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黒猫の三角 Delta in the Darkness
黒猫の三角 Delta in the Darkness
森博嗣/講談社
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総合評価

324件)
3.7
57
121
100
15
1
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    楽しかった~キャラクターみんな個性があって素敵、特に練無の好感度が高い。どんな動機だったら殺人に相応しいか。と言うはなしが面白くて好き。わたしも固定概念で鈍化し麻痺することは怖い、ただ同じ行動をするかと言えばたぶんしないよなーって思った。それぞれがそれぞれの世界で生きてるからねー。

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    森博嗣先生の作品もついにVシリーズ突入! S&Mシリーズに比べるとキャラクターの個性が際立っており非常に魅力的ですね。少しドロドロした恋愛模様も予感させる展開だったので、今後、4人の関係性がどうなるか非常に楽しみです。ミステリィとしての面白さはまだ1作目なのでなんともなんですが 、今作は登場人物たちの自己紹介的な作品だと思いますので、そのあたりの盛り上がりにも期待して、次回作を楽しみにしたいと思います。 ※森博嗣先生の作品は、他作品でも「あれ何だったの?」って展開が度々あったので、気にしてもしょうがないと思うんですが、結局小田原兄弟のいざこざって何だったんですかね?犯人の動機に関係あるかなと思ってたんですけど最後までスルーされてびっくりしました。いや、でも今回の話は「殺人の動機など理解できるものではない」というものだったと思うので、そんな痴情のもつれみたいな安い展開じゃないよっていうミスリードなのかな?好意的に考えすぎ?

    9
    投稿日: 2025.04.30
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    理系ミステリー大好きで、というか森博嗣さんの作品をもって初めてそんなジャンルもあるのだと知って、すべてがFになるは、今でももっとも記憶に残っている作品の一つです。 本作はVシリーズというものの初作ということですが、予備知識なく適当に手に取った一冊だったので、読み終わったあとに初作と知って安堵。現在10作品もあるということで、いつでもあとの残り9作も続きが読めると思うと、なんとも贅沢な時代に生まれたものです。 登場人物の個性的な名前が、これまたずっと印象に残り続けるのだろうなと思いました。

    1
    投稿日: 2025.04.29
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    Vシリーズ一作目、いつもの森ワールド。メインキャラの4人がキャラ濃くて良かった。名前がみんな読みづらいけど。紅子のキャラが好きだ。しかし、森さんの作品は言い回しは好きなんだけど難しいな、どれも。面白難しい。

    0
    投稿日: 2025.03.30
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    知人からおすすめされたので購入。 久しぶりの森博嗣作品だがやっぱり読みやすい。S&Mシリーズのお嬢様・西之園萌絵や本作の没落令嬢・瀬在丸紅子が私は好きなのだが、森先生の中には頭のキレる令嬢キャラがいらっしゃるのかな。 犯人が明かされたときは「えー!」と叫んでしまいました。

    3
    投稿日: 2025.03.20
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    何気ない場面の中に思いがけない手がかりが紛れ込んでいることもあるんだなと実感した。面白かったし、つまらないということはない。ただ、鮮やかかと言われると普通かなという感じがしてしまった。つまり、「すべてがFになる」のような言葉も出てこないような驚きなどがなかった。

    0
    投稿日: 2025.01.17
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    Vシリーズ 第1弾 黒猫の三角 仕事やらイベントやらで2週間以上読み終わるまで時間が掛かってしまった 全てがFになるに匹敵する名作です (夏のレプリカ。。。) シリーズ続くの楽しみ S&Mシリーズの犀川先生と萌絵が抜けきれない状態で読み始めましたが、瀬在丸紅子、保呂草潤平、小鳥遊練無、香具山紫子、根来機千英と S&Mシリーズのキャラとは違った色の人も登場して、ワイワイと事件解決していくとこはS&Mシリーズより、事件事件してない感じでしょうか (読みやすいが、登場人物の勝手がわかるまでは少し時間かかりました) 瀬在丸紅子と保呂草の天才同士の掛け合いは 言葉選びも概念も思想もめちゃくちゃ面白かったです(へっくんが形成されるわけだわと) 林は弱い桑を選ぶ。 (林選弱桑、読み方わかりませんが、意味は確かにと思いつつも、部首と数字の組み合わせとか絶対気付けないでしょと。でもいい概念。) タイトルや数例関連も 練りに練られてる感じが、次作への期待も高まり最高でした Vシリーズ第二弾 人形式モナリザへ 保呂草楽しみだぁ(本領発揮へ)

