
総合評価
(192件)| 30 | ||
| 60 | ||
| 64 | ||
| 15 | ||
| 1 |
powered by ブクログライトノベルですね。心に迷いがある3人の女の子とガールファイト的な話です。一話一話、微妙な時間軸で同時進行をするので各登場人物の心情がとてもわかりやすいです。 けど、自分的には『少女には向かない職業』の方が面白かったかな。
0投稿日: 2011.03.26
powered by ブクログミーコとまゆの気持ちはわかる。 どちらかというと、まゆ側の人間でしょうけど。 わたしの周りには、ミーコみたいな女のコがたくさんいたので。 ふとした瞬間、ちょっとしたきっかけで、痛みはなくなってしまって、驚くことも、ある。
0投稿日: 2011.03.21
powered by ブクログ初めて読んだ桜庭作品。 ガールファイトを中心に繰り広げられる、少女達の話。 いまどきの子ってこうかなと思いながら読みました。
0投稿日: 2011.03.13
powered by ブクログ現実とはまた違った反仮想世界みたいなところで戦ってる女の子たちのはなし 見世物として暮らしてる でもそんなにいやじゃなさそう 思い悩むことはいろいろなんだなあとか SMは愛なのかあとか ここにしかいきられないっていうのは切ない
0投稿日: 2011.03.12
powered by ブクログ葛藤を抱える3人の少女がキャットファイトで格闘技に向き合ったとき、彼女達は何かを見つける。相変わらずテンポいい桜庭作品。
0投稿日: 2011.03.12
powered by ブクログ女の子のおはなし。キャットファイトを繰り広げる、すこし非日常な舞台だけど、きっとありふれた女の子と女の子のお話。桜庭さんは少女がすき。みんなのどこかにいる少女像をかわいく書き出してくれるんだよね。
0投稿日: 2011.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
可愛くて愛おしくなれる作品。/ようやくわたしは檻の中で死んだ。すべて終わった。こんなにとつぜん終わるとは。
0投稿日: 2010.12.29
powered by ブクログ「きっと、みんなさ、お家に帰りたいんだって思わない? どっかに帰りつきたいんだけど、でも、そのお家って……どこだろ…………?」 2010/12/03-12/23
0投稿日: 2010.12.26
powered by ブクログ独特の世界観がある。女性の心の中はよくわからない。果たして、この小説にどれくらいの女性が共感を持つのだろう。 そして、面白かったか、と問われると、面白かった、と答える。 途中ちょっとだるい部分もありましたが。 ストーリーというか内容は、3人の女性が、六本木の廃校で毎晩行われる妙な格闘技エンターテイメントに出場していいて、そこをひとつの舞台というか、場にして、いろいろなことがあり、心に変化が起こる、という話です。 実に感想を語りづらい小説でしたね。う~ん。人にお勧めするかと言われると、ちょっと疑問。 とにかく僕は面白かった。不思議な世界観があった。読み終わって、ちょっとスッキリした。 うん、面白かった。以上。
0投稿日: 2010.12.25
powered by ブクログタイトルからしてそういう本だろう、友達には言われたけれどほんとうにそういう本でした…びっくりした。すこしだけ。桜庭は少女という生き物に固執しているなあ。おもしろい。そして角川文庫のこの表紙のシリーズがすごく好き。完全に乗せられている。
0投稿日: 2010.11.30
powered by ブクログ「東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールズファイト 集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち 体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも早い拳を、何もかも粉砕する一撃を 彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち そのサバイバルと成長と、恋を描いた最も挑発的でロマンティックな青春小説」(文庫背表紙より) うん、やっぱりこの人の話好き おんなのこの話がうまいなぁ 「ここにいたら、しばらくは生きられるだろう ここにいたら、そう遠くなく、死ぬしかなくなるだろう」 心を檻に閉じ込められていたまゆ そこから解放されてよかったね 後ろを振り返らずに、そのまままっすぐに進んでおゆき 「己の追求が、武道の目的。それはショーに姿を変えようと、格闘技と名を変えようと、変わらぬ本質だ」 「ああ、あんたのその体に、いつかあんたの彷徨う魂が追いつくといいんだけどねぇ」 「あなたが必要だ」 山茶花の赤ピンクに埋もれるミーコ 彼女に向けられる言葉にはいつも愛が含まれている 生きるって楽しい、戦うって楽しいと、彼女があの夜を出るまでの日々のこと 「ここは無人島とはちがう、べつのどこかになりつつある。 世界が少しちがって見える。 私は男なのか。女なのか。 世界はわたしを受け入れるのか。拒絶するのか。 すべては混沌としていた。でも、腕の中に女がいた。きれいな女。」 赤く点滅するスイッチを押した皐月 いつか帰る家への道を、一歩踏み出す力をくれた恋 私はミーコが好きだなぁ 師範代とどうなるのかはわからないけど、一番幸せになってもらいたい子だ あと脇役だけど、武史もすき あの子はかわいい、いい子だなぁ なんだか奇妙なひとが集まる中で、一服の清涼剤のようだったわ いつか気になる学校のクラスメイトとうまくゆくとよいねぇ、ふふふ
0投稿日: 2010.10.14
