
総合評価
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私たち双葉郡民を日本国民と思っていますか.法の下に平等ですか.
「私たち双葉郡民を日本国民と思っていますか.法の下に平等ですか.」 本の冒頭にあるこの言葉が,すべてを物語っていると思います. 日本は法治国家で,言論・表現の自由,健康で文化的な生活を営む権利が憲法で保障されています. ですが,いわゆる原子力ムラの中では,そんなものは名ばかりであると考えざるを得ませんでした. 福島第一原発の事故以降,原発は危険なものであるという認識が広く広まったと思います. ただ,原発というものを中心に究極の差別社会が形成されているということは,原発が危険なものだ という認識ほどには広がっていない気がします. 福島第一原発の事故後,事故自体に関する書籍,原発に関する書籍,放射能の危険性に関する書籍など 原発に関連する書籍が多数出版されていますが,この本は原発や放射能に関する記載に加え, 原発を持つという社会の在り方がいかに非人道的かという着眼点があるという点で, 他の書籍と一線を画していると思います. この手の書籍は文章が固く単調でつまらないことがままありますが,この本には当てはまりません. わかりやすく読みやすく,小説を読んでいるかのように頭の中にすいすい文章が入ってきました.
1投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログ原発の語り部・平井憲夫さんの存在を知らずにいました。原発の設計から工事段階での問題を教えられると、一日も早く原発を廃炉にしなければ、と考えさせられました。
0投稿日: 2012.12.01
powered by ブクログ2012/8月 うーん原発管理がここまで杜撰とは。。思うこと2つ ①福島の事故を受けて全国原発の電源確保などしているはずだが、緊急時住民避難誘導訓練などされているのか? これを読む限り地震津波が来なくとも、事故は起こり得るひどい状態にある。もう安全神話は崩れたんだから原発停止と共に緊急時対応もみなおさなければならない。 ②責任問題の追求焦点 「事故対応」としての⒊11以降の官邸、東電の言った言わないのやり合いをしているが、これを読むと問題の本質は「事故対応」ではない。事故が起きた時点でもう出来ることは限られていた。そんなことよりもこれまでの組織がいかに歪んでいて、そのしわ寄せの結果として現場でいかに杜撰な建築、管理がされているのか。直視して、やはり今すぐ原発を停止しなければならない。 設計図上原発は理想かもしれないが人間社会で運用するには無理があり過ぎる
0投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
週刊現代の記者による本である。現場監督とは故平井憲夫さんのこと。高木仁三郎、枡倉隆氏など鬼籍に入られた方々の発言が行動が書かれている。反原発の立場でなくても一読を勧める。反原発の本はマイナーな出版社からでることが多いが、これは講談社。テレビ新聞系の報道は腰砕けだが、世の中の影響力が低いせいか出版社系の報道には読み応えの多いものが多い。この本もさすがは週刊誌記者で内容も盛りだくさん。文章も読みやすい。 原子力安全保安院が安全検査ができる能力がないことも、原発が国民にエネルギーを供給するものではなく、大企業にお金を流す仕組みのためにあることもよくわかる。
1投稿日: 2012.06.26
