に嘘をつかなければいけなかった側の辛さも伝わってくる。鈴音がこの後どうなってしまうのか続編が気になる。

    0
    投稿日: 2013.06.24
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    ほっこりほんわか、優しい気持ちにさせてくれる小説。 軽いタッチの話なんだけど、 ジーンとくるところがあったりして侮れませぬ。 読後感も爽やかで、こういうの好きだなぁ。

    0
    投稿日: 2013.04.10
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    ノスタルジックなミステリー。 ミステリーなんだけど、人と人が関る中で大切なことを教えてくれるような言葉がたくさん散りばめられている物語。 昭和の下町が舞台だからこそ、今ではなかなか教えられない、伝えれらないことが書けているのかなって気がします。 最近仕事で色々なことを頼まれます。 「なんでオレなんかに??」って思ってしまうくらい大切な仕事。 相手が何を思ってそんなことするのかが理解できずに、とても悩みます。 まだ仕事してもいないのに、そんなことで悩みます。 でも、素直に考えれば良いのだと思いました。 “オレに頼んも大丈夫”と信用してもらえただけのことで、 オレはその信用に足りるように挑戦すれば良いだけのことです。 引用文の 「 自分が信じられていることに、誇りを持ちなさい。信じられたからには、もう自分一人の体ではないのだと思いなさい」 は、そのことに気付かせてくれた大切な言葉になりました。 信じられてたことで、自信をなくすネガティブな心じゃなくて、 信じられたことがさらに自信になるようなポジティブな心でありたいと思います。

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    投稿日: 2012.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    百合丸さん可愛い。名前で呼ぶと照れるとか何その可愛さ。そして子供に弱すぎ。続きもあるようなので百合丸さん見たさに読みたいです。

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    投稿日: 2012.10.20
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    不思議な力を持つ姉と、それを見守る妹のお話。 妹が過去を振りかえる形で物語が進んでいくけれど、 これがすごく面白い。 上品で、繊細な文章と素直な表現。 まるで流れるようにすっと入ってくる。 浅野いにおさんの挿絵通りの登場人物が頭の中で動き回って、 まるで一つの映画を観てるような気持ちになれた。 「全ての物事は二面性をもつ」 この言葉の重さを改めて考えさせられます。 きっと温かくて、優しい気持ちになれます。

    2
    投稿日: 2012.08.29
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    何とも言えない読後感。 言葉がとてもキレイで、この姉妹の世界に引き込まれた。 人を愛し、信じる、大切だなぁと改めて。

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    投稿日: 2012.07.23
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    終わりがあるからこそ、悲しみと愛しさを感じます。 流星のまたたきがとても素晴らしく。 人の想いのうつくしさに心打たれます。

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    投稿日: 2012.07.08
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    見覚えのある挿絵に反応。浅野いにお氏やん。 丁寧な口調で語られるノスタルジックな物語。 どこか哀しいんやけど、力強い姉さまの思い出。

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    投稿日: 2012.06.28
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    文庫の表紙でキャラクターのイメージが固まってしまった。 静かに満足できた一冊。 色んな事件が起こりますが登場する姉妹のささやかな日常に共感。

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    投稿日: 2012.06.10
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    借用して読了。設定は悪くないと思うのだけど、この語り口は少し苦手かもしれない。姉が(すでになくなっているからなおなのかもしれないが)あまりにも完璧すぎる・・・?

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    投稿日: 2012.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前に読んだ『あした咲く蕾』は まさにわたしが育って来た時代でしたが この本はちょっと前の昭和・戦争が終わって少し落ち着いた?時代 知らないといえども、なんだか懐かしく 事件が起きたり、人や物の記憶が見えるという不思議な話ながらも ずっとふんわりとやさしい雰囲気の中、物語は進んでいきます 実は角川文庫で、他の本を探していた時に偶然見つけました シリーズもので、続編も手に入れています 朱川さん、ちょっと嵌りそうな作家さんです

