
総合評価
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powered by ブクログ言葉一つ一つがきれい 私にだってちゃんと若い頃はあった。疲れを知らず、恐れを知らず、時間に限りが あるなどと考えもせず、今目の前を行くあの子のようにずんずん突き進んでいた。愛してくれない人を恨み、自分より愛されている人をねたみ、いつも、自分自身を哀れむために泣いていた。それでも思う存分泣けば案外とすっきりし、むくみも食欲不振も目の下の隈も、一晩で解消した。そんな時代があったはずなのに、ちょっと油断し ている隙に、すべてが遠くなってしまった。なぜだろう。あの日々は一体、どこへ消 えてしまったのだろう。
0投稿日: 2026.03.29
powered by ブクログ題名に強烈に惹かれて手に取った。小川洋子のエッセイ。どの作品も読みやすい。印象的なのは題名と同じ話。ほんわかした内容かと先入観を持って心躍らせながら読み進めると「そうきましたか!」と膝を打っていた。発想力が素晴らしい。
2投稿日: 2026.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんてかわいい装丁だろう、と私は心惹かれて、この本を読み始めたのです。そこには小川さんの流れるようなエッセイがあふれていて、自己卑下がすぎる彼女の穏やかな語りに癒されました。芥川賞作家なんですってよ。あまりなんとか作家を意識しないので、文末に添えられた略歴に驚きました。もっと堂々としてくれよ、なんてちょっと思います。表題の「カラーひよことコーヒー豆」は恥ずかしながらカラーひよこをなんとなくしか知らない私には、小川さんの描く懐かしさにタイムトリップしたような心地でした。見たこともないのに。すてきな本でした。
1投稿日: 2026.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小川洋子さんの小説を読んだらエッセイにも興味が出てきて図書館で借りてみた。 エッセイだから日常が綴られていて平板に続くと思いきや宮本輝さんの『錦繍』とモーツァルトの交響曲39番の話にグッときた。「当たり前の愛情」を身近な人たちにちゃんと注げているだろうか? 「思い出のリサイクル」も印象的。ユダヤ人から収奪した遺品の中にたくさんのお人形があった話が忘れられないという。 「世界の周縁に身を置く人」もいい。アンネ・フランクの3つ上のマルゴーを例に、じっと黙っている人の声に耳を傾けていると、思いがけず深淵な真理に触れることができると彼女は語る。
45投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ前に読んだことがあるのでは?と思いながらも借りてきて、やっぱり私は小川洋子さんの文章が大好きなのだと再確認。どれも好きだけれど特に「当たり前の愛情」。猛暑だった今年は紅葉が遅れているらしいけれど、そろそろ宮本輝さんの『錦繍』を読む季節になりましたね。
4投稿日: 2023.10.23
powered by ブクログラジオのまんま! 小川洋子さんの本を初めて読みました。 ラジオでは10年以上前から知っているはずの作家さん。 弾んだ声に、本当に本が好きという気持ちという気持ちがこもっていて、好きです。 本の語り口調もそのまんま。 博士の愛した数式の著者だと知ったので、思わず読みました。
0投稿日: 2023.09.13
powered by ブクログ小川洋子さんが他者に向ける眼差しが本当に優しくて素敵なエッセイだった。 小川さんは、スーパーのレジで働く人の手元を見て、その無駄のなさに感嘆し、尊敬の目を向けている。どんな仕事も習得するには根気と努力が必要で、それをしてくれる人がいるから世の中は成り立っている。エッセイの中で、大人になるという事に言及する箇所が多くあったが、自分の力だけで生きてるなんて思っているうちはまだまだ子どもで、誰かがコツコツと続けている努力のおかげで、自分の生活が維持できていると気づいている人は大人なのではないかと思った。 図書館の返却期限がせまっていて慌てて読んでしまったのが残念。もう一度ゆっくり読みたい。
2投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログ雑誌『Domani』に連載されたエッセイを集めてできた本。小川洋子さんの日常からの様々な所感が主に若い女性に向けて肩肘張らずに綴られている。2009年発行、当時の出来事に思いを馳せるのも面白い。民主党政権誕生、2006年はトリノオリンピックで荒川静香が金メダル。エッセイにも名前が出てくる高橋大輔が2022年現在、まだ現役続行してるとはこのとき誰が想像していただろうか。
3投稿日: 2022.09.07
powered by ブクログ女性誌「Domani」に2006年10月号〜2008年9月号までの連載エッセイに書き下ろしを加えた一冊。 読み応えのある小説を続けざまに読み、息抜きをしたくなって図書館の棚を巡って手に取った。 小川洋子さんのエッセイは初めて。 小説世界から勝手に想像していたのとは違く、エッセイを読む限り隣にいそうな方で親近感を持った。 独特の世界を持っていらっしゃるので、そんなイメージはなかったけれど、書いた分を「ああ駄目だ駄目だ」と嘆いたり、書けば書くほど上手に書けなくなるものらしいなどと嘆いたりもする。 するするーっと書いている訳じゃないんだな。。 どんな仕事でも、どんなに好きな仕事でも、苦しい部分ってあるんだな。 そう分かると、ほんの些細な存在である自分であっても、目の前の仕事を真摯に行なっていこうと思った。
3投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログエッセイとは知らずに手に取った。 とても、とても素敵だった。小説もすごく好きだけど、小川洋子さんのあたたかな人柄がにじみ出た本当に素敵な1冊でした。 なんだか知らずに抱えていたやるせなさとかかなしみとか、いろんな思いをふっと軽くしてくれるような、そんな本だった。素直に心の奥まで染み込んだ。今の私に絶対に必要だった気がする。出会えてよかったなぁとしみじみ。
4投稿日: 2021.10.12
powered by ブクログ図書館のブラインドブックで借りた本。 雑誌のエッセイをまとめたもの。サラサラ読める。 ソフィーの選択 を読もうと思う。