powered by ブクログ文句なしに、少女の心を切ない痛みと共に思い出させてくれる小説です。久々に、少女的感性にずきゅん!!ときました。 連作短編集の形をとってます。 キャットファイト(ガールズファイト。女の子同士の格闘)を、毎夜ショーとして見せる仕事をしている女の子たちの物語。 まゆ14歳(死に惹かれている不安定な少女。実際は21歳) ミーコ(自分が何をしたいかよりも、他人が自分に何を求められているのかを察することができ、それを優先してしまう少女。自分の本当に好きなことやしたいことは、よく分からない少女) 皐月(空手と共に生きてきた、女嫌いの少女。ラストで明かされるが性同一性障害である) この3人が連作短編で各話の主人公になり、話が進んでいく。 3人の少女に共通するものは、「閉塞感」だ。 開放感への憧れとともに、閉ざされた檻の中でのキャットファイト(異空間)に愛着を持っている。それは彼女たちそれぞれが抱える悩みやトラウマによる。 キャットファイトはショーでありながらも、自分自身との戦いでもあり、彼女たちはファイトを通じて自分自身と向き合っていく。 (最後の皐月の話は含めず)彼女たちの緊密な空気は、一種のレズビアン的要素を思わせるが、はっきりとした同性愛ではなく、思春期の少女同士独特の「甘くて弱い絆」、のようなものを甘美な痛みと共に思い出させてくれる。 女の子の体温。 泣きじゃくる女の子のどんどん上がっていく体温。 死に惹かれ、どんどんからだの中で下がっていく体温。 抱きしめると、感情が一緒くたになってしまって、愛しさで溜まらなくなる、異性愛とは違う、少女同士のナルシシズムな愛情。 そういった、色々な「少女の体温」が感じられる小説でした。 ガールズ小説が好きな人、女子高育ちの人、女の子という生き物が好きなひと(自分が女であるという痛みも含めて)に、オススメです。 ほんと、最近のライトノベルは侮れません・・・。
0投稿日: 2010.09.22
powered by ブクログ感想はブログでどうぞhttp://takotakora.at.webry.info/201008/article_16.html
0投稿日: 2010.09.21
powered by ブクログ人物各々の心理面が好感を持てる。 桜庭一樹の"女の子"の描写は流石、だとしか言いようが。 唯、小説にするには無理があったかもしれない。
0投稿日: 2010.08.07
powered by ブクログ桜庭って感じですなぁ~読みやすい!結構好きな女子の形だけど終わりがタラ~としてて、あともう少し!!!と言った感じだなぁ。 SFすこしふしぎ系
0投稿日: 2010.07.28
powered by ブクログ少女たちの気持ちに共感した。つい他人に求められるままに振舞ってしまったり、気持ちの浮き沈みが激しかったり・・・。どこか不安定な登場人物たちが、好きになった。
0投稿日: 2010.07.18
powered by ブクログ設定は特殊だけど、現実にありえる話で、自分とはほど遠い世界の気がするけど、一歩踏み込めば自分の世界になりうる。 その一歩へ踏み出させるものは何なんだろう。
0投稿日: 2010.06.23
powered by ブクログ不思議な読後感。ありえない世界なんだけどそれぞれの少女についつい感情移入してしまう。作者はほかはどんな本を書いているんだろうと気になった。
0投稿日: 2010.06.20
powered by ブクログやはり桜庭さんのこの時期の作品が好きだ。ライトノベルが好きな私からみれば、の話。 躁鬱の激しいブルマ少女、まゆ14歳(実は21歳)。魅せることに喜びを感じる女王様、ミーコ(実はSMの女王様)。女性にモテる女性恐怖症の空手家、皐月(実は…)。彼女たちが毎夜働くのは、廃校の校舎を改良したファイトクラブ、それぞれが秘めた思いを胸に、たたかい続ける…。なんてお話。 いちおうヒットするまえに書いた桜庭さんの作品らしいですね。オビコメントでかいてありました。とゆうことは「私の男」のまえ、ととらえてよろしいのだろうか、、、。 桜庭さんの作品はだいたいは小さい女の子が主人公の作品が多い。また、虐待やら親殺しなんてけっこうぶっそうなことが主になっていたりしている。この作品は際物である。 このようなことが主題になっているので、心情の変化などがけっこう読者側からするとおもしろいです。桜庭さんのファンの方は、どのような本が「ずばり」とくるのかわからなにので、とりあえず呼んでみればいいと思います。 いまだに文は下手ですな、、
0投稿日: 2010.05.21
powered by ブクログ以前読んだ『少女には向かない職業』は、いまいちだったけど… この本は好きだった。 廃校となった小学校で開かれている 「Girl Fight」 に出ている女の子達の物語 檻に囲まれたリングに生きる価値を見出している まゆ SMの女王様としての顔ももつ ミーコ そして、自分を偽って生きてきた 皐月 3人が主人公のオムニバス作品 まゆの話が一番好きかな
0投稿日: 2010.05.18
powered by ブクログなんだか今までに読んだことのない本だった。 アニメっぽいのかな? 最初もっと軽い感じだと思って読み始めたので 女の子の複雑な気持ちが描かれていて意外に感じてしまいました。 少々意味不明な箇所もありつつ、そこは女の子って意味不明なところあるから…みたいにも考えられるかな? 好き嫌いが分かれるかとは思うけど なんだか最後の皐月のページで泣けてきた。 居場所って親元離れてからは見つけるのは大変そうだなぁ…
0投稿日: 2010.04.13
powered by ブクログ彼女の描く少女たちは強くて好きです。 SMとか格闘技とかにはちょっと衝撃的でしたがさらさら読めて、楽しかった。
0投稿日: 2010.04.07
powered by ブクログ廃校に作られたリングで夜な夜な開かれる、非合法のガールズファイト。それを観に集まってくる興奮したようすの客、客、客。 スポットライトに照らされて、それぞれのスタイルで、泥まみれのショーファイトを演じる、二十歳かそこらの女の子たち。 フィクションのような異様な舞台で戦う、格闘技がないと息もできないような、そんなどこか壊れた少女たちと、それぞれのちょっと特殊な恋。 ---------------------------------------- 庭の山茶花の木立に落っこちて、枝をバリバリ折りながら、なんとか怪我もせず着地した。冬だった。わたしは山茶花の赤ピンクの花に埋もれて、灯りのついた二階の窓を見上げた。母親の顔が見えた。鬼だった。もう帰れないと思った。 月明かりが白かった。北陸のその町では雪が降っていた。 十五歳。 ――夜の街に出た。 ---------------------------------------- 本文より。 なんというかディープな設定なのに、切なくて、どこかほっとする、すごくさわやかな読後感でした。桜庭さんの作品って、女の子たちに感情移入しやすくて好きです。 また折をみて、他の作品も探してみようと思います。最近なんだか気になる作家さんが多すぎて困る……!