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    投稿日: 2012.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「花まんま」につぐ2作品目の朱川作品完読。 超能力を持った薄命の姉の妹の目からみた姉、家族や周りの人たちとの関わりを描いた作品。東京オリンピック前の昭和の時代、打算なき人たちのほのぼのした時代が懐かしくもあり、平成の世知辛い現代そうだったんだという気持ちもあっり読了感はすがすがしかった。

    0
    投稿日: 2012.05.03
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    戦後の日本、 高度経済成長の陰に確かにあったたくさんの悲哀が ちょっと変わった生い立ちの姉妹をとりまく静かな日常と 不思議な力が引き寄せるいくつかの事件の顛末で語られています。 派手ではないけど、独特の雰囲気を持つ物語で ぐっと入り込んで読みました。 その時代の東京が持つさみしさの中にも 暖かさを感じられる、そしてノスタルジー。 続編もあるとのこと。 読もう。

    0
    投稿日: 2012.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一昨日読了。 解説で東雅夫氏が映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(山崎貴監督)について触れられているが、現在も映画3が公開中ということで、読んでいる際も想起された。 本作は映画と同時代、昭和三十年代が舞台である。本作にも、東京タワー建設途中の姿が描かれている。 しかし、映画があの時代を陽として描いているとしたら、本作は時代の哀の部分が強く描かれているように思う。戦争の爪痕もまだまだ残っている、それに負けないような明るさ、力強さもある。激動の時代に生きる人々、どちらも確かにあの時代を表しているのだろう。 平成も二十四年、バブル期を描く作品も作られるようになり、昭和という時代が回顧される時代になってきた。 平成の世の現在に生きる妹が、不思議な力を持つ姉の話を回想するという形式で物語は進む。 以下の五話が収録されている。 追憶の虹 姉の力と始まりの事件。力はあるけれども、それに見合うだけの精神も持っている人間と言うのは稀なのかもしれない。 解説にある通り、この話の結末と第四話に描かれるある場面の思想の飛躍は絶妙である。 夏空への梯子 今でもまだ、考えられる事件の原因ではないだろうか。こういったものは、根深く蔓延っている。主人公のように、ふとした会話で意識せずに出てくる言葉が本当の思いを表していることもある。 そういった自分を嫌悪した妹と、怒るではなく哀しむ姉が姉妹の性格を表している。 この話あたりから神楽さんの優しさも垣間見える。 いつか夕陽の中で もう一人の姉のような存在の話。信じる人間がいれば、そしてその人物を信じることができれば、過去は清算できるのか。最後の場面の母にカンパイである。 流星のまたたき 戦争の残したもの。手品と流星の思い出が、姉にとってあたたかいものであるといい。 春の悪魔 姉妹の母親は優しく逞しい方だ。最後の母のセリフに思う。春風に潜む悪魔に唆されぬように気をつけねば。 回想録として語られているので、作中意味深な今後についての発言が間々見られた。 シリーズ二作目ももう書かれているので、また読んでみたいと思う。彼女たちがどう生きたのか。

    0
    投稿日: 2012.01.30
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    本当のことを知ることの怖さ。 でも、その怖さはすべて人間が生み出すもの。 怖さもあるけれど、優しさもいっぱい描かれるのが朱川さんらしい。 一番怖いのは、どうしても抜け出せない状況にひとりの人間を追い込んでしまう社会の環境。 その環境の犠牲となるのが犯罪者。 そういう犯罪者を生み出すような環境をなくすことができればいいけど。

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    投稿日: 2012.01.07
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    タイトルと表紙絵に惹かれて何度も逡巡した挙句に購入。サイコメトラーというのかな?人やモノの過去の記憶を見ることのできる姉との想い出を、妹が振り返る追憶。昭和30年代という時代設定がどこかノスタルジーを醸し出す。身体が弱く純真な少女・鈴音というキャラクターを通じて、超能力を持ったが故の苦しみというのがヒシヒシと伝わってくる。怖い思い・辛い事件を体験しながらも、優しさや人を信じる心を忘れずにあろうとする姉妹には心暖まる。それでいて、追憶故に姉との想い出にも終わりがあるとわかっているのが少し切ない。

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    投稿日: 2011.12.24
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    浅野いにおの可愛い表紙で前々から狙っていた本。 朱川…誰だぁ?なんて思っていたけど何気に直木賞受賞の作家さん。 昭和のレトロな雰囲気と丁寧な文章の優しい小説。 笹森さんの回は結構瞼にグッとくるものが…とこの辺りでだんまり村の内緒ちゃんで!

