
総合評価
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powered by ブクログこの人の本は、以前『夜は短し歩けよ乙女』と『新釈 走れメロス』を読んだ。 どちらも京都を舞台にしたお話。 この作品も同じく京都での出来事。 『鴨川ホルモー』と同時期に『夜は短し…』を読んでいたから、なんだかこんがらがっちゃう。 簡単に言ってしまえば、パラレルワールド物。 主人公の大学3年生の日常なんだけれど、「もしあの時こうしていれば…」の選択肢4つがそれぞれ並行世界として綴られている。 ありきたりな設定っぽいのに、面白い。 だって、結局別の道を選んでもたいして結果が変わらないんだもん。 大抵こういうお話って、別の選択をしたら劇的に人生や世の中が変わっちゃうものなのに、これは違う。 しかも「自分なんてそんな存在」といったなんだか自虐的な理由。 シチュエーションが違ってもセリフが同じだったり、4篇通してそっくりそのままのシチュエーションとセリフが出てきたりと遊びも満載。 作者の別作品に出てくる登場人物や団体もリンクしていて、他の作品ももっと読みたくなる。 強いて難点をあげるとすれば、自分の気持ちが同調するまでに時間がかかるんだよなぁ。 文章の書き方に特徴があるからっていうのもあるんだろうけれど、いかんせん導入が長い。 物語の状況をあざとく説明するなんてことせずに、突然「今の状況はみんな知ってるよね?」といった感じにお話が始まるから、文章の中からそれをつなぎ合わさなきゃならないから。 まぁ、きっとそれがこの人の味なんだろうな。 この人の書くお話の一番好きなところは、何よりも登場する人物達がみんな魅力的なところ。 良い人も悪い人(根っからの悪い人は出てこないけれどもみんな魅力的でかわいい。 この、登場人物達が醸し出す世界観を知ってしまったからには、きっとこれからもこの人の作品を読み続けていくと思う。
0投稿日: 2010.04.21
powered by ブクログ以下アマゾンの内容紹介 私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。
0投稿日: 2010.04.20
powered by ブクログパラレルもの。おもしろかったー!!! やっぱりもりみーすきです。もりみーワールド炸裂。 第4話はちょっとびびりました。
0投稿日: 2010.04.20
powered by ブクログ森見さんの文章は苦手という人が多いけど、 私はすごくお勧めします 「夜は短し恋せよ乙女」を読んでからこっち読んだけど、 こっちのほうがどうやら先みたい; 多少猥褻な部分もありますが、 それもこの作品の面白いところであって、 ぜんぜん嫌な感じじゃありません 時系列が横になってるのもすてき
0投稿日: 2010.04.20
powered by ブクログこのお話、テレビアニメにもなるようで、中村佑介のカバーもなんだかふんわり良さげな感じ、釣られて買ってしまう。 相変わらずの冴えない学生のバカバカしくも摩訶不思議な生活を描く森見ワールド。 新入生のあの時、あのサークルに入ってさえいなければ、もっと違う未来が待っていた筈…てなところから展開するパラレルな4つの四畳半の世界。この設定にしてFS&ファンタジーってところが驚く。 ここまでコピペするかって感じだけど、大本の人間が変わらなければ、どのような選択をしようと人生なんて大差ないと読むか、小さな差異の積み重ねが人生を分けると見るか、描かれている世界のむさ苦しさとは裏腹になかなか深い。 このむさ苦しい世界をわざわざTVで見る人いるのかねぇという気がしながら番組のHP覗くとキャラクターはかなりマイルドになっていて、あれでこの本の真髄が描けるのか逆に気になる…。
0投稿日: 2010.04.17
powered by ブクログ回想が多くて着いていくのが大変でしたが面白かった。『夜は短し歩けよ乙女』と繋がっていますが、個人的にこっちの話のほうが好き。 第二章に突入して、第一章の始めと似ているし季節も変わってはいないから、はてな?となったけれど、理由がすぐにわかった。こういうのパラレルワールドっていうんだっけ。分岐点みたいな。 それぞれ人物が個性豊かなので、同じ場面だろうと飽きない。特に小津がよかったです。アホすぎて好き。明石さんもクールビューティーでうへへとなった。 『夜は短し…』で出てくる樋口さんと羽貫さんも登場します。樋口さんが私の頭の中で勝手に美化されていたので、アニメのPVを見たときに固まった。茄子だとは書いてあったけど、そこまでしなくても…!文庫版の解説で羽海野チカさんが描いたイラストの影響もあったので、衝撃もまた大きかった。
0投稿日: 2010.04.16
powered by ブクログやっぱりこの人の小説の語り口は特徴的で好きだ。夜よ短し歩けよ乙女で虜になったが、あの時ほど胸がときめくような感覚はなかった。たぶんそれは似たような展開が続き、先がよめてしまったからかもしれない。 ただこの並列世界という新しい話の形は新鮮だった。
0投稿日: 2010.04.13
powered by ブクログ四畳半の並行世界! 太陽の塔、夜は短いし歩けよ乙女は既読済み。 樋口さんと羽貫さんが出てきた。正確には四畳半の方が早いのか。 男臭漂う知的な文章を書く森見さんの小説が大好きです。 今回も気付いたら、大いにニヤニヤしながら読んでいる自分がそこにいた。 薔薇色のキャンパスライフを夢想し奔走する私、どのサークルを選んでも大体変わらない世界 我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である。 ちょっと待った!!確かに自分の選んだ選択があまり変わらない結末を迎えるのは後悔しないで良いし、重く考えなくても良いけど、やっぱり人生自分の可能性にかけてみたい!! そういえば、どのサークル選んでも「私」って明石さんとアレだよね。 そんな読者の私は「私」に嫉妬するのであった。 せいぜい桃色遊戯・・・楽しんでくれや。
0投稿日: 2010.04.11
powered by ブクログパラレルワールドもの(?)ということで、若干の不安を抱きつつも読み始めました。 冒頭から、がっつり森見ワールドで「ぐふふふ」と一人怪しく笑いながらあっという間に読み終えてしまいました。
0投稿日: 2010.04.07
powered by ブクログ本を読み終わって、元気付けられたのは久しぶり。 文章の表現が独特で、はじめは苦手だったのですが、クセになってくる。文章に若干オタク臭(笑)を感じるものの、やっぱり表現力の広さ、面白さはすばらしいと思う。同じ展開だと気付いた2つ目のエピソードで飽きかけたが、最後の章を読んで、一気に好感度が上がった。
0投稿日: 2010.04.07
powered by ブクログハードカバーも旧文庫版も持っているのだけど、新装丁を中村佑介が手がけていたので買ってしまう。この組み合わせはやっぱり合ってる。アジカンもそうだけど、中村佑介はやけに自意識過剰系モラトリアム男子をテーマにした作品に縁があるよね。森見にしろアジカンにしろ、彼らの出世に中村佑介の画風はかなり貢献していると思う。思わず手にとっちゃうもの。そこまで辿りつかないと内容を吟味してくれんもんね。それ大事。
0投稿日: 2010.04.05
powered by ブクログ2010/4/2 読了 この作品の世界観は好き。発想も面白い。 ただちょっと森見さんの他作品とにてて飽きてきたってところもあるかな・・・
0投稿日: 2010.04.04
powered by ブクログ平行世界は、どれもあんまり変わらない世界なのかもしれない。 この本を読んで、そんなことを思った。 この作品自体も、主人公がもし違う選択を行っていたらどのような学生生活になったかを示している。 しかし、どの話も、悪友がいて、好きな(恋する)相手がいて、結局似たような境遇に陥ってなど、似たような生活を送っている。 私たちの人生においても、日常生活にはありとあらゆる選択肢が溢れている。 「もし、あの時別の選択をしていたら・・・」と思うことはいっぱいあるだろう。 しかし、大丈夫だ。 きっと、どの選択肢を選んでも、現状とたいして変わらないだろうから。 可能性とは無限に広がっているわけではない。 物事にはきちんと「不可能」なことがあり、可能性とは、その「不可能」な部分以外で構成されている。 つまり、意外と限定されているということだ。 なんだか夢がないような話かもしれないが、それはそれでおもしろい。 自分の可能性がどの範囲まで広がっているかを検討してみるのも一興だ。 できるかは知らないが。
0投稿日: 2010.04.03
powered by ブクログ(ややネタバレ) 登場人物の魅力はもちろん、相変わらずこの人の文章は面白い。あほなことを真剣に書くということ、そして「実行する奴らがいる」ということのなんと面白いことか!やっぱり私は愛すべき「あほ」が大好きなようです。人間の底辺としか言いようがない小津は何故か憎めず、あほとしか言いようのないダメ京大生の「私」は応援したくなるし、孤高の乙女明石さんのまったくクールじゃない「ぎょえええ」という悲鳴は妙にクセになる。でもそういったユーモラスな部分だけではなくて、ちゃんと考えさせられる部分もあるのが森見作品の程よいさじ加減だと思います。無数の四畳半、無数の「私」、無数の選択肢。でもどこまで四畳半を横切り続けても、自分は結局「自分」以外の何者にもなれない。それをネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるか、ただ受け止めるか。猫ラーメンをうまいうまいとすする「私」を見ていると、可能性を否定するかのようなこの物語は決してネガティブではないと、そう感じます。
0投稿日: 2010.04.01
powered by ブクログ自分にも当てはまるような気がしてしょうがないっていちいち思ってしまう一冊だ。 自分の場合も、大学一年のとき、合唱サークル・テニスサークル・塾講師のバイト・本屋さんのバイトとなんか道が分かれていたのかなって思ってしまう。結局、本屋さんのバイトを選んだが、自分の場合は、おそらく、この道を選んでいなければ出会えない人に出会えたし、今、大学を卒業してみて、この道を選んで良かったなって思います。 うん、自分ならどうだったけなって考えさせる一冊かな!
