
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
孤児四部作(『雪の断章』『忘れな草』『花嫁人形』『風花の里』)の一作目。 ―――― 『ビブリア古書堂の事件手帖2-1 扉子と不思議な客人たち』で本書を知った。 登場人物の志田の好きな本が『雪の断章』。 志田は、「面白いって感じるのは同じでも、自分一人で読んでいたい本と、他人に薦めたくなる本の二種類があると思うんだよな。」と言って、『雪の断章』を古書店で見かける度に買って、まだ読んでない人にプレゼントしている。 ―――― 孤児が、引き取られた家でこき使われるも、運命的な出会いがあり——と、最初は読みながら少女漫画みたいだなと思った。 初出版が1975年で、使われてる言葉や登場人物の言動に時代を感じた。 裕也にも史郎にも飛鳥にも「なんでよ」といっぱい思うところがあった。 飛鳥が裕也至上主義になってしまうのは、その境遇から仕方のないことだけど、裕也は、保護者というならば、ゆくゆくは手を放し外の世界を見せてやるべき。 でも、それは中退して史郎と結婚することじゃないよ。 言う事聞くかは別として、「短大は卒業しなさい」と言ってあげなくちゃ。 飛鳥から言え、は言わせてるのと同じこと。選ばせてない。 せめて、一度離れてもなお――とかならなぁ。 けど、正しいかどうかではないんだろう。 史郎は、途中で薄々わかってしまうので、飛鳥にとって良い理解者であればあるほど心が痛んだ。 『森は生きている』は好きな物語だ。
0投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ★祐也さんそのものが大きな運命のように思えてしかたがなかった。(p.35) ▶他者を傷つけることによって愉しみを得るような一家に引き取られた飛鳥は優しい青年、祐也に保護され育てられ幸福になりかかったが殺人事件が起こり容疑者となってしまったりつねに自分の内部に抱え込んでしまい勝手に暴走したりする性質のせいでなかなかうまく進めない。▶『ビブリア古書堂』で出てきてちょっと興味をひかれたので読んでみました。その紹介から凪良ゆうさんの『流浪の月』をイメージしていましたがあれより鬱陶しさははるかに強いです。瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』要素もありつつ、『源氏物語』でもあるかもしれません。▶かならずしも鬱陶しい系小説を苦にはしませんがここまでやとさすがに読むのがキツかったのです。▶セリフまわしなどは古い感じでちょっと味があったりします。 ■簡単なメモ 【一行目】大通り公園で迷子になったのは五歳の時だった。 【飛鳥】倉折飛鳥(くらおり・あすか)。主人公の語り手。孤児であすなろ学園で育てられた後、本岡家に引き取られるがあまりにもひどい扱いに逃げ出し祐也に救われた。メロンが好きでコンニャク系は吐くほど苦手。何でも内に隠してしまうタイプなので周囲は苦労させられる。順子いわく《あなたが誰かを好きになったらきっとめんどうな方向に走ってしまう。》p.205。本人いわく《困ったことがあっても人に打ち明けてみようとはまるで考えつかない。決して信頼してないわけじゃないのに。私に親がいても同じだと思う。一度つき当たると誰の顔も思い出せない。私一人なの。どうしようもないのよ》p.217 【あすなろ学園】飛鳥が育った施設。 【厚子】森谷厚子。アパートの祐也の部屋の斜向かいに引っ越してきた美人。東邦産業に勤めている。最初に会ったとき二十二歳。 【アパート】祐也と飛鳥が暮らすアパート。東邦産業系列の独身寮も兼ねているので住民は皆東邦産業の関係者。 【一月】《だから私は一月でいいんだ。》p.44 【おじさん】祐也の住むアパートの管理人。優しい。《人は流れるものだ》p.263 【久保田】中学校でのクラスメートで委員長。 【幸福】《もし可能ならばこの瞬間が、瞬間ではなく停止してしまえばいい。私はこのままが一番幸せなのだ。時間は人間を成長させる。成長は新しい生活を循環させる。私は新しい生活など欲しくない》p.97 【順子】中原順子。中学校でのクラスメート。毅然としていてリーダーシップと頭の回転の鋭さを持つ。飛鳥とは親友と言える関係となる。父親は銀行勤め。 【史郎/しろう】近端史郎(おうはた・しろう)。祐也の友人。偉そうで飛鳥は最初ちょっと怖がっていたがじきになつき飛鳥たちの暮らしの潤滑剤となった。《史郎さんのまわりにはいつだってマツユキ草が咲いていた。》p.182 【津田礼子】祐也の知人のようだ。飛鳥の幸福を壊す使者のように思われた。客観的には悪人ではなくキッチリした人のようだ。ただ祐也と結婚したいと考えているようでもある。幼馴染みかなにかかもしれない。 【東邦産業】飛鳥が引き取られた本岡が重役を務めており飛鳥にとってはトラウマレベルの会社名。