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    投稿日: 2011.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2011 11/20読了。紀伊國屋書店札幌本店で購入。 以前、この作者さんを友達が好きだ、と言っているのを覚えていたので興味を持っていた本。 なにか読むものがないかと探していたところで見かけたので購入。 ものや人の過去が見えてしまう特殊な力を持った姉と、頻繁に事件を持ち込む妹が、巻き込まれたり関わった事件を解決したり、しなかったりする話。 でてくる警察の人たちもいい味をしている。 端々に姉の生涯が悲劇的であることが漂わされているのが気にかかるけれど、たぶん最近文庫化された続編も読む。

    0
    投稿日: 2011.11.20
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    姉さまが亡くなって、もう30年以上が過ぎました。お転婆な子供だった私は、お化け煙突の見える下町で、母さま、姉さまと3人でつつましく暮らしていました。姉さまは病弱でしたが、本当に美しい人でした。そして、不思議な能力をもっていました。人や物がもつ「記憶」を読み取ることができたのです。その力は、難しい事件を解決したこともありましたが…。今は遠い昭和30年代を舞台に、人の優しさが胸を打つシリーズ第1作。

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    投稿日: 2011.11.07
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    非常に面白かった。人の過去に見た情景を「見る」ことができる姉と妹の話。筒井康隆の七瀬シリーズにも通じる物がありますが、加納朋子さんのななつのこの様な暖かさがあります。シリーズがあるそうなので是非読みたい。

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    投稿日: 2011.10.30
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    昭和の雰囲気漂う回想録。短編連作。悲しい事件が多いけど、しみじみとよいなぁと感じるのは登場人物の魅力か語り口か。そして、礼儀って大事だなと思った。シリーズ物、続きが早く読みたい。

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    投稿日: 2011.10.23
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    昨今のラノベだかなんだかようわからん文庫や文芸書の表紙を飾る絵の氾濫、某イラストレータが表紙をかざった本が売れたら他の全く関係ない本も同じイラストレータになるという自体に個人的には「やれやれ」と思っている人なのです。が…ついに買ってしまいました!!だって浅野いにおだし…まぁいいかなぁと自分に言い訳。 いやーしかし内容よかったです。読まず嫌いしていたからなぁ…この作家さん。ちょっと前に読んだ日常ミステリ?が自分には合わなかったので、これくらい人間の苦さとかひどさとか書いている方が自分には合う感じです。主人公である妹の目線がまたいい!!大人になって振り返りしているからかなぁ。さて、誰に語っているのでしょうか?オチは最初は分かっているからどういう風に着地するか気になります…。

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    投稿日: 2011.10.19
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    サイコメトリック的能力を持ったお姉ちゃんと、その妹のレトロで温かい物語。たびたび事件に巻き込まれるミステリー的なとこもあり、飽きない。少女の一人称とですます調が読む人を選ぶかも。 百合丸さんが最高にかわいい。

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    投稿日: 2011.10.07
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    「わくらば追慕抄」が文庫化されていたので、その前作となる「わくらば日記」を購入しました。 和歌子とその姉の鈴音(りんね)。 鈴音は不思議な能力を持っています。 5つのお話が掲載されているんですが、どれもすごく良かったです。 この姉妹のほかにもいろんなキャラクターが登場しますが どの人物も個性があって魅力的なんですよ。 読み終わったので、続けて「わくらば追慕抄」を読み始めようと思ってます!