0投稿日: 2010.04.01
powered by ブクログ小説の構造的に、とても面白かったです。 だんだん濃い物語になっていくので、これ以上どうなるのか・・と心配になりました(笑)。ちょっと濃すぎたかなぁ。 読み終えた後で、読み直して再確認したくなる物語です。 もちぐまの行方、とか。
0投稿日: 2010.03.29
powered by ブクログアニメ化するということで読んだ。「夜は短し~」「新釈走れ~」を読んでいたのでニヤリとなる。第二話からフツフツと面白さを感じるんだよね。
0投稿日: 2010.03.29
powered by ブクログ“大学三回生の春までの二年間、実益のあることなど何一つしていないことを断言しておこう。異性との健全な交際、学問への精進、肉体の鍛錬など、社会的有為の人材となるための布石の数々をことごとくはずし、異性からの孤立、学問の放棄、肉体の衰弱化などの打たんでも良い布石を狙い澄まして打ちまくってきたのは、なにゆえであるか。 責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。” 表紙はこれではないけれど……。 四畳半に住む主人公の並行世界の四つの話。 同じ人間、違う肩書き、異なるサークル、関係の有無、結末の差異。 カステラ、コロッセオ、海底二万海里、猫ラーメン、蛾。 微妙に違って、少し繋がっていて。 最後に主人公が出したとあるひとつの考え。 それはきっと、在ってはならない正答。 どれもハッピーエンドなのが嬉しい。 “さて、その後、樋口師匠の行方は杳として知れぬ。あそこまで鮮やかに、何の挨拶もなく消えてしまうとは思わなかった。はたして本当に世界一周の旅に出ることができたのかどうか分からない。 師匠が消えてから半月ほどして、私は明石さんや羽貫さんと協力して、しぶしぶ210号室の後かたづけをした。あの幻の亀の子束子がたいへん役に立ったが、それが苦難に満ちた戦いであったことを記しておく。羽貫さんは早々と自主的に戦力外通告を出し、明石さんはあまりの不潔さにパニック状態になったふりをして逃亡を図り、松葉杖をついて様子を見に来た小津は流し台にゲロを吐いて我々に課された任務をより一層困難なものとした。 樋口師匠に弟子入りしたことへの後悔の嵐は、師匠が姿を消す直前に最大瞬間風速を記録したわけだが、いざ師匠がいない生活が始まってしまうと物足りなく思うことがある。師匠が四畳半に残していった地球儀に、ノーチラス号の現在位置を示すまち針が刺さっているのを見ると、私ともあろうものが切なさに駆られ、その古びた地球儀を抱きしめて頬ずりしたくなるが、自分でもその行為の気色悪さを自覚して思いとどまる。そうして地球儀のまち針を抜き、樋口師匠が今どこにいるのであろうと夢想する。 ちなみに幻の亀の子束子は明石さんの下宿にある。彼女は縦横無尽に使いこなしている。”
0投稿日: 2010.03.27
powered by ブクログやっぱ森見さんだ、ってのが感想です 黒髪の乙女を夢見るやる気のない大学生、知的なのにくだらない表現、ギャグではないのに読んでいて、ギャグ漫画を読んでいるような気分にさせる わたしの選択肢によって変わっていく世界の可能性を4パターン描き出した短編集 あれ、これって変ってんのか 並行世界で、コピペで全く同じ表現を使っているのに、順番を変えたり前後を変えたりして、全く違う印象の文になっていてすごいなあって思いました 夜は短しに出てくる樋口さんたちやらも登場、背景が分かるので合わせて読んだら面白さが倍増しますよ 個人的には最後の八十八日間四畳半一周が一番好き
0投稿日: 2010.03.21
powered by ブクログ『責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。私とて誕生以来こんな有様だったわけではない。』 またか!って感じです。 ぐるぐる4つのパラレルワールドを堪能できるお話。 京都におけるダメ京大生の奮闘物語。 結局、どんな道を選ぼうともさして代わり映えのない人生を送るんだなぁと思わず思ってしまう。 でも、楽しいです。 いったいぜんたい、森美氏の書く乙女はどうしてこんなにかわいらしいんだろうと思ってしまう。
0投稿日: 2010.03.20
powered by ブクログこれは衝撃でした。おもしろくて。 四つの平行している世界のお話だけど、 だんだんとスピードをまして、 最後まで飽きませんでした。 みんな良いキャラで、 なんでこんな生き生きしてるんでしょうか。 アニメは湯浅さんだし、楽しみで仕方ないです。
0投稿日: 2010.03.17
powered by ブクログ「夜は短し~」が良かったので購入。 本屋になかなか売っておらず、横浜まで言って一冊だけあったのを購入できた。人気があるのだからもっと本屋に置いて欲しい。 大学3年生(関西では3回生というらしい)の主人公が「小津」という悪友にキャンパスライフをズダズダにされる話。物語は4部構成になっており、大学に入った時にどのサークルに入るか迷った時が分岐点になっている。4部に渡って入部を検討した4つのサークルのうちそれぞれ入っていたらどうなっていたのかを検証しており、物語自体は4部同じ様に進む。 最後に一ひねりあったのが良かった。 途中、著者のメッセージ性を疑ったりしたが最後にそれが紐解かれる。 ひとつ難癖をつけるとしたら物語りが少し読めてしまった所だろうか。 全体的に面白いし、笑ってしまう場面もあるが「夜は短し~」を読んでからこれを読むと「この著者はどれだけ大学時代の自由さに執着があるのだろうか」と思うと同時に大学時代はそれだけ自由でよかったな~と自分自身の過去を振り返ったりもした。
0投稿日: 2010.03.14
powered by ブクログ普段、小説を読んでも笑うことはあまりなかったが、これは笑ってしまった。 ループ物だけど、飽きずに楽しめた。 夜は短し…にもでるキャラたち大勢が出たりして、もう一度夜は短し歩けよ乙女を再読したくなった。
0投稿日: 2010.03.12
powered by ブクログ1ページ1ページ森見ワールドが全開。3話目までは最高にくだらなくも面白く、そして4話目での展開に驚かされました。『夜は短し…』を再読したくなります!
