Reader Store
わたしたちが孤児だったころ
わたしたちが孤児だったころ
カズオ・イシグロ、入江真佐子/早川書房
作品詳細ページへ戻る

総合評価

129件)
3.8
26
44
34
4
4
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    誰もが抱えるような幼少期の思い出が、後半悪夢のごとき世界に接続される。 わたしたちはずっと孤児のままだ。

    0
    投稿日: 2011.09.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    探偵小説として読むと「えっ?」って感じだと思う。ちょっとミステリー仕立てだけど、ミステリーを期待して読んでも肩透かしを食らうかも。 カズオ・イシグロって色々書くんだなぁ。まだ3作目だけど、どれもジャンル分けできないとこが好き。 ただ、、バンクスはどーなんだ!あんな興奮しやすくて、名探偵になれるとは思えない(笑) 久しぶりに主人公にいらーっとしちゃった。子ども時代のクリストファーは優しいし思慮深いところもあって、可愛い少年なんだけどなぁ。

    0
    投稿日: 2011.08.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    父に薦められて初めてカズオイシグロ氏の本を読みました。今まで日の名残とか映画化された小説を映画で観たことはありましたが本として読んだのは初めてです。 描写がとても丁寧で人物の口調もよく言えば奥ゆかしく、回りくどいな、と。時代背景を考えるとそうだったんだろうか、と思います。回想として語られる昔の記憶の描写。そのシーンを切り取る手腕はすごいな、と思いました。 ただ読み終わってものすごくへこみました。哀しい話だと思います。結局主人公も、ヒロインもアキラも両親もそして叔父さんも。すべてこの世の不条理と戦い、自分の正当性を確固として信じていたのにも関わらずある意味敗北せざるおえない状況に追い込まれてしまう。最後の叔父さんの語りで自分は敗北感に打ちのめされました。哀しい。 ただ登場する女性はもれなく自己をしっかりと持ち、愚痴や自己憐憫、そして置かれた状況を卑下することなく前向きに生き抜こうとする強さがあり救われました。(ただそういわれてみるとお母さんもジェニファーもサラもパートナーと上手くいかなかったですね…) 次は私を離さないでを読もうと思ってます。

    0
    投稿日: 2011.07.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    【粗筋・概要】 ロンドンで著名な探偵であるクリストファー・バンクスが10才のときに行方不明になった両親を見つけ出すために、幼少のころまで過ごした上海の租界(外国人居留地)に戻る。過去の記憶をたどりながら語られる探偵小説(?)。 【感想】 500ページにわたる長編であるにもかかわず、200ページ近くになるまで、物語がどこへ向かっている、すなわち、バンクスが何を語りたいのか判然としなかった。人によっては退屈と感じるかもしれないけれど、私はすんなり読み進んだ。といっても、面白くてのめり込んだというわけではないけれど。 読み飛ばしてしまったのかもしれないが、両親の捜索と世界を破滅から救うことの関連がよくわからなかった。第二次大戦前の人々は、先の大戦のような世界大戦が再び起きたら、世界は破滅すると思っていたかもしれない。それでも、一会社員と反アヘン運動の活動家の失踪が戦争の回避には繋がらないだろう。 退屈ではなかったけれど、面白くもなかった。

    0
    投稿日: 2011.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上海で生まれたイギリス人が本国で成長して探偵になり、上海に戻って両親を捜す小説。 全編が主人公の視点を通じて描かれますが、その記憶と現実の齟齬が通奏低音のようにずっと続きます。といって完全に乖離するわけではなく、最後には幼少期の記憶が目の前の事柄と繋がります。 事件を解決するカタルシスはほとんどなく、あまりハッピーエンドでもありません。活明に描写された不安定な世界とソフトな結末を備えた作品。

    0
    投稿日: 2011.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    半分過ぎるくらいまではいまひとつ流れに乗り切れなかったけれど、後半で一気にひきつけられた。読み終えてから反芻すると、積み重ねられてきた過去の回想が全部ちゃんと必要性が感じられる。さすが、と唸る。 先日NHK教育であった特集番組も見た上で読み終えた。 これは主人公であるクリストファーが、過去を振り返り“孤児だった”自分と世界との折り合いをつける物語、なのかな。と個人的には解釈した。 また時間を置いて再読したい。