0投稿日: 2020.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小川洋子さんのエッセイ。 読者の人によって思い出される祖母との記憶。 お金をもらってももらっていなくても、仕事をこなしている人への尊敬の気持ち。 本物のご褒美というのは、ふとしたときに出会うありがとうということ。 その人のことを詳しく知らなくても、一冊の本があれば十分だということをラジオの仕事で知ったこと。 いろいろ後悔してしまうこともあるけれど、姪っ子の愛おしさが全て帳消しにしてくれること。 思い描く理想の1日と、小説と犬と阪神に囲まれた生活。 控えめで謙虚で、愛に溢れている人。 素敵な人だなあ、と思う。作品ももちろん素敵だし、エッセイから伝わる小川洋子さんのお人柄も素敵。
1投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログ2年余りに亘り女性誌に連載されたものに書き下ろしを加えた30ケのエッセイ集。小川洋子さんらしい視点と切り口のエッセイなので気持ち良くすいすい読了。オジサンにもけっこう面白く読めましたよ。
1投稿日: 2019.04.29
powered by ブクログ著者が小さな事で(本人にとってはおおごと)落ち込んだ時の対処法の一つに姪っ子への電話があるそうだが、私にとってはこういうエッセイを読んで誰しもため息が出ることがあるんだと知ることが救いになる。
3投稿日: 2019.04.14
powered by ブクログ40:雑誌に掲載されたエッセイの単行本化。つくづく、この方の感性がクリアで、繊細であることにじーんとします。何でもないことを書いてるのに、どうしてこんなにきれいな文章なんだろう。
1投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログダイジョウブ! あなたのことを見ていてくれる人がきっといます-。作家・小川洋子による、泣きたいほど優しい気持になれる、愛に充ちたエッセイ集。『Domani』連載に書下ろしを加えて書籍化。 優しい気持ちになれる本。 私もなかなか大人になれない…。
0投稿日: 2018.06.14
powered by ブクログ雑誌「Domani」に連載していたエッセイ集で、大人の女性や働く女性に対するお話も多い。 小川さんの人柄が好きになり、その作品に触れたくなった一冊。 小川さんは、道行く様々な人の背後にある暮らしや仕事、人生を想像し、尊敬と愛情の目で世の中を眺めている。小川さんの手にかかれば、どんな人生もどんなに慎ましい暮らしも、掛け替えのない物語に溢れた素晴らしい人生に思える。 小川さんの小説の源泉はこういう愛情溢れる心なんだなと思って尊敬するばかり。 毎日新聞からのエッセイ「とにかく散歩いたしましょう」を読んだ時にも感じたけれど、話中で紹介される本が、今回も自分の好きな本ばかりで嬉しくなる。枕草子や錦繍や思い出トランプや…名作ばかりだから一致して当たり前かも知れないけれど、またしても小川さんと気が合うような気がした。しかもタイガースファンだし。 書き留めておきたい一節は「ただごとではない人生」という話から。 ”若い時は大いばりで生きていればいい。少しずつ、(人生が)ただごとでないのが分かってくる。何の前触れもなく、静かに試練はその人の背中に舞い降りてくる。仕事で取り返しのつかない失敗もするだろう。大事な人を失うこともあるだろう。でも慌てる必要などない。必ず救いの道は用意されていて、それを探すことこそが、生きることなのだから。”
8投稿日: 2017.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
センター試験演習でカラーひよこが出る小説を読み、それを探していたので「もしやこれは!」と思って手に取ったが、(案の定)違った。あぁでも小川洋子か、『博士の愛した数式』何年前に読んだんだろうとノスタルジアもあり、図書館からお持ち帰り。 エッセイって、書く人と自分の相性が合わないと面白く読めないと思うのだけど、小川さんはドンピシャに合っていた。 のほほんとしたイメージを勝手に抱いていたのだが、力強い文体、そしてこの人は私のフェミニズムを体現しているなぁと様々な要素が重なる。寝る前に3,4編ずつ読んでいただけだが、読了して、一気にぶわぁっと重みが来た。爽やかだけど、重量がある感じ。少なくとも私にとっては。私の中の何かと呼応し、また私の一部となっていく。そんな本と出会えたようだ。手元に置いておきたいと思いつつ、貸出期限が切れ(しーっ!)、今日返却しにいく。でも、なんだか長い付き合いになりそうだ。
2投稿日: 2017.03.22
powered by ブクログ小川洋子さんのエッセイ「カラーひよことコーヒー豆」、2009.12発行です。29編のエッセイが収録されてます。小川洋子さん、エッセイにも「キレ」があります!29番目のエッセイは「理想の一日」です。小川洋子さんの理想の一日は、小説を書き、犬と散歩し、タイガースを応援することだそうです。この3つさえあれば十分、他には大した望みはないとのこと。小説をウォーキングに、犬が猫に、タイガースがカープに・・・、私の一日に~(^-
1投稿日: 2016.05.30
powered by ブクログエッセイ集。2006.10~2008.9『Domani』掲載。 美しい日本語と、的確な言葉で綴られる日常。 読んでいると、陽だまりで休んでいるような穏やかな気持ちなれる。
0投稿日: 2015.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小川さんの日常を綴ったエッセイ とても控えめなお人柄が伺えます 書下ろしの「ジュウシマツの芸術」がお気に入り 鳥には興味がなかった小川さんがジュウシマツの生態に感銘を受ける件がいい 小川さんの「芸術」に対する考え方が伺える ジュウシマツは求愛のために歌の練習をし本番に挑む 練習と本番では遺伝子の発現パターンが異なるらしい さらに、究極の歌をうたうオスが出現する、そのオスは メスには求愛せず、自分の歌に聞きほれ満足する 「求愛という目的が消え去り、ただうたうためだけの歌、つまり芸術がここに誕生する。(中略)孤独を愛し、より繊細な美を追い求め、いつしかそれを芸術にまで高めることのできる彼ら。誰に自慢するでもなく、ひっそりとその美に酔いしれる彼らに対し、尊敬の念さえ湧いてくる。」