0投稿日: 2010.03.08
powered by ブクログ私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。謎の自由人・樋口師匠には伝説の束子を手に入れろとか無理な要求をされ、孤高の黒髪乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。有意義なことを何もせずに過ごしてしまった二年間を後悔しては、全てを悪友の小津のせいにしてみたり。いっそのこと、もう一度ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!さ迷い込んだ四つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。 「太陽の塔」ほどは落ちぶれていないけれど、でもやっぱりダメダメな大学三年生が主人公。タイトルでもあり、住んでいる「四畳半」は最後の章を中心にキーワードとなります。一気に読まず少しずつ読み進めたせいか、2章になったときとか「あれ?ここ読んだよな・・・」とか考えてループにはまってました(笑)夜は短し~でも登場する樋口さんや羽貫さんも活躍していて、森見ワールドをじっくり味わえます。どんな選択肢を選んだとしても、多分似たような今になっている。そう考えられたなら、人生結構楽かもねとか思ってしまいました。
0投稿日: 2010.03.06
powered by ブクログ森見の中で一番好きかもしれぬ。 物語の筋はなんだか説明しにくい。 同じ主人公の話が入学時に入るサークルによって、4つのパラレルストーリーによって語られる。 最後の四畳半旅行はなんとも小規模な手に汗握る冒険であった。
0投稿日: 2010.03.06
powered by ブクログエンドレスエイトか八百比丘尼か、そんな感じの平行世界・繰り返しモノ。 「夜は短し」と似たような雰囲気で安心して読める。出てくるキャラクターもキャラ立ちしていてとてもわかりやすい。小津さんは実はすごいです。 全四話の景色とシチュエーションをリンクさせながら読む面白さがあって良かった。 『成就した恋ほど語るに値しないものはない』
0投稿日: 2010.03.04
powered by ブクログ読んでる時は非常にあほらしくなるけど、 最後にがっちり全部がつながってくれたからよかった。 達成感はあまりなかったけど、面白かったー
0投稿日: 2010.03.02
powered by ブクログなんってくだらないんだろう。 くだらないくだらないほんとにくだらなくて、おもしろい!!!!! 蛾の大群が恐怖すぎて一匹でもこわくなったけど(わらい おもしろいからいいのだ。 いっしょうけんめいくだらないっていいよね。
0投稿日: 2010.02.21
powered by ブクログ四畳半に魅力を感じる本。 「夜は短し、歩けよ乙女」に続けて読んだので、 一部登場人物同じで嬉しかった。 なんだかんだで大学って楽しそうとか思っちゃう
0投稿日: 2010.02.18
powered by ブクログ「太陽の塔」→「四畳半〜」→「夜は短し〜」の順で読むと 同じような境遇の主人公がだんだん進歩しているのがわかります。
0投稿日: 2010.02.10
powered by ブクログ初めて読んだ森見氏の本。大学生男子は共感できる部分も多いはず。アニメ化もされるということで楽しみです。
0投稿日: 2010.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。かなり嵌まる。1話目を読んだ時点では何のことやら判らない。2話目を読み始めて、この作品のからくりの面白さが判ってくる。あまりの計算高い構成にゾクゾクした。
0投稿日: 2010.02.08
powered by ブクログどの道を選んでも結末一緒って・・。 屈折した妄想には辟易するし、3回目はちょっとツライんだけど、なぜか読んでしまう。 面白味は読むほどに減ってくけど。
1投稿日: 2010.02.08
powered by ブクログ10年02月。 面倒なサークルと悪友のせい(?)で2年を棒に振った冴えない大学3回先の「私」…の4つの平行世界を巡るお話。 古典を思わせる文章なのに、サクサクと読みやすい! 微妙な違いを探るのも楽しい作品でした!
0投稿日: 2010.02.03
powered by ブクログ四畳半のアパートで繰り広げられる いくつかの短編。 どこか繋がっていたりつながっていなかったり 最後にはとんでもない方向に行ってしまうのだけども なんとも森見さんらしい。 ただ、繰り返しが多いので 始めの文章を飛ばしてしまう。 まぁ、そんなでもなくしてもいかんしという なんとも中途半端ではあるがそれも森見さんらしいのかも。 アニメになるらしいが大丈夫かね?w
0投稿日: 2010.02.02
powered by ブクログ美容院でパーマかけてる間に読む 悔しいけど笑えてしまい、顔を真顔にするのに努力した 滝本さんといい、こういう駄目人間の話は琴線に触れる 滝本作品の方が共感するんだけどね、より駄目なんだもの
0投稿日: 2010.02.01
powered by ブクログここ読まんやったけ~って、何回もなる不思議な物語。 森見さんらしか作品だと思います。 黒髪の乙女☆
0投稿日: 2010.01.28
powered by ブクログ京都の大学に通う冴えない大学3回生の「私」、「私」を振り回す悪友の小津、謎の自由人樋口師匠、孤高の乙女明石さんと、人形を愛する城ヶ崎先輩、などが出てくる、四つの並行世界を描いた作品です。 この作品は、ある主人公の四つの選択のつがいによる世界の変わり方が描かれています。 1つ目は、映画サークルの「みそぎ」に入っていたら。2つ目は、樋口師匠の弟子になっていたら。3つ目は、ソフトボールサークル「ほんわか」に入っていたら。4つ目は、秘密機関〈副猫飯店〉に入っていたらこの違いが主人公にそれぞれの未来を与えます。 どれもとても面白くって馬鹿だと思うけど憧れる話です。
0投稿日: 2010.01.24
powered by ブクログ森見登美彦さんにハマってしまったきっかけの作品。 大学生の鬱々とした日常と、錯綜した非日常がだんだんと迫ってきて離れることができなくなりました。 この本を手に取ったきっかけは目立つ黄色いカバーと意味不明のタイトル。。なんか情けないですが、 しかし、ジャケットに負けない力強さが込められていました。
0投稿日: 2010.01.22
powered by ブクログ京都の大学生が主人公の日常?ファンタジー。 二章目を読みだすとすぐに「あれ?」ってなった。最終的にはどうやってまとめるんだろうと思ったけれど、四章でうまく締めくくれている。 一番最初の明石さんが一等かわいい。
0投稿日: 2010.01.19
powered by ブクログすべての物事の基準は四畳半からなる。 相変わらずの京大生物語。大学生に陥りがちな「あのときあぁしていれば…」は言い訳にすぎないよとオブラートに包んで教えてくれる。これをアニメ化するのはどうなんだろうか。
0投稿日: 2010.01.18
powered by ブクログ森見さんの作品の中で一番好きかも知れません。この方らしい遊び心と言葉の妙が最高で、ニヤニヤにまにましすぎながら読破いたしました。うん、凄く面白いです。
0投稿日: 2010.01.14