0投稿日: 2010.03.30
powered by ブクログ女の子が夜な夜な古い校舎でキャットファイト(ってなんだろう‥)する話ってちょっと知ってたから後で読もうと思ってたんですが 貸してもらったので読んでみました! 死にそうな儚い女の子と 女王様だけど偽物の女の子と 女嫌いの女の子(?)の話でした。 よくわからない世界かと思ったけど、意外にというかやっぱりというか 面白かったです^^
0投稿日: 2010.03.18
powered by ブクログいろんな『女の子』の話。 女の子の『いろんな』部分、気持ち。 共感しながらあっさり読めました。 でも確かに、ラノベ好きな人向けなのかもしれない(笑)
0投稿日: 2010.03.12
powered by ブクログ短めで、サラッと読めました。 桜庭さんの描く女の子は、みんな儚げで、でも芯が強くて、魅力ありますよね・・・ この本はキャットファイト(女の子の格闘技)のお話ですが、 登場人物の女の子3人を主人公にして書いてるんですね。 私は3人とも好きですが、「おかえりなさい、皐月」がやっぱ一番好き。 だってあの設定は反則だと思う。惚れてまうやろ。←
0投稿日: 2010.03.11
powered by ブクログ登場人物の女の子たちが、とにかく凄い。全員、なんと、女が、世界中で、こんなに、正直で貪欲で、それをぎゅっとかみしめ続けているとしたら、もう平和なんてどこにもないんじゃないかと思えてくる。 したたかに見えて、したたかじゃない。でも、私は個人的に、女はもっとずっとずるがしこい生き物だと思うので、ここに出てくる女の子たちはまるで御伽噺のようで、体重が軽い。 だけど、この作家はこのあとに、ちゃんと重さのある女を書いているので、きっとそのことになんとなく気がついたんじゃないかと思う。 でも、小学校のグランドででコスプレ女子格闘技ていう設定は抜群。
0投稿日: 2010.02.25
powered by ブクログ非現実的な美少女が主人公だけれど、女の子の本質が描かれている。 だから美少女も嫌味じゃないし、美少女という、装置としての女の子というかんじもしない。 (たぶん七竃は装置としての美少女がテーマ、こっちは美少女ってのは派手さとして必要なくらいでさほど意味がない) 確かに設定なんかはアニメとかいわゆるライトノベルっぽい非現実的なのものかもしれないが、彼女たちの中身は、見た目とは違ってずっしり重みがある、現実的。 ライトノベルを読んだときのうわすべり感がないというか、現実ひとつづきのどこかにこういう場所もあるかも、と感じられる。 うまいバランスだと思う。 映画なんかの小ネタは伊坂っぽい。 山崎ナオコーラの解説はナオコーラエッセイだな。
0投稿日: 2010.02.24
powered by ブクログ100113(n 100217) 100403(s 100512) 100927(n 101010)
0投稿日: 2010.02.23
powered by ブクログ「私の男」で直木賞を受賞した年になぜか 「私の男」ではなく、この本を手に取ってみた。 それは、3つの短編からなる話。 最後の「おかえりなさい、皐月」がスキだ。 大人でもなく子供でもなく 曖昧な時期。 触れられたくないことを話すとき。 その瞬間が心地いい。 泣いてしまいそうになる。
0投稿日: 2010.02.12
powered by ブクログ期待しすぎていたのはマイナスだった。 とても整然と物語が整っている。 格闘技はおそらく著者の得意分野なのであろう。 だからこその発想だとおもう。冒頭の、泥レスシーンはすごく好きだ。 ナオコーラの解説が良くて、この三人はどれも「まゆ」だ。というのがとても面白いと思った。 少女達それぞれがリアルであるかといえば違うけれども、コネタが面白い作家だなぁと思う。 私は肉感的な描写も含めてミーコがすき。ミーコと師範代の関係もすき。 皐月のラストは紙の上に佇む文字として、好き。 ようは、見た目がとても良いということ。 ともかく。桜庭一樹初読みだったので、次は砂糖菓子よもうかなとおもう。
0投稿日: 2010.02.06
powered by ブクログ女の子同士の話は苦手だったけど、頑張って読みました。 「推定少女」や「ゴシック」を読んだときは、文体が漫画(主人公の心の声のような)みたいだと思ったけど、今回はコミックというよりはアニメっぽい話かなと思った。 それにしてもやっぱり美少女の話が多い。同じ美少女の話でも「少女七竈と七人の可愛そうな大人」はよかったのに。たまには桜庭さんが書く、平凡な女の子の話も読んでみたいなと思いました。
0投稿日: 2010.01.30
powered by ブクログこの著者ではこの作品がいちばんお気に入りなのですが、あまり同志を見ない気が・・・あ でもゴシックシリーズも好き。
0投稿日: 2010.01.18
powered by ブクログ「私、結婚するから」 たぶんこの話のキーワードはこの言葉 3章全部がかさなっていてすごくおもしろかった
0投稿日: 2010.01.11
