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赤×ピンク
赤×ピンク
桜庭一樹/KADOKAWA
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総合評価

192件)
3.6
30
60
64
15
1
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    3.7という感じの評価。 女の子たちの話だというものすごくざっくりした知人からの紹介で読んだが、彼女たちの生き方在り方が心に響いた。

    0
    投稿日: 2025.07.29
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    本当に桜庭先生の本は私のタイプだ。想像したこともない世界が広がっていて、でもどこかで現実感がある。3部で構成されてたけど、まゆが中心の3人の物語。

    1
    投稿日: 2025.01.25
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    相変わらず桜庭一樹さんの作品は形容しがたいなにかだなあって思いますね。 最初泥試合してる時、なにを読んでいる?と思ったけれどすぐに受け入れ読み進めた。 皐月の行動がずっと不可解だったけれど、章を跨ぎ納得。 3作全て形容しがたいなにかだった。

    0
    投稿日: 2024.12.17
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    女の心の描写って男の心の描写よりも面倒くさくて、長ったるくて、考えすぎで、面白い 男の描写が薄めなのが、男にそんなに関心がない私にとって好きなところ 表紙とタイトルが可愛かったから買ったけど全然中身と表紙タイトルは一致してなかったと思う いや表紙のデザインいいよねかわいい

    1
    投稿日: 2024.05.19
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    友達からのオススメとして桜庭さんを聞いたのとジャケ買い 本作は非合法の闘技場にいる3人の女性のそれぞれの視点での物語で構成されている 悩みはそれぞれだが、皆等しく悩み闘い答えを探し苦しんでいる しかし闘う方法であったり、答えを見つけた後の行動も十人十色で良いんだよなと思えた 今後悲しい事があったら酒ではなくコーラを飲もう

    0
    投稿日: 2024.01.30
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    帰りたい場所がある人に刺さりそう。少なくとも俺には刺さった。人は自分にしかわからない苦しさを抱えてるものだし(特に思春期は)、それが蓄積されて現実から逃げ出したくなる気持ちも痛いほどわかる。けど逃げ出して終わりじゃ良くない。勇気を持って帰れる強さを持ちたい。

    2
    投稿日: 2023.05.31
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    東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールズファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―。新シリーズ「赤×ピンク」の第1巻。 躁鬱の激しいブルマ少女、まゆ14歳(実は21歳)。魅せることに喜びを感じる女王様、ミーコ(実はSMの女王様)。女性にモテる女性恐怖症の空手家、皐月(実は…)。 彼女たちが毎夜働くのは、廃校の校舎を改良したファイトクラブ、それぞれが秘めた思いを胸に、たたかい続ける…。 都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンチックな青春小説。 DV、ネグレクト、性同一性障害などを抱えながらガールズファイトに参加して自分なりの道を探して殻を破って成長していく荒ぶる青春小説。 べたつかない女子同士のぶつかり合いながら深めていく友情と戦いが荒削りに描かれていて、熱に浮かされて一気に読破できます。本格的な格闘シーンや男前女子同士の同志のような熱い友情が、スカッとした後味の青春小説の傑作です。 「格闘技は自分を知るためにやるもの」「自分の戦い方を知ることが、自分の生き方を知ること」

    0
    投稿日: 2022.12.13
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    桜庭一樹さんの描く少女が好きなのだが、この本は本当にドンピシャだった。 まゆ、ミーコ、皐月の3人の女の子たち、それぞれのお話による3部構成。 まゆのことを檻から出すのは男であり、 ミーコは皐月の助言、 皐月は千夏という女によって檻から出る。 大人になっても頭の隅に残っている少女性が、彼女たちの不安定さと呼応する。 話の構成的に1編目のまゆが1番インパクトが強く、皐月にかけて尻すぼみになっていく気もするが、 まゆがケッコンして檻から出る部分がこの小説の見せ場であり、そこにかけて加速した物語はもう減速していくだけと考えると、まあ妥当かとも思う。 実際、まゆがケッコンすることにより少女の輪を抜け出し、それに呼応するようにしてミーコと皐月も自身の少女性・帰巣本能との戦いに蹴りをつけるのだから、 まゆの急激な変化は最初にないとダメなのだ。

    2
    投稿日: 2022.06.20
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    「失うまいと一心不乱にかき抱く。こんなにも力を込めているのに、指と指の間から、まるで液体でできているかのようにこぼれ落ちていく。」 親に庇護を受ける少女でもなく、自立した大人の女性でもない。おんな と こども の間の孤独で、不安定で、脆く、儚い、女の子達が愛おしい。 「あの子に彼氏が出来た」事に反応しただけで、「あの子のシアワセ」だとか「あの子の彼氏」にはちっとも興味が湧かない。女の子ってきっとそういうもの。 P 38「こうやってボルテージが下がったとき、わたしはふと、なんかわたし、うっかりこのまま死んじゃいそうだって気づくことがある。その気持ちには、死にたい、さぁ死ぬぞ、っていうほどの積極性はなくて、ただ、ついうっかりこの世からいなくなってしまいそうな弱さだ。」

    1
    投稿日: 2022.05.28
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    主人公視点で3話、それぞれ3人の女の子が主役のお話。 難しい表現はなくて、とても読みやすい。 違う視点で、登場人物が同じなので面白い心情描写とかもとても好き。 舞台は少し、アングラっぽいけど人はピュアな人ばっかりだし、バットエンドはないので読みやすく、面白く楽しかった。 個人的には、人間ドラマって感じがしたけどもう少し内容が重たかったらなーと思った部分もある。 読みやすい=若干物足りないのかも まゆちゃん派ですかね( ー`дー´)キリッ