2投稿日: 2015.10.25
powered by ブクログ犬好きでタイガースの熱狂的なファン、どこにでもいそうなどちらかといえば垢抜けないおばさん。 レジに並ぶときはもたもたして後ろの人に舌打ちされないように万全と小銭の準備をし友達と食事した後に喋りすぎたのでは?と不安になる。 なるべく世間の端っこで生きるよう努力しながらおこがましい気持ちで小説を書いている。 でもね小川さん、神様はあなたの小説の才能に特別な計らいをされているのですよ、多くの人が感動するカレンの歌声のようにあなたの本を読むことは私たちにとって至福の喜びなのです。 いつか阪急電車でお会いしたらお礼を言おうと密かに思ったりしています
1投稿日: 2014.10.04
powered by ブクログ毎日の中でスルリと零れてしまいそうなひとコマを 大切に丁寧に書かれたエッセイたち。 不平不満をこぼさず、たくさんのことを じっと我慢して超えてこられたお料理の先生の 謙虚な笑顔と誠実な人柄のお話。 大好きな須賀敦子さん、堀江敏幸さん、 柴田元幸さんの話もうれしく、 「枕草子」に対する想いに、そうそう!と うれしくなったり。 人を結びつける本の話もとても素敵だった。 同じ本を読んでいるだけで、とても話が弾んだり 言葉にできない深い繋がりを感じたりする。 読書ツールでの出会いも然り。 たかが1冊、されど。 人との縁、結びつき、大切にすること、 丁寧に続けていくこと、楽しむこと。 たくさんの優しさに心が柔らかくなる読後でした。
7投稿日: 2014.06.09
powered by ブクログなんでいままで小川洋子さんの本を読まなかったんやろうと後悔。 どのエッセイからも小川さんの優しさと知的さが伝わってきて、ホッとできます。 いまごろですが『博士の愛した数式』も読んでいて、なんでいままで読まなかったんやーと、さらに後悔。すっかり小川洋子ファンです。
1投稿日: 2014.02.04
powered by ブクログ日常にそっと暖かみをくれる、そんなエッセイ。悪口も言ったりするようなことも書いてありましたが、悪ぶってもそんなの可愛いものです。著者のふんわりしたあったかいイメージは変わりません。微笑ましいだけではなく新しい視点を与えてくれるのは、やはり人生の先輩。思わずうなってしまうお話もあり、味わい深いエッセイでした。
0投稿日: 2013.10.05
powered by ブクログ小川さんはとても気になる作家さんだった。なのに、まだ小説はひとつも読んでいない。とりあえずお近づきになりたくて、これを読んでみた。 Domaniという女性誌の連載なので、職業について書かれているものが多く、働く女性にさわやかなエールを送っている。清少納言は千年前の職業婦人だが・・・枕草子をそう読み解きますか!?この一文で、小川洋子さんが大好きになった。
1投稿日: 2013.08.29
powered by ブクログ女性誌『Domani』の連載に書き下ろしを加えたエッセイ集。 ビタミンカラーをバックに並ぶ『カラーひよこ』。先日ネットでカラーひよこにまつわる記事を読んでいたので、これが目にとまりました。 そっちは置いておいて、非常におこがましいですが、わかるなぁという話がたびたびあり。子どもの頃見た大人の女性には程遠い自分とか、落ち込みやすいところとか・・・。 そんな私と小川先生の違いは、人との出会いをとても大切にしているところかと思いました。相手に敬意を持って接し、時にとても暖かい瞳で見つめている。私には小川先生は素敵な大人の女性だと思えます。
1投稿日: 2013.06.21
powered by ブクログ作者の慎ましやかな人々、物事への視点が非常に面白かったです。 何も知らずに手にとって『博士の愛した数式』の作者の方なのだと途中で気がつきました。 堅苦しくなく、とても楽しめました。
1投稿日: 2013.06.10
powered by ブクログ作家・小川洋子さんのエッセイ。 著者の人々に注ぐ暖かなまなざしが感じられ、優しい気持ちになれる本です。 中心から少し視線をずらした時、世界の見方が変わることがある。 心に沁みました。
6投稿日: 2013.06.06
powered by ブクログ小川洋子さんのエッセイ集。 女性誌「Domani」に連載されていたものと、書き下ろしを含めたもの。 彼女の「人となり」がわかる・・・かな。 彼女のエッセイを読むと必ず出で来る「アウシュビッツ強制収容所」やもしくは。「アンネ・フランク」への思い。 個人的に好きなのは・・・ 「神様の計らい」 「誰だって昔は」 「小さな命に救われながら」 「千年の時が与えてくれる安堵」。 ああ、作家さんも作家さんでいろんなことに悩み喜び、日常生活を送っているんだなぁ、と。 「世界の周縁に身を置く人」。 なるほどなぁ。 ”はじっこ”にひっそりと身を置く。 彼女の小説を読む上での鍵になるというか。 彼女の性格がわかるというか。 とにかく、やっぱり肩の力が抜ける、そして、清少納言『枕草子』、宮本輝『錦繍』を再読したいな、と思った一冊でした。
1投稿日: 2013.04.22
powered by ブクログもう見慣れた雨粒。 水面に落ちて、波紋が広がろうとも 特に気にする事もなく、さっと目を逸らしてしまう。 小川さんは 目を逸らさない人だな、と思った。 ニコニコと面白そうに いつまでも波紋を見続ける事が出来る人。 雨粒達は、ちょっと嬉しくなって 本のなかから、思い出のなかから、言葉のなかから、日常のなかから、 (彼女に褒めてもらおうとして?) 次々飛び出してきては、ポンポン白いページの中へとダイヴして行く。 不規則ではあるが、その跳ね上がるような言葉の調べがなんとも心地よいエッセイ。
3投稿日: 2013.02.12
powered by ブクログ癒されます。 幸福なお化粧、小川さんならではの感覚だと思った。 電車の中で化粧してる人を見て、これから誰に会いに行くのか、そんなに熱心に化粧してるんだから大切な人に会いに行くんだろうな、幸福な時間が過ごせますように…なんて、私は思ったことないもの。 本当に小川さん目線になれば不快なことが軽減されるだろうな。 カラーひよこ、知らない人は若いんだよね。 私知ってるー。もう虐待でやめになったのかな?