powered by ブクログ戦う少女達っていう設定がキャッチーでかっこいい 詩的で少し陰のある世界とか 途中ちょっと飽きそうになってしまったけれど 桜庭さんの本もっと読んでみたい
0投稿日: 2010.01.06
powered by ブクログ43冊目。 直木賞作家ということで前々から特徴的なタイトルで興味のあった作家。 設定も人物もアニメチック過ぎて個人的には「なし」でした。
0投稿日: 2009.12.30
powered by ブクログ元々ラノベとして発売されていたものなのでラノベ嫌いな人は苦手かも。 でもそれでも桜庭さんの書く少女の世界はすごい。廃校になった小学校でガールファイト…。
0投稿日: 2009.12.24
powered by ブクログうーん 表紙と直木賞受賞した人が書いたらしいから買ってみたけどなんかびみょー なんつーか最近読んだのに比べて描写がへた? うまくまとまってない気がしました 落ち着かないカンジ あと思ったより軽かった
0投稿日: 2009.11.30
powered by ブクログとてもラノベっぽい。キャラクター小説というか…あまり一般の人にはオススメしない。女の子が女の子に対して持つ感情は共感できます。でも、『女の子は繊細で複雑で、だけど本当は強いんだよ!』っていうよくある主張が私は好きじゃないので、そういう場面が出てくると萎えました。闘う女の子って可愛いしかっこいいkど、ただのよくあるラノベって感じでした。
0投稿日: 2009.11.22
powered by ブクログ桜庭一樹月間でもあるみたいです。 格闘技を実際に観るのは怖くて無理だけれど、読む分にはうつくしいなあと思う。
0投稿日: 2009.11.11
powered by ブクログこれ、意外と好きなんです。 女の子の壊れてる、でもちょっとわかる気がするっていうところをうまく書いてると思います。登場人物たちがキュートで、なんとなくすっきりする一冊です。
0投稿日: 2009.10.27
powered by ブクログザ・少女小説。 よく分かんない灰色で、ときどき真っ赤で、色々もがいてる女の子たちの中にやっぱり光がある、みたいな。 すごくいい。すごく好き。 ガールズブラッドっていう怪しげな格闘技ショーで見せ物になってる女の子たちの話。 しかしまあすげえ世界だ。朝の満員電車で読んで頭沸騰した。恥ずかしいのと照れるのと、ほわあぁ、てのの連続。 テンション上がった。 まゆちゃんのラストもびっくりしたけど、皐月のラスト手間にももっとびっくりした。うわお。 女の子が女の子を敵にしないのが良いなと思う。全然どろどろしてないから気持ちいい。
0投稿日: 2009.10.18
powered by ブクログ2009.10.16. 桜庭さんの本は、もう読まないかと思ってたんだけどついつい読んでしまった。”女の子”を、すごくよく描けてると思うのです。
0投稿日: 2009.10.17
powered by ブクログ初めて手に取った桜庭作品。 この人の文章は読みやすくてすんなり入ってきます。 すんなり入ってくるけど、少し、心に何かを残します。 甘くて苦くてあれ、と思うものを。 そして、作品の中の女の子に対する愛を静かに感じます。
0投稿日: 2009.08.15
powered by ブクログ自分の過去を引きずりつつ生きていた3人の女の子が、その過去にそれぞれ決着をつけるまでのお話。 もともとライトノベルとして書かれていたとは思えないような一般向けの内容。
0投稿日: 2009.08.02
powered by ブクログおもしろい。・・・けど、一般人に薦めていいのか微妙。とりあえず、ラノベ平気な人ならいいのかな?とりあえず、社長さん、いったい何者だ。
0投稿日: 2009.07.15
powered by ブクログ「愛ってなんだろ?わたしにはどうしたらいいかわからない。こんな生き方をしてきて、わたしは、その言葉の、その概念の前に、ただ立ちすくむしかない。」 本、頂きました☆感謝♪ 3人の少女(?)たちのリアル。非合法ガールファイトで繰り広げられる饗宴の中で少女は何を考えていくのか。 すごくあっさりとさっぱりと、それでも心に何かを残していくような、そんな1冊。 桜庭さんの過去の作品だなぁ、とつくづく感じさせる。 皆が皆、それなりに悩んでいて、考えていて、それでも生きていくのだ。生きていくしかない。 ちょっと優しくて、ちょっと冷たくて、走っていこうという気分にさせてくれる。 【6/19読了・初読・個人蔵書】
0投稿日: 2009.06.26
powered by ブクログ私は, File.1 “まゆ十四歳”の死体 に1番共感を覚えました。。 私も生きることそのものに偏差値をつけたら, きっとすごく低いんだと思います。 以下。本文より引用です。。* こうやってボルテージが下がったとき、 わたしはふと、なんかわたし、 うっかりこのまま死んじゃいそうだって気づくことがある。 その気持ちには、死にたい、さぁ死ぬぞ、っていうほどの積極性はなくて、 ただ、ついうっかりこの世からいなくなってしまいそうな弱さだ。
0投稿日: 2009.06.23