    25
    投稿日: 2024.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相変わらずの森ワールドに読み進める手が止まりませんでした…。はじめは犀川先生と萌絵ちゃんいないのかあ…と何か物足りない気持ちでしたが、読み進めていくうちに紅子さんや練無くんたちのクセの強いキャラにどんどん引き込まれてた。 後半に行くにつれて保呂草さんか…?と思ったけど流石に主要キャラはないか…(本シリーズの他作品のあらすじにまだ名前があったし…)と思ったらまさかの別人パターン…! 次からは本物の保呂草さんが出てくるのかな? また次回も楽しみだ〜。

    0
    投稿日: 2024.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Vシリーズ1冊目。 SMシリーズを先に読んでるとより真相が見えなくなる気がする。森先生の引き出しが多すぎ る。 ゾロ目の日にゾロ目の年齢の人間を順に殺す殺人鬼。謎解きでは、「うーん、そんなうまいこといくか?リスクたかっ」とは思ったが、半分捕まりたかったという気持ちが作用したんだろう。 保呂草、保呂草ぁああッ

    0
    投稿日: 2024.07.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    S&Mシリーズを読み終わり、遂にVシリーズへ! ワクワクを胸に本を読み進めるも、犀川先生だったらどう考えるの?とか未練を垂れながら読んでいた。ミステリー好きなのにいつも全く解決できない私は猫落ちだったらどうしようなど不毛なことを頭に浮かべていたが、結末は全く違った。本当にまさかだった。読み終わった今もすぐに次の本を手に取りたくなっている。こんなにもおもしろい小説を何冊もシリーズを通して書いてくれる森先生には感謝しかない。

    0
    投稿日: 2024.05.10
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    S&Mシリーズ完読後に読み始め、今回のVシリーズの新しいキャラクターたちがみな独特で期待通り面白かった。 森博嗣独特の解のない問いや矛盾した発言もあり、内容が一回では理解できなかったので、また読み返したい。

    0
    投稿日: 2024.05.03
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    相変わらずの心地よい森博嗣節だった。 「人を殺すことってなんでいけない事なの?」 「どんな理由があったらいいの?」 純粋な世界への疑問が突き刺さってきた一作だった。 このミステリはトリックであるhowを楽しむのではなく、whyとwhoを楽しむミステリだと思う。 (もちろんトリックもしっかりしている) プロローグからすでに伏線は始まっている。 これからのシリーズが楽しみになった。

    7
    投稿日: 2024.04.04
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    S&Mシリーズを読み終えてかなり時間が経ちましたが、ようやくVシリーズ1作目。 綺麗に騙されました…こんなのわかる人いるのか…?動機とかトリックよりも、登場人物のキャラや会話や理系蘊蓄が楽しいミステリー♪

    6
    投稿日: 2024.04.03
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    面白かった。 なるほどそういうことか、って感じかな? アガサ・クリスティの有名な小説を少し思い出した。 でも、あれ(小田原姉弟の件)は何だったんだろう、、、?

    1
    投稿日: 2024.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こういう犯人が一番好き。一貫してるから、犯人の行動に疑問があっても読者側で答えを推測できる。 〇〇な保呂草だ。とか、〇〇な紫子だった。みたいな構文が前半立て続けに出てくるんだけど、違和感あるの私だけ? 犀川先生や萌絵がいないのは寂しいけど、独特の会話がまた感じられて嬉しい。羊羹のくだり良い。

    0
    投稿日: 2024.01.19
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    この前やっとS&Mシリーズを読み終えてしばらく余韻に浸っていたのですが遂にVシリーズに手を出しました。 前回とはまた違う展開と1冊目とは思えない情報量にまだちょっと頭がクラクラしてる感じです……いい意味で期待を裏切られたというか。 まず阿漕荘という名前が凄い。 更にそこに住んでいる人のクセがまぁ凄い。全員の名前を覚える為に何度も登場人物のページを確認してたくらいにはクセが強い。 前半はページを捲りながら「何だか某作家の某シリーズを読んでいる気分だな」なんて思っていたくらい。 登場人物のクセは強かったけどお話自体は割とシンプルでしたね。 今までは一度も犯人に気づくことはなかったんですけど、今回は気づけましたーやったー! 流石に最後のあのどんでん返しまでは見抜けなかったけど。 あの犯人の異常なまでの執着が少しS&Mシリーズを思い出しました。 個人的に一番驚いたのは黒猫のデルタですかね……文系なのでそんな言葉は知らない……知らないんだ……。 ひょっとしてあれって常識だったりするのですか??? まだまだシリーズは始まったばかりなので登場人物達の人間関係にも注目しながら読み進めようかなぁと思います。

