
或る男の断面
宇野千代/中央公論新社
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総合評価
(2件)4.0
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powered by ブクログこの題材で書かれた小説は私には胃もたれして読めないかもなと思った。 出来るだけ乾いた文章で書かれたエッセイだから楽しく読めたのだろう。 自殺する男女の小説を書き進めるために心中未遂事件を起こした東郷青児に宇野千代が取材しに行き、そのまま東郷の家で心中の際に使われ血がこびりついた布団で同衾するエピソードなど、嫌すぎて笑っちゃった。 読んでいて、宇野千代の未練のなさ加減に驚いたと共に、本当にそんなに未練や執着を持たなかったんだろうかという疑いの気持ちも持ってしまった。
0投稿日: 2026.02.24
powered by ブクログ宇野千代、ずっと前から気になっていたけど、読むきっかけがなかった。 画家、東郷青児の妻だったのかー。 明治の人なんだけど、そうとは思えない。からりとしていて、サバサバとした女性のイメージ。 東郷が心中未遂をした後に、小説のネタに、ガスで死ぬ時のことをインタビューして、それがきっかけで2人は出会うことになる。その後も前の女は家に来て、ごはんを一緒に食べ、女とその子志馬との関係も続く。 東郷との暮らしで、印象的であったのが、書き物をするための家がほしいと住まいとは別に場所を借りて、書くために出かけていたこと。 考え方も行動も、ドライで自律心がある女性だなーと、思った。 偶然にも最近読んだ川上音二郎、貞奴について書かれた箇所があった。 同時代に生きた人からの言葉で、その人の姿が立体的になってゆくのが面白い。 宇野千代、気になる。他のも読もうー。
0投稿日: 2013.06.09