powered by ブクログ『砂糖菓子〜』や『七竈〜』がものすごくヒットで、それらに比べると余りツボではなかったんだけど、でも桜庭さんらしさっていうのはひしひしと感じた。設定は周りに転がってるようなものではないのに、妙にリアル。逃げられない。逃げるなら逃げるで、また戦わなきゃいけない。一番好きな子はミーコかな。
0投稿日: 2009.06.17
powered by ブクログまゆ、ミーコ、皐月、3人の女の物語。 物語という言葉がぴったりの小説。 ミーコ。 「こうして人を喜ばせることは、ちがうんだろうか? 死にもの狂いでこうやって生きていることは、ちがうんだろうか? わたしがいなかったら、あの人はどうなるんだろう。 べつの・・・・真性女王様のところで同じことをするだけだろうか? わたしという存在はいてもいなくてもなにも変わらないんだろうか?」 「なんでみんなコーラなんだろ? 悲しいときにはコーラなの?」 高校生の時にこんなライトノベルに出会っていたら 人生変わっていそう。
0投稿日: 2009.05.17
powered by ブクログキャラクター小説、というのはあまりなじめないので、ちょっとしかめ面しながら読んでしまったけれど、 女子の図太さと繊細さと生きる強さは、私も知っているそれなわけで、ぐっと来た。 見失いがちな、「生きているという実感が欲しい問題」を、一番女の子的な形で覚醒させてくれた本。 人間ドラマではないかもだけど、叫びが詰まっている。
0投稿日: 2009.05.10
powered by ブクログ格闘技をとば口にして、世界/自分に対して戦い抜く女の子たちの話。桜庭一樹さんは女の子の閉塞感を描くのがうまいですね。ガールズ脳が刺激されます。
0投稿日: 2009.05.06
powered by ブクログ登場人物1人ひとりの短編。 何気に続いてる感じがする。 皐月が結構気に入ってます。 (2011/1/5)うちの偏差値はいくらだろう
0投稿日: 2009.05.06
powered by ブクログP95「わたしは、世界が…いや、社会が自分になにを求めているのか考えるようになった。」 P116「悲しいときにはコーラなの?」 P169朝の二人
0投稿日: 2009.05.04
powered by ブクログ怒涛のように読めてしまった。 そうそう、ジュニア向けなんだと思うんだけど。 もともとは。 表現とか、持って行きかたとかぐいぐい引き込まれて読み終わるのがあっという間。 そもそもジュニア小説が好きだー。 罠だー。 ガールズファイトクラブで、格闘にあけくれる少女たちの話。 肉弾戦の中に、こう、自分の存在意義を探すというか。 ウェットでない語り口が好きです。 誰一人「わたしかわいそう」って言わない。 そういう表現をしない。 描写の仕方が好きすぐる。
0投稿日: 2009.04.14
powered by ブクログ私がまだライトノベラーだった頃。 ファミ通文庫の新刊をリアルタイムで読み、とにかく面白かった覚えがあります。 もう1度読みたくなったので再購入。 桜庭さんの作品って「これで終わり??!」って事がしばしば有り、 そして全体をひっくるめると「そんなに好きじゃない…」って事が多々有るんですが、 「起承転」の部分が凄く惹き込まれて結構楽しんでしまうんです。 0407-0410 ///// 東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説。 なんだか、そう、シャブを打つように、哀しみに、死の匂いに、愛のなさに……格闘技っていうものが染みわたるように見事に効くのだ。
0投稿日: 2009.04.12
powered by ブクログ2009.4.2 読み始めた時には、ちょっと苦手な感じの本かも・・・って思ったけど 読み進めてみたらおもしろかったです。 東京六本木の廃校になった小学校で行われるキャットファイト そこに出ている女の子3人のお話。 その3人それぞれが主人公のお話が、時間的には少し重なったかたちで 語られていて。 「GOSICK」開始の頃の作品らしい
0投稿日: 2009.04.02
powered by ブクログラノベだったら絶t(以下略 桜庭一樹強化月刊みたい。 深夜の廃校で行われる非合法キャットファイト、その只中で戦う女の子の物語。桜庭一樹の作品に共通して思うことは、こうやってどんな物語を文字にした時、そこに内容との恐ろしい格差が生まれるということだと思う。この話は痛々しいのかもしれない。でもそれは彼らがやっていることが格闘技だからじゃない。おんなのこ、であることに向かいあって、うまれ出でる何かを感じるからじゃないのかな。相変わらずこの人は少女の感情を本当に余す事無く掬い上げて物語の中で息づかせるのが巧い。溜息が出るくらい。個人的にはミーコが好き。すこしだけ、共感できるから。ミーコと師範代の未来を少しだけ、垣間見てみたい。 おんなのこは、つながってる。そんなことをふと唐突に思いました。うん。
0投稿日: 2009.03.30
powered by ブクログ著者の才能の片鱗が浮かぶ、でもまだまだーって感じの本。 このころからこの人に注目してた人って、すごい!
