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沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一
沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一
夢枕獏/徳間書店
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総合評価

23件)
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8
5
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    夢枕獏さん 陰陽師シリーズを狂ったように読んでたのは中学生の時だったかな。笑 少しの懐かしさを感じながら新たな舞台を楽しんで読みました。 1巻で一旦完結するのかと思いきや全然取っ掛かりの物語でしたね。 これからどう展開していくのか楽しみです。

    0
    投稿日: 2024.07.15
  • 語学堪能、文才抜群のスーパーお坊さん空海

    映画がそこそこ面白かったのでついでに原作も。 刑事ドラマの相棒みたいだな。 杉下右京なみの天才的頭脳を持つ空海が、そこそこ優秀な橘逸勢を相棒に従えて、様々な不思議な出来事を解決していく。 映画と違って白居易はまだチラッとしか出てこないけど、これから絡んでくるのだろうか? 空海が意外と堅物でないキャラで親しみやすい。 平気で妓楼とか行っちゃうし、密教を学びに来たのに全然修行しないし。 二人の会話を中心にテンポよく話が進んでいく軽い感じの隙間に重たくガチな漢詩や古文が挿入され、そのギャップに翻弄される第一巻。

    0
    投稿日: 2018.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

     空海関連3冊目?高村薫『空海』が空海自身というより、真言密教の歴史と変遷、現代における空海や密教の存在価値を語ったノンフィクションで非常に重かったので、少し軽めと思って読んでみたが、お手軽過ぎた。マンガだ!  人気作家の筆による小説なので非常に読みやすくエンターテイメントとしては優れていて、いい時間つぶしにはなる。読書の楽しみのいくつかは満たしてくれることは間違いない。中学生で読んだなら「空海、すげー! かっちょええー!」と寝る間を惜しんで読んだだろうな。  北方謙三の『三国志』も吉川英治版を過激にデフォルメし、伝説のような甘い味付けの箇所を排除したハードボイルドタッチでワクワクして読んだ。続く『水滸伝』シリーズになってくると、だんだんそれが大仰になり、「あれ?これって『北斗の拳』を文章で読んでるようなもんか?」という感じになったもの。 なんとなく、この『空海』もそのニオイがする。  確かに、遣唐使で唐の国渡った間の記録がまったく残ってないという史実に基づいて、大陸に渡ってから書き始めるのは面白い。同じ空想の物語としても日本国内で数々の弘法大師伝説を物語化するよりはスケール感があって楽しい。  三筆と並び称された橘逸勢が、なるほど年代もほとんど一緒でいいコンビとなるわけだ、というのも本書を読んで初めて気づく(空海774-835年 逸勢782-842年)。二人の性格付け、人物造形も物語の主要登場人物として申し分なく筆者の手練れぶりがいかんなく発揮されている。  が、唐の国に渡り長安にたどり着き、大事件の端緒となるエピソードとして柄杓の精霊や妓楼での餓蟲(邪気のようなもの)退治などの話が出てくるあたりで「あぁ、これって『陰陽師』」!?となる(きっと、誰もが気付くだろうな)。もうそうなると橘逸勢が伊藤英明にしか見えなくなってきた(笑)  非常にテンポよく読める。その他の登場人物も魅力的で、伏線のはり方、物語の組み立てに破綻はない。単行本を手に取ったときは500ページほどのボリュームに一瞬ひるんでしまうが、会話を多用した文章は思いのほかサクサク読めてしまう(句点ごとの改行でもあり)。巻ノ一で実質ボリュームは通常の小説の文庫本200ページ分くらいか?  この巻ノ一も物語の端緒に過ぎず、面白そうな出だしであり、勢いを駆ってそのまま読み進めようかとも思うのだが悩むところだ。恐らく、このまま読み進めば、それなりの時間つぶし、文字を読む快感、一定量のカタルシスと満足感は得られるだろうと予想する。でも、それって文章で『北斗の拳』を読み切った―! やったね、鬼退治完了!ってくらいのもんだろうな、というのも想像できてしまう。  巻ノ二以降は、悩ましいところだ。巻ノ四まであるし。。 (追記) なんだかんだで巻ノ四まで読了。冗長な巻ノ二の後半から巻ノ四の序盤部分はできればカイツマンデ欲しかった。表題の通り、鬼との宴がクライマックスではある。死者と生あるものが一堂に会し舞を舞う、これはお能の話?(能の形が完成するんはこの時代よりもっと後だけど)。 僧(ワキ)=空海がいて、霊(シテ)=玄宗、楊貴妃の時代の人物がいて、最後に成仏、鎮魂される様は夢幻能の世界だね。 やはりマンガ感は否めなかったが、読後感は悪くない。 著者の自画自賛の”あとがき”は要らないけど。 描き出して(1987年から)本になるまで(2004年)、足掛け18年という年月というのはスゴイ。空海の話として書きはじめ、書いているうちに、安倍仲麻呂や楊貴妃のクダリを思い付き、どんどん話が伸びていったというのも(あとがきより)週刊少年マンガ(ジャンプ的)のようでもあるのだけど(苦笑)。

