ロスヴァイセの祖母のゲンドゥルが一誠たちのもとを訪ねてくることになり、一誠はロスヴァイセから恋人のふりをしてほしいと依頼されます。 一方、教会関係者が失踪しているという情報がアザゼル先生からもたらされ、しかも失踪した者たちはロスヴァイセとおなじ「獣の数字」の研究をしていたことがわかります。さらにユーグリット・ルキフグスが直接一誠やロスヴァイセの前にすがたを見せ、「クリフォト」への協力をもちかけます。 その後、冥界でソーナ会長が「誰でも通えるレーティングゲームの学校」を設立することになり、一誠たちも子どもたちに教える手伝いをします。しかしそこへクリフォトが襲撃をしかけ、一誠たちは子どもたちを戦いに巻き込まれることのないように配慮しつつ応戦します。 前巻のレイヴェルに引きつづいて、これまであまりスポット・ライトがあてられることのなかったヒロインを中軸に据えたストーリーになっています。

お色気あり、笑いあり、涙ありの学園ラブコメ17巻です。本編４章の4冊目になります。 これまで教師キャラということもあり、グレモリー眷属では影の薄かったロスヴァイセですが、ついにスポットが当たります！ 少しだけ明らかになる彼女の過去…。本当の意味での活躍はどうやらもう少し先になる模様ですね。今回サブタイトルには「ヴァルキリー」の文字が入っていて大活躍が期待されていただけに、ちょっと残念でした。 そんなロスヴァイセを凌ぐ活躍を見せたのは、結構活躍しているのになかなかいいところがなかったシトリー眷属の匙です。バトルシーンでの活躍や主であるソーナ会長を守ろうと「禁手」に至るシーンには心をギュッと掴まれました。 私見ですが今巻のサブタイトルは匙にスポットを当てていたほうがしっくり来ていたかも…。これまでサブタイトルでスポットが当てられたキャラに比べると今ひとつロスヴァイセの活躍が薄い気がします。 ですが、お色気、笑い、涙な展開は健在ですので、今後の展開への期待もこめて☆4つにします。

今度のヒロインはロスヴァイセさん。 加入が遅かったのと学生ではなせいもあって他のヒロイン達よりスキルやイッセーとの仲、逸話などが薄くグレモリー眷属としては影の薄いキャラだったので取り上げてられてよかったです。 今回も当然のようにバトルがあるわけですが、力のインフレの中に必ず間と言うかギャグ展開を挟むところ、男性陣が暑苦しいくらいに熱血しているところなど従来からの魅力が十分にあふれています。 どんどん複線も回収してくれるし今後とも注目ですね。

表紙のとおりロスヴァイセさんの回。と思いきや、目立って活躍してたのはサイラオーグだったり匙だったり。匙なんて死亡フラグビンビンだった気がするけど禁手化まで至ったしなぁ。イッセーも超必殺技みたいなのを手に入れたし、アツい展開はいいねー。そんな中、別の意味で目立ってたアーシアの明日はどっちだ。禁手化が望まれるけど、あのファーブニルも力になってると思うと予想がしづらい(笑)