powered by ブクログ森見登美彦氏の小説は4作目。 アニメ化されるということで急いで読みました。 期待が高かったせいも有るかもしれませんが、読んだ中ではパンチが一番弱い。 登美彦氏の2作目である次男と思えば、とても面白いといっていいでしょう。 四畳半は我が兄の居城。 そこへ何度か冒険に訪れたことのある私には、部屋を想像し易かった(爆) 「あの時、あちらを選んでいたら」という選択の違いによる4つのお話。 ファンタジー...だよ(笑) 4話の中では「四畳半自虐的代理代理戦争」が大好きである。 歴史の都市である京都に実によく似合う阿呆な戦い。 最高に面白い(笑) 最後の「八十日間四畳半一周」では、主人公同様に無限大に続くかと思われた四畳半に密閉された小宇宙の中にうずもれてしまいそうになりましたが、題名を見直して主人公よりも先に生還できました。危なかった(笑) 何につけても樋口師匠に会いたい。 猫ラーメンが食べたい。 しかし、わたくしは読む順番を間違えてしまったかもしれない。 先に「夜は短し・・・」を読んでしまったのは惜しい。 同じ固有名詞が多々登場している。羽貫さんと樋口師匠がステキです。 最後に、ちょっと真面目に考えて、小津君も主人公にある意味「思慕」があるのではないでしょうか。 主人公があこがれてやまない薔薇色キャンパスライフを、かなり卑屈な精神で自ら作り上げている彼には、主人公のように「孤高の中で無意味に悶々する」と言う青い春らしき時間が無いのだから(笑) (H22.1 図)
0投稿日: 2010.01.14
powered by ブクログここにひとりの男がいる。頭脳は明晰なれど、現実世界を生き抜くにはいささか実戦不足。つまりは大学生というモラトリアム状態にある。他にとりたてて特徴なく、容姿も十人並みである。そんな彼の最大関心事は学問でもなく芸術でもなく女である。しかし彼の有り余る知性はそれをあっさり認めてしまうにはあまりに複雑である。それ故、廻りの男どもの軽佻浮薄ぶりを苦々しく思い、己をして恋路に走らせることを許さない。彼は屈折した自意識過剰という名のストイシズムの権化である。そんな彼にも運命の乙女が現れる。そう人の道を外さず真摯に生きていれば、どんな男にも運命の女(ひと)は現れる。いかにして彼は運命の女(ひと)に巡り逢えたのか。それをここで語るわけにはいかない。「成就した恋ほど語るに値しないものはない」けだし名言である。
0投稿日: 2010.01.06
powered by ブクログパラレルストーリー4話からなる短編集(?) 最初の1話目で「ふーん普通だな」と思い、同じような文章が目に付く(コピペ?)2話目で飽きてしまい投げ出しそうになったが、最後まで読み終わって見ると面白かった。なんとなく爽快感がある。嫌なやつであるところの小津が輝かしい友達に見えてくるから不思議だ。
0投稿日: 2010.01.06
powered by ブクログまずそのストーリー展開に感嘆した。 言わばパラレルワールドを描いていて驚かされた。 また、相変わらずの堅い文章なのにコメディタッチというこの違和感がツボにくる。 そして「夜は短し歩けよ乙女」を読んだ後だったので、リンクが好きな私としてはこれまたツボだった!
0投稿日: 2010.01.03
powered by ブクログ森見さん作品はやっぱり不思議。 他の本とのつながりが見つけられる部分は、森見さん読者には面白い部分ではないでしょうか。
0投稿日: 2010.01.01
powered by ブクログ中村祐介さんがキャラクターデザインしたアニメが決定しました。 4つの話がありまして、個性的で楽しかったです。 私的には第2話が好きです。 一度でいいから行ってみたい、京都。 019/100
0投稿日: 2009.12.23
powered by ブクログ真面目な語りでくだらないこと話してる、というギャップが良い♪ つまり、同じ登場人物・同じ場所でも、一つ要素が変わるだけで、中身がこんなにバラエティ豊かになると。しかし結果は……なところがまた森見さんらしいというか。シュールで爆笑できる一冊です。
0投稿日: 2009.12.13
powered by ブクログ森見作品の中で個人的ベストスリーに入る。 「夜は短し~」より好きvv 2010年4月からアニメ放送するらしく楽しみ。
0投稿日: 2009.12.11
powered by ブクログ半年位前に購入して、ちょっと読んでそのまま放置しちゃって、ふと昨日からまた読み始めて、「何でこの本を読まずにいられたのか」と一昨日までの自分を責め、今日、これがアニメ化するという話を知り、「自分には予知能力があるかもしれない」という中二病になりかけて、冷静になって今に至ります。■相変わらず、登場人物が皆さん魅力的で、一癖も二癖もあって、うらやましい。■四回生の私には、何となく哀愁を感じさせてくれます。もう一度、入学式に戻れたならば「薔薇色のキャンパスライフ」がを送れて、三回生の春に戻れたならば、「うれしはずかしな妙味」を味わうことができたかも、なんて妄想を抱かせるに十分な威力があります。■SFっぽいのも、とても好み。■好きなセリフは「腰の据わっていない秀才よりも、腰の座っている阿呆のほうが、結局は人生を有意義に過ごすものだよ」です。私は、小津みたいになりたかったなぁ。
0投稿日: 2009.12.10
powered by ブクログ<内容>妄想してないで、とっとと恋路を走りやがれ! 私は冴えない大学三回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。
0投稿日: 2009.12.10
powered by ブクログまず第一印象ゎ文章が硬派。 自分的には若干の読みづらさがあって、最初のほうはのめりこめなかった。 3話目くらいからやっとのめりこめたけどねー。 なんかパラレルワールド的な話。 全部オチやら登場人物やらはみんな一緒で設定だけが違ってる。 これで話をここまで変えれることに感心。 確かにあの時あーしてたらとかあっちを選んでいたらとか思うことはあるけど、この話の主人公は何事にもけっこう流されるタイプでなにも変わっていなかった。 どんな状況になっても自分次第ってことかね。 なにをやるにも自分の意思がなかったら何も変わらないみたいです。 主人公の自虐的で自信満々っていうかナルシストっていうか、全部人のせいっていうかそんなところがおもしろい。 本当にいたらめちゃめちゃウザそうだ。
0投稿日: 2009.12.06
powered by ブクログこの前に読んだ『太陽の塔』と始めの設定は似てる。 けど、こっちのがファンタジーだった。 ファンタジーって言っても現実感に満ち溢れてたけどw 相も変わらず文学的な調子で意地を張ってる主人公は魅力的だし、 脇役は主役を食っちゃう位濃いし、 ヒロインには妄想をかきたてられるしw それにこんなに読み飛ばした小説は初めてですw だってコピペなんだものw 3っつ目が一番だれたけど、 最後の話はよかったなー 平凡な日常が、不満を言ってる今の自分が、 意外と十分幸せな生活だったりするんですよね。 隣の芝は青く見えるもんです。
0投稿日: 2009.12.03
powered by ブクログ『夜は短し~』よりも先に読むことをオススメします。 今回の話も京都の大学生男子の悲しいまでに馬鹿馬鹿しい青い春のお話です。 全部で4つの短編からなっていますが2つめを読んだとき「あれ?乱丁かな」と思いました。 ラストを読むとその意味も分かるのですが同じような出だしを何回も読むのはちょっと辛いです。 読む側も読まれる側も辛抱を試されるお話。 あの時あちらを選択していれば・・・違った未来があるのかないのか。森見的パラレルワールド。 『夜は短し~』にも出てきていた樋口さんもこの本に登場します。 と言うかこの人大学生だったんだ・・・でも相変わらず謎の人物です。 森見さんの書かれる人物達はどれも個性的で端から見ている分には面白くて楽しいのですが知り合いには絶対なりたくないですね。友達なんて絶対に嫌だ(特に小津!) ところでこの話の中に私がこの世でもっとも苦手なモノが何度も何度も大量に出て来るのが一番辛かったです。 ヒロインの明石さんが苦手とするアレです。 あんなモノに大群で押し寄せられたら明石さんじゃなくても 「ぎょえぇぇぇぇぇぇぇっぇぇ!!」と叫びます。 というか正気を保つ自信がありません。
0投稿日: 2009.11.30
powered by ブクログ安心の森見ワールド 最後はなんだかなあってかんじだけど、まあそれもワールドかってところですね。 満足の4
0投稿日: 2009.11.30