    1
    投稿日: 2022.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三人の少女の視点からみる少女たちの世界 精神的に不安定な子が運命の相手に出会い世界から飛び出す話とその子を必要としていたSM嬢が自分を探そうとする話とFTMの子が理解者かつ好きな女に出会う話 みんなアングラ少女格闘技みたいなことをやっている 桜庭一樹さんのことを男性だとおもっていた

    0
    投稿日: 2021.03.04
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    舞台は非合法のガールズファイト。 まゆ、ミーコ、皐月。 性格、境遇の異なる3人の女性の視点から描かれる短編集。 3人の共通点は、現実から逃げるようにして、闘いの場に身を任せている。 どこか刹那的に生きている彼女たちが生き方を探っているような描写が印象的。

    1
    投稿日: 2019.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。少女の不安定な心情の揺れが懐かしい記憶を揺り動かす。少女は少女とつながり、助けあい、補い合う。苦しくて懐かしい。

    0
    投稿日: 2019.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく甘酸っぱくて 女の子たちが精いっぱい生きていて でも、そこには消えないとげがあって… ここにでてくる女の子は3+1人。 一人は最後のほうにほんのちょっぴり出てきます。 この子も消えないとげを持つ子です。 マイノリティを知る、という意味で 最後に出てくる皐月という子の部分は 読んでおいてほしいなーと思います。 これ、実はこの感想を書いている人が 部分的に当てはまります。 ただし皐月ほど強烈ではないですが。 だからすごく胸がキューっとしましたね。 一部の人には私がそういう人だとは言っていますが… (というか格好で察しがつくと思います) また読みたくなる、そんな本です。

    0
    投稿日: 2018.07.17
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    世界観がなかなかフィクション性強いが、女の子たちの内面、心情面が緻密に描かれていておもしろかったなあ、 まゆ14歳が、息苦しいここでしか生きてはいけないという考え、とても共感できました。

    0
    投稿日: 2018.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女の子たちが檻の中でたたかう『ガールズブラッド』が毎晩、廃校になった小学校で行われています。女の子たちはO嬢で、お客さんは女の子たちが心からも体からも流す血を観に集まってくる、つかのまのステファン卿です。 女の子たちはみんな何かを抱えていながらも、一生懸命生きています。だから、桜庭一樹さんの描く女の子たちは、大好きです。 まゆ十四歳は、“この場所が、居心地悪い。(p58)”と思うと同時に“ここじゃないと生きていけない。(p59)”とも思います。 まゆはずっと、檻の中にいて、閉じこめられなくなってからもずっと、心の中にその檻を持っていました。だから檻の中には、“安堵感と、ずっと近くなった死の気配(p61)”があったのです。 けれどまゆは、自ら、そこから出ていくことを決めました。 ミーコは、“なにを欲しているのか察して、それに応える(p97)”ように生きてきました。なんにでもなれました。でもミーコにも、“誰が好きかも、どうしたいかも、ぜんぜんわからない、(中略)だけど、やりたい格闘スタイルだけは、ある(p124)”のでした。 “好きなように生きる(p145)”って、ミーコのようにどういうことなのかわからない人もいるのかもしれません。でもやっぱり、好きに生きて楽しんでいる方が素敵でした。 皐月は、女の子の裸を見たくないし、見られたくありませんでした。それは“物心ついたときから、男だと思ってた(p239)”からでした。でも、誰にも話せませんでした。 そして高校二年の終わり頃、母親にエロ本が見つかり、家出しました。けれど、女、千夏のおかげで、“家に帰らなくてはいけない”、“本当のことを話すべきなのだ”(p246)と思います。 悩んでもがきながらも希望が見えた気がして、よかったです。

    0
    投稿日: 2018.04.29
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    とても好きな桜庭さんの作品。 少女から女性へと変わっていくような 特殊でありながらも、なぜか共感できる。 ミーコが救われないような気がしてしまうのが悲しかった。

    0
    投稿日: 2017.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    廃校になった校舎で行われる女性のレスリング。登場人物の三人はそれぞれに悩みを抱えている。女性を愛せない女性、高校生から娼婦になりSMクラブで働く、年齢を詐称する女性。女流作家ならではだろうか。女性の視点を重視しており、私にとっては新鮮さを感じる。惜しいのは、結末が短すぎることだろう。最後に各々のエピローグを用意して欲しかった。

    0
    投稿日: 2016.12.31
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    東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説。

    1
    投稿日: 2016.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普通に面白かった それぞれが内面的なものを抱えつつ、関わって戦ってという話し 見ているものや感じているもの、他人や自分に対してのそれが全然異なる辺りが実にっぽい 舞台や設定はフィクション臭がパないけどね (観ている人を満足させる様な試合を毎日続けるのは無茶やろう…流石に) とはいえ、駆け足で3人の話が語られた、その速度はとても良いペースだった

    0
    投稿日: 2016.06.20
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    『赤×ピンク』読了。 タイトルからもっと華やかな世界観を想像してたけど泥臭い少女たちのお話だった。 ガールズファイトで戦う泥臭い少女たちが垣間みせる華やかさが際立ってちょっとドキドキした。少女であることで無敵になれるあの頃に戻りたいよ。 2015.9.20(1回目)

