
総合評価
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powered by ブクログまず単純に文章がうまい! 取材が綿密! これぞ上質のノンフィクション、最高のルポルタージュだと思いました。 特に神取の発言はヒリヒリする。
0投稿日: 2013.05.25
powered by ブクログ柔道選手だった神取しのぶ、中国から来た天田麗文、アメリカ人のデブラ・ミシェリー。女子プロレスがティーンエイジャーの少女たちの間で熱いブームとなっていた80年代に活躍した、異質な三人の足跡をたどり、女子プロレスの文化を通して「日本」を見つめ直す。 91年大宅壮一ノンフィクション賞作。桜庭一樹の読書日記にあったので読んでみた。20年以上前の話なのでさすがに時の流れは感じるが、女子プロレスを通しての日本社会の異質性の描写など、内容的にはかなり惹きつけるものがあった。絶版になっているが図書館にあってラッキーだった。続編があるのなら読んでみたいがどうなのだろう? (B)
0投稿日: 2011.12.17
powered by ブクログもう絶版になっていて、プロレスとか格闘技系が結構好きだと言ったら 文春の営業さんが貸して下さいました。 プロレスもののノンフィクションを読むのは2冊目で でもこれは女子プロレスに焦点を当てて書かれてる。 色々と興味深い部分も沢山あって 日本人じゃない選手の葛藤とか ショーとしてのプロレスについては他の本で 理解済みだったけど それにこんなにも固執して作り上げて来た人が居たこととか 神取忍は有名な選手なのに、 実はこんな苦悩と葛藤とがあったとか ほんとに知られざる事実ばっかり。 身体一つで戦えるわけでなく 団体との契約があったり ファイトマネーであったり、縦社会であったり。 私がプロレスとかを理解しはじめたころには もうクラッシュギャルズはいなくて でもそれを、芸能に疎いはずの母親が知ってるってことは 本当に、その時期に女子プロレスが全盛期だったんだなってことを 物語っている気がした。 女相撲には衝撃を受けました。
0投稿日: 2010.11.01
powered by ブクログ大宅賞受賞作。子どもの頃にそういえば女子プロレスのポスターをよく見かけた。長与千種、神取しのぶ、キューティ鈴木。私は関心を抱くことなく終わったが、そのブームの中にいた当事者たちはそれをどうとらえていたのか。当時プロレス雑誌に寄稿していた彼女が、リアルタイムにそのブームを見ながら、プロレスラーとして興行主たちの型にはまらなかった神取、中国出身の天田麗文、アメリカから来たメデューサ。彼女たちの生い立ちから丁寧に聞き取りを重ねた労作。プロレスという格闘技に関心はないけれど、彼女たちが「言葉」で語るそれには心を惹かれた。
0投稿日: 2007.09.09