powered by ブクログなんだこりゃ!すんげー笑った。京都が舞台のシュールなギャグ小説。 主人公は京都に下宿する3回生の男性。彼の一人称小説で話は進行しますが、時代に逆行したあのしゃべり方はなんじゃ(笑 なんか古めかしいのが逆にひきこまれてしまいました。 そして一話完結の4編構成なんだけど、その内容がとっても面白い。主人公は同じなんだけど、4編づつ微妙に違う・・・所属しているクラブが違ったり、全編で友達だった人が今篇ではまだ出会ってなかったり。ただ、登場人物と住んでるアパートなのどは一緒。出会い方とかすでに知り合いだったりとか赤の他人になってたりとか。交友関係が各編で変わります。ただ、前編通して変わらないのが主人公と小津のくされ縁。 小津という悪友兼下っ端に始終振り回されている主人公が、そもそもこんなサークルに入ってなければ小津にも出会わず人生もっとましだったかも・・・と思いをめぐらすシーンがあります。そこで疫病神兼親友の小津曰く、 「慰めるわけじゃないけど、あなたはどんな道を選んでも僕に会っていたと思う。直感的にわかります。それでいずれにしても、僕は全力をつくしてあなたを駄目にしちゃうからね。運命に抗ってもしょうがないでしょう。」 「我々は運命の黒い糸で結ばれているというわけです」 彼が言う通り、どんな道を選んでも小津は彼の親友兼厄病神・・・。さすがの主人公もデジャヴを感じてます(笑なんだろうこういう世界。もうひとつ世界があって、そこに自分もいるんだけど、ボタンを掛け違えたように微妙な違いがある・・・何次元とかだっけ?わかんない。(´∀`;) 小説の舞台がおもいっきりわしのホームグラウンドなんで、木屋町の長浜ラーメンとか出てきた日には深夜にもかかわらず食べに行きたくなってしまったYO。京都の描写もところどころ面白いのがあって、「その昔、謀議を行っていた浪士たちを新撰組が襲ったという有名なパチンコ屋の前を通り過ぎた。なぜ浪士たちがわざわざパチンコ屋を選んで謀議を行ったのかは、解きがたい謎である」池田屋ですね・・・今では碑しか立ってません。わしもエラいがっかりした覚えがあります。え、大階段は?みたいな。il||li_| ̄|○il||li ただ、残念なのはamazonでの読者評価がめっさ低いんですよ!こんなに面白いのに。「わかりやすく書いてほしかった」って・・・。この文体そのものがギャグなんじゃん!面白みじゃん!というわけで、結構好みが分かれる本らしいです。わしは大好きなんだけどなー。近代小説が好きな人はたぶん好きなんじゃないかなー・・と予想してみる。あと、京都で学生時代を送ったことがある人は懐かしいんじゃないかな。特に三条!川端通りと東大路あたりをウロウロしていた人には特別な感慨が沸いてくること間違いなしです。
0投稿日: 2009.11.26
powered by ブクログもりみーこと森見登美彦の四畳半神話体系である。太陽の塔から一年経った作品であある。 この作品は4章からなっているが、全部が同じ内容をそれぞれ微妙に内容や視点を変えつつ物語が進展して行く。もりみーの語り口調もまた健在である。 よくありがちなパラレルワールド的な展開とは違って、世の中にいろんな選択肢はあるけれども変わらない物と変わるものが結局あり、大事な物はどう転んでもあまり変わらなかったりする。 もともと波長があってしまう人というのはどうしても存在し、切ろうと思っても切れなかったり、逆もまたしかりである。 好きなのに波長が合わず上手く行かないなんてのはよくある話。。 私自身も今その状況で辛かったりする。(この本の内容とは関係ないが)
0投稿日: 2009.11.25
powered by ブクログ第一話 四畳半恋ノ邪魔者 主人公が映画サークル「みそぎ」に入ったバージョン。 第二話 四畳半自虐的代理代理戦争 主人公が樋口師匠に弟子入りしたバージョン。 第三話 四畳半の甘い生活 主人公がソフトボールサークル「ほんわか」に入ったバージョン。 第四話 八十日間四畳半一周 主人公が秘密機関「福猫飯店」に入ったバージョン。 それぞれのバージョンで大学生活がいかになったかを描く。少しずつ絡み合っていて面白い。 冒頭は常に一緒。 主人公の友人に小津という男がいるが、そいつは「世のため人のため」と考えたとたんに手足の関節が動かなくなるという。 そして、彼の部屋のドアは赤ちゃん用ウエハースのように薄っぺらい。 たとえが素敵だ。 とにかく笑える物語。
0投稿日: 2009.11.24
powered by ブクログ大学1回生の時、あの時計台前で興味を惹かれた4つのサークルの内、別の3サークルに入っていたならこんなことにはならなかったはずだ!と思う主人公が、4つそれぞれのサークルに入っていたらどんなことになっていたかを4つ描いた物語。 4つの世界それぞれに色々とあり、共通した出来事や出会いがあり、4つの選択のどれを選んでも小津とは出会ってしまったり、ある出来事が別の人生では違った形で関わっていたりと4つの並行世界はどれも楽しめました。 特に最後の「八十日間四畳半一周」は今までの3つの世界とは違った趣で面白かったです。 そして、4つの世界を通して分かることもあったりと、なかなか凝った構成の物語でした。 森見さん特有の言い回しや文体で物語はリズムよく進み、結末に向かってひたすら爆走していきます。 「太陽の塔」とも細いところで繋がっていますが、かと言って「太陽の塔」のように妄想と男汁にまみれた作品ではなく、ひたすら軽快で阿呆らしく楽しい作品です。 満足度は★★★★☆。 猫ラーメンが食べたくなります。
0投稿日: 2009.11.22
powered by ブクログ「夜は短し歩けよ乙女」を買いに行った時、スヌーピーカバーに釣られて購入。 「夜は~」を先に読んだので、同じキャラや舞台に期待しながら読み進めた。 文章はやっぱり面白いです。軽快、愉快。回りくどい言い回しも古臭い表現も嫌いじゃありません。 でもね、やっぱり飽きてしまうのよ・・・微妙にずらして違う小ネタを駆使してくれてるんだけど、やっぱり飽きる。 森見さんを読む気分じゃなかったのかも。違う時に読んだら絶賛していた気もする。 今時の作家さんだなぁ。
0投稿日: 2009.11.19
powered by ブクログ京都の四畳半におけるくすぶり男子ストーリーはいつもの感じなのだが、ストーリーのくみたてがおもしろかったです。 これはのんびり日向で二度読みするとよい本ですね。
0投稿日: 2009.11.18
powered by ブクログいわゆる並行世界ものの短編集 でもそれぞれの世界が微妙に絡まり合っているのが面白い。 ある一篇で、他の三篇を語り手の言葉でこき下ろしているのが皮肉っぽくてまた素敵ww 「夜は短し歩けよ乙女」と共通するキャラが出てるのがよいわ(≧▽≦) 樋口さん&羽貫さんー!! 語り手が通う大学も「夜は短し」と同じとこなのかな。 四篇どれも面白いけど、最終話の「八十日間四畳半一周」が一番好き★ あの時別の選択をしていれば、幻の至宝“薔薇色のキャンパスライフ”が……! って度々後悔する語り手に共感。 うーん、やっぱりあの時、別のサークルに入っていれば……(笑)
0投稿日: 2009.11.10
powered by ブクログ最初はうんうんうなりながら読んだけど、流れを掴んだら一気に読みきってしまう、 今回は今まで読んだ物と違う、オリジナリティ溢れる設定で、 一本とられた、って感じです。 太陽の塔とはまた違う、でも京都を愛する心は変わらない、素敵な一冊でした。
0投稿日: 2009.11.10
powered by ブクログ「もし●●を選んでいたら」という「if」でつながった4つの物語。 現代のお話なのに、どこか古典的なにおいがする文章が好きです。 文章がかたいので、物語に入り込むまでに時間がかかりますが・・・入り込んでからはあっという間。 さくさくと楽しく読むことができました。
0投稿日: 2009.11.10
powered by ブクログ読むきっかけ・期待:いつもの感じかなと思って軽く手にとってみた。 感想:いつもの感じで軽く読めた。
0投稿日: 2009.11.05
powered by ブクログ最後の章への話の展開に心が惹かれていきます. ただ単にパラレルワールドについて語るだけでなく,それぞれが相互に作用して物語が展開されている. そのため,読んでいくうちにこれは!!と思う部分がいくつも出てくるためニヤリとしてしまう.