    1
    投稿日: 2016.04.15
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    28.3.13読了。 5冊目の桜庭一樹さん。3人の主人公の視点で書かれた連作短編集。舞台はキャットファイト。うーん、さすが桜庭さん、変態な雰囲気が濃い!もうお腹いっぱい! 話自体や登場人物たちの抱える悩みや人との繋がりは安っぽいんだけど、やっぱり文章が好き。きれい。 今度から悲しいときはコーラを飲もう。

    0
    投稿日: 2016.03.14
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    内容は結構強烈なんだけど、なんかすんなり感情移入してる作品。 本当になんかすごい。 読んでいて楽しいし。 キャラクターの様々な視点で話が切り取られていく。 ハラハラしながら読み終わるとストンと何か腑に落ちるものがある。 なんか心のつっかえみたいなものがデコボコのちょっと飲み込むと痛そうな硬いモノが胸の中を通り過ぎたことでゴロンと取っていっちゃった感じ。 面白い。

    2
    投稿日: 2016.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルについての考察はそのうち。 非合法のファイトクラブで闘う三人の少女(?)の物語。 それぞれ異なる「傷」を抱えており、それが自己を「檻」の中に閉じ込めている。 解説の山崎ナオコーラの何言ってんだろう感が半端ない。 展開が簡単に予測されてしまう割に描写が長い印象を受けたのと、強引と安易な場面変換であまり楽しめなかった。

    0
    投稿日: 2015.11.09
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    あんたのその体に、いつかあんたの彷徨う魂が追いつくといいんだけどねぇ。 彷徨う魂は少女である証拠だ、とおもう。 いつか追いつくといい。入れ物でしかない身体にしっくりくるときが、いつか、来るといい。 存在の理由なんてわからなくていい。好き嫌いだけで無茶苦茶したっていい。そういうときが、わたしにも、あったんだ。少女だったから。

    2
    投稿日: 2015.10.17
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    出てくる登場人物全てにドラマがあり魅力的。そして皆まともじゃない。どこかが壊れている人ばっかだった。

    0
    投稿日: 2015.09.10
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    設定にチープさや悪い意味での今時感があるフィクションだが、これでもかというくらいになされた比喩による味付け盛り付けと散りばめられた情景描写などが相まってそこに描かれている葛藤はしっかりと心に来るものである。ただ、そんな美しい表現をこんな人たちがするか?と思ってしまうような不釣りあいさはあるし、こねくり回さなくてもと思わなくはない。

    0
    投稿日: 2015.08.24
  • 一番波長が合った

    「私の男」を読んで,またしばらく経ってこの作家が女性だというのを知って以来, いろいろな作品を読んできました。 「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」もとても面白かったのですが,この作品は一番波長があってさらに感じるところがありました。 設定は荒唐無稽な感じもありますが,女性だけのファイトクラブに吸い寄せられた各々の女性が抱えた闇が時間的に並行しながら語られて行きます。  

    0
    投稿日: 2015.07.21
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    これはひどい。 檻のなかでのガールズファイトをショーアップし、客がファイターの女の子たちを指名して一緒に酒も飲める秘密クラブ。 … 秘密クラブ、のあとに(笑)を付加する衝動を抑える。 こういうお道具立ては嫌いではない。 でもお粗末なお道具立ては大嫌いだ。 秘密クラブの運営も少女たちの痛み苦しみも、もう少しそれらしくなんとかならなかったのだろうか。 アイデンティティの危機にもがき苦しみながら、そのクラブで生きる力を見出す少女たち。 なるほど。 しかし少女たちのじゃれあう場面、ふわふわべちゃべちゃした喋り方には「かわいいでしょ?萌えるでしょ?」という商売気しか感じない。 檻のなかで少女たちの闘う様を売り物にするより、もっとずっとグロテスクに感じてしまって私はダメだ。 昔々に少女だった頃の自分、子ども時代に味わった苦しさを思い出すと「バカにすんなよ」とつい、思ってしまう作品がある。 これもそうだった。 『私の男』が大きな力をもっていたので、いろいろ読んでみたくなった。 桜庭一樹がラノベ出身作家とは知っていた。 私はラノベがラノベであることを理由に否定するつもりはないのだけれども、もしかしてそうしてしまっているだろうか。 作者も10年以上前の作品にとやかく言われるのは不本意でしょう。 ともかくまだたくさん買ったので、引き続き読み続けることにする。

    0
    投稿日: 2015.06.04
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    このあたりを転機として桜庭一樹はラノベ作家から文芸作家へ移行していったようなので、軽いタッチの読み物ではある。3人の少女を主人公としている。少女は桜庭一樹の得意とする描写だろう。「まゆ、14歳」はわくわくしてよかったのだがそれだけかなぁ。

    0
    投稿日: 2015.06.03
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    毎夜、色とりどりの衣装と設定を身に纏い檻の中で激闘を演じる少女らはきっと夜の蝶。 しかし闘いはお客の為のショーから自分の為の物へと変わっていく。 自分と向き合う。 格闘技を愛している。 それぞれに事情があり、秘密があり、居場所を探している。 慟哭。 境界の淵を行き来しながら、今日も痛みを超える。