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    投稿日: 2011.09.25
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    「そうです――人生というものは、時には底が浅く、他愛ないものに思えることもあります。けれど、それを面白くもつまらなくもするのは、人間の心ひとつなのでした。」 夢中になりすぎて、地下鉄降りるの忘れてしまったぐらい。 気付いたら、この世界にハマっていた。 ノスタルジックで、どこかセピア色の世界観は、 朱川さん独特のもので今まで読んだ他作品と変わりはなく感じる。 それでも、姉と妹の優しいやり取りだとか、 はっとしてしまうような、人の心の動きの機微を繊細に捉えている物語だなぁ、と心から思ったのだ。 この時代のことなんて、ほんとに何も知らないのだけれど、 それでも、自分が見てきたかのように展開するので、すごいなぁ。と。 そして、気付くと、私も妹の目線になって 姉の動きを、他の人たちの動きを一緒に一生懸命追っていた。 とても、いいお話でした。 早速、続編も読まなくてはならぬ!!! 【8/10読了・初読・私の本☆】

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    投稿日: 2011.09.17
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    最近お気に入りの朱川さん。 あまり本を出していないのが残念なのですが… 今回の小説は主人公の姉が不思議な力を使って事件を解決していくというもの。短編だが一つ一つの物語がとてもせつない。 時代背景がまたも昭和。そのせいか朱川さんの作品のイメージカラーがオレンジ…三丁目の夕日の影響でしょうか?? それにしてもこの人の作品はどうしてこうも柔らかく感じるのかな。 語り口調で進めていくスタイルも作品にあっていてとても好き。 続編はあるのかな?気になります… どんなに悪いことをする人間も、結局は自分と同じ人間だって信じたい …そうでなければ、お巡りさんという仕事は辛いばかりでしょう

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    投稿日: 2011.09.15
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    超能力を持った少女が事件を解決する、という内容だけ聞くと派手な展開やミステリー的なものを想像してしまいましたが、そういった派手さとはまた違う超能力を通していろいろな人たちの心情に触れていくお話でした。 超能力をもった少女の妹の語り口がとても丁寧。少し重たい話や切ない話も含みつつも、それを中和してくれる登場人物たちや各短編の物語の根底にある優しさがとても印象的。各キャラもそれぞれ個性的で好感のもてる登場人物たちでした。 印象的なのは『流星のまたたき』登場人物全員がそれぞれの味を持ちつつもやっぱり優しくそして切ないお話です。

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    投稿日: 2011.09.10
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    <poka> 昭和レトロな、朱川さんらしいちょっと恐いお話。 続編にも期待。 <だいこんまる> そんなに恐くなかったよ。続編が楽しみぃ。

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    投稿日: 2011.09.03
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    不思議な力を持った姉さまとワッコのお話。 ワッコの語り口が読みやすくてすいすい読めます。 姉さまはとても素敵な女性。 ワッコもいい子で、そこに秦野さんや神楽さん、茜ちゃんが関わってきて凄く面白かったです。 昭和の下町の楽しそうな生活も素敵。 でも、描かれる事件はつらいものばかりですが、物事を一面からだけ見てはいけない、というのがなんだかひしひしと。 常から思ってはいるのですが。 笹森さんのお話は切ないです・・・。

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    投稿日: 2011.08.29
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    個人的には章ごとの締めが少しインパクト小のように想いますが、 人のみにくさや間違いやまたやさしさを教える良い作品だとおもいます。

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    投稿日: 2011.08.23
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    なぜ超能力を持つ少女の話は、哀しいものばかりなのだろう。七瀬然り、クロスファイア然り。本作も人間の「どうしようもない」感情が、悲しい事件を引き起こす。そして主人公の姉妹は、人を信じることで数々の事件を解決していくのだが、やはり真実は哀しい。 姉さまの初恋話「流星のまたたき」は、とても美しい話だが、やはり哀しい。

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    投稿日: 2011.07.26
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    中短編5作。 黄昏色の風景に、哀愁を感じるなあ。 続編もあるようだが、この先を考えると自分はこれで仕舞いにしてもいい。

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    投稿日: 2011.07.05
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    切ないです。きりきりと胸が痛むような。でも優しいお話でした。他人やモノの記憶を「見る」ことができる姉とその妹。見える便利さと見えてしまうがゆえの哀しみ。その間の葛藤が良かったです。読み手に語りかけるような独白体の描写も感情移入しやすかったですね。また、高度経済成長期の日本が良い味を出してます。懐かしいというか、ただそれだけで切ないです(体験したことはないけど 笑)あと浅野にいお氏のイラストも素敵でした。