1投稿日: 2013.01.24
powered by ブクログDomaniで連載していたものをまとめて、数篇加筆したエッセイ集。エッセイは趣味思考が透けてみえるものだけど、こちらは著者の人柄が手に取るように伝わってくる一冊。一貫して穏やかで、微睡むような心地良さがあふれています。
0投稿日: 2013.01.02
powered by ブクログ『Domani』の連載に数本の書下ろしを加えたエッセイ集。 表題作にもなっている『カラーひよことコーヒー豆』はどうやら連載中に読んだらしいと、この本を読んで気付きました。何時・どこで読んだかも覚えてないのですが、とにかくこのエピソードだけは頭の中に残っていました。それだけ自分のなかで驚いたのだと思う。 全体に流れる柔和な空気は小川さんの他の作品に通じるものがあって、全ての作品には筆者の人となりが表れるのだなぁ・・・と改めて感じた一冊。 作家さんのエッセイを読むと毎回思ってしまうのだけれども、こんなにも多感で疲れてしまうことはないのでしょうか。 読むとほっこりする。そんな本でした。
0投稿日: 2012.11.21
powered by ブクログ平積みになっていたのと、表紙に魅かれてジャケ買い。 小川洋子さんの本は初めて読んだ。「博士の愛した数式」を書いた作者なんだということも初めて知った。 ちなみに、「博士の愛した数式」は読んだことも映画で観たこともこともない。 エッセイなので読みやすかったが、可もなく不可もなく、読み終わったら何が書いてあったのかすら思い出せない。 たぶんもう一度読むことはないと思う。
0投稿日: 2012.11.17
powered by ブクログ初、小川洋子作品。 エッセイで小川洋子さんの世界が垣間見れたような感じ。 ほのぼのしていて、ところどころ「そうそう!」と共感することができる。 小川さんの小説が読みたくなった。
4投稿日: 2012.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編のエッセイになるのかな。 あたしの好きな文調で 読みやすかった。 小川さんって 「博士の愛した数式」の作家さんだったんだな。 知らずに読んでいた。。 必要とする誰かのところへたどり着いてほしいとの願い。 あたし 読んで よかったな。 タクシーの無線や ハロー注意報とか ちょっと視点がおもしろい。 あとは縁日のカラーひよこ。 知らなかった! (小川さんは カラーひよこがもう縁日で売られていなくて、知らない人が多いことに衝撃を受けていたけど。知らないことを知った あたしも衝撃的) 他の作家が書いた本のタイトルも ちょこちょこ出てきて 知っている本も 知らない本も。 こういう風に 次に読んで見たい本に出会えるのは ありがたいな。 靴の話で 戦後 旧満州から引き上げてくる時に 脱落した人は靴をなくした人。 靴がないまま必死で歩き続けたら 足の裏の肉 奥深くまで石が埋まっていた人など壮絶な話。 最後に自分の命を守ってくれる砦となるかもしれない靴。 きっちり自分に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていける。自分のためだけの、 足にぴったりな一足。 いい靴はいい道に導いてくれるって聞いたことあるけど 最近 合わない靴を無理にはいて ストレスがあるから やっぱり あの靴は考えようかななんて 思ってしまう。 以下、引用。 思い出からやってくる人。 苦しかったりつまずいたりした時、思い出の中からやってきて、心をさすってくれるような。 本物のご褒美 宝石や香水は何個でも欲しくなるが、本物のご褒美は生涯にたった一個あれば十分。 何度繰り返し思い起こしても、そのたび新たな喜びに浸れる。 出会うべき誰かと誰かが出会う。 人と人が出会うに相応しい手順がちゃんと踏まれている。 どんな才能も、自ら売り込んでいる間は本物ではない。 神様の計らいは常に、本人に気づかれないようにこっそり施される。 それを施された人間より、その人間が発するものを受け取る側の方が、ずっと大きな恩恵をこうむる。 世界の周縁に身を置く人。 中心から少し視線をずらした時、世界の見方が変わることがある。 声高に叫ぶ人の声だけでなく、じっと黙っている人の声に耳を傾けていると、思いがけず深遠な真理に触れることができる。
1投稿日: 2012.11.03
powered by ブクログ最近激しいエッセイが続いたので、最初物足りなさを感じたのに、読み進めるうちにうなずいたり・笑ったり・・・ 作品と似通ったところも探すと楽しかった。
0投稿日: 2012.10.21
powered by ブクログ雑誌掲載分に書き下ろし5作のエッセイ集です。 作者の小説は沢山読みました。作者の描く美しく繊細なもの、端っこのこと・・なるほど、こういう考えがベースになっているんだなと思いました。 作者との共通項が多く(阪神ファン、居住地、年代など)、関心事の話題(ジュウシマツ、靴、料理など)も多かったです。ちなみにカラーひよこも分かります。 自分と縁のあることが多い話題に惹きこまれました。 作者がエッセイの中で「ハッ」と気づくことに自分もハッとしたり。 あと1篇が適度な長さで読みやすかったです。雑誌連載の賜物でしょうか。 「働く人の姿」「大人の女性とは」「黙々と労働する人」「本物のご褒美」「結晶のような個性」「ジュウシマツの芸術」「靴は人生の同伴者」「届かなかった手紙」そして最後に「理想の一日」で、なんだ、今の自分の暮らしもまんざら捨てたもんじゃないなと思う心地よい読後感。堪能しました。
1投稿日: 2012.09.14
powered by ブクログ小川さんは「猫を抱いて象と泳ぐ」でその小説世界を堪能させてもらったけれど、エッセイはまた違った印象でこちらもとても良かった。 『Domani』に連載されていたものだからか、働く人や女性に対する応援のようなものが多かったように思う。 そしてなんだか泣けてきたりもしたのだ。 自分が年を重ねるにしたがって人をいとおしく思う気持ちが強くなっていく気がする。 人がそれぞれの生きている場で自分の務めをはたし毎日を暮らしている、そのことを思うと胸がいっぱいになる。 様々な場面でのそうした人達をみつめ優しくそっと応援してくれる小川さんの言葉が心に沁みる。 心が柔らかになっていく気がする。
1投稿日: 2012.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
働く女性のためのエッセイ。 何も言わないけれどそっと側で見守っていてくれているような、そんな温かい目線の本です。 慎ましやかで、我慢強く、いつどんな時も感謝の心を忘れない、愛情深い明治生まれの女性だったおばあさんのお話。「思い出からやってくる人」 基本的に何に対しても自信の持てない性格であるという小川さんが落ち込んでしまった時のとっておきの救済策 「小さな命に救われながら」 友人との待ち合わせの時に、見知らぬ(失敬な!)女性に‘こんなにも大変なものを背負っておられるのに…’と言われた 「ただごとじゃない人生」 他にもたくさんあるけど、この3つが好きでした。 何の前触れもなく、静かに試練はその人の背中に舞い降りてくる。でも慌てる必要などない。必ず救いの道は用意されていて、それを探すことこそが、生きることなのだから。
0投稿日: 2012.09.09
powered by ブクログスッと心に染み入る29編のエッセイです。言われてみれば最近カラーひよこ見ませんね。どこかでまだ売られているのかしら?