0投稿日: 2009.11.03
powered by ブクログ「薔薇色のキャンパスライフ」を夢見ていた私は、数あるサークルの中から映画サークル「みそぎ」を選ぶ。 そこで出遭ったのが三度の飯より人を貶める事が好きな小津、私は小津に振り回されつつもサークルの城ヶ崎先輩を陥れようと小津と共に画策し「みそぎ」を追い出される。 そして現在。大学の3回生となった私はこの大学生活の2年間女性、勉学、スポーツとも無縁な踏み外した生活を送ることになってしまった。そんな男の4つの物語 簡単に言えば大学一回生の時にどのサークルを選んだかでその後の私がどうなったかを4通り描いている作品。 1話ごとに切り取ってしまうとやや退屈かもしれないが、からくりが見えてくる2話以降はここでこの場面かというのが面白く感じられて最後まで楽しく読めた。(同じ場面が出てきても嫌味にならない) 『太陽の塔』と似た感じもするが、どこかやっぱり違うな、よくこれだけだめ人間を書けるなと思わせてくれた作品。
0投稿日: 2009.11.02
powered by ブクログ私のツボをこれでもかというほどついてきた作品。 私にとって初森見作品でしたが 思いのほかどっぷりとはまってしまいました。 最終章の展開には驚きましたが 構成が非常に面白かったです。 これからしばらくは森見作品を読むことになりそうです。笑
0投稿日: 2009.11.02
powered by ブクログこういう、しかけた本はすごく好みです。 仮にコピー&ペーストであっても、おもしろいなあと思う。 またこういうの書いてほしい(ちがうしかけで)。
0投稿日: 2009.10.31
powered by ブクログ京都の阿呆学生の"私"と、不気味な男小津がくりなす青春…というには若干男くさいストーリー。 大真面目に面白いことを書いているので京都人じゃなくても抱腹絶倒モノかと。
0投稿日: 2009.10.28
powered by ブクログ実は一番最近読んだ森見さん作品。樋口師匠に弟子入りしたい。人生なんて早々変わるもんじゃないさ!楽しかった。
0投稿日: 2009.10.26
powered by ブクログ森見さんらしいワールド。読むのに大分時間がかかった。 京大生がパラレルワールドを展開していく。新勧で別の団体に入っていたら、大学生活を終えようとしている自分には重なるところもあるのかな。 にしても京大が好きなお方だ。今度は地図を用意してから読もう。
0投稿日: 2009.10.26
powered by ブクログおおお、おもしろかった! 読み進めれば読み進めるほど謎解きになるので面白い! もちぐまとか明石さんとか 蛾が出てくるシーンのぞわぞわぞわぞわぞわ...が表現的に好き
0投稿日: 2009.10.24
powered by ブクログ森見作品をはじめてみた。 いや、正しくは「夜は短し歩けよ乙女」を途中までしか読めなかったので、 森見作品を読了したのは初めて。 いや、はまりそうです。 北村薫氏の『時と人の三部作』を思い出した。 もしくは「ソフィーの世界」。 いいなぁ、こういうファンタジー。大好き。
0投稿日: 2009.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハルヒのエンドレスエイトの原型じゃないのコレ。 モテない大学生は、「たら」「れば」でどういう大学生活を送ってもモテない、という話。 でも最後はSF風味になって結局はハッピーエンド。 独特の堅苦しい文体も、たまに読む分には面白いです。
0投稿日: 2009.10.11
powered by ブクログ前回の「夜は短し歩けよ乙女」で森見さんの作品が大好きになった私。 キャラの中で大好きな樋口さんと羽貫さんが出ているという事で購入したのですが、とても良い作品でした。 四畳半の中で繰り広げられるお話…溜まらん。 夜は―――の乙女ちゃんと反対に、明石ちゃんは厳しい方だったのでキャラは混乱しないで済んだけど、「先輩と」「私」はキャラが混合してました・・・。 樋口さんは夜は―――に載ってた羽深野チカさんのイラストが頭に刻み込まれてて、「茄子の様な顔、髭に無精髭を生やしている」と言う、描写で「・・・」と言う感じだったけど、頭の中はあのイラストのままでした。 そして小津。私も彼とは友達にはなりたくありません。 その他にも夜は―――で登場してきたキャラが結構出てきて楽しめました。 「私」が四畳半の世界から脱出できた時には私も一緒に喜んでいました。
0投稿日: 2009.10.06
powered by ブクログ2話目を読み始めたところで「?」って思ったけど理解してからは面白く読めた! 平行線上で話が進んでいく感じ 最終話はすべてがまとまってて こんな感じになるのか!って驚いたり 話が全部つながったりで すごいなーって思いました。 恋愛小説でもあるんだろうけどその恋愛の部分の出しかたも普通と違ってていいよね
0投稿日: 2009.10.01
powered by ブクログもちぐまストラップの商品化はまだですか? 「もしもあの時、こうしていたら…」と思うことは人生のうちにたくさんあるはずなのです。 人間ですから後悔もしますけど、案外、結果はこの四畳半のようになっていたのではないかと思うのです。 選んだ選択が正解だった、とか、間違ってた、とかいろいろ後悔するより、きっと選べた事が「よきこと」なんじゃないかと…。 長い帰省時間の暇つぶしに、と思って買ったら、とてもゲームな世界が気に入りました。 新幹線の中で。飛行機の中で。移動していた四畳半は狭くも広くもあったのです。
0投稿日: 2009.10.01
powered by ブクログん〜…なんか発想は面白いけど、その発想も序盤で予想できてしまったのは残念。 オチが予想できると、後は最終章まで惰性で読む感じになってしまう。 そこまでつまらなくはなかったけど、期待と反してるのでこの評価。 やっぱり自分は文学的なものは合わないのかもと思ったりしてしまった。
0投稿日: 2009.09.30
powered by ブクログ森見登美彦の四畳半神話大系を読みました。四畳半に住んでいる、妄想に明け暮れる大学生のモノローグで語られる、クトルフ神話もかくやと思われるようなおどろおどろしい物語でした。しかし、それだけで終わらないのがこの小説のすごいところです。4編の短編で構成されるこの小説は、それぞれがこの主人公の大学入学から2年間の物語です。主人公は、大学入学直後のサークルの選択さえ誤らなければ、清く正しく美しいキャンパスライフが待っているはずだと思っているのですが、結果的にはどのサークルを選んでも救いのない2年間になってしまうのでした。4つの並行世界がそれぞれに絡み合って物語として成立しているので、ある世界のなぞが別の世界で説明されていたりして、それはそれで面白いと思いました。この人の小説では難しい漢字が使われているのですが、親切にルビがふってあるので正しく読めます。このくらいの漢字は覚えておきたいなあ、と思いました。
0投稿日: 2009.09.29
