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天正戴天録 政宗対信長 上
天正戴天録 政宗対信長 上
坂上天陽/学研
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総合評価

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  • 竜vs魔王、しびれます。

    天下をほぼ手中に収めた織田信長に、若き竜・伊達政宗が東北勢を率いて対抗します。 織田勢も伊達勢も好きな自分にとっては夢のようなカードです(笑) 渋い信長や政宗はもちろん格好良いですが、主人公以外の周りの登場人物も魅力的。 前田慶次や、政宗の所に身を寄せている若僧(実はあの人物!)、政宗と父・輝宗の父子の絆もとても良いです。 織田信忠は出番が少ないですが、結構重要な役回りだったので嬉しい。 あと織田信雄。暗愚に描かれることの多い彼ですが、この本の彼の描かれ方はちょっと珍しいかもしれません。応援したくなる感じで、私は結構好きです。 この手の戦記物だと登場武将が多くなりがちなのですが、上下巻という事もあって何人かに的を絞って描いているので人物に集中して読めます。 終盤、信長と政宗が相対するシーンでは、この戦いについて意外な真実が明かされます。 序盤で戦死した織田信忠が、最期に何を思いながら死んでいったのか――最後まで読んだ後に考えると、胸が熱くなります。 上下巻なので、読み易い長さだと思います。 個人的には、名前しか出番のなかったあの人物やこの人物の動向についても気になるので、もう1冊くらい続いて欲しかったなぁ。

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    投稿日: 2014.11.09