    1
    投稿日: 2016.12.01
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    若き空海、怪異と出会う 【内容】 唐にやってきた空海は相棒の儒学者逸勢とともに不思議な事件に対することとなった。 【感想】 そこそこ分厚い一冊でまだ最初の事件はとっかかり部分かなあ。なかなかたいへんですが読むのがしんどいというような感じではないのでゆったりゆったりやってくれればいいかなあと思います。(2013年06月15日読了)

    0
    投稿日: 2013.06.15
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    今まで見知ってきた“弘法大師 空海”のイメージが、ガラッッと変わった そげん面白か人やったとか スゴかお人やぁ  と♪

    0
    投稿日: 2012.05.27
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    陰陽師の読者はマンネリ化を感じるかも。 登場人物と場所が変わっただけ? でも、この人の”語り”は何処か心地よく読みやすいのは確か。

    0
    投稿日: 2012.04.21
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    『空海の風景』と『餓狼伝』は我が偏愛の書。司馬遼太郎は終生、格闘小説を書かなかったが、夢枕獏は空海を描いた。司馬遼とはまったく異なった書き手である夢獏が空海という日本史における突然変異とも言える孤高の天才をどう描くが興味を持って読む。空海の前半生を省略して物語はいきなり唐の国にて幕を開ける。スーパーバイオレンス伝奇の巨匠が描いたにも関わらず空海が爽やかな青年なのが少し意外。『風景』の空海はもっといかがわしさに満ちていた。脇役が自己増殖して収拾がつかなくなるのが夢獏。はてさて空海は唐の都でどうなることやら。

    1
    投稿日: 2012.02.09
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    読み始めて思うのは、「唐が舞台の『陰陽師』」。 この本の空海と橘逸勢の関係が、『陰陽師』の安倍晴明と源博雅の関係にそっくりなのである。 しかし、橘逸勢は才能もプライドも人並み以上にある人物なので(ただ、空海が常識を逸した才能を持っているので、彼に比べると逸勢の才能がかすんでしまうのである)、そんな彼が空海に説明を求める際に「俺を騙すなよ」と念を押すのが面白い。 確かに空海の言うことは突飛すぎて(奇抜というわけではなく、物の考え方が「日常」を超越しているのだ)、聞いていると全く違う価値観に戸惑ってしまう。その面食らう感覚を「騙す」という逸勢の気持ちはよくわかる。 この逸勢の人物造詣がよくて、彼が空海と会話することによって、空海の物事のとらえ方を上手く説明しており、物語がテンポよく進んでいく。 1巻の時点では、まだまだ物語は序章というところ。 この二人に楊貴妃はいったいどう絡んでくるのかな?

    0
    投稿日: 2011.11.06
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    空海のキャラクターが飄々としていていい。 でも、空海と橘コンビが陰陽師の2人とキャラ被ってる…。書きやすい組み合わせなんでしょうな。 橘逸勢なんて日本史でちょっと聞いたことがある程度の人物だったけど、この話での橘逸勢は素晴らしいツッコミ要員で好感が持てた。

    0
    投稿日: 2011.06.03
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    く~! おもしろい!! そして、空海かっこいい!!! 瓜の話 柄杓の話 猫の話 どれもかっこいいです! つながっていないようで 話がつながっているんですね。 なるほどねぇ~。と感心。。。 綿畑の話は怖いぞ~。 楊貴妃の話はどうなるんでしょう。 巻ノ二へ続く…

    0
    投稿日: 2011.03.15
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    獏ちゃん先生が書きたかったであろう 空海が唐に渡ったときの話。 獏ワールドが炸裂してます。おもしろい!!