powered by ブクログ4つの物語が並行に流れてく。 人間てのは欲の塊だから、隣の芝生は青い的な感覚は持ち続けるのかもしんない。とりあえず、明石さんがかわいすぎる。
0投稿日: 2009.09.26
powered by ブクログこの著者の作品は、どれを読んでも男汁が全開な物語ばかりで…(苦笑) これまで読んだ中で唯一の例外は『きつねのはなし』くらいですね。でも、そこがこの作者ならではの独特な面白みだと思う。それによる、うらぶれた風采の上がらないカンジの男のモノローグ、だけでも充分に面白いハズなのに、この物語は、その面白さにパラレルワールド展開が加わっていたりする。主人公が、過去の選択の分岐点で選んだ道に応じた異なる展開の物語が4つ。しかも、最終的には、それまでの物語での謎やら小さな疑問がスッキリ解るようになっている、という構造。…これが面白くないハズはない! 最後の最後まで読み切って、“なるほどなあ…”と唸らされてしまいました。それに加えて、主人公の周囲を固める脇役やら環境やらが、妙にアクが強すぎて、主人公が霞むくらいに楽しいったらないし。読み応え十分、心ゆくまで堪能させてもらいました。――うん、ここまで堪能すると、さすがに男汁に食傷気味ー? 同じ男汁モノローグ、確かにこの物語には必要不可欠なんだろうけど…個人的には、ぶっちゃけ4つもいりません…(-△-;)
0投稿日: 2009.09.23
powered by ブクログ読んでいる最中「エンドレスエイト」なる奇っ怪な8文字が脳裏をよぎり私を苦笑のどん底に叩き落とした。何を言っているのか分からない人は分からないままでも人生に露ほどの翳りも無いであろうし、分かる人は分からない振りをして頂ければ結構だ。言わないことが優しい場合もきっとある。 さて、森見登美彦先生の文章は読んでいて面白い。 クセのある言葉の選択と言い回しが、馴染めば馴染むほど旨く感じてきてしまう。「夜は短し歩けよ乙女」を読んで一気に惚れ込んでしまったミーハーな私が言うのだから間違いないだろう。 本作、「四畳半神話大全」は4つのパラレルワールドを基軸として物語が展開していく。 「あの時、ああしていたら…」誰もが一度は抱いた思いであろうと言うことは想像に難くない。いや、一度と言わず二度三度という欲張りな御仁も大層多いのではと推察する。しかし皮肉なことに、この物語の主人公は4つすべてパラレルワールドで自己の可能性を問い、煩悶していくのだ。「可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である」 これは、第二話自虐的代理代理戦争で樋口師匠が放った至言である。 なるほど、この物語の一貫したテーマであると言っても良いのではないか。 実際、無意味な行為の数々に不可能性を認めない主人公の親友、小津は主人公が4つの世界で経験したことを1つの世界(4つの世界全てで同じように)で完璧と言って何ら差し支えが無いほどにこなしてしまっているのだ。嬉し恥ずかし薔薇色キャンパスライフの妙味を心ゆくまで満喫している対比として、この小津が描かれている。 読み終わった際、私はやはり、うーむ。と唸ってしまった。 この巧みな描写と発想は森見先生が類い希なる才気と不屈の精神の持ち主であると言わざるを得ない。 正直な話、私の稚拙な脳みそでは二割も理解出来てない気がしてならないが、それもまた、森見先生の魂胆であると信じている。
0投稿日: 2009.09.20
powered by ブクログもし、あのときこうしていたら・・・という4つの並行世界のはなし 修学旅行でしか行ったことのない京都にもう一度行ってみたくなった。
0投稿日: 2009.09.18
powered by ブクログ「夜は短し歩けよ乙女」も面白かったのですが、これもとっても素敵でした。やや古風かつネタに溢れた文体、ときに何かがズレていて概ね常識的な「私」と紛うことなき変人・小津や仙人風の自称神・樋口師匠との絶妙な掛け合い、自堕落な四畳半での学生生活、どれをとっても面白い! ちょっと現実離れした雰囲気も、「私」と四畳半の凡庸さから、「あーきっと大学生の一人暮らしってこんな感じなんだろうな」と思わせてしまうから不思議。
0投稿日: 2009.09.13
powered by ブクログ第一章から第三章までは普通に面白いコピー&ペーストを悪用した並列世界モノとして読んだが、そろそろダルくなるんじゃないか?と思った第四章が実はすごかった。発想が普通じゃない。
0投稿日: 2009.09.07
powered by ブクログ「阿呆やな〜」と笑いながら読んでいたのに、最後はうっかり涙目でした。やられた。 冒頭から駄目学生の心を掴んで離さない名作です。
0投稿日: 2009.09.04
powered by ブクログ森見さん3冊目です。また同じような男の子(男の子と呼びがたいけど21歳ってまだ若い・・はず)が主人公かあ まwwたwwかwww って思ったよ^^さすがに 前にテレビで森見さんインタヴューで自分が妄想をたくましくしていた学生時代についてちょっと喋ってたけど、きっとまさにこんな感じ(をオーバーにしてる)んだろうなあ・・ 共感できるようなしたくないような。 まあ面白いからいいけど だめだめ主人公ものってのも、共感したり「こいつよりはましかも・・」って思えてちょっと気分がよくなったりするのかもしれない 4つにしぼったどのサークルに入るかによってどんな学生生活を送れるか変わってくる「はず」だったのに 結局どれを選んでも「あのとき違うサークルを選んでいれば」と後悔し、友だちはいないし勉学も振るわず彼女もいないし・・ でもどれを選んでも結局は最後のさいごには明石さんという素敵な女の子とお付き合いできるわけだから、なんだかんだでハッピーエンドだよなあ よかったね それにしても小津くんのひととなりがよくわからない・・ 彼女もいるし人望っぽいものもあって人脈もあって頭の回転もよく、 でも主人公曰く「顔色が悪く妖怪と見紛う外見で我侭で傲慢で怠惰で天邪鬼で・・」らしく、いいところなんか無さそうにこき下ろしてるのに、 でも彼女もいるし人望も人脈も地位もあって で、主人公がだいすきなんだよねー なぞだなあ 仲いいよなあ コピペ部分はさすがに何度も読むのは辛いので読み飛ばしちゃったけど、 構成としては面白いし、延々とつづく四畳半が選び、選ばれなかった選択肢の世界ってのはなかなかSFでおもしろい 今のわたしの部屋がループになったら、食材はいっぱいあるし、本もたくさんあるからなかなか快適な毎日を過ごせそう だけど、そうだなーもしそんなことになったら、ドストエフスキーを揃えてついでに三島由紀夫全集や指輪物語や司馬遼太郎とか、日ごろ読めないブ厚いものをそろえておきたいなあ ああいいかも
0投稿日: 2009.08.30
powered by ブクログおもしれー!! いやあもう夢も希望もない灰色の青春なのにすごい楽しそう。ていうか楽しい。そして夢も希望もない青春にその真逆とも言えそうなファンタジーという要素をがっつり盛り込んで、モリミーワールドを作り上げてるなんてもう感服としか言えません。ちらつく幸せもいい。だいすきです!!