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    投稿日: 2011.07.01
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    根本は、人を信じることや人の暖かさがテーマ、なのかな? と私は感じました。 二人の姉妹の、非日常的な日常を切り取った作品。 文体で最初読むのが止まってしまったのですが、 2章目からはサクサク読めました。 母さまの優しさ、厳しさに憧れます。 母さまあっての姉妹だなぁ、と。 切ない部分もあるし、残酷な部分もあるのですが、 根本に人としての「愛」があるのかなーと思います。 根っからの悪い人はいない、何かの理由があって起きている。 悪いことはしてはいけないのは当然だけど、 信じることが大切なんだ、と感じました。 断片的なストーリーなので、結末!というようなのは無いのですが それはそれで、イメージを掻き立てられるのかな、と。 夏の暑い日、お休みの日に、 涼みながらゆっくり読みたい本だな、と思いました。 (2011.1 の感想)

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    投稿日: 2011.06.19
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    表紙とあらすじを見て予想した内容とまったく違って、 暗かった。 続編があるのか。 昭和時代の暮らしに興味をもつ本。

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    投稿日: 2011.06.06
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    姉さまは普通人には見えないものが見えた。 でも体の弱い姉さまには、その力を使うことは大変な事だった。 何度か警察のお手伝いで凄惨な犯行現場を見なければならなかった。 いつもそばにそんな姉を気遣う妹がいた。 きれいな日本語で妹の和歌子が物語る。

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    投稿日: 2011.02.14
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    人や物の記憶を「見る」ことができる姉への思い出語りをする妹。子供時代だからしょうがないのかもしれませんけど、「いらんことしい」です。妹さん。あんたが余計なことを(ry 短編集なのでサクサクと読めますが、若干ボリューム不足な感じも。ラノベほど軽くはないですが・・というくらい。 続編・・・があるんでしょうね。この感じからして。いろいろ思わせぶりな伏線が放りっぱなしだからなあ。。はじめからシリーズを意識してあるあたりがラノベ風味でちょっとなあ・・・・

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    投稿日: 2010.11.29
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    『人や物が見たもの』を見る事ができる姉と、その妹の物語。純粋でおとなしいお姉さんと、活発な妹の会話や考え方の違いがおもしろかった。ちょっと切なかったりするけど(T_T)

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    投稿日: 2010.10.29
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    朱川さん、相変わらずの昭和ノスタルジー。 個人的には「花まんま」などの方が好き。 なぜ「わくらば」なのかわからず。

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    投稿日: 2010.10.22
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    登場人物が良い。 母さまが一番のお気に入り。私にも巴投げを、是非! エピソードとしては、この文庫収録作では後半のものが好き。 姉さまの年賀状のとこは切なかった。 気付いているような気もするけど、やっぱり 主人公と同じく気付いていないで欲しいな、と思った。

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    投稿日: 2010.10.22
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    優しい、温かい連作短編。”事件”が起き、超能力を使って解決したりするが、ミステリーに分類するのは無理がある。そこには、この作品の主眼もないし、そこにリーダビリティも求めてない。とにかく、優しさと温かさ、切なさと郷愁などなどが詰まりに詰まった良作。

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    投稿日: 2010.10.09
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     私の育った時代よりちょっと前。昭和という時代を決して古臭くなく表現している。文章がとても丁寧に綴られていると感じた。サイキックミステリー、でも、もしかしたら本当にあるのかも...と思えるくらいストーリーに引き込まれてしまう作者の技量があっぱれな作品。  続編が出版されるならぜひ読みたいと思う。

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    投稿日: 2010.10.02
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    続きが気になるっ! すごく私好みの本でした。 丁寧な言葉で綴られる不思議な物語。どの話も面白かった。 特に、姉さまの恋の話が好きでした。 ほんわか可愛かったり、ちょっと真剣な問題を扱ってみたりと久しぶりにすごく素敵な本に出会いました。