0投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログエッセイは大抵好きなのだけど。。なんか話題があちこち飛んでいくのに、ついていけない感じ。根本の話題に一本筋が通っていてそれの周辺の話題のあれこれを綴っていく感じのエッセイが肌に合うのかなぁ。
0投稿日: 2012.08.12
powered by ブクログ未読だった小川さんのエッセイ。とてもよかった。 小川さんの書かれるものを読むといつも、ああこの人は少女なのだなあと思う。「少女」という言葉にはひどく手垢が付いていて、できれば他の言い方をしたいのだが、なんと言ったらいいのだろう。 日頃は一人前の大人として、何気ないふうにやっかいなこともこなしているけれど、そのこと自体にどうしようもない違和感がある。なんだか自分だけ「人生ごっこ」をしているような非現実感がつきまとう。それは自意識過剰以外の何物でもないとはわかっているが、いくつになっても「大人たちが作っている社会」というものをおそるおそる遠巻きにしているような気持ちが抜けない。 うーん、やっぱりうまく言えないが、私は作者のエッセイからこんな感じを受ける。そしてそこがとても好きだ。自分自身は小川さんのように繊細ではなくてガサツでおおざっぱだが、おろおろした子どものままの部分も間違いなくあったりする。そんなものはない方がいいと思ってしまいがちだけれど、小川さんの文章を読んでいると、その途方に暮れた子どもをそっと包んでもらっているような気がするのだ。 これはいわゆる「泣ける本」では全くないだろうが、私は何回も涙を流してしまった。大人になって良いことはたくさんあるが、何遍でも思いだしてそのたびに心を温めてくれる記憶が積み重なっていくこともその大きな一つだと、あらためて教えられた。誰かに大事にしてもらった記憶、誰かを慈しんだ記憶は消えることがない。それを忘れなければなんとかなるよね。
4投稿日: 2012.07.31
powered by ブクログ小川洋子のエッセイ初体験。 些細な日常、出会った人、考えたことが綴られている。 丁寧に人や物事を捉える人だなと、作品どおりの印象。これまで読んだ作品に流れていた小川さんの考え方、価値観を思い出して、一段深くなる。 人間の悪い部分がほとんど描かれておらず、その点で一気読みには向いていないかも。 たまに思い出してぱらりと読むのがちょうどいい安定剤になる気がする。 『働く人の姿』と『本物のご褒美』がすごくいい。 そして装丁がかわゆい。カラーひよこちゃん。
0投稿日: 2012.04.15
powered by ブクログきらいじゃない。 むしろ好き。 波浪注意報はわたしも同じ間違いをしていました。 サマンサは出てこなかったけど。笑
0投稿日: 2012.03.30
powered by ブクログ小川洋子先生の人間性がわかるような内容で、とても興味を持って読みました。 特に紹介されていてた本や映画が興味深かったです。 枕草子なんて全く興味がなかったのですが、読んでみようと思いました。
0投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログ小川洋子のエッセイは、真摯な情熱が感じられて好きです。ああ、この人だからこそ、あの小説が生まれ出るんだと納得させられます。飼い犬に対しても、街で見掛けた人に対しても、温かく愛に満ち溢れた視線が心地よいです。 またイラストレーターの寺田順三による装丁装画が素敵で、本を手にするだけでウキウキとしてしまいます。
0投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログさらっと読めた! 共感できるところいっぱいでおもしろい。 好きなエッセイのひとつになった! またしばらくしたら読み返そっと。 アンネの日記また読みたくなった(^^)
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログ小川洋子さんが、世界をどれだけ温かな目線で見ているかがひしひしと伝わってくるエッセイでした。 人が、この世界が、自分の仕事が、本当に好きなんだなぁ。 だから、あんなに優しい話が書けるのか。 こんな素敵な人になりたい!
1投稿日: 2012.02.24
powered by ブクログ小川洋子さんのエッセイです。 ジャケ買いでした(笑) すごく読みやすくて、2日くらいの休憩時間だけでさらっと読めてしまいました。 このエッセイを読んで、また小川洋子さんの小説を読んでみようと思いました! 優しい言葉達を読みながら、良い方なんだなぁ〜と思いました(●´ᴗ`●)
0投稿日: 2012.01.20
powered by ブクログ最初にお断りを入れておくが、この5つ星評価はごくごく個人的な思い入れによって採点されたものである。 小川さんのエッセイには、尊敬と共感の念を揺さぶってやまないからだ。 愚図で鈍間と自負する小川さんであるが、叔父、叔母、友人、知人、家族、親族、ペット、会合で出会う作家、出版関係の面々から、街で見かけたOLや番組でたった一度共演した料理人、ホテルの若いボーイにまで・・・。 出会った様々な人に「自分は生かされている」という謙虚な態度と、感謝の気持ちを常に持ち続ける彼女の心構えに一種恋心的な陶酔感を抱いてしまう。本当に素敵な人だなぁと思う。 咄嗟に話しかけられてうまく言葉が出ず、間誤付いてしまって素っ気ない応答しかできない自分をなじるところなんて、自分にそっくりでなぜか微笑む始末w そんなわけで、個人的には五つ星!