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    投稿日: 2010.11.30
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    空海と橘逸勢は、陰陽師シリーズの清明と博雅みたいな立ち位置。 1巻目は陰陽師でよく見るような展開。 はじめは唐の都会っぷりにはしゃぐ逸勢がかわいい。ほほえましい。 まだ無邪気に空海スゴイスゴイ!ってノリが軽くて、それがまた… とりあえず、多方面で起きる一連の怪事件に共通点があるらしい、ってとこで次巻へ。

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    投稿日: 2010.10.10
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    空海の入唐に呪術的要素を加えて小説化、それは、もともと空海の唐の国での事績に謎が多いから成り立ち、また面白い読み物になるのかも。

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    投稿日: 2010.07.29
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    おもしろかった! 自然の描写がとても好き。色や瑞々しさがせり出てくる感じ。3D映画どころじゃない立体感。

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    投稿日: 2010.06.29
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    カバー絵が好きでジャケ買い。少々陰陽師と空海&橘がかぶるところがありますが・・そこを省けば文句なしの傑作。

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    投稿日: 2010.06.27
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    読み進みながら掻き立てられた想いがあまりに多すぎていまや語る言葉も語る気力もない。何故これだけの傑作がもっとメジャーな評価を受けないのか。

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    投稿日: 2010.05.15
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    空海に惹かれて読み始めた。 いろいろな人が出てくるけど、それぞれの背景がとても面白かった。 空海の名前でなくても良いんじゃないかって気はするけど、 話上、空海って人間ぽいなぁと思った。 あっと言う間に読み切れた。

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    投稿日: 2010.05.10
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    空海というのがどんな人か…なんとなくすごい人でしょ。 そんなイメージしかなかったのが、この本を読んで、空海に対する興味をそそられた。 もともと陰陽師シリーズが好きなのが、なかなか新刊が出ないので、雰囲気が似てるからと代替的に読み始めた、のが始まり。一度に四冊読んでしまった。 陰陽師シリーズもそうだけど、夢枕獏氏の書くこの手の話を読むと、自分の世界が広がる感じがする。 仏教に縁も興味もないけれど、「色即是空」とか、「宇宙」の意味とか、そういうことにいちいち感銘を受ける。 ただ妖と陰陽師、法師との戦い(?)とは思わず、晴明や空海の目を通して見る世界を楽しんでいただきたい。 夢枕獏氏の描写は丁寧で、目の前にその光景が浮かぶ。この本の中では、呪詛に使われる動物たちがとてもおどろおどろしくて…想像力の豊かな方は、夜に読むのは避けることをおすすめする。

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    投稿日: 2010.05.09
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    唐の国に渡った若き日の天才空海と、橘逸勢の冒険物語。 冒険っていうか、楊貴妃と玄宗の秘密に関わる呪い的なものに巻き込まれて、空海が唐のすごい僧などを置き去りにどんどん問題解決に進んで行ってしまうと言う・・・。 空海と橘逸勢の関係が、陰陽師の清明と博雅っぽくって・・・なんかデジャヴ?

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    投稿日: 2010.04.17
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    空海が遣唐使として中国(唐)に留学した時代のお話。妖怪がウジャウジャはびこっていたが、空海はバッサバッサと妖怪退治というか真相解明、若き天才として中国人からも注目されることになる。空海の狙いは密教を盗むことであった。。。 まさに伝奇小説という雰囲気が堪能できる一品。夢枕さんの発想は、いつも凄いなぁ。。。と感心してしまう。 (2010/4/5)

    0
    投稿日: 2010.04.14
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    空海と逸勢この二人のコンビが夢枕獏さんの別シリーズ陰陽師の清明、博雅のコンビを髣髴とさせる。 地の文もあまりなく、会話で主に話が進んでいくのでさくさく読めて読み心地がよい。 私は空海の足跡などを全く知らないので、小説としてどういう風に脚色されているのか、されていないのか分からないのだけど知らないからこそか興味深く読めた。

    0
    投稿日: 2010.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「空海」が主人公のようだけど、結局「楊貴妃とそのまわりの人々」の物語だった。空海は、なんというかオブザーバーであり、サポーターであり・・って感じ? その空海にくっついている逸勢に至っては・・うーん、なんだかな。とにかく、空海&逸勢には、「陰陽師」の晴明&博雅様のような魅力が感じられなかったにゃorz

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    投稿日: 2010.03.19
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    「陰陽師」の夢枕獏が空海を描く。安倍清明が空海に変わっただけという感もしないでもないが、とにかく面白い。 マホメットも出てきたので、期待したが、あまり個性的ではない。次巻に期待しよう。 500頁を超える分量だが、あっという間に読了した。

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    投稿日: 2010.02.09