    0
    投稿日: 2011.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    探偵モノとして読むと面白くない。ハードボイルドを読みたければチャンドラーを読めばいい。この話は主人公が過ぎ去った「いい時代」を取り戻そうとする話。どんなにがんばっても「いい時代」をとりもどすなんて無謀な努力にしか過ぎず、主人公が滑稽にしか見えない。そこに悲しみを見出せるけど、僕には届かなかった。「日の名残」で経験した「いい時代」への憧憬とは一線を画した内容で、個人的には一段劣ると思う

    0
    投稿日: 2011.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     上海の租界で暮らしていた少年は10歳の時、両親が失踪してイギリスに帰る。  長じて、探偵となった彼は両親の行方を捜すべく、再び上海に戻ってくる。  主人公、クリストファー・バンクスの視点でずっと語られる。  も、カズオ・イシグロ氏の語り手はあてにならないと、他の作品読んで知ってるから、そういう覚悟で読み始めたけどやっぱり、結局のところ真実はどこにあったのか見失ってしまうのである。  「真実はたった一つ」と毎度言ってる探偵もいますが、イシグロ氏はそれは個人の価値観でしかないと、常に示唆してるのかもしれない。ただ、語り手は自分が語っていることが真実であると完全に信じているけど。  信じすぎることで、盲目になる、視野狭窄になること。そしてそのことが、周りに与える影響を、描いているように感じた。  視界が狭いのも独りよがりなのも、子供であるなら許される。そしてそれは世界を揺さぶることはない。が、大人になってしまった主人公は、大人になりきれなかった部分をなんとかするために上海に戻ってこなければならなかった。が、もどって彼が得たものは、別の空虚でしかない。  彼は、空虚の上書きをしただけなのだろう。  ただ、自分が傷つくことなく、そういった代償を周りに振りまいて…。  とはいえ、イシグロ氏のほかの作品に比べると、相当エンターテイメイトしている。  上海時代の幼馴染の日本人の少年とのノスタルジーや、社交界の花形でのちに上海で再会することになる女性や、養育することになった孤児の少女など、次々と現れる個性的な人物が、主人公の冒険に花をそえている。  …「わたしを離さないで」より、こっちの方が映画化に向いてる気がするんだけどね。  

    0
    投稿日: 2011.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    カズオ・イシグロの作品は、毎回「人生とはなにか」ということを深く考えさせられる。人生は、正しいことを常に行っていれば幸せになれるということではないし、幸せになることが人生の目的とも思えない。でも、人生の終わりには平和で幸せと呼べるような気持ちでいたいという考えも間違いではないかもしれない…。 そしてまた、もうひとつイシグロ作品の共通のテーマは「喪失感」といってもいいかもしれない。主人公クリストファーの探偵としての最終的目的と、衝撃的な事実、そして喪失感。そのあたりがこの作品の見どころではないかしらん。養女ジェニファーの存在がこの物語に深みを増していると思います。

    0
    投稿日: 2011.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリーが得意ではない私は、物語半ばで投げ出しそうになったけど、最後の疾走感は味わっておくべきと思われる秀作。読んでよかったと最後に思わせる力がある。 やはり、カズオ イシグロ 読んで間違いがない作家。

    0
    投稿日: 2011.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    随分長くつきあったせいか、喪失感に飽きてしまっているのかもしれません。土屋氏の訳が好みだったので、美しい訳ではあったけれど、引き込まれるものがもう一つ足りなかったように感じます。

    0
    投稿日: 2010.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語のクライマックス前あたりでの人物の行動に違和感を覚えたのは事実だけれど、カズオ・イシグロの描く細やかではかない心情や運命がいたるところで見受けられた。彼の作品を読むといつも、終結した物語に対する感動と人物(登場人物しかり、現実の人々しかり)のことを思い感じる寂しさ双方に襲われる。

    0
    投稿日: 2010.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと原著で読みたいと思っていた、Kazuo Ishiguro の代表作。だったのだが、ハヤカワ epi 文庫に入っているのをたまたま見つけてしまったので、翻訳で読んでしまった。 まず、"When We Were Orphans" という、タイトルがいい。読み終わって振り返っても、やっぱりこのタイトルが素晴しい。過去の記憶と現在、戦前の英国と戦中の上海の雰囲気、恋と愛、現実とも夢ともつかない狂気が渾然一体となって押し寄せ、そして鮮かに収束していく……。これが小説というものだ。こういう小説を読むことこそ人生の歓びだ。 ただし、古川日出男の解説が完全に蛇足。このページだけ破って捨てたい。