0投稿日: 2009.03.15
powered by ブクログ「14歳」まゆ 「女王様」ミーコ 「オンナ嫌い」皐月 同じ舞台、ほぼ同じ時を、 3人の女の子の視点で描いた物語。 それぞれに色んな思いを抱えてて、それぞれに苦しんでいて。 自分にもそんな思いがあったこと…「あること」を思い出す。 ドラマティックな不幸はなかったけれど、 なんだかいつも不安だった。 フラッシュバックした。 暗すぎず的確に、「少女」の悩みを描出してると思う。 いつもながら、この方の表現力に脱帽。
0投稿日: 2009.03.04
powered by ブクログ小説家って何を手がかりに何を描写するのかな。 地下で行われるガールズファイト。ガチで殴り合う女性。そのリングで戦う女性の日常と心情を描く物語。
0投稿日: 2009.03.03
powered by ブクログこの物語に登場する女性三人はそれぞれ悩みを抱えているが、共通することとして全員が少女のままであるということに悩んでいることだ。 (桜庭一樹の小説には少女という言葉が何かしらのキーワードになるのではと思う。) 一人は大人になるために、つまり少女であることを脱却する選択肢を選び、一人は少女らしいままに生き、一人は少女であることから逃げようとして逃れられないでいる。 ラストの話は百合的ではあるけど、そこには甘さより切なさがある。 そこがまた非常にいい。
0投稿日: 2009.02.24
powered by ブクログとても面白い作品だった。 闘いというものがあまり好きでない私だが、此れは楽しく読めた。 それぞれの女の子が、色々なものを背負っていて、其処からの成長や、急激な進展が非常に面白い。 別々の話のようで、繋がっている、というのが、奥が深いと思った。
0投稿日: 2009.02.17
powered by ブクログうん、桜庭一樹やねえ。 この人はほんとに、 おかしな異常な世界を 当たり前に描くのがうまい。 じょーず。 ぐんぐん引き込まれる。 まゆ、ミーコ、皐月、 3人共つんって押したら 倒れちゃいそうなんだけど 戦うんだよね、それでも。 自分とね。 3人共、 幸せになってほしいなあ。
0投稿日: 2009.01.31
powered by ブクログ六本木の廃小学校で夜な夜な行われる女性だけの非合法格闘技イベント「ガールズ・ブラッド」。 そこに集結した3人の女性格闘家の姿を描いていく。 桜庭一樹が一般文芸へ転向した機の作品。 どこか殺伐としている小説でしたー 途中からGLっぽくなりましたが、それさえ普通に思える程非日常が日常的な風景に見えてくるのは不思議。桜庭パワー☆ (笑 スラスラ読めましたー。 手軽に読める本を探している方にオススメ。 それと、日常的過ぎる小説が嫌いな方にも。
0投稿日: 2009.01.07
powered by ブクログ系統的にはラノベというより青春小説?百合っぽいというか何というか… コバルト、ティーンズハートかな。ターゲット読者はもう少し上っぽいが。 砂糖菓子〜が微妙に重い話だったから身構えていたけれど、想像以上に軽い話だった。むしろ可愛い話といってもいいくらい。 この系統の話なら悪くないと思う。
0投稿日: 2008.11.19
powered by ブクログ初めての桜庭一樹。最初の篇のタイトルに死体という言葉が入ってたのでミステリーかと思ったが、全然違った。少女小説?というやつらしい。個人的にはレズも同一性障害もSMも虐待も非合法泥レスも一切関わりがないので迫ってくるものや同感という部分は少なくなるが、逆にこのような分野でもスラスラ1日で読めたのは、人物の心の描き方がうまいということなんだろう。3篇それぞれの主人公まゆ、ミーコ、皐月 いずれもとってもヘビーというか、私からは程遠い世界の悩みを抱えているのに重くなりすぎず、ほおっっていう結末。エロ高校生武史の果たす役割も絶妙で彼がいなかったらもっときつい小説になってるかもしれない。とにかく桜庭一樹氏の巧さは十分伝わってきたので、今度は直木賞とった「私の男」をぜひ読んでみたい。
0投稿日: 2008.11.18
powered by ブクログ桜庭一樹の角川文庫は装丁が綺麗で好き。 中身も面白かったですよ? ただし直木賞はちょっと?って感じだったけど。 師範代好き笑
0投稿日: 2008.11.17
powered by ブクログ女の子には女の子同士にしかわからないある種の絆、と言うものがありますが、この作品はその絆とか友情とかとにかくいろんなものを詰め込んで作品全体で「女の子」を表現してるような気がする。 個人的には皐月が好きでたまりません。
0投稿日: 2008.11.11
powered by ブクログ「砂糖菓子の〜」を読んで直ぐ買ったけど忘れてた(爆)リリーちゃん素敵だ>< 砂糖菓子読んだ時も思ったけど、閉ざされた世界からの解放というか新しい世界の扉?出発点を表現するのが上手いなあ…と思った。 設定は最初ビックリするんだけどいつの間にか引き込まれてますねー。
0投稿日: 2008.10.11
powered by ブクログ女の子3人のそれぞれの視点で進むおはなしです。せつないかな。。女の子だもん。いろいろあるよねっておもいました。
0投稿日: 2008.09.28
powered by ブクログ少女、と言うには登場人物である3人の女性は少しふさわしくないかもしれないけど「ここではないどこか」を常に追い求め「自分をちゃんと見つめてくれる誰か」を待っている、そんな「少女像」が重なって見える感じ。 諦めとか怯えとか迷いとか、そんなぐるぐるとかどろどろとかから一歩踏み出していくお話、のような感じ。 さくさく読めるし、ライトノベルと言えばライトノベルなんだろうけど読んでて「何か」に気づかされるような、そんなお話でした。 こういうお話好きだなぁ、うまく言えないけど。
0投稿日: 2008.09.25
powered by ブクログ桜庭一樹という事で買ったけど、これは・・・ えっと、少女小説? コバルト? ストーリー的には三部構成ですが、個人的には後半に行くほど尻切れトンボというか竜頭蛇尾? 最初のエピソードが印象深いだけにちょっともったいないな〜
0投稿日: 2008.08.20
powered by ブクログガールズファイトという特殊な空間を通じて、自分の場所を探す女性達の姿を描いた作品。しかし、格闘技のシーンは少なめ、かな。
0投稿日: 2008.07.16
powered by ブクログ直木賞を受賞した桜庭一樹さんの小説。どれかを読んでみたいと思って、これが目についたので購入。装丁もきれいだったし。普通じゃない、女の子たちで、共感はできないけど、なんか良いなぁ・・・
0投稿日: 2008.07.01
powered by ブクログいろんな意味でいたいたしい 共感はできないけど 3人の女の子の想いが せつなく書かれてて、 よかった
0投稿日: 2008.06.26
powered by ブクログ女の子と女の子のお話。 まゆ、ミーコ、皐月 ガールズブラッドで戦う3人の女の子それぞれの複雑な物語。 読みやすかったけど、私的には普通ってことで☆3つ。
0投稿日: 2008.06.22
powered by ブクログ桜庭さんの作品を読むのは、二作目です。 でも、桜庭さんの作品は読みやすいし、ついついその独特な世界観に引きずり込まれてしまいます。 引きずられすぎて、引き込まれて過ぎて、物語がピリオドを打った時、抜け出したくなくなるような奇妙な温かい泥沼の中に居るような気分になりました。 出たくない。まだここにいたい。浸っていたい。 きっとそれは余韻というものなのだろうけれど、私は一気にこの作品が好きになってしまいました。 桜庭さんの他の作品も、今度読んでみようと思います!