    0
    投稿日: 2015.04.04
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    題名と中味のギャップに驚いた感じでした。 個人的にかわいらしいお話なのかなと思ったら、泥臭い女の子同士の格闘技のお話でした。 自分には縁のない話なんですけど、なんだか考えさせられる物語でした。

    0
    投稿日: 2014.10.13
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    【本の内容】 東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。 体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説。 [ 目次 ] [ POP ] ミステリは殺人や謎解きばかりと思って敬遠していませんか? でも、実際には起こり得ない状況を設定しつつも、読後、「どこかで本当にあるかも」と思わせてしまう話も立派にミステリだと私は思います。 直木賞作家・桜庭一樹さんの『赤×ピンク』もその一冊。 ここで描かれるのは、夜毎、非合法なガールズファイトを繰り広げる少女達。 檻の中で戦い、鎖に繋がれながら客と会話をし……。 誰かに愛されたい。 認められたい。 不器用な生き方の中で懸命に自分の居場所を探す少女達の心の叫びは、本を閉じてもなお胸に響きます。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

    0
    投稿日: 2014.09.07
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    再読。 桜庭さんの本の中でもトップクラスで好き。 躁鬱が激しい主人公や、SM倶楽部で働くミーコ。

    0
    投稿日: 2014.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画を先に見てから読んだ。映画ラストの安藤一門vsガールズブラッドは、まゆ、ミーコ、皐月の乗り越える壁で自分達の居場所を存続させるための闘いだった。けど原作ではそれぞれ個別で、各自の問題にケリをつけてた。まゆは戻って来なくて、ミーコは自分の格闘技を見つけて、皐月は家に帰る決心をする。ガールズブラッドはあくまで自分を見つめ直す場所で、映画のような女の子達の連帯感はあんまりない。 ミーコの話の終わりで、「生きるって楽しいね」に対して皐月が同意するんじゃなくて「おめー大丈夫か」って言うところが、なんか好き。

    0
    投稿日: 2014.08.27
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    廃校になった小学校で毎晩ひらかれるガールファイト。 ふわふわと浮き沈みする戦う女の子たちは、いつしか地に足を着ける。   「愛ってなんだろう? わたしにはどうしたいいかわからない。こんな生き方をして、わたしはその言葉の、その概念の前に、ただ立ちすくむしかない。」

    0
    投稿日: 2014.06.13
  • 3人の女性の生き様にちょっぴり切なくなりました。

    廃小学校で夜な夜な行われる女性だけの格闘技イベント「ガールズ・ブラッド」。 そんな世界で生きる3人の女性格闘家の姿が描かれています。 格闘そのものを描いた小説ではありません。 三者三様の生き方、女性は少しでも共感できる部分があるのではないかと思われます。

    0
    投稿日: 2014.03.09
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    読みやすい一冊。格闘シーンはやや少なめでどちらというと少女たちの心情の変化とかにバランスをおいている思う。自分の本当にしたいことや、望んでいること、本音なんてそう簡単には言えないよね。ミーコの回の時が好きだった。

    0
    投稿日: 2014.02.09
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    「ライトノベル」ってこういうのなのかな? 読みやすさはある。内容も決して重過ぎず、軽過ぎず。 映画化らしいので、それはちょっと気になる。

    0
    投稿日: 2014.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私とは全然違うけど、少女で女で人間なんだなぁって思った。これとか砂糖菓子とか少女にはとかは、あとの作品に比べてまとまりきれてないけれど、その分鼻をつくような少女臭?が凄い。好きです。

    0
    投稿日: 2014.01.25
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    初めは非日常的で、格闘技という全然分からない世界観だったので、少し戸惑った。でも技やらなんやらが分からないのはさておき、話はスラスラ読めた。 それぞれの少女の葛藤と人間性。一見おかしいように思える彼女たちは、実は女性なら誰しも持っている奇妙な心なのかもしれない。 過去のトラウマに縛られ、恐怖と安堵を同士に得てしまう、不安定な真由。 一見強そうに見えて愛を欲しがる、人に尽くす事を喜びとする反面で本当は我が儘に甘えたい衝動を持つミーコ。 異質さや弱さの塊である自分を守る為、必死に拒絶し突っぱねる。本当は自分のありのままの姿を誰かに認めて欲しいのに。そんな想いを抱える皐月。 共感という言葉で片付けるには遠いけれど、女という生き物の、哀しさと虚しさ苦しさと痛みが、全面に見えた作品だった。最後の皐月の話で少し救われた気がした。

    0
    投稿日: 2013.12.05
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    直木賞受賞された桜庭先生の作品です★ 三人の女性達の青春?小説。 読みやすくて、彼女達の行く末が気になって つい最後まで読んでしまいました(=▽=) 短いお話だし、さっと一冊読みたい時にイイかも★

    0
    投稿日: 2013.11.29
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    オリジナルは2003年に出版された桜庭一樹の初期作品です。表紙が普通の小説っぽくなって驚きました。しかし、この頃の桜庭作品は好きです。本作は六本木の廃小学校で夜な夜な行われる女性だけの非合法格闘技イベント"ガールズ・ブラッド"に出演するまゆ、ミーコ、皐月の3人の物語です。まゆの物語が引き金になって、その後の2人の進む道が変わるので、連作短編という形式なんでしょうか。"檻"と"手錠"という拘束する道具が印象的に使われ、ちょっと現実離れした話ですが、リアルな男子高校生っぽい武志が出てくると作品が和みます。