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    投稿日: 2010.09.28
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    おもしろかった。人や物の過去が見える姉、姉を慕ってる妹、過去にいろいろあった茜ちゃん、実はやさしい神楽刑事、交番勤務のダメな・・・(笑)それぞれのキャラが立ってる。昭和30年代のことは知らないのにその時代の良さを感じることが出来た気がする。続編も読みたい。

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    投稿日: 2010.09.17
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    直木賞作家、朱川湊人の連作短編の文庫版。 本書は、「追憶の虹」、「夏空の梯子」、「いつか夕陽の中で」、「流星のまたたき」、「春の悪魔」の五編からなる。初出は角川の「野生時代」であり、2004~2005年にかけて連載された。書末の解説によると、同時期に、「オール讀物」であの直木賞受賞作である『花まんま』所収の短編が連載されていたそうだ。 主な登場人物は、人や物の過去の記憶が見えてしまう病弱な姉の鈴音と、おてんばな妹の和歌子。この二人を中心として物語は展開する。時代設定は1950~1960年代の高度経済成長期前後で、場所はいわゆる東京の下町か。私は読みながら、松本清張の『点と線』や『ゼロの焦点』、あるいは、漫画『こち亀』の幼少時代のエピソードや映画『ALLWAYS 三丁目の夕日』で描かれる時代の雰囲気をふと思いだした。 物語の叙述は、後年の年老いた妹が過去を回想しながら語る形になっていて、しかも姉の鈴音が後に27歳で亡くなることが、はじめから堂々と明かされているため、全体的に郷愁の雰囲気が漂う。解説では、この様子を指して“ノスタルジック・ホラー”と称していた。なるほど。 おおよその内容は、様々な難しい事件や事故の真相を姉の力を通して解決していくというもので、姉はその力のためにいろいろな不幸、社会の歪み、人の残忍さを目の当たりにしてしまう。そのために、妹とともに世をはかなむシーンが多い。そのいずれもが、この現代の世の中に対するメッセージ性があるように思う。 最後に、本書の『わくらば日記』というタイトル。「わくらば」には“病におかされた葉”を意味する「病葉」と、“木の若葉”という意味の「嫩葉」が掛けられていて、それぞれが病弱な姉と、快活な妹に対応するのだと解説で触れられている。わたしはここに、“偶然”をあらわす「邂逅」も意味されているのではないかと感じる。様々な事件や、多くの人々との、数々の偶然の出会いの中で、二人の「わくらば」が手に手をとりあって奮闘する姿がとても愛らしい。 文庫化はまだだが、この続編として『わくらば追慕抄』が刊行されている。中高生に読ませたいシリーズだと思う。ポップな装丁もなかなか素敵。「ジャケ買い」しても損はない(はず)。

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    投稿日: 2010.09.14
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    「残留思念」を見る事が出来る「姉さま」と、おてんばなワッコが遭遇した事件の数々。昭和30年代の日本を舞台にしたサイキックミステリー。

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    投稿日: 2010.08.26
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    これいいね。 郷愁?時代設定もやや昔なのでほんわかした空気が流れている。 そんでひとつひとつのエピソードも切なくてよい。 続きがあるような終わり方だったので、続編も期待したい。

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    投稿日: 2010.05.10
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    私の姉さまには不思議な力がありました。 その力は、ある時は人を救いもしましたが、姉さまの命を縮めてしまったのやもしれません……。 少女の不思議な力が浮かび上がらせる人間模様を、やるせなく描く昭和事件簿。 良いなー好きだなー。 どうも自分にはこの人の小説が凄く合っているようだ。 続編が一年ぐらい前に出版されたようだけど、文庫化されるのはいつになることやら・・・。 文庫本が好きなんだけど、いっそ単行本を買ってしまおうかな。 4月23日 読了

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    投稿日: 2010.04.23
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    「人と人の出会いは、あの流星のまたたきに似ています」 短編連作 戦後の人々が一番活気があった時代の物語です 5作の中では「流星のまたたき」が一番好きです ほほえましさとラストのせつなさがとても優しいのです また「いつか夕陽の中で」の心の鏡の話は身につまされます 内容としては、決して心温まる話ばかりではないのですが… むしろ悲しみの話、やりきれない話なのですが 上品な老婦人の語り口と ユーモアがうまく混ざった読みやすい一冊です