0投稿日: 2008.06.19
powered by ブクログ私は桜庭さんの文章がすごく大好きだけど、この物語はあまりぴんとこなかった。でもでもでも、あとがきの桜庭さんの言葉はすごくよかった。この本をたくさんの人が読んでいるとは十分承知している。それでも、私個人に直接語りかけてくれているようで、本当にうれしい気分になった。
0投稿日: 2008.05.21
powered by ブクログ直木賞を受賞したりすると、埋もれてしまった作品が、メジャーな出版社から復活することがあるのだ。本書はまさにその対象となった作品。作者は、かつてファミ通文庫で読んでくれた読者と、復刊となったばかりの本書を読んだ、ぼくのような新しい読者との両方に、感謝の意を表し、素直に喜んでいる。自分の書いた作品が、多くの地平に拡がってゆくのだ。それは嬉しいに違いない。 本書は、格闘技に生きる女の子たちの物語である。いつも大抵は、ガールズが主役である桜庭ワールドだが、どのガールズも決して生易しくない、そんじょそこらの男なんかよりよほどハードでタフな暮らしぶりをしている。もちろん桜庭一樹だって空手道場に通って組み手なんかをやっており、始終、体中を痣だらけにしているのだそうだ。 本書の格闘技は、空手の持つスポーツライクな技の要素の上に、プロレス要素や泥レス要素が加わる。要するに純然たる興行であり、スポーツではないのだ。怪しげな闇の興行団体である。夜ごと六本木の廃校跡地校庭にかがり火を焚き、ネオナチの格好をしたウエイターがドリンクを客席に配っているらしい。コスプレに身を固めた闘うガールズたちは、闘いの檻に入るまで指名のあった客の横に手錠で繋がれたりもする。本当に怪しい。 これを男の作家が書けば、変態小説の謗りを免れないかもしれないが、女性作家が書くことによって、全く空気は別のものになる。三人の少女の連作物語でできあがった一編の繋がりあるストーリー。それは、個性豊かでありながら、それぞれに浅からぬ傷を抱えた少女たちの、心の戦いの物語でもあって、そして彼女たちは、若く、美しく、逞しい。体を鍛え、鍛錬によって心も研ぎ澄まされた武士のような気配を身に着けた、それでいながら現代の少女たち。 世界からスポイルアウトされて、自分らの生き場所は、泥に塗れた檻の中、怪しげなスポットライトと、怪しげな観客たちの熱狂のエールの中にしか見出すことができない。 とても短い物語でありながら、圧倒的に記憶に残る物語設定をやってのける個性の鋭さは、『少女には向かない職業』『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』に共通するハードボイルド・ガールズ小説の趣きと同じ緊張を全編に漂わせ、極めて孤高だ。 インディーズな文庫にかつてこのレベルの作品が収録されているのなら、全部読みたいと言う気になるのも当然ではないだろうか。
0投稿日: 2008.05.18
powered by ブクログ200805読了! ど、泥レス・・・!?格闘技・・・ む、無理だ、ぜったい無理だ。わたし繊細なので(←www)そういうネタめっちゃ無理なんですが。 と、すぐに本を閉じようとしたのだけど「まゆ」萌えしてしまいおもわずズルズルとひきこまれてしまった。 そしたら思わぬおもしろさで一気に読みきってしまった。 あなどりがたし桜庭一樹・・・ 桜庭さんは3さつめ・・・(だったかな)とおもうのだけど、いまのところ、ことごとくテーマの好みが合わない。 しかしながら、女子描写に萌えさせられてさいごまでグググっとひっぱられてしまう。 もちろん、女子萌えだけじゃなくて文章萌えもするのだけど、この力ってなんなんだろう。 まったくもって不可解・・・好きか嫌いかでは語れない、どくとくの引力がある。 ていうか、ホントこのひとの描く女子可愛い・・・ わたしの好みというのとはちょっとちがうのだけど、ものすごくみりょくてき。 「好みでないタイプを好きにさせる」というのは、なまはんかな力量じゃないとできない芸当だとおもう! なんだかんだとおもしろかったので、ほしよっつ ★★★★ ああ、格闘技ものに高評価をつける日がくるなんておもわなかった!