0投稿日: 2012.01.19
powered by ブクログ小説かと思って読んだらエッセイだった。 小川洋子さんは40代くらいかと思ってたら、結構お年を召していたことを知った
0投稿日: 2011.10.09
powered by ブクログ彼女の本を読むのは3冊目。 小川さんは、みがかれたことばを使うひとだと感じる。 ひとつひとつ選ぶ言葉がつるりとしていて、時にキラリと輝く。 目次に並ぶタイトルを眺めているだけで鉱物標本を眺めてるようなワクワクとした胸の躍りを抑えられずに給料日前に衝動買いしたのがこの本だった。 「料理の喜び」「ただごとじゃない人生」のふたつがお気に入りです。タイトルだと「美しい祝福」の音が好き。
0投稿日: 2011.09.22
powered by ブクログ世界の淵にこっそり潜んでいる人に光を当てたいのだ、という洋子さんの小説を書く上での願いがすごく伝わってくるエッセイでした。 「料理の喜び」という章。毎日毎日繰り返される食事の準備。食べることは好き。食べることは生きること。食べたもので体はできてる。そういう考え方が好き。けど、やっぱり、延々と繰り返されるこの作業…ふっ…となるときもあります。でも、この章は「偉大な自分の能力を、一皿の美味しい料理のために捧げるのだ、この喜びを知らないでいては、人として生まれてきた甲斐がないではないか。」と語りかけてきてくれて、自分に味方してくれたというか、毎日のご飯を作る自分がちょっと誇らしくなりました。 そんな洋子さんは今日も、ちっちゃなことに落ち込みながら、小説を書いているのでしょう。でも、不思議とマイナスのイメージはなくて、そうね、ちょっとした言葉や行為に傷つくのは誰にでもあること、それでもみんな何事もなかったかのように笑顔でがんばっているんだよね、って思えます。 自分の身の回りでは、生活の森の奥深く、誰も近寄らない沼のそこに沈んでしまった物たちが見守っていてくれているのだ、そして、届かなかった手紙を読めるから死は嘆くだけのものではないのだ、という洋子さんの考え方がとても好きです。
0投稿日: 2011.09.06
powered by ブクログ図書館で借りた本。実はエッセイはイマイチ好きではないのですが、他に借りたいのがなかったので・・・でもこれは「小川洋子の手の内」みたいで面白かった。なるほど、小川さんの小説に出てくる、世界のカタスミにひっそりとたたずんでいる人たちって、こういう風に生まれてくるのか、と思いながら読みました。それにしても意外だったのが、小川さん自身はお喋りだということ。小川さん自身がいつも適度な静けさで微笑みを讃えてひっそりとそこに立ってらっしゃるタイプの方かと思ってたので(笑)
0投稿日: 2011.06.20
powered by ブクログなんて心優しい人なんだろう。この小川洋子さんは。 日々訪れる何気ない日常を、こんなにもいとおしく描けるなんて。 今過ごしているこの瞬間が、とても暖かいものに感じる作品。
1投稿日: 2011.05.07
powered by ブクログ真正面からまじまじと観察したり回想したりするエッセイ。だから視点は細かく丁寧で、「共感」に重きを置いてるように感じられた。真正面ってよきことだとは思うが、いまひとつ面白みに欠ける。まして小川さんの本であるある探しをしたいだなんて思ってもいないわけで、意表をついてくれないつらつら書かれる文章にイラっとしたりもするのだけれど、それが小説家の目なのかもと思い直す。個人的にもっと角度のついた小川さんのエッセイが読みたい。
0投稿日: 2011.03.05
powered by ブクログ楽しく読めました もともとエッセイ好きなので。 良い言葉もたくさんちりばめられていました この人の言葉には不思議なチカラがあるなって思う一冊でした 小川さんの本はわりと読んでいるのだけど こういうエッセイでこの人がどんな人なのかちょっと触れられた思いがする
0投稿日: 2011.02.13
powered by ブクログこの本を読んで… 聴きたくなった音楽 モーツァルトの39番シンフォニー 会ってみたくなった人 滋賀の齋藤君 会ってみたかったな~と思った人 藤本ハルミさん ニヤッと笑ってしまったこと ハロー警報 今日の私は喋りすぎていなかったか、という話 セミの抜け殻 観たくなった映画 ソフィーの選択 読み返したくなった本 宮本輝 『錦繍』 展覧会に行くことにしたイラストレーター 寺田順三 ますます親近感を持った人 小川洋子
1投稿日: 2011.01.30
powered by ブクログ書き手自身に見当のつくこと、理解できることを書くのが作家ではない。何が何だかよく分からないことにぶち当たり、もがき苦しむ様を書くのが、作家の役割かもしれないと、スティンゴを見て思った。そうすることで、言葉にできないはずの人間の暗闇に、わずかでも光を当てることができるのではないだろうか。 (P.84)
0投稿日: 2011.01.19
powered by ブクログ小川洋子のイメージがまるっと半回転した気がする。なんともほんわかとしたお方なのだね本当は。女性雑誌に連載していたエッセイに書下ろしを加えたものなのだけど、さらさらと心地いい読み心地。特に気に入ったのは『枕草子』を女性誌に毎号エッセイとして載せたらいいんじゃないの?というくだり、これめちゃめちゃ面白いと思うよ。ウケるかも〜。
0投稿日: 2011.01.09
powered by ブクログタクシーの無線機がかわいそう。 明治生まれに見られることのいいことわるいこと。 自分の小説が読者の手元に届く現場を目にするご褒美。 調理補助、通訳など黒子的な仕事への憧れ。 姪の声を聞くことが最近の落ち込み脱出法。 枕草子の切れ味と女性の普遍の悩み。 フィギュアスケーターに見る技術よりも個性の重要さ。 いつかは恋人ではなく自分のために歌うようになるジュウシマツ。 カラーひよこがいなくなっても、愛犬にコーヒー豆ができても変わらずにいたい。 愛犬が死んでもきっと悲しさがいとおしさに変わる日が来る。 最後に自分の命を守ってくれるかもしれない、靴。 装画・装丁:寺田順三 エッセイなのですが文章全体から小川洋子ワールドがにじみ出ています。 特にいくつかの章に登場する、影の仕事への興味と愛情。 確かに彼女の小説はスポットライトの当たらない職業の人々の ひたむきさや真剣さを描き出し、 そこに神聖なものを見出している作品が多いです。 少し現実離れした雰囲気を感じつつも、 浅田真央の名前が出たりして、あ、最近の話なんだなと思い返します。
1投稿日: 2010.12.26