じつはアパートが東邦産業系列の独身寮も兼ねているので祐也も含め住民皆が関係していた。 【遠北】アパートの住人。高校から東邦産業までずっと山野といっしょ。 【トキ】滝杷祐也のとこに来る家政婦で二日に一度来る五十歳くらいの色白のおばさん。戦争で夫を喪い一人娘は滝川に嫁いだので一人暮らししている。何事につけ祐也優先に物事を考える。 【西岡】道警の刑事。四十歳前後で威圧感がある。 【祐也/ひろや】滝杷祐也(たきえ・ひろや)。飛鳥を助けてくれたお兄さん。優しそう。その後親代わりとなる。《祐也さんそのものが大きな運命のように思えてしかたがなかった。》p.35。東邦産業系列の北一商事勤務。 【法律】飛鳥いわく《どの法律にも大事な条項が抜けているのではないかしら》p.252。《罪に値する表面的な行為だけを細かく明文化しているけど、罪を犯すまでの心のやりとりには少しも触れていないわ。》《そこまで心理的に追いつめる者にも明文化があっていいはずだわ》p.253 【負け】厚子いわく《どうせ私をいじめるんだ勝手にしろ、って思えば飛鳥ちゃんの負け。戦うよりも仲良くする道をさがすのが賢明よ。》p.219 【本岡家/もとおかけ】小学一年生の飛鳥が引き取られた家。東邦産業の重役、剛造とその妻、大学生の聖子、飛鳥と同じ年の奈津子。 お手伝いの幸枝。なぜ孤児を引き取ろうとするのかは不明。他者を虐げることを行動原理とする一家で飛鳥にトラウマを植えつけた。孤児を引き取り好きに扱うことで自分たちの優位性、存在価値を確認したかったのかもしれない。あるいは単純にいじめるのが趣味の一家だったのかもしれない。 【本岡聖子】本岡家の娘。飛鳥が引き取られたとき大学生。後に祐也と飛鳥が暮らすアパートに入居してきた。 【本岡奈津子】本岡家の娘。飛鳥と同年齢。飛鳥の人生にとって暗い傷となった。 【山野】アパートの住人。高校から東邦産業までずっと遠北といっしょ。 【雪】《雪は、すべてのものの始めではないだろうか? 白い色はどんな色にも染められる。冷たさは暖めることも、それ以下に冷やすことも出来る。小さなひとひらは油断していると、どんどん何でも隠してしまう。》p.43 【由紀】あすなろ学園で飛鳥を慕ってくれていた年下の女の子。後に本岡家に引き取られやはりひどい目にあうが《まだ誰も憎んではいない。失望しているだけだ。》p.128。飛鳥よりタフなタイプだった。
0投稿日: 2023.05.05
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小説だとわかってはいるけれど、20代の男性が小学生の女の子を一緒に住んで育てるとか絶対にありえない設定。大学生になってはいるけれど、小学生の頃から知っている子を30代の男性が2人とも好きになるって大丈夫かなってそんなことばかり気になってしょうがなかった。
0投稿日: 2017.02.19
powered by ブクログ主人公は好きになれないけど、友だちの順子や、厚子、史郎さん、管理人のおじさんなど、周りの人々がとても魅力的でした。「森は生きている」が土台にあるのも良かったです。大好きな人は1月の精。最初から最後まで、切なくも美しい雪景色でした。
0投稿日: 2016.06.15幻の本でした
カルト的ともいえる人気があり講談社ハードカバー版は図書館でも消失していたというシリーズものの最初の巻です。 全て読むとわかるのですが壮大な謎解き(姫君さがし)が解きあかされるのかと思ったら姫君達の恋愛物語。姫達の秘密は、ちらちら小出しにしてたヒントで想像してね、というなんともスッキリしない話でした。作者の本の3作を除く全てが繋がっています。この人の生まれ変わりが誰で、誰の血筋でと人物関係図を作っていきました。でも、やっぱり物語として読みたかったです。ちょっと消化不良。 かなり偏った思想のひとでハードカバーから文庫になる段階でかなり修正されています。 自殺は美しいもの、愛は求めるものじゃないので相手がいる人を好きになるのもOK(みんなに優しくそして冷たいホストと彼を愛する女性数人みたいに男性一人に女性複数)、金持ちは嫌なやつで貧しい人は心が清い。仏教やチベット死者の書、ギリシャ神話に傾倒していたのかな、ちょっと露骨すぎました。神秘的なものは好きなのですが世界観にはハマれませんでした。恋愛のパターンも全て同じなのでちょっと飽きます。そんな丸美ワールドの扉の入り口に当たる本です。中古で万単位の値段がついて、ヤフオク!で取引されていたこのシリーズ、オススメです。
0投稿日: 2016.06.06
powered by ブクログ「森は生きている」を重奏低音のように.孤児の飛鳥が祐也と出会って生きて行く.無慈悲な権力の権化としての本岡家の存在が,少しご都合主義的ではあるが,祐也の親友史郎の存在や飛鳥の親友順子の関わりが真摯で誠実でとても好ましかった.最後はハッピーエンドだと思いたい.