    5
    投稿日: 2023.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森博嗣読み直し、Vシリーズに突入。この話はすごく覚えていて、懐かしかった。しこちゃんとれんちゃんが好きだったんだよなぁ。

    0
    投稿日: 2023.12.04
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    それはないでしょというか、それだけはないでしょというか、トリック云々関係なくそんな感じ。 シリーズ情報含めて前情報に出来るだけ触れずに読むべき。

    0
    投稿日: 2023.10.27
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    第三者としての文章、レポートとしての小説、そしてそれらを含んだ伏線の回収、斜め上の設定がクセになる。 S&Mのハラハラ感はなく、安心して読める。

    0
    投稿日: 2023.10.05
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    読後、あまりいい気持ちはしなかった。 動機がとかトリックがというのではなく、物語のミスリードの仕方がである。 文体がおかしいなとか、シリーズとして成り立つのかなとか、序盤の気になる一言とか、最後、ひとつのところに繋がっていくのだけれど、個人的な好みとしてはスッキリとはしなかった。 若ければ違った感想なのかもしれない。

    1
    投稿日: 2023.07.10
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    スカイ・クロラシリーズで好きになり、S&Mシリーズを読み終え、しばらく休んで、ついにVシリーズに突入。 主人公が変わっても、S&Mを読んだ時と同じ気持ちになれた。トリックの部分は勿論、主人公たちのキャラをリアルに書いており、この世界そのものを好きになってもらうように注力して書いてる、という所があるからだと思う。

    0
    投稿日: 2023.07.02
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    シリーズの繋がりがうれしい。 沢山の伏線と、伏線らしきトラップと。言い回しの妙。 使っていない脳みそを叩き起こしてどっぷりと世界観を楽しみました。 20年近く前に読み、今回は再読。 思い出しつつ新しい気付きも。 森作品はいつでも味わい深いです。

    0
    投稿日: 2023.06.17
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    なんだかゴタゴタしていて少し読みにくかった。 ドラマで観たので話の筋はわかっていたのですが、サクサクとはいきませんでした。 続編どうしようかな。

    1
    投稿日: 2023.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    S&Mからの流れで「どうせまたトリックも動機も無いんでしょう。」と思いつつ読んだ。まあ、そんな感じだった。もはや、そういう方が好きなんだけど。 こんなどんでん返しがあって次の刊からどうなるんだろう、って思ったけど、何事もなかったかのように始まるんだろうな。

    0
    投稿日: 2023.04.12
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    途中、ああやられた!と思ったけど、 最後にまたひっくり返されるとは笑笑 あとでまた読み直さなきゃ。

    1
    投稿日: 2023.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SMシリーズではなく Vシリーズの面白さを感じる一冊目です。 キャラクタが引っ張り 出来事が引っ張り 解説がそれを包み込んでくれています この解説者の方って 確か漫画版でこの作品を描いてくれているんですよね 以前読んだような思い出もあります。 テキストで描かれていることを 漫画で描こうとするって 絵の情報量にするって 増やして、保管して 描くものが同じでも 描かれてないところを 先から続いているからこそ 頭の中で想像してキャラクタが動いて カメラが動いて テキストで描くカメラの位置 漫画で描くカメラの位置 だからこそ気づくこと でも教えてもらえないと気付けないこと 一度最後まで読んでいるシリーズを 改めて最初から読み直す楽しさ

    1
    投稿日: 2022.12.28
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    森博嗣さん2冊目! ところどころに出てくる哲学的な文章が深くておもしろい。 犯人が全然わからなくて最後は一気読みでした!