    0
    投稿日: 2010.06.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    彼の作品は、間違いがない。翻訳なのに、こうもスイスイ読めるのだから。 魔都上海を舞台にした寓話なのだろうが、メッセージ的なものを言葉にしてしまうと、この物語の豊かさが無駄になりそう。 いずれにせよ、「孤児」という言葉の解釈が鍵。自国を信じ切れていない長谷川大佐、いらだちを抱えながらギャンブルにのめり込むセシル・ローズなど、上海にいる人、いた人すべてが、自分の居場所を見つけられない孤児のように見える。

    0
    投稿日: 2010.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お母さんが可哀相……。 事件を追う私立探偵って、イギリスではメジャーな職業なのか? 日本みたいに浮気調査とかがメインの仕事なんじゃないの? 社交界に入れるような仕事なの? もしそうなら、やってみたいな……イギリスに行きたいな。

    0
    投稿日: 2009.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もう、読み終えた後の喪失感と希望をどう表現したらいいのだろうと思う程、生きた小説。日本生まれのイギリス人作家カズオ・イシグロさんの本は死ぬまでに全て読みたい。イギリス人が主人公の戦前の上海租界を描いた第5作目にあたる「わたしたちが孤児だったころ」は、作者の幼年期を連想させる。入江さんの翻訳だけれど、十分に彼独特の言い回し、学生時代に流行る少年達の仕草だとかリアルなイギリス人が浮かび上がっている。上海で育ち孤児になった主人公が、イギリスで探偵になり両親の居場所を探し求めるストーリーといえば単純だが、其処に辿り着くまでにすさまじいドラマがある。英国籍を取った著者らしく、イギリス人、中国人、日本人と様々な国籍の人物が出てくるが夫々の立場が苦しい。結局は私達はみな、永遠に小さな子供で、大人になったらと、人が生きていく上で本当は独りぼっちなのだと気付いた瞬間を反芻しながら生きていくと説く。其処に寂しさはなく「孤児」の現実なのだ。解説もまた素晴らしい。涙を流す感動じゃなく、すとんと胸に落ちるようなじわじわした感動を貰った。

    0
    投稿日: 2009.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    激動の時代に翻弄された家族と男の物語。 名声と安寧、記憶と真実、愛と孤独、光と闇。 様々な対立を経て読み終えるころには孤児となって世界に放り出されたような気分になる。 それにしても、子供の虚栄心とか恐怖心の微妙を書ける作家に、イシグロの右に出るものなし。

    0
    投稿日: 2009.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初の方は読んでいてわくわくするが 最後のほうすこしかったるくなる。 不確かな記憶がつながったり、歪んだり、描写がおもしろい。

    0
    投稿日: 2008.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    (メモ) 「永遠に魔法がかけられた楽しい世界で生きて欲しい」 主人公のクリストファーを守ろうとした母親の願いは叶っていたのだと思う。けれど最後のページの「消えてしまった両親の影を何年も追いかけている孤児のように世界に立ち向かう」ことを、クリストファーとサラはしてしまう。結局、誰も彼も悲惨な目に遭う。 チャーペイの前線近くでアキラと再会するけれど、話し方に違和感があって本人かどうか曖昧。あとで長谷川大佐と話しているときクリストファーは「今になるとよくわからない」と言うので、多分本人だったとしても、昔のアキラとは違う人になっていたんだと思う。 母親と再会するのは随分経ってからになるけれど、このとき母親は会いに来てくれた人がクリストファーであることに気付かない。でも「パフィン」のことはちゃんと覚えていて、それもずっと愛し続けていたことが明らかになる。 カードが丘から飛んでいってしまうなんてことはないっていう母親のセリフが良かった。こういう言葉を、子供時代に沢山聞けたら素敵だと思う。

    0
    投稿日: 2008.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    わらずあらゆる次元から振り返ってつづるテクは健在。 何よりも驚異的なのはエッセイ並の描写。 ほんとにその時代、その土地に生きてたのか!と思ってしまうくらい。