    0
    投稿日: 2013.11.16
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    闇キャットファイトの世界で生きる女性3人の話。 ですが、それ自体がメインの話ではなく、3人の風変わりな生き方が書かれています。 自分には縁の無い世界の話なので、興味深くて面白いです。

    0
    投稿日: 2013.11.10
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    廃校で少女たちが夜な夜な闘ってる。関係者がほぼ全員格闘技に魅せられてるのがいい。偽女王様と真性奴隷のSMプレイが最終的に愛の域に達してよかった。本当の自分を愛して欲しい&愛したい欲の爆発の話。

    0
    投稿日: 2013.11.09
  • 非現実なバトルの中に生きる女性たち

    夜な夜な開催される都会の廃校でのバトルショー。 設定自体が非現実で、架空の設定がエスカレーションするのかと思いきや、 その中で生きることにもがく3人の女性たちのそれぞれの物語り。ケッコー切なかったりなんかして・・・ 設定自体はチョットなーって思いましたが、女性達の生き様は丁寧に表現されており、生き方に共感を覚える女性もいるかと・・・ 男子より女子にお勧めな1冊かも。 映画化も決定しキャストも発表されています。ひいきの女優さんが出るので読んでみました。

    1
    投稿日: 2013.11.05
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    女の子の好きそうな題名とお話です。表紙からしてまず良い。 ああこういう衝動あるなー、なんか似てるか?共感できる部分が多い全然自分に似ていない女の子たち。 全ての女の子のテーマが詰まっていると思えました。

    0
    投稿日: 2013.09.28
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    みんな何処か歪なモノを抱えているんだけれどでも真っ直ぐなところも持っていて、見ていて放っておけない感じがした。

    0
    投稿日: 2013.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三人の女の子それぞれのオムニバスって感じ構成になっています。 桜庭さんの作品は幾つか読みましたがこれが一番読みやすいと感じます。 女の子なら誰しもが共感してしまう内容で読み終えたあと不思議と元気になれる作品です。

    0
    投稿日: 2013.07.01
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    一樹らしい一冊だった それぞれに心に闇を抱えている女の子たち 非合法なアルバイト先にやっと居場所を見つける 一樹らしい 私は好きだなこの世界

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    投稿日: 2013.05.27
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    こんな世界か、意外だ、と読み始めた。 ふだん接することのない舞台と、ちょっとずつ現実離れした女の子たちのおかげか、いろいろあるのに爽快感。 山﨑ナオコーラさんの後書きに頷き、うんうん、中で考える、ってかグルングルンするよね、うんうん、我もさ、なんて思っていたが、いかん、登場人物たちは十代だったりした。 オトナか〜。ぐぅ。

    0
    投稿日: 2013.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「居場所ってなんだろう?」と考えさせてくれる一作。登場人物3人の視点で、ちょっとずつ時間軸をずらして物語全体が描かれる構成が興味深い。 少々極端な設定ながらもそれゆえに物語がいい意味で檻にはまり、重たい内容の割には不思議と読みやすい。ただ、登場人物3人とも物語という檻に入っているから客観的に見られるわけで、いざそんな当人を目の当たりにしたら自分はどう対応するんだろう、と思うと…まぁすごくヘタレな対応を取るんだろうな、とも。自分自身を檻の外に出したり内に投影してみたり、3人いる登場人物に自分や身の回りの人を投影してみたり。それを自在にできる物語構成が、男女ともに読みやすい作品に仕上がっている一因なのかもしれません。スポーツをちょっと斜に構えて観てる人は、同じノリでこの作品も楽しめるかもしれず、多分自分もそんな楽しみ方をした一人かもしれません。

    0
    投稿日: 2013.05.02
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    最後の最後のとこで泣いた。 皐月がやっと誰かと生きていく事ができる喜びがじわじわと迫ってきた。 自分を理解してもらうことからやっと始まるんだなー

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    投稿日: 2013.04.14
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    ライトノベルの括りが いまいちよくわからないんだけど これはそっち寄りなのかな。。 非現実的でした。

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    投稿日: 2013.02.26
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    なんとなく、幻冬舎あたりから出ていそうな小説。 アウトサイダーたちの自由や希望が光として差しているのはリングの上。三人の女の子の目線で書かれた三編で構成されている。桜庭一樹特有の「血の呪い」も微かに伺える。 ミーコ女王様に求愛する師範代の自己愛がミーコには残酷なほどにまさにマゾヒストであり、サディストでもないミーコには絶望的にも見えるものの二人の信頼関係は揺るぎなく、素晴らしい描写で美しかった。一番のお気に入りのシーン。

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    投稿日: 2013.02.15
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    一つの物語がいろいろな登場人物の角度で書かれてすすんでいくお話です。いろいろな人の感情が違った角度から読み取れておもしろかったです。

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    投稿日: 2013.02.11
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    闇格闘技の世界に生きる3人の女の子のそれぞれの人生を描く、というと何だか仰々しいですが、そんなことは全然ない楽しい物語でした。

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    投稿日: 2012.11.22
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    それぞれの人物の短編集になっていました。 どの人物にもそれぞれの事情があり、おもしろいお話ばかりでした。 それにしても舞台がすごいなあと思いました。

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    投稿日: 2012.11.09
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    女性にしか書けない女性の作品。 この本読むまで桜庭さん男だと思ってた、あたしってホントバカ。 文章はやはり独特な桜庭特有のものなので苦手な人は無理。 私は好きです。 読み終わった直後はなんだかんだって思ってたんだけど1時間もしたら忘れてしまった……