0投稿日: 2016.05.11
powered by ブクログ佐々木丸美作品初読み。 映画は見ていたので若かりし頃の斉藤由貴&榎木孝明&世良公則が脳内を疾走(笑) 名前も違うし、人物設定も多少違っていたり、実は重要な役目の人物が出てこなかったり。 小説では飛鳥の心の動きが重視されているのに映画はどちらかと言えばミステリーよりの斉藤由貴のプロモーション映画チックな感じが否めない。 いい男二人に囲まれるヒロインが羨ましいのはどちらも同じだけど(笑) しかし、史郎の殺人の動機が理解できないわ。。。。
0投稿日: 2015.07.03
powered by ブクログ映画化された作品なのですね。 腕時計を買ったり演奏会に行ったり迎えに行った相手は誰だったのか?そこはスルーなんですね~~ 私はそこが気になるんだけど。
0投稿日: 2015.06.09
powered by ブクログ学生の頃好きだった佐々木丸美シリーズ。百恵ちゃんの赤いシリーズさながらの、不運不幸の王道小説。それが、今、この本が話題となっているらしい。本屋のPOPに「今、蘇る」とあった。 再読したが、時代背景なのか私が年を取りすぎたのか、あの時ほどの感動はなかった。
0投稿日: 2015.03.07
powered by ブクログ主人公の我が強すぎてなかなか共感できなかった…。もう少し、折れようよ、譲ろうよ...って感じです。 年の差はとても良いと思いました。 史郎さんに幸せになって欲しかった。
0投稿日: 2014.02.10雪も溶かすほどの想い
著者の文体にはちょっと癖がありますが(体言止めの多用など)、本書の情景描写はその文体があってこそのものだと思います。登場人物の心情と共鳴するかのように描かれており、読者を自然と物語の世界に引き込んでくれます。 女性ならばきっと、主人公・飛鳥の強さにはげまされ、祐也の優しさに憧れることでしょう。ただの「恋愛小説」とは呼びたくないくらい、あたたかい想いに満ちた作品です。
0投稿日: 2013.10.04描写の美しさに慨嘆
物語の展開もさることながら、雪景色の描写が素晴らしいです。 人生における出会いと別れ、その両者の狭間に映し出される影絵のような世界に心を揺さぶられることでしょう。 時代を越えて評価されているのが、よく分かります。ずっと残して頂きたい傑作恋愛小説です。
3投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログ中学か高校の頃、何度も読み返した大好きだった本。 図書館で発見して手に取りました。 相変わらず夢中にさせてくれる物語で、一気に読み切りました。 大切にしてた本なのに、なんで手放してしまったんだろう。
0投稿日: 2013.04.30
powered by ブクログ初めてこの本に出逢ったのはもう何年も前。しかも「いらないからあげる」というカタチで手にした本。古い本で最初読むのに躊躇したがどんどん惹きこまれていった。ミステリー的な要素も含まれているが基本的には純愛小説だと思う。 復古調なコトバがわたしはダイスキ。 何度も何度も読み返している愛読書のヒトツ。
0投稿日: 2013.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても綺麗な文体で、また植物や雪に対する表現もまるで生きているかと思わせる雰囲気だった。 身寄りのない飛鳥ちゃんを引き取って育てるあげた祐也さん。 独身の男性一人で、育てるのはどんなに大変だっただろう。 でも、投げやりな人生の中で、飛鳥ちゃんの存在はどんどん大きくなっていったらしい。 お互いがお互いを必要としているのに、なかなか向き合えなくて ハラハラしたけど、やっと向き合えた時はホッとした。
1投稿日: 2012.11.22
powered by ブクログ佐々木丸美さんは,青春時代に夢中になって読んだ作家さんです。 一つ一つの物語は独立していますが,大きな関連性を持っています。 作者が途中で筆を折られたのが残念でなりません。 いつ読んでも新たな発見が得られる,私にとって宝物のような小説です。
2投稿日: 2011.03.21