    0
    投稿日: 2008.10.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    不思議な物語なのです。探偵になりたいと思っていた孤児の物語。そして舞台は日本で言う昭和という時代の上海とイギリス。関わり合う人びとも日本人、イギリス人、中国人と混とんとしたなかで進んでいきます。それでも、一番心に残るのはイギリス人の主人公と関わる一人の日本人とのエピソードです。何も読み手が日本人だから、というわけではなさそうです。主人公が夢見た「探偵」とは、つまり、「理想の姿」といったものかもしれません。少なくとも、カズオ・イシグロにとってはそうだったのではないでしょうか。 そんなことを思わせるお言葉 ▲多くの若者が探偵になることを夢見ています。実は、わたしもかつてそうでした。もっと夢多き時代にはね。あなたの年頃には理想主義に走るものですよ。当代きっての探偵になりたいとね。世界の悪すべてを独力で根絶しようと。いや、立派なことだ。しかし、ほんとうのことを言わせてもらえれば、お若いの、他の手段も二、三考えておかれたほうがいいですぞ。あと一、二年もすれば―――いや、悪気があって言ってるんじゃないんだが―――まもなく、あなたも今とはまったくちがったふうに感じるようになるでしょうからな。▲ 理想を追求することが困難な時代の物語でもあります。もっとも、今もいっそうそうですが。 読了 2007/8/9

    0
    投稿日: 2008.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「冒険」「探偵」の物語といっても、犯人やトリックを暴くというものではなく。 崩れて行こうとする世界を救うために立ち上がったクリストファー氏が思い出す過去の記憶はすばらしい世界。 孤児と成りながらもあるヒトの愛、願いに守られて大人になった、 万能感丸出しのクリストファー氏が自分中心で我侭なヒーローごっこを続けた結果に突きつけられた真相。 という風に私は読んだ。上海のクリストファー氏はちょっとヒステリック。

    0
    投稿日: 2007.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イシグロさんはいつか読みたいと思っていたので、amazonで好評のこれを借りてみた。10%くらいで挫折…。やっぱり翻訳ものは無理だ。推理物も無理だ。日本語で書いてくれー!

    0
    投稿日: 2007.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公はイギリスの探偵であるが、この小説をミステリーだと期待して読むのは間違ってる。探偵小説でイメージするイギリス、世界史のイギリス、主人公を含めた読者一般へのシニカルで、あたたかいメッセージが、この小説にはつまってる気がする。それがなにかはもちろん人それぞれだけど。現在から過去を振り返るイシグロの小説は、僕にとても重要な、でも気付きにくい、まだ言葉にならないことを示唆してくれるのである。この小説は好き嫌いわかれると思うけど。

    0
    投稿日: 2007.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    普通に楽しいカズオ・イシグロ作品? アキラが塔矢アキラで脳内変換されて萌えました(ごめんなさい)。ラストは結構好き。じわっと染みる。

    0
    投稿日: 2007.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カズオイシグロの面白さは内容ではなく文体にある。不安定な語り手により紡がれる現在と過去の記憶を行き来する閉鎖的な世界の中で、読み手はどこに視点が置かれているかが度々曖昧になる。語り手に引きずられ、いつの間にか過去に視点が移ったかと思えば、語り手の覚醒と共に記憶が断ち切られ出発点に引き戻される。その手法が一番上手く生かされているのが本作だろう。ちなみに英国を舞台に進む前半よりも、停滞していた主人公の世界の歯車が回りだす後半の上海編の方が面白い。

    0
    投稿日: 2006.12.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上海でパフィンと呼ばれていた少年クリストファー。両親の失踪後イギリスで成長して探偵になった彼は、日中戦争真っ只中の上海へ両親の救出に戻る。両親の失踪の真実は何か?イギリスが中国へもたらしたアヘンの害、上海へ攻め込む日本軍、同胞を食い物にする軍閥。歴史の傷み、普遍的な家族愛、他人との新しい繋がりあい、何をメインに読んだらいいやら。カズオイシグロの他の作品も読みたくなった。

    0
    投稿日: 2006.11.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    英ブッカー賞の著者が「やっちゃった」系な作品。問題は計算づくかそうでないかで、この場合この著者はかなりの自信をもってコケてしまってる思う。かなり初期の段階でストーリーは破綻・・・というか携帯の存在と普及を無視するミステリー並みに無理あります。

    0
    投稿日: 2006.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    購入日不明。5月26日読了。文学的探偵小説とありそうとも感じられるが,私には青春小説に感じられて,とても良かった。

    0
    投稿日: 2006.05.26