0投稿日: 2009.08.29
powered by ブクログ『夜は短し歩けよ乙女』以来すっかりハマってしまった森見登美彦。本作『四畳半神話体系』ともう一冊、発作的に購入してしまったのだから困ってしまう(笑) 意外な発見だったのが、世界観の共有である。 舞台は『夜は短し…』と同じ京都、のみならず『樋口師匠』『羽貫さん』『黒髪の乙女』『峨眉書房』『先斗町』等々、心躍る懐かしい言葉達のオンパレードである。 前作に魅了された私は、思わぬ再会に心が躍ったものである。 私も大学生の端くれである。 入学以来迫られた数々の選択。「あの時こうしていれば…』という思いは腐るほどある。腐り始めている。 本作は、そんな「もしも」を題材にした作品である。 4作からなる短篇は、それぞれ『サークルの選択』というターニングポイントから分岐する「if」のストーリーである。 唾棄すべき学生生活を送る「私」はサークル(?)に入部する。運命の分岐は以下の如く。 映画サークル「みそぎ」 樋口師匠への「弟子入り」 ソフトボールサークル「ほんわか」 秘密組織「福猫飯店」 それぞれの選択が、悪友「小津」とクールビューティ「明石さん」を巡る私の未来を如何に決定付けるのだろうか。 並行世界が交差する、一見矛盾した構成である。 4編が絡み合い、物語を完成させていく様子は見事と思う。 また、男子大学生の権化たる「私」に深く感情移入してしまうだろう。ゆえに4編。あっという間に読ませる。 唯一惜しむらくは。 解説で「コピペの悪用」と冗談交じりに評された特殊な構成に、少し辟易してしまった点だ。 しかし同時に、その構成がこの作品の魅力でもあるのも事実だ。 好きな人もきっと多いと推察される。
0投稿日: 2009.08.29
powered by ブクログ全4章でストーリーは構成されています。 登場人物は一貫していてしかしそれぞれ所属するサークルが違うという摩訶不思議な小説。 同じ説明が幾度となく繰り返され、でも少しずつ事件の関わり方が違ってくる。 映画サークル「みそぎ」ソフトボールサークル「ほんわか」、「弟子モトム」という奇想天外なビラ(これはサークルではないけど)、秘密機関《福猫飯店》にそれぞれ属していて親友である小津との出会いもそれぞれ違う。 共通のキーワードは「コロッセオ」「猫ラーメン」「香織さん」「スポンジでてきたクマのぬいぐるみ」「魚肉ハンバーグとカステラ」etc... 一癖もあり二癖もありただの恋愛小説ではないところが面白い!!! ただまぁ京都に行ったこと(というか住んだこと)あるかないかで大分面白さが違ってくると思います笑
0投稿日: 2009.08.25
powered by ブクログ堕落した大学生のお話。 京都の四畳半のぼろアパートに住んでる。 4つのお話があって、 同じ時間軸のパラレルワールドが展開される。 この作者の独特の世界観が好き。
0投稿日: 2009.08.24
powered by ブクログ「太陽の塔」に続いて森見登美彦2冊目なんですが、やはりひたすら妄想なのですね。途中やや呆れながらもパラレル妄想ワールドを堪能。絶望が新しい世界への扉を開くことになるのは、よく分かる(気がする)。それにしても全体のプロットもさることながら「八十日間四畳半一週」の四畳半の異空間という設定が素晴らしい。
0投稿日: 2009.08.23
powered by ブクログ違う選択をしただけで 人が劇的に変わるわけではない 縁というのは決まっているのかな、というお話 実際の世界もそうなのでしょうか 出会うべく人にはきちんと出会ってる そうだとよいなあ、と思う 四畳半に迷い込んでみたくもなります
0投稿日: 2009.08.20
powered by ブクログ‘夜は短し歩けよ乙女‘よりは読みやすい文体だと思いました。一話、二話、三話と読み深めていくごとに面白さが増す本だと思います。主人公じゃなくて、主人公以外の登場人物のキャラが濃くて盛り上げてくれます。 特にというかコイツが一番濃いのだが、小津という主人公の友人が濃くて良い。兎に角この作品で一番印象に残る登場人物。容姿は十人中八人が妖怪かと思って、二人が妖怪かと間違える容姿。他人の不幸で飯が食える人物。話的には優雅なキャンパスライフを送れなかった主人公の話。それに伴う抗えない運命。 どの道を選ぼうとも、いきつく先は同じ。例えるならベクトルの始点と終点のような感じ。 ストーリー 大学生三回生の春までの二年間、実益のあることなの何一つしてないことを断言しておこう。こうなったのは「みそぎ」、「ほんわか」、「弟子求ム」、「秘密結社<福猫飯店>」と書かれたサークルのチラシの中から〇〇を選んでしまったからだ。活動する気にならないサークルにうんざりする私。そこのサークルで出会った私の唯一の友人小津。私がサークルをやめたあともこの男は私にくっついてくる。サー駆るに入ってから起こり続ける様々な不幸はこ奴の仕業ではなかろうか。他人の不幸で飯を食える妖怪のような小津。コイツのような人物にもなんと彼女がいるらしいではないか。なぜ私にはいないのだ、私は黒髪の乙女と付き合いたいというのに。私は何をしているのだ。 って感じで。 どんなサークルを選んでもヤツには出会って、黒髪の乙女と接点を持とうと努力する。運命とは怖いですねー。でも最後の話では展開が少し違いますね。 「if(もしも)と運命」 これがこの本のキーワードだと思います。 この本で思わず電車の中で噴き出してしまったのは 乙女と文通をしていたと思っていた主人公がその人物に出会ったときのリアクションのとこ。 「そのとき私が見た彼女はとても不気味な顔をしていた。不摂生をしているらしく、月の裏側からきた人間のような顔をしている。他人の不幸を乞い願うような不吉な笑みを浮かべていて、妖怪ぬらりひょんとも言うべきであろう。まるでもう小津である。小津と瓜二つである。むしろ、小津そのものである。小津本人である。」 っていう表現のとこ。ふいたw
0投稿日: 2009.08.04
powered by ブクログ素晴らしきかなコピー&ペースト! いや、違うな。 こんな素晴らしいコピー&ペーストを見たことがありません。 人生は可能性ではなく不可能性で満ちているのでしょうか。 蛾の大群にオチがついているとは思いませんでした。 感想を書こうとしたらネタバレになってしまうので、これ以上は書けません。 残念!
0投稿日: 2009.08.02
powered by ブクログ相変わらず素敵 彼の作品はみんな書き方がこの人独特で似通ってるのだけれど どれみてもやっぱり面白いって思える 飽きる日がくるのかなあ
0投稿日: 2009.07.28
powered by ブクログ読んだ本ランキングとやらで堂々一位の座を獲得したのは 同じ森見登美彦の作品だけれど「夜は短し歩けよ乙女」。 そんな流れに逆らって、私は「四畳半神話体系」を読んでいた。 読んでる時にこのランキングを見て、ニアミス!とかなんとか。 知的で真面目な文体で書かれた、 どうしようもなくふざけたこの文章。 こういう書き方をして全く面白くない場合は 完全に白けてしまうけど、とにかく面白い◎ それにこの構成。! 同じ出来事を複数の視点からっていうのはよくあるけど このパターンは初めてでした。 ☆ 今まで、「今の自分にたどり着いたのはものすごい奇跡」 なんじゃないかって思っていて、 もしもどこかでほんの少しでも違った選択をしていたら 全く異なる世界で生きていたんじゃないかって考えてた。 だから、出会えて嬉しいって思う人や 知ることができて良かったって思う物事や 見ることができてラッキーって思う景色や その他諸々、凄く尊いものだなって。 ひょっとしたら、出会えなかったかも、 知れなかったかも、見れなかったかもしれないから。 でも、ほんの少しくらいどこかで誤った選択をしても 結局のところそこへ辿り着くことは決まっている、っていう 凄く強力な「運命」それこそが 本当の奇跡なんじゃないかっていう考え方が生まれました。 本当に出会うべく人には、どこでどんな風に生きていても 様々な出会いのバリエーションでもって 必ず出会うんでしょう。 前者の考え方も素敵だけど、後者も意外に素敵じゃない? まあ、運命の人が「小津」みたいな人じゃあ、 素敵とは言い難いけどね。
0投稿日: 2009.07.22