    2
    投稿日: 2022.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第1弾 何回読んでもテンポが良くて好き。 イラっとする人もあまりいないし、林はかっこいいし。好きじゃないけど。 事件は、年に一度、決まったルールで行われる殺人。その年は、その日にターゲットになった女性が殺された。 居合わせた探偵・保呂草と彼の仲間、そして紅子。頭が良過ぎてついていけない解決と動機、理解できない真理。人の考えなんて理解できないものだけど、ぶっ飛んでいて笑いそうだった。 ラストからエピローグの怒涛の流れがずっと好き。

    0
    投稿日: 2022.10.01
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    後半の急展開に目が離せず一気読み。ここんとこ忙しくて全然読めてなかったんですが、急展開始まりが土曜に当たって助かった笑 シリーズ最初の作品で瀬在丸紅子の存在感が犀川・西之園に並びました。話の展開(運び?)も独創的で面白かった。次作が楽しみです!

    4
    投稿日: 2022.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    S&Mシリーズを読み終わって、Vシリーズに突入しました。 ですが…なぜか本作は、とても読むのに時間がかかりました。苦笑 何度も何度も心が折れかけて、これはダメかも、読めないかも、という気持ちになりながら、読み切りました。 なんで読み切れないんだろう、とモヤモヤしながら考えたのですが、理由は私の頭の中の想像力の足りなさでした。泣 S&Mシリーズが、きれいな漫画(美男美女)で、 Vシリーズは、おそ松さんみたいな絵が浮かんでました。 たぶんアパートに住んでいる住人達が事件に巻き込まれるからですかね。そしてキャラクターが豊かで。 絵が全く違うというのと、 主要の登場人物が最初から多くて、 名前が複雑で、名前と特徴が結びつかなかった、 というのが大きかったかもです。 共通していたのはS&Mシリーズでも、本作でも、 何かしら唸るというか、考えさせられる言葉や会話があったです。 こちらでも、推理場面、謎解き場面で登場します。 なんで人を殺しちゃいけないのか。 どうして人を殺すのか。 クライマックスシーンは、 今回もハラハラドキドキでした。 読み切った後は、 「なんだよ、笹木スタイルかーぃ!」 と突っ込んで終わりましたが。苦笑 続きを読みか悩みます… GシリーズやXシリーズはどうなんだろう… やっぱり順番通り読んでいった方が良いのかな。。

    1
    投稿日: 2022.07.13
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    ちょっと拍子抜け。 S&Mシリーズは好きなんだけど。 屁理屈捏ねてる感じ。トリックもトリックといってよいレベルか怪しいくらい。 キャラクターは面白いけどな。 あと何冊かはよんてみる。

    0
    投稿日: 2022.07.04
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    まさかの犯人だった。見事に騙された。トリックは単純。動機は理解し難い。S&Mシリーズを読み終えて、Vシリーズを読み出したが、こちらも名作だった。

    0
    投稿日: 2022.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私にとっての、ミステリのこうだったら嫌だな(良いな)をやってくれた作品… まさかな?まさかな??と思いつつ、紅子さんが後半彼と話をするシーンはウワー!となった

    0
    投稿日: 2022.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Vシリーズ第一作目。 S&Mシリーズの前に読んでおくのがおすすめかも。 7月7日に11歳、翌年のまた同日に22歳、そしてそのさらに翌年6月6日に33歳と、規則的に実行される殺人事件。 探偵の保呂草のもとにはその次のターゲットと思われる女性から直々に護衛の依頼が舞い込む。 規則性の謎がそんな風に解明されるとは思っていなかった。 森先生のことだから数字を扱った何かしらの謎がとは思っていたけれど、 それがまさか線形代数…(Excelでいうセルの座標の表し方みたいなもの?)だとは。

    0
    投稿日: 2022.04.11
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    他の方が森さんの本を読んでいて、その表紙がとてもオシャレだったからなんとなく引かれて古本屋で見つけた。面白かった!動機はちょっとビックリしたが、少し理解出来るようなできないような… 登場人物が皆楽しく、これから次作どんな発展が起こるのか期待したいです。

    1
    投稿日: 2022.02.28
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    Vシリーズの第1弾 S&Mシリーズがとても面白かったので、別のシリーズに手を出してみました。 読み終わってみれば、まぁそうだよねーという印象。 息子と娘の伏線など、一部最後まで回収されずに終わってちょっともやもや。。

    0
    投稿日: 2022.02.25
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    220205*読了 Vシリーズをものの10日ほどで読み切ってしまった。 それぐらい夢中にさせるんです、森博嗣ワールドというやつは…。 S&Mシリーズが大好きだったから、犀川先生や萌絵ちゃんがいないのはなぁ…なんて思いながら、新しく出会うキャラクターの濃さに戸惑いながら、読み進めていたのだけれど、気づけば夢中。 しかも、ラストは驚きの展開。 ここから保呂草さんの語りが始まっていくわけですね。Vシリーズもとても好きです。