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    投稿日: 2010.04.06
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    姉さまが亡くなって、もう30年以上が過ぎました。お転婆な子供だった私は、お化け煙突の見える下町で、母さま、姉さまと3人でつつましく暮らしていました。姉さまは病弱でしたが、本当に美しい人でした。そして、不思議な能力をもっていました。人や物がもつ「記憶」を読み取ることができたのです。その力は、難しい事件を解決したこともありましたが…。今は遠い昭和30年代を舞台に、人の優しさが胸を打つシリーズ第1作。 《ブックデータベース より》 《2010年2月25日 読了》

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    投稿日: 2010.02.25
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    ひさびさに当たりだ!と思った本。 仰々しく飾ったり、趣味趣向の爆発した本たちの中で、 この話がどれだけきらきらしていたことか。 小説というのは虚構で 虚構のもと許されたトンデモナイキャラクターに ただただ圧倒されながら読むことが多い でもそれだけじゃものたりない 虚構の中にも本当を探すなら、 こういう本がいいなぁと思うのです。

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    投稿日: 2010.02.11
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    読んでいて ふわりと昭和の香りが漂ってきそうな感じ それと 夕焼けの似合う雰囲気の文章 モノクロTV 足踏み式のミシン 卵焼きがご馳走だったあの頃 自分の年齢からでは 想像するしか出来ないことだけど 何だかすごく素敵なイメージ だけど さらりと読めすぎた感があった あたしの琴線に触れるには もうひとつ

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    投稿日: 2009.12.14
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    2009.8 start きっかけ:表紙買い。タイトル買い。 読んではみたが、一人称のちょっと気取った主人公の語り口調についていけず、挫折。あたためておくことにする。 しかし、一人称は辛い。

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    投稿日: 2009.10.18
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    図書館。 読んだのはハードカバーだけど、この表紙もいいな。 昭和30年代の下町に住む姉妹の物語。 不思議な力を持つ姉と、それを支える妹がいいな。 それはまた別の機会に、とあるけど、シリーズではないよなぁ。 良い1冊でした。

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    投稿日: 2009.09.05
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    28才という若さで亡くなった美しい姉には人の過去を見る事のできる力があった・・ 今はもう老齢の域に入った妹のワッコが不思議な力を持つ美しく繊細な姉さまと過ごした昭和三十年代を回想する形式で語られてゆきます。幼いワッコの初恋から姉さまの力が警察の知る所となり二人は事件に巻き込まれてゆきます。 人を信じようとする優しい姉さまや 強面だけど正義感に溢れ心の温かい刑事さんや、ちょっと天然なおまわりさん・・と魅力的な登場人物が繰り広げるお話は読んでいると優しい気持ちにさせてくれます・・・が姉さまは28才で亡くなっている・・・その事実が何とも鼻の奥をツンツンと刺激して涙が出てくるであります。

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    投稿日: 2009.07.30
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    なんかねえ、 ものっすごい温かかった。 後書きに書いてあったけど、 不思議な力をメインにして 使わないからすごくいい。 やさしい、 姉妹の日常に不思議が 入り込んでしまう形だから ふたりはずっといい。 年賀状は泣いた。 久々に電車で泣いた。 続編、文庫化したら絶対買う。 花まんまも早く買って読む。

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    投稿日: 2009.04.17
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    お得意のノスタルジック・ソフト・ホラーですが。。。。 ミステリー仕立てにしたために、何だか作為的と言うか、いかにも作られた物語になってしまった気がします。不思議な能力を持つ姉が、美しく病気がちで、それを支える妹が元気で活発なのもありがちな設定ですし、人物で言えば意外性を持った神楽刑事と母親が面白かったくらいです。 一般的には高評価の作品ですが、アンチ・ミステリーの傾向を持つ私には合いませんでした。

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    投稿日: 2009.03.31