powered by ブクログ再読。何度読んでもぐいぐい引き込まれていく。ついにはこの世界から抜け出せなくなるのではないかと思うくらいにのめりこんでしまう。雪の描写が物語を一層引き立てて美しい。この本から始まる孤児シリーズ、館シリーズもまた読み返してしまった。著者が亡くなったことが本当に残念。
0投稿日: 2011.02.07
powered by ブクログ相当古い本なのに古さを感じさせない描写。(”ベーゼ”には若干古さが) 男性はあまりに美化されている感じがするが、女性の描き方、 分析の仕方はすごい。特にトキさん。死ぬまで女は女だ。 一方順子や厚子さん。こういう潔い女性がこの時代にもいたのか・・・ 飛鳥が不幸になるのだけはイヤだったので(彼女は決して好きな 性格ではないが)最後までハラハラしながら読んだ。
0投稿日: 2011.01.06
powered by ブクログ芯の強い美しさを感じさせられる作品。ややミステリ部分もあるけれど、メインは一人の少女の愛の物語。愛、とはいっても甘ったるくはなく、案外とシビアです。それこそ降りしきる雪のイメージでした。 ラストの展開は予想はついたけれど、怒涛だなあ。そしてまさかあの人があんな方法を選んでしまうとは! 後味は悪くはないけれど、なんだかやりきれない……。
0投稿日: 2010.04.07
powered by ブクログなんだか難しい文体に、じっとりと心情が描かれてます。 けっこう重いのだけど、勢いで読んでしまう一冊。
1投稿日: 2010.01.30
powered by ブクログむかし、学生の頃読んだ本。 その時は行間とか読めなくてなんかもどかしく思った。 今おとなになって読み返してみて 行間を読めるようになったのかといえば… どうなのかなぁ?
0投稿日: 2009.11.29
powered by ブクログ雪降る札幌で青年・祐也と出会った天涯孤独の少女・飛鳥。二人の運命と苦しいほどの愛を描いた珠玉の名作。<Amazonより> 絶版となった作品が多く、伝説となっていた作家のデビュー作。復刊ドットコムでの多くの復刊リクエストを受けて、佐々木丸美コレクション全18巻が復刊。大変喜ばしい。 天涯孤独の飛鳥は、5歳で裕也に出会い7歳から20歳になる今まで育てられた。裕也と飛鳥の2人の運命と愛の物語・・・って、これは桜庭一樹の「私の男」だー。Amazonとかで、あわせて買いたいリストとかに載ってそうな、と思ったら載ってなかった。著者が、幻想的な作風の佐々木丸美なので、「私の男」のように、すえたような臭いはなくあくまでロマンチックに描かれているけど、裕也は淳悟であり、飛鳥は花である。一途に突っ込んではまっていく飛鳥の愛と、飛鳥の愛を知りながら焦らす裕也の愛が繰り広げられ、たまにこれはなんのプレイかと思われるような会話。飛鳥の成長と繊細な心の動きも描かれているので、ただの曲がった愛の物語だけではないのですが。しかしなんだか、少女ロマンス全開な小説でした。
0投稿日: 2009.10.26
powered by ブクログ思春期に読んでましたシリーズ。 代表で雪の断章を置いておきますが、個人的には館シリーズの方が印象に残ってます。
0投稿日: 2009.10.09
powered by ブクログ『雪の断章』は大学時代の友人だったSさんに借りたんだっけ。 このSさんは、その当人がもう『雪の断章』に出てきそうな儚げな雰囲気なのね。抜けるように白い肌を持ち、色素の薄い茶色の瞳をいつも潤ませているという顔面のお人でした。しかも背が145cmぐらいしかないの。どこの萌えキャラだよお前ぇ。うーん、思い返すとキャラとしては萌えるなぁ。 で、そんな彼女のお悩みはその儚げな外見に惹かれて、街灯に群がる虫のように純朴な男どもが寄って来ることで、「友達と思っていた人がみんな告白してくる…」なんてよく潤んだ瞳で相談されたものでしたが、私は心の中では「それは君の顔が悪い!」とか思ってました。ゴメンナサイ。 ちなみに私は彼女に会う前に別の人を好きになっていたので、Sさんにとっては珍しく無害な男だったようです。私の方の浮いた話は早々のうちに木端微塵に砕け散りSさんとの近しい関係だけは残ったのですが(ゼミも一緒だったし)、もうその頃には彼女との友情は恋愛によって失うリスクを背負うには対価の合わないものに育っていたので、私は自分に何の変化ももたらさずに卒業による別れを迎えたのでした。