    1
    投稿日: 2022.02.05
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    「黒猫の三角」 Vシリーズ第1弾。 結局数あるシリーズは完遂なし。難攻不落の森博嗣作品。文体なのかストーリーなのか、はたまたキャラクターの癖や名前なのか、読みづらい時も結局ある。面白くないわけではないんだが、なんだろう。攻略手口が見当たらない。 あるルールの下、繰り返される殺人事件。そのルールに該当してしまった女性から護衛を依頼されるのだが、その女性が殺されてしまう。更に、女性の旦那も何者かに殺害されてしまう訳だが、その謎を解くミステリ。 概要はこんな感じである。タイトルにある猫もkeyなんだろうし、数学の規則性もkeyなんだけど、ミステリそのものに深く関わっていたかと言われるとよく分からない。伏線だろうと思われる所々の文章の方が気になる。個人的には、あっ探偵役はあっちなんだと思わされたから伏線に騙されたのだろう。癖が強いキャラだからてっきり違うもんだと思っていた。 楽しみどころはどこだろう。軽い感じな会話がわりかしテンポよくでたと思いきや、終盤にはがらりと雰囲気が変わるその切り替えだろうか。Vシリーズってどんなテーマなのか掴めてないから、まだなんとも言えないところなので、第2弾次第かな。

    2
    投稿日: 2022.01.04
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    S&Mシリーズを読み終わったため、こちらのシリーズを読み始めました。 個人的にはピンときませんでした・・・。 ただ、これは私がこの小説の真髄を理解できていないからなのだと思います。

    0
    投稿日: 2021.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犀川と萌絵のコンビが好きすぎて、買ってたのにS&Mシリーズ読み終わってからこれを読もうと思うまで一年かかってしまった アクロイド殺しだ!と思ったけど最後の最後でまたどんでん返し…最後の紅子と保呂草のやりとり急に大人な感じしてドキドキした 面白かった〜 阿漕荘、勝手に四畳半の下鴨幽水荘みたいなイメージ

    1
    投稿日: 2021.11.23
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    S&Mシリーズとはまたちょっと毛色の違ったお話だった。 こちらは主要人物が4人? ごちゃごちゃしている印象があり、前シリーズ程のまとまり感とかがないように感じる。 単に主要人物が多いのに慣れてないだけなのかも… 個性的すぎるキャラクターが多く登場して、個々人にも謎が多い。 今後はさらに掘り下げていくのかな? むしろ今作が序章みたいなものなのかな? 事件と言うよりキャラクターに圧倒されたお話だった。 今後も彼らがどう動いていくのか気になる。

    9
    投稿日: 2021.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    けっこうどんでん返しだったなぁ。驚いた。 登場人物は誰も彼も自由気まますぎて、感情移入できる人は一人も居なかったけど(笑)、物語としては楽しく読めた。 ただ動機はピンとこない部分。自分はそういう人間だから、みたいな説明をされてもとは思う。そういう意味ではこの作品は人間ドラマとして読むものではなく、純粋にトリックを見るという作品だということなんだろう。黒猫のデルタも単なる言葉遊びだったし。 ただ、氏の作品はだいたいそういうものだ(笑)

    0
    投稿日: 2021.10.22
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    桜鳴六画邸で行われたパーティーで衆人環視の中で密室殺人事件が発生。密室殺人事件と、一年に一度決まったルールの元で起こる過去の殺人事件の謎に瀬在丸紅子たちが迫ります。 Vシリーズ第1作。

    0
    投稿日: 2021.08.07
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    ようやくVシリーズ突入! 一巻なので主な登場人物のキャラクターがまだまだ掴めず、最後の展開にはちょっと驚きました。 今のところ紫子が苦手ですが、シリーズが進むにつれて好きになれるといいな… とりあえずこの巻は導入ということでサラッといったので特筆すべきことはなし。