powered by ブクログ小川洋子のエッセイ。 まぁ、ご謙遜も過ぎますわと言いたくなったけど この人の言葉の選び方がとても好きだ。 生真面目で、無駄がなくて、美しい。 こんな人が自分にご褒美と言って選ぶアンティークは どんなものなのだろうかととても興味を覚えた。
0投稿日: 2010.12.15
powered by ブクログバイト先で、装丁が気になっていた本。 かわいい^^^^ エッセイもすごくよみやすくって。 「きょうの私は喋りすぎではなかっただろうか」とか すごくわかる(ノω・、) とおもいながらさくさく読了。 枕草子をよんでみたくなりました。
0投稿日: 2010.10.09
powered by ブクログ『博士の愛した数式』の小川洋子さんが『Domani』で連載していたエッセイをまとめたものです。小説のイメージとは、全く違った小川洋子さんを感じることができました。 働く女性には、是非読んでいただきたい1冊です。 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784093423816
0投稿日: 2010.10.07
powered by ブクログ小川さんのエッセイ。色々な考え方、感じ方があるんだなぁ、と。小川さんの人柄が見えた感じ。小説からも著者の人物像を想像していましたが、同じくやわらかな方ですよねぇ。 縁日のひよこ、私も買いました。当時100円とか200円とかで2匹。ビビットなビンクとグリーン。日々、成長して色がハゲて、白く立派な雄鶏になってビックラ。大人になってもビビットカラーのまま、と思っていたし、雄鶏になるなんて思わなかった。母がしきりに、今はいいけど色がねぇ、見た目がねぇ、と買い渋っていたのが、理解できます、もう大人だから。
0投稿日: 2010.06.23
powered by ブクログ雑誌『Domani』に2年間にわたり連載したエッセイ(プラス書き下ろし)。 あとがきによると『Domani』は“仕事、私生活、お洒落、すべてに手を抜かず頑張っている若い女性たちのための雑誌”なんだそうで、小川さんは“自分には不釣り合いなのでは?”と仰っていますが、ではおぢさんがそれを読むのはもっと不釣り合いなのかも知れません(^^; どのエッセイも肩肘張らずに読める、後味のすっきりしたお話なのですが、中でも『思い出のリサイクル』『楽しみ上手な人』の2編が個人的にお気に入りです。
0投稿日: 2010.05.31
powered by ブクログ+++ 連載分24本+書き下ろし5本から一貫して伝わってくるのは、スポットライトが当たる人の周縁で密やかに、でもしっかりと生きる人々への、深い愛と感謝の気持ち。装丁・装画は『ミーナの行進』も手がけた寺田順三氏 +++ とてもやさしい一冊だった。著者のお人柄と心持ちのやさしさが、ページのいたるところからゆらゆらと立ちのぼってきて、何度もじんわりと目頭を熱くさせられた。はしっこで生きる者のひとりとしてもたいそう励まされる一冊でもある。
0投稿日: 2010.05.06
powered by ブクログタイトル通り装丁が可愛らしく 2歳の甥っ子ちゃんが目をハートにしてめくっていた。 絵本だと思ったんだろうな。 日常や読んだ本などの話題を静かに優しく語っている感じ。 「アンネの日記」でのアンネのお姉さんの話題がグッときた。 【図書館・初読・5/2読了】
0投稿日: 2010.05.03
powered by ブクログ小川洋子のエッセイ。初めて読みました。このタイトルと表紙に惹かれ読んでみた。なんか、遠慮しがちに生きている小川洋子という作家の形が浮き彫りになり、作家の中にもこんな人がいるのだなあと思った。作家ってもっと、「先生」ってイメージがありましたから…
0投稿日: 2010.04.29
powered by ブクログ図:小川洋子さんのエッセイ。『黙々と労働する人』の話では泣けた…。 内容紹介 連載分24本+書き下ろし5本から一貫して伝わってくるのは、スポットライトが当たる人の周縁で密やかに、でもしっかりと生きる人々への、深い愛と感謝の気持ち。装丁・装画は『ミーナの行進』も手がけた寺田順三氏
0投稿日: 2010.04.22
powered by ブクログ小川洋子のエッセーって読んだことなくてとても新鮮に感じられた。 小説の妖しい感じとはまた違う。 やさしい目線の聡明な人という印象。 靴についての項が面白かったので、「ユルスナールの靴」をさっそく借りてみた。
0投稿日: 2010.04.20
powered by ブクログラジオに小川洋子さんが出ていて、カラーひよこの話をしていたのをたまたま聞いた。そのときの話に関連するエッセイだと思っていたのだけど、全く別のラブラドールの内容になっていた。ラジオのときは確か、カラーひよこと夏祭りの思い出の話だった。「残酷さというのは子どもの心の中にも存在する」という内容で、むしろそちらの方が興味深かったのだけど・・・。 「ジュウシマツの芸術」と「靴は人生の同伴者」は新たな発見だった。
0投稿日: 2010.03.26
powered by ブクログ小川洋子のエッセイ集。そうか、驚きの阪神タイガースファンだったのか!!すごいな。今までで一番驚いた!
0投稿日: 2010.03.25
powered by ブクログあとがきに記されていたメッセージ、ささやかなエッセイが、誰かの元にちゃんと届いている。…何も大勢でなくていいのです。海行きの電車の中で、気持ちよく届きましたよ。
0投稿日: 2010.03.22
powered by ブクログ小川洋子さんのエッセイ集。 エッセイってものは普段なかなか読まないんですが、気軽に読める感じはよかったです。 小川さんがすごく思慮深い方だなというのを感じました。 色んな気持ちを大事にできるすごく正直な人というか。 日常ってつまんないなと感じたときに読むといい本かもしれません。 未読の方はぜひ。
0投稿日: 2010.03.11
powered by ブクログ2010/2/25 読了(2010-013) 雑誌『Domani』に2年間にわたり連載したエッセイに書下ろしを加え、待望の単行本化。泣きたいほど優しい気持ちになれる、愛に充ちたエッセイ集。
0投稿日: 2010.03.04