    0
    投稿日: 2012.10.16
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    砂糖菓子~を読んだ後だったので、またグロがあったらやだなーって思って読んだけど、グロもないし、むしろ爽やかというか、スカッとした気持ちになれた本でした。

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    投稿日: 2012.10.13
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    まゆ、ミーコ、皐月、それぞれタイプの違う女の子の話。キャットファイトクラブで働く女の子も普通の女の子と変わらないなと思った。

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    投稿日: 2012.10.10
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    かなり印象に残るストーリー(わら) 非合法のガールズファイトをする少女たちのお話 最終的に三人の女の子たちは救われたからよかったなあ 個人的には「まゆ14歳」が好き

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    投稿日: 2012.09.18
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    ミーコちゃんの気持ち、わかるなぁ。どこにも居場所がなくて、誰かの求める誰かになりきるしか、居場所を作る手段はなくて。器用なようでものすごく不器用。生きていく力があるようで、実はとても弱い、てかんじ?

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    投稿日: 2012.08.17
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    ガールズファイトで働く3人の女の話。 まゆの話はラストが唐突過ぎたけど、ミーコの話は好きだった。 孤独や愛されたいと思う気持ちに共感できた。 皐月の話も好き。 男が読んだらどう思うんだろうって思った作品でした(笑)

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    投稿日: 2012.08.02
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    わかる。その厭世観わかる。みたいな感じ。 「ガールズブラッド」みたいな現実離れスポットうらやましい。 女の子は実際甘くもなんともなくて実に現実的でシビアなんだけどそれを全て内包してふわふわと存在する。のだなあと・・・まあ、知ってるけどwww改めて確認しました。 桜庭さんは女の子を描くのが本当に上手で、私は、桜庭さんの本を読むたびに、女で良かったって思うんです。 前向きな、そのまま生きていくしかないよ、っていうメッセージ。 そして悲しいときにはコーラ!

    0
    投稿日: 2012.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    退廃的で淫靡な雰囲気を漂わせながらも、どこか少女性を感じさせる物語。 思春期特有の葛藤から抜け出せなく、取り残されたままの少女たち。 そんな彼女たちの寄りどころがガールズファイト。 ある意味自虐的でありながら、誰よりも「生」をありのまま晒し、生きることに真っ直ぐなのかな‥と感じた。 最終的に、彼女たちは自分自身でしっかり地に足をつけて、それぞれこれからを歩んでゆくのだろう。一安心。 意外とその辺にも、彼女たちみたいな少女ってたくさんいるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.06.13
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    本当に何でこの人の作品は、人のバックグラウンドであるドロドロしたところを、ピンポイントで掻き乱してくるんだろう。 まゆ、ミーコ、皐月。 この物語は3人の、女と呼ぶにはどこか不器用過ぎて、少女と呼ぶには少し薄汚れた世界を知りすぎてる彼女たちの視点から描かれる。 それぞれに過去の記憶や、家族、忘れられない痛みを抱きながら生きている。 生々しい傷を抱えながら、非現実的な「檻」の中で彼女たちは、何を見て、何を感じ、何を得て、何を失うのか。 本当に自分がしたかったこと。 本当に自分がなりたかったもの。 本当に自分が欲しかったものとは――― 個人的にはやっぱりまゆの危うさがどうしても好きだ。 ふわふわしていて、壊れてしまいそうなのに、確かにそこにいる。 今にも消えてしまいそうで、そんな儚さがどうしようもなく愛しい。 でもまゆのような少女はきっと珍しくはないんだろう。 だからミーコの気持ちもとても良くわかる。 それぞれの感情が、どうしてこんなにリアルなんだろう。 桜庭さんの書く女の子は、こういうところが本当に怖い。 まるで自分の心さえも見透かされたような気がして怖くなってしまう。 砂糖菓子、私の男に引き続き、読み終わったあと号泣、しばらくは現実世界に戻ってこれませんでした。

    0
    投稿日: 2012.05.31
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    深夜の六本木。廃校になった小学校で行われる、非合法のガールズファイト。 主人公のまゆ、まゆの親友であるミーコ、そして皐月。 三人の切なくて、強くて、すべてに一途でキュートな話。 読み終わったあとはほっとするような、そんな優しい気分になれた。

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    投稿日: 2012.05.19
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    危うい不安定な中で生きている女の子たちのお話です。 それぞれの愛のあり方を求めてもがく様は、読んでいてなんとも言えない気持ちになりました。 けれども、決して後味が悪いわけではなく。 読んで、前向きになれるお話だと感じました。

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    投稿日: 2012.05.17
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    ライトノベル時代の作品みたいですが この本個人的には好き^^ ゴシックシリーズ以外で読んだのこれが初で 印象深いですねー^^ 舞台は「ガールズブラッド」というキャットファイトショー(ガールズファイト)に出演(バイト)している 少女たちの様々な喜怒哀楽を描いた話 独特の桜庭ワールドに引き込まれますね 「まゆ14歳」が好きかな^^