    0
    投稿日: 2021.02.05
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    Vシリーズ1作目。 没落した元貴族・瀬在丸紅子と、彼女を取り巻く阿漕荘の個性的な面々。 最初は様子見といった感じで読み始めるが、S&Mシリーズが好きすぎて、いまいちドタバタした展開に馴染めない。 特に紫子のキャラが好きになれないのと、肝心の紅子の魅力も未だ未知数。唯一気に入ったのは小鳥遊君の愛らしいキャラ設定。保呂草は判定を次作に持ち越し。 ミステリとしては、多分、私にはまだまだ読みきれてない部分があるんだろうけど、前シリーズほどの納得感やスッキリ感はないかな〜。 もちろんシリーズ読破を目指すので、この感想が読破後にどう変わっているかが今から楽しみです。

    1
    投稿日: 2021.01.28
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    Vシリーズ第1作です。 「地球儀のスライス」中の「気さくなお人形、19歳」という短編が収録されていましたが、その作品の登場人物が、このシリーズに登場します。 途中に出てくる傷害未遂事件が動機の説明なし、かつ本筋と無関係だったり。 何人かの登場人物は、事件現場にいたのに 事件に関するリアクション皆無だったり… 物語として、不思議な形です。 読者が気づかないような仕掛けもあるらしいが、私は気づかず。 とりあえず、今後のシリーズの天下を追ってみようと思うます。

    0
    投稿日: 2021.01.25
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    やっとS&Mシリーズを読了し、Vシリーズにたどり着きました。 Vシリーズの初巻ということで、変な先入観を持ちたくなかったので、まったくのノーガード戦法で読んでみました。 だからVシリーズの「V」がなんのVなのかも知らなかった(笑)。 いや、森博嗣節がさく裂で楽しめました。おもしろかったな~。 S&Mシリーズよりも軽い謎解きのミステリーかな。 S&Mシリーズは、   「人間とはなんぞや?意識とはなにか?」 みたいな深淵な深みにはいっていくからね。 Vシリーズはキャラクターがみんな魅力的。 特に主人公の紅子(元華族で、子持ちのバツイチだけど若くて超絶美人w)が素敵すぎる。 途中の  天才VS天才 の戦いは手に汗握るわ。最高でした。

    20
    投稿日: 2021.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どのキャラクターもなかなか面白いなと感じました。物語が進むとルール外の殺人が起き、紫子も襲われ気を失う。ちょっとした拳銃の打ち合いも描かれ、最後はネルソンが喜ぶ。

    0
    投稿日: 2021.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以下、ネタバレになりかねない内容があります 妻の実家にあった、妻の本である。 森博嗣さんの中でもお気に入りのシリーズだったらしい。 私自身、著者の小説は2、3は読んでいたが、少なくとも10年前にまで遡ると思う。 率直に言って、面白かった。何より登場人物が魅力的だったし、彼らの会話がいちいち既知に富んだもので、かつお高く止まった感じはなく、テンポが良い。強いて言えば犯人や探偵役の台詞は「ご高説」感はあるが、それを他の人物の言動でうまくバランスが取られているような感じ。 提示される謎も、スリリングで続きがどんどん読みたくなる。ネット上には地味だという意見もあったが、それは確かにそうかもしれない。でもトリックとは現実にはそんなものではないかという気もするし、本作の魅力はむしろキャラクターの魅力にあるという妻の意見には賛同したところ。 結末部分は「星降り山荘」式だった。驚きはしたが、あまり好きな設定ではない。次巻から真の意味で役者が揃ったことになるのか。次も是非読んでみたくなった。 ところで、久しぶりに本書を手に取ったのは、いわゆる「純文学」の小説ばかりを読んでいたので食傷気味だったということ。それから、仕事が始まって、読書の時間と気力とが十分に取れない時は、やはりミステリが実生活との相性の点で優っている。 関連して、読みたいときに読みたいジャンルの本を読んでしまうことの是非について。 こういう知識を得たいから、後々の為になるからこういう本を読んだ方が(効率が)良い、というような読書は、もちろん避けるべきと思う。 読みたいときに読みたい本を読めばいい。でも、例えばミステリを読みたい気分、というときに、それはイデア的に自分の中でミステリの「型」が決まっていて、これから読む本は、やっぱりできればそのスタイルに収まった、期待通りのものであってほしいという願望がある。これは、読書に安心を求めており、既知のものからなかなか抜け出せないという難点がある。それでいいのだろうか。 まあ、どうでもいいだろう。 また、早く読んだ方が(やはり効率が)良いとか、読む速さを誇らしげにいう者がいる。これも私にはよく分からない。 ミステリは基本的に一度読み終わってしまうと、再読にももちろん楽しみはあるが、やっぱり失われる価値がある。 だからただでさえ読みやすいミステリを速く読んだところで、私からすると楽しみを自ら早々に潰してしまっているように思うのだが。 まあ、これもどうでもいい話だろう。

    0
    投稿日: 2021.01.09
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    Vシリーズ一作目読了。 主要登場人物が名前が独特であったりキャラが濃かったり、漫画やアニメで映えそうだと感じました。 4作目まで手元にあるので早速次を読み始めなくてはですね!