0投稿日: 2008.05.10
powered by ブクログ桜庭さんにはまり、生協の3冊で15%オフキャンペーンにつられて買う。刹那感といか疾走感というか、よくわかんないけど、女の子の一瞬の儚さというか、ギリギリさというか、よく出てると思った。[08/04/17]
0投稿日: 2008.04.19
powered by ブクログときどき本でもジャケ買い、というやつをするんですが、これはそうです。 桜庭さんがどういう作家なのかも知らず、適当なページの文章を数行見て、文章の感じも大体大丈夫そうだったのでそのままレジへ、っていう。 なんと言いましょうか。限りなくライトノベルに近い小説とでも言いましょうか。 いえ、褒め言葉です。いい表紙だ。
0投稿日: 2008.04.16
powered by ブクログ痛々しいけど、カッコイイ。まゆもミーコも皐月もみんな好き。中でも皐月が一番(笑)『少女には向かない職業』の最後がショックだったので、コレもどうなることかと、ちょっとビクビクしながら読んでました。ほわっとする終わりで良かった…。
0投稿日: 2008.04.03
powered by ブクログ設定も文章もラノベっぽい感じの、20歳前後の3人の女の子の青春話…? 変な青春話です。ちょっと痛々しいところがあるのが桜庭さんぽいな、と。 しり切れっぽかったり唐突な感じが多いですが、そこらへんは勢いで読んじゃって、みたいな感じがします。 脇役の武史が好き。
0投稿日: 2008.03.31
powered by ブクログ東京・六本木、廃校になった小学校で 毎夜繰り広げられる非合法ガールファイト、 集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。 体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、 誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を── 彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、 そのサバイバルと成長と、恋を描いた、 最も挑発的でロマンティックな青春小説。 (「BOOK」データベースより) 旬の作家、桜庭さんの 初期の作品(ラノベ)が角川から文庫になった。 数冊読んで、それほど嫌いな作家ではないので(笑) 読むことにした。 「初期の傑作」という帯は、う〜ん、大げさだけれども、 思っていたよりも「普通に読める」小説だった。 大人に成り切れていない彼女たちの生き様は 異空間のような雰囲気と相まって、とても切なかった。 物語のラストが一部でも救いであればいいな。
0投稿日: 2008.03.26
powered by ブクログ桜庭さんの作品はなんでこう女の子同士の話がおおいんだろう。 ゴシックだけ異色な気がする。 それはさておき、なんだか不思議な世界観の話だった。 3人のそれぞれ歪んだ世界というか。 なんだか読んですっきりしなかったというか。
0投稿日: 2008.03.25
powered by ブクログさらっと読めてしまう話。女の子が夜になると廃校でバトルして、客を楽しませお金をもらう。という何とも非日常的なストーリー。の割に、するりと入り込めてしまった。女の子たちも「探せばどこかにいるかも」と思わせる。軽く読みやすい作品でした。
0投稿日: 2008.03.20
powered by ブクログ*内容紹介* 東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を何もかも粉砕する一撃を――彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説。 解説・山崎ナオコーラ これは角川の紹介文ですが、これだと年配の読者は絶対読まないと思うww あまりにも現実離れし過ぎた設定でついていけない感あり、と私も思ったのですが、読んでみるとイメージ違いました。 ちょっと引用。 * * * 「台風きてるってば! もー、なんでそういい加減なのよ。信じらんない! あー、もう、床がびしょびしょ! ねぇ、ぞうきんどこ?」 「うるさいなー……。適当に、タオル使えよ」 「なんてこというのよ。タオルはタオル。ぞうきんはぞうきん。一回ぞうきんに下ろしたら、それはもう二度とタオルには戻れないのよ。あー、もう。……じゃあこれ使うわよ」 わたしはバスルームから大きなバスタオルを探してきて、台風の雨に濡れる床を拭き始めた。拭く前にそのタオルに「わかったわね。いまからあなたはタオルじゃなくて、ぞうきんよ」と言い聞かせる。 * * * この辺の感覚、好きです。 あと19歳の元空手部の女の子がバイト先のレンタルショップの店長と、キューブリック派かデビッド・リンチ派か、タルコフスキー派かクローネンバーグ派か、三島派か太宰派か、とやりあうところなんかも、著者の気合が垣間見えました( ̄ー ̄) 要するに、若者感覚で読める深い作品っぽかった。あ、巧いなという印象。 実はさる知人がGOSICKシリーズや『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』等を「面白いから読んでみて」と貸してくれていたのですが、いかにもなタイトルに(笑)読まずに放置しておりました( ̄∇ ̄; 食わず嫌いはイカンですね。 受賞作の『私の男』もとても楽しみです♪
0投稿日: 2008.03.14
powered by ブクログイタい……いたたまれない。今読むのはキツいですが、中学生の私だったら確実にはまってそうな気はします。
0投稿日: 2008.03.11
powered by ブクログ泥沼から引き摺り込まれて、あっという間にかっ攫われた作品です。 文章のリズムがとても好み。 読み終えるまであっという間で。 読み終えてからも呆然と面白さを噛み締めてました。 桜庭一樹の作品を全部読んでみたいなぁと思わせてくれた一冊ですv
0投稿日: 2008.03.08
powered by ブクログ話題の桜庭一樹の文庫を見つけて買ってみたら、6年前のラノベだった。とはいえ、設定とかはラノベ系だけど文章とかはそこまでじゃない。というか、充分面白い。女の子達が深夜の廃校で見世物となりながら格闘をする。正直、1話目で「えっ、いきなり?」、2話目で「あ、しかも繋がってんの?」みたいなどっきり?もありましたが、悪くない。女の子同士の不思議に濃密な関係が上手く描かれていて、女子校出身としては懐かしく。皐月の話は特に思うところありますが、まぁ割愛。。この6年後、彼女は直木賞を受賞する。今店頭に置いてある彼女の近作、どれか買って読みたい衝動に駆られてます。
0投稿日: 2008.03.03