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    投稿日: 2012.05.15
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    まゆ、ミーコ、さつき、3人のそれぞれの関係がとても面白かった。 3人が本当は誰を好きなのか、誰を必要としているのかわからない。 特定の人を1人だけ必要と思えるのは、とても羨ましいことだと思った。 私は、まゆの愛を欲している所やミーコの自分がわからず相手のことを考えてしまう所、さつきの人を愛すのが怖い所がとても共感出来た。 それぞれが幸福になってくにつれて、私も少し心の奧があたたまるような感覚があった。 とても切なく、甘い女の子達の話だった。

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    投稿日: 2012.05.14
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    中身は、まゆ編、ミーコ編、皐月編に分かれていて、特に難解な文章ではなく、スラスラと読めました。 解説にもあった通り、主人公はまゆで、まゆの旅立ちがあってそれが二人の成長を促していて、恩田陸さんの「ドミノ」を思い出しました。 武志の「Noooooo」がけっこういい味出してました。ここだけ現実味があってよかったです。

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    投稿日: 2012.04.25
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    廃校になった小学校で夜な夜な繰り広げられる非合法ガールズファイト 今回のお話はそこで戦う女の子、まゆとミーコと皐月、3人の成長物語なのです 相変わらず物語りが上手い 3人共それぞれいいけれど、アタシはミーコがいい 昼はSMクラブのなんちゃって女王様、夜は檻の中でキャットファイト すごくしっかりしてるけどどこか脆くて危うい この3人の女の子達の未来がどうか明るいものでありますようにと祈るような気持ちで読了 今回も桜庭ワールド、堪能させていただきました ごちそうさま

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    投稿日: 2012.04.17
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    躁鬱の激しい14歳のブルマ少女、魅せることに喜びを感じる女王様、女性にモテる女性恐怖症の空手家。 何かしらの問題を持った少女たちが、苦しみながらも生きようとする姿に応援というか、共感というか、そんな気持ちになりました。 物語の舞台は過激で現実味のないものですが、決して異様なものではなく、普通の少女の心情がリアルに描かれていてすんなり入り込めました。

    0
    投稿日: 2012.04.10
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    少女のような、もう大人の女性のような、そういう女たちのお話。 みんな裏の世界で生きているけれど、それぞれの思いや世界観が切ない。不安定で感情的で、桜庭作品らしい少女たちだなぁと思います。

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    投稿日: 2012.04.01
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    これ、凄い。特に1話目「”まゆ”14歳の死体」が。 読んだ時、ものすごくつきぬけた感じがした。 そして、こう思った。 これって、この子が新しい檻を見つけただけで、同じ事がくりかえされるだけなのではないかい? この男、結局、今までまゆをがんじがらめにしてきた狂気と同じものを秘めているんではないか? それで、山崎 ナオコーラの解説読んで、もう1回、衝撃を受けた。 女には、この物語が、こう見えているんだ!! 多分、わたしの今後の予想の方が、当たっていると思うんだけど、女たちにとっては、「そんなことどうでもいい!!」んだ!! だただ、「友だちが先に大人になる」ということにショックをうけている。 多分これは、男と女の間にある溝なんだと思う。 男がいろんなもののことをスペックで語る時、女は、「そんなことは、どうでもいい」と思っている。そんな感じ。 実はそれは、男女差ではなくて、個体差なのかもしれないけれど……。 そして、この小説の沸点が、「まゆ」の物語のあのシーンにあるという、山崎 ナオコーラの解説が、また、ものすごく正しい。 ナオコーラの本は、今まで1冊も読んだことがないけれど、この解説を書いた感性をもった人が書いた本なら、おもしろそうと思わせる解説でした。 多分、これ、ライトノベルとして出された1冊。 でも、これ、ライトノベルの形をした、まったく別のなにかです。 桜庭 一樹、予想以上のおもしろさでした。文章も、凄い巧いと思います。 残念なのは、前半に沸点がきていること。それでちょっと損しているかも。 でも、そういう書き方が、正しい物語でもあります。

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    投稿日: 2012.03.07
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    三人の少女がそれぞれの人生を決めていく話し。 皐月と皐月がバイトをしている所の代理店長との駆け引きで文学は、と問いをかけると「三島派」「太宰派」に分れたところが何故か印象深い。 勿論他にもまゆが永遠の14歳を卒業したり、ミーコがアイデンティティを見つけようとする所など光るところ、目立つ所は多々ある。 みんな傷ついてるけれど、それでも立ち上がって進む。

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    投稿日: 2012.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館にて。 設定がちょっと突飛だなとは思ったけれど、それぞれの描かれ方が丁寧で落ち着いて読めた。 特にラスト、皐月の話は好きだった。

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    投稿日: 2012.02.15
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    桜庭一樹の書く女の子がほんと好き。 なんでみんな、こんなに壊れてるんでしょうか。 愛しくなるくらい。

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    投稿日: 2012.02.12
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    あー皐月かっこいい。 某シェーンと被ってしまいます(笑 意外な内容でびっくりしました。 女王様ミーコの屈折ぶりが好きだな。 こんな子と友達になりたい。 個人的には皐月とミーコにくっついてほしかったんですが(笑 とりあえず皐月が幸せになれて良かった…(;-;) 面白かったです、桜庭さんが"少女"にこだわるのが分かった気がする。

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    投稿日: 2012.02.02
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    最後のはなしが一番すき。 どれもほっと優しい気持ちになれるような、でもどこかどろりとしているような、ふしぎな話だった。

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    投稿日: 2012.01.18
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    女の子だっていろいろいるのさ。でも、みんな傷つきやすくて脆いんだ。だから、――。高橋しん先生ぃ~「love story,killed」はほんと、泣けます。

