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来るべき世界(1)
来るべき世界(1)
手塚治虫/手塚プロダクション
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総合評価

4件)
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     ヒゲオヤジ、ケン一、ロックと主役級のスターが共演しています。  当時の手塚キャラオールスターキャストといった風情で、悪役としてはランプにハムエッグにレッド公などが登場。色々な立場の人々がそれぞれの立ち位置で考え・行動し・事件に巻き込まれていきます。手塚治虫はこれだけの世界観を構築し描かれていたのです。まさに神の立場であります。  本作品は群像劇だとか群衆劇だとか言われています。こういった群像劇で色々なキャラの立場になって考えるのは現実社会での対人関係にも役に立つのではないでしょうか。  緊張感あふれるストーリーですが、ヒゲオヤジさんの近所の方々が登場するシーンはリラックスして読めます。この面々、ムッシュー・アンペア氏がいますが、他の方々は他の手塚作品であまり見かけません。なかなかいいキャラ達なんですが、この作品だけの登場なんでしょうか。  私が読んだのは手塚治虫漫画全集版です。  この全集には手塚治虫による「あとがき」があります。  いつもは素っ気ないのに手塚先生は本作品には思い入れがあるようで、熱を入れて4ページに渡ってノリノリで色々思い出を語ってくれています。  本当は千ページくらい書いたのにそれだけ長いと本にできないと言われて300ページほどに絞ったそうです。先に触れたヒゲオヤジの長屋連中のくだりは4倍ほどあったそうです。  ぜひ完全版『来るべき世界』を拝読したいところですが、それらの原稿は人にあげたり焼いたりして紛失したそうです。勿体ない! OLDIES 三丁目のブログ  失われた原版が読みたい 手塚治虫【来るべき世界】   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2024/11/29/212550

    6
    投稿日: 2024.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全2巻と言うことで、作者の意向通りとはいかず、あらすじ程度の内容になってしまっているけど、でも何を言わんとしているのかは十分伝わる。地球生物が全滅と言う危機を迎えた時、人間と言う生き物はいかな行動に出るのか。他者をどこまで深く思いいることが出来るのか。根底にはやはり人間賛歌がある。あとがきには、手塚先生の人間味がにじみ出ていて、ここも楽しみの一つ。

    0
    投稿日: 2016.01.25
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    “「ぼくはイワン・レドノフですよ 仲よくしてください……おじさんは日本人ですね」 「そうだ ヒゲオヤジという探偵さ」 「ヒゲオヤジ探偵ですって!あなたの名前はよく漫画で知っています やっぱりスパイか何かでここへ?」 「ちがう わしも何が何だかサッパリわからないんだ」”[P.85] 「来るべき世界」

    0
    投稿日: 2014.07.13
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    「ロストワールド」、「メトロポリス」と並ぶ初期SF3部作のひとつ。東西冷戦を背景にスター国とウラン連邦、そして日本が絡み人類の存亡をめぐる大河ドラマ。ノアの箱舟話等も盛り込み重厚な作品です。ヒゲオヤジ、ロック、ケン一はじめオールスター総共演。 700ページ(一節には1000ページ)もあった原稿を、出版社の「そんな長い漫画は誰も読まない」というクレームにより泣く泣く300ページに縮めた、という有名な逸話があります。

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    投稿日: 2010.05.01