0投稿日: 2009.06.23
powered by ブクログけなげな主人公の頂点ですね。 小学生低学年あたりから引き取って育ててくれた親代わりの青年(当時。今は何才だろう…30後半?)に恋をした主人公が、隠して押し込め通してきた想いについて「私はあなたに育ててもらいました。だから言えません」と言う場面がものすごく好き。 でも好きなのはその青年の親友だったりするマガリです。
0投稿日: 2008.10.30
powered by ブクログ孤児である主人公が養女にと出された先でこき使われ 反抗し、自力で保護者を捕まえる話…でしょうか?w あまりのこき使われ方に、リアリティがないな^と読んでいたのですが ふと思い当たって発行日を見てみたら55年…。 この時期ならば、この状態は当然かもしれません。 最初に貰われた先の姉の方が殺され、その容疑が主人公に。 それを忘れたかのように日常は進みますが ふとした時にひょっこりと話が顔を出してきます。 犯人は誰なのか。 周囲の偏見と確執と友情は? そんな風に進んでいくのですが、文章が説明文のようで 正しい事を言っているけれど、それはちょっと…と思うような所も多々。 淡々とした説明文が苦手な場合、お薦めできない文章です。
0投稿日: 2008.08.12
powered by ブクログ所蔵は講談社文庫なのですが、2008年に復刊されたこちらをアップ。 この『雪の断章』から始まり、『わすれな草』『花嫁人形』と 企業のお家騒動に巻き込まれた3人の従姉妹の愛の物語です。 そんな中でこの作品は、3部作の最初の小説としても読める けれども、ひとつの独立して完結している小説として成立 している気がする。それは企業のお家騒動についてほとんど 触れられていないし、二人の従姉妹については全く触れられて いないから。 それでも他の2作品を読むと、主人公の飛鳥の愛する滝杷青年 の存在が、全く違った角度でみられるところがおもしろい。 手元にある本はもう18年、繰り返し読んでぼろぼろだけれど きっとこれからも所蔵しつづけるだろうと思う。
0投稿日: 2008.08.07
powered by ブクログ孤児の飛鳥の、愛の形。 切ないほどの人を想う心、自分の足で立とうとする飛鳥の願いは痛いほど。 舞台が自分の住んでる街なので、雪の光景などありありと分かるのも素敵でした。 ただ、どうしても会話の不自然さが気になる…。 小説の地の文そのままのような、理路整然とした言葉で話す登場人物には 人間らしさをあまり感じられませんでした。 ストーリーや情景は好きなのだけど。 あと、味戸ケイコさんの絵は大好き。
0投稿日: 2008.01.15
powered by ブクログ06年マイベスト7位。 孤児の飛鳥は、青年祐也に助けられ彼の元で育てられる。祐也への愛を密かに募らせていく飛鳥だったが、殺人事件が起こり…。北海道を舞台にしたミステリーとしても恋愛小説としても楽しめる作品。
0投稿日: 2008.01.06
powered by ブクログ復刊されたんですね。手に入らなくて苦労された方も多いはず。 味戸ケイコさんの表紙が書き下ろしということでほしいなー。 未発表の草稿もあるらしいです。たとえ1頁でも佐々木さんの書いたものが新しく読めるなんてうれしいです。
0投稿日: 2007.05.30
powered by ブクログ---裏切りがあるから信じ、崩れるから積むのでしょう、溶けるから降るように。 心にじんと染みてきた言葉でした。響きの流れが美しい言葉でもあります。
0投稿日: 2007.04.02
powered by ブクログシリーズ復刊第一弾です。佐々木丸美さんの本は何度も読み返しているので、すっかりくたびれてしまいました。年季の入ったそれもいいですが、綺麗な単行本が手に入るのはうれしいです。
0投稿日: 2007.02.17
powered by ブクログ20年ぶりにハードカバーで読みました。 作者あとがきや年譜もついていて嬉しいです。やっぱり何十年たっても、読み出したとたんにこの世界に引き込まれます。
0投稿日: 2007.01.12