powered by ブクログ女性誌『Domani』の連載エッセイをまとめたもの。「博士の愛した数式」、「ブラフマンの埋葬」、「ミーナの行進」、そして去年の「猫を抱いて象と泳ぐ」小川さんの作品はますます静謐さを増し、研ぎ澄まされていくよう。そんな彼女の日常の出来事や物にまつわる思い出がつづられている。たとえば、書けなかった手紙ひとつに思いを廻らしたり、働く人の姿から想像をふくらませたりする。普通なら見逃すような小さな事にも意味を見出し、言葉を与え、生きる力にまで昇華させてしまう。それがなかなかにいい。こんな私でも大丈夫と、思えてくるし、まわりの物や動物たちを優しいまなざしで見られるようになる。「思い出のリサイクル」、「世界周縁に身を置く人」が出色。忘れずに、時々思い出したい視点だ。「結晶のような個性」は日本のこれまでのフィギュアスケートの選手たちについて書かれているのでタイムリー。おりしも、テレビでは男子シングルショートプログラムが放送されているしね。小川さんも執筆の合間に見てるのかなぁ。ところで、タイトルの『カラーひよこ』を若い人たちは知らないとか。どちらかというと、『カラーひよこ知ってる世代』の方におすすめのエッセイ集です。
0投稿日: 2010.02.17
powered by ブクログ2012.05.26. 装丁がやはり愛らしい。 2010.02.22. 装丁がなんとも愛らしい。見開きも、かわいい。こんな可愛い本、ないと思う。内容は、小川さんの小川さんらしいエッセイで、ほっと息つける。 2010.02.14. 日曜の本屋巡り(4店舗)にて、平台で発見。図書館で予約済み。
0投稿日: 2010.02.16
powered by ブクログやっぱり小川洋子さん好きだなあとしみじみ感じたエッセイ。 印象的だったのは、フィギュアスケートの選手について述べた一文。 武器になるほどの「個性」というのは、何もしなくてもにじみ出てくるようなものではなく、努力に努力を重ねて漸く確立されるものである、ということ。 自分の武器や強みについて、ネガティブに考えてしまいがちな時期に読んだだけに、自分の努力不足を痛いほど感じた。
0投稿日: 2010.02.02
powered by ブクログ雑誌『Domani』に2年間にわたり連載したエッセイに書下ろしを加え、待望の単行本化。 泣きたいほど優しい気持ちになれる、愛に充ちたエッセイ集。
0投稿日: 2010.01.18
powered by ブクログガラス細工の温室のような小説を書かれる小川洋子さんなので、エッセイもさぞや独特の世界を、と期待して読んだのですが・・・・。なんというか、小川さんって、とてもきちんと生きておられるまっとうな方なんですね。もちろんそれは素敵なことで、母として、妻として、また、友だちとして、身近にいらしたら嬉しい存在だと思うのですが、文章の中で語られる御自分の姿への謙虚な姿勢がはっきり言って物足りない。あれだけの小説を書かれる人なのだから、日常のあれこれについて、遠い学生時代においても、今現在の主婦という立場にあっても、もっと、チカッと光る感じ方をホントはされているんじゃないかなぁ。
1投稿日: 2010.01.07
powered by ブクログとりあえず、小川洋子のエッセイは格別です。 カラーひよこ、見たことないけど。 長野まゆみの世界にも通ずる物がある。
0投稿日: 2009.12.30
powered by ブクログささやかな日常のなかでの煌めくような出会いや出来事が紹介されていて、優しい気持ちになります 不惑の年になっても 迷うことばかり ジタバタしてばかりの私をふわりとしたもので包んでくれるようです その中で 「自分は身近な人たちに、当たり前の愛情をちゃんと注いでいるだろうか」 という1文があり ハッとしました 日々精進いたします こんな一文もありました 「思い出を作ろうとして躍起になるよりも、時には既にある思い出の中に隠れた喜びがないかどうか、探ってみるのもいい」 このところの焦燥感がスーッて消えました さらに (たとえ仕事で取り返しのつかない失敗をしても、大事な人を失ったとしても)「慌てる必要などない。必ず救いの道は用意されていて、それを探すことこそが生きることなのだから。」 大江健三郎も言ってた 「取り返しのつかないこと、とは死ぬことだけだ」 と。 小川さんの温かい視線と語り口に、なにか救われるような気持ちになりました (*´∀`*)ホコーリ
0投稿日: 2009.12.30
powered by ブクログ電車でお化粧している女性を見つめるまなざしがいかにも小川さんらしいなぁと思いました。これくらい、心に余裕が欲しいです。
0投稿日: 2009.12.21
powered by ブクログ(2009.12.14読了) 女性誌「Domani」に連載したエッセイに書き下ろしを追加して、一冊にしたものと言うことです。 「Domani」は、仕事、私生活、お洒落、すべてに手を抜かず頑張っている若い女性たちのための雑誌です。 ページ数もあまりないし、話題も難しくないので、どんどん読めます。 ●インドとドイツ(7頁) 昔私はインドとドイツの区別がつかなかった。マハトマ・ガンディーが糸車を回している写真を見ると、ドイツ人は随分痩せているんだなあと思い、フランクフルト・ソーセージを食べるときは、インドの名物はなかなか美味しいなあと思っていた。私にとってインド・ドイツは、ガンディーがソーセージをかじっているような、あるいはベートーヴェンがカレーを食べているような、どうにも国境のはっきりしない不思議な国だった。 ●働く人(23頁) どんな職種であれ、仕事をしている人を見るのが好きだ。小説を書くとき、登場人物の職業を何にするかは、最も重要な問題になる。仕事さえはっきりすれば、自然とその人の人格や人生も見えてくる。働いている姿が鮮明に浮かんでくると、もう大方、小説が書けた気分にさえなる。 ●大人の女性(30頁) かつて自分が出会った大人たちを振り返ってみると、大人になることがどんなに困難かよく分かる。美しく書類を処理し、たくましくボートを漕ぎ、悟りの境地を開き、毅然と抗議し、魔法で料理が作れる人・・・・・・。自分はどの項目でも落第だ。 ●分別収集(77頁) 物を捨てるのが怖くてたまらなくなったのは、いつごろからだろう。昔はそこにゴミ箱があれば、無意識に、気楽に、ポイと捨てていた。それが燃えるゴミか燃えないゴミか、アルミかスチールか、透明なビンか茶色いビンか、などという面倒なことなど考えもしなかった。ところが今はそうはいかない。私にとって物を捨てることは、生活の中で最もエネルギーを要する行為となった。 ●映画(82頁) いままで一番感動した映画は何ですか?若い世代の人にぜひ勧めたい映画はありますか?そんな質問をされると、私は必ず『ソフィーの選択』を挙げるようにしている。 ●引越し(127頁) 私にとって、人生で最も苦手なものの一つが引っ越しである。 まず億劫なのが諸手続きの煩雑さである。ちょっと住所が変更になるくらいで、どうしてこれほどあちこち多方面にわたって手続きが必要になるのか、不思議でならない。 さらに容赦なく私を打ちのめすのは、段ボールに詰めても詰めても魔法のようにあふれ出てくる物の多さだ。 (2009年12月16日・記)
0投稿日: 2009.12.15