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    投稿日: 2012.01.09
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    アンダーグラウンドの格闘技に自分自身の活路を見出す若き女性たち。女同士のつきあい方にも、ちょっとした屈折がある。ほの暗さが漂う桜庭一樹ワールド。

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    投稿日: 2011.12.05
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    2011 11/28読了。友達に借りた。 廃校になった小学校で夜毎開かれるキャットファイト・ショーに出演する、女性たちの話。あるいは女性たちの中にいる少女の話。 汚濁に塗れて檻に囲まれた中で壊れて消えたい衝動を抱えた人たちが、ちょっと救われたりする。 面白かったけど、もとがファミ通文庫だったってのが信じがたいな…桜庭一樹の初期の中でもとりわけラノベっぽくないような。

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    投稿日: 2011.11.28
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    カバーデザインに惹かれて買ったから、予想外の話でびっくりした(◎_◎;) あっさり読める。面白かった

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    投稿日: 2011.11.23
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    ヤミの格闘技ショーに参加する女の子3人の数日を描いた作品。 て一言でいうと凄い異様な物語に聞こえますが、 特殊な環境にいる子を描きつつ、普遍的な心理が丁寧に展開されています。 SMの女王様(!)を演じるミーコが不安定で、その不安定さが最高に魅力的。 師範代の「これが私の愛し方ですから」ていうのが、イラっとするとともにせつない。いや、変態なんですけど。

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    投稿日: 2011.10.21
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    ガールズファイトとか舞台は現実味がないけど、個人に焦点を合わせると普通にいそうな身近な女のコ。やっぱり桜庭さんは女のコの心情がよくわかってらっしゃる。

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    投稿日: 2011.10.15
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    かたやダークサイドな部分、でも何となく身近な かんじのする作品です。登場人物もけっこうおしゃれです。  

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    投稿日: 2011.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女の子三人がすごい個性的 助けられるのを待ってるのかもしれないし 強く生きていくのかもしれないし 結婚マニアに一瞬どきっとした

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    投稿日: 2011.09.07
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    表紙が綺麗で、 本のジャケ買い2回目 3人の女性が主人公で、 悩みながら自分と向き合っていくお話。 3人の共通点は 「ガールズファイト」という 女性同士が戦う格闘場で戦いながら、 その場で自分と向き合っていくということ。 スポーツではないし、 ただの見世物でもない。 ミーコがかなり魅力的でした。

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    投稿日: 2011.07.14
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    これはいいですね。 直木賞とるわけだ。 各章の主人公だけなく、他の登場人物も実に人間らしく描かれていて、なにか深く心地のいいものに浸れたような気分になれました。

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    投稿日: 2011.07.12
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    桜庭一樹にしては珍しく、少し若い年齢層に向けて書かれたイメージの作品。 ミーコの話が一番好きかな?

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    投稿日: 2011.07.07
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    内容はいわゆるライトノベル 当初ライトノベルとして出版されてたものなので まぁ至極当然といえばその通り 内容はつながっているけど ショートショートのような感じで読みやすい 桜庭一樹独特の こねくりまわさない小難しさもちゃんとある 入門編にはいいかもしれない

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    投稿日: 2011.06.19
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    少女たちの内面描写がとてもよかったし、 世間とは少しずれた人物たちの関係は読んでいて楽しかった。 しかし、どの話も結末が微妙。 なんというか突然ブツッと終わってしまった感じがして、 よくわからない作品だなぁという印象を受けました。

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    投稿日: 2011.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非合法のキャットファイトを見せる組織で働いている三人の少女ファイターのお話。 自分自身の問題とか過去と折り合いをつけたり告白したりして、脱少女になるまでの物語といった感じ。 山崎ナオコーラさんの解説よかった! まゆの結婚相手について微塵も触れないってあたりなるほどーと思った。

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    投稿日: 2011.05.16
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    それぞれのキャラがたってて面白く読めた。 しかし内面の問題にケリをつけるきっかけのラブ要素が唐突すぎて説得力にかける。

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    投稿日: 2011.05.16
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    桜庭作品の中では微妙やった! 格闘技ってのがぼくにがてなんだな それにやっぱり長編のほうが登場人物が素敵やしのめりこむからすき! これも個性的といえば個性的やけど なんかちょっと半透明でぼやける とかいいながらいっきによんだけどね!

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    投稿日: 2011.05.02
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    個々のキャラクターがはっきりしていてとても面白かった。しかし、まゆが友人に似ていてちょっと嫌だった。人間関係的にもとてもよかった。

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    投稿日: 2011.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女の子の情緒不安定さが上手に表現されていたと思います。ガールズファイトに出演する、まだ若い女性達の過去や考えがオムニバス形式で順番に書かれている読みやすい作品でした。

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    投稿日: 2011.04.05
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    ー悲しいときにはコーラなの? さくさく読めたー。 非合法ガールズファイトなはなし! 自分の実生活とはかけ離れていて、3人の女の子と共感できる部分がほとんどないからこそ、読んでいて楽しめたとおもう。 格闘技とか分かんないもんなぁ。 でもハイキックしたいなぁ。 3人の主人公。 まゆ と ミーコ と 皐月。 特にミーコが好き。 女王様なのにすごく優しい。 いっつも人のひとのこと考えちゃう。 それぞれ幸せになって欲しい。

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    投稿日: 2011.04.03