    0
    投稿日: 2020.10.30
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    再読、Vシリーズに突入! 在宅勤務になって、すっかり1ヶ月に1冊ペースになってしまった…それだけ通勤時間あったってことだけど…。 はあ〜久しぶりの練ちゃん!しこさん!紅子さん!保呂草さんは、まあ、まあ…シリーズ1冊目だから、これも比較的内容を覚えてたけど、紅子さんが犯人と対峙するところはやっぱり緊張するなあ。 面白かった…練ちゃんが好きすぎてな。しこさんとのペア、読んでて楽しい。もうすでにこの先は覚えてないから、2冊目からまた新鮮な気持ちで楽しめるよ〜!!楽しみ!

    0
    投稿日: 2020.09.24
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    Gシリーズの前に読むべきと気付き、今さらですが読みはじめました。個性的なキャラクタたちがこれからどう活躍していくか楽しみです。ベタですが紅子が好きです。

    8
    投稿日: 2020.08.18
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    再読。 一回読んでなんとなく覚えていたはずなのに、すっかり騙されて物凄く楽しめてしまいました。 ホント、ルール違反スレスレだよね?

    4
    投稿日: 2020.03.31
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    再読。Vシリーズはどれも殆ど内容を覚えてなくてこれも朧気にしか覚えていなかった。なので犯人が明かされるまで本作に仕掛けられているトリックに全く気付けなかった。そのおかげで滅茶苦茶楽しく面白く読めたのは確か。S&Mシリーズに比べて登場人物がライトに設定されているからか読みやすく感じるけれどそこは森先生、最後らへんの紅子さんと保呂草さんのやり取りには痺れるわぁ。

    1
    投稿日: 2020.02.17
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    登場人物達の名前が読みにくい・・・ その分とっても個性的です。 タカナシ ネリナ 何故か女装するものの少林寺拳法の心得あり、身体能力が高く空中で回転する ホロクサ ジュンペイ 探偵で要領が良いが胡散臭い。探偵のくせに金を持っている。 ネゴロ キチエイ 執事 一番名前が読みにくい ハヤシ 刑事であり主要キャラだが名前は無い苗字だけ カグヤマ ムラサキコ 関西弁の大学に行かない大学生 セザイマル ベニコ 陽気で貧乏な真賀田四季 読んでて楽しくなります! 一応、ミステリーです。 因みに登場人物に小田原静江と言う人がいますが裏表紙の概要で小田原静子と書かれてます。ただの誤謬でしょうか何かの意味があるのでしょうか?

    2
    投稿日: 2019.11.20
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    時々読みたくなる「森ミステリィ」。本書は今回で確か3読目(近くの図書館にあまりたくさんの森作品が置いてないので…)。 森作品はいつも、登場人物同士の掛け合いから極端な(天才的な?)主張が飛び出すので、読んでいて目が覚める。今回の主題は「殺人の動機」。「他の動物にできないことが人間性なら、意味もなく人を殺すのは人間性の最たるもの。」うん、これは確かにその通りだろう。ただ、それに対する紅子さん。「それでも殺人が許されないのは、自分が殺されたくないから。」これは間違っていると思う。というのは、この主張が成り立つならば、自分を殺して欲しい人(或いはもう少し広く、殺されてもいい人)は他人を殺しても良いことになってしまうから。抑も、殺人が許されないということに理由なんて要るだろうか?「端的に」許されないから、許されないのではないだろうか。 あまりストーリーの本筋と関係のないことを書いたが、ミステリーなのに色々なことを考えさせてくれるのが「森ミステリィ」だということです。本作のトリックは少し粗い気もするが…

    0
    投稿日: 2019.10.20
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    これまでいわゆる「S&Mシリーズ」、つまり森氏のいわば代表作しか読んだことがなかったが、このたび、かなり久々に、しかもS&Mシリーズではない作品を読んだ。まるで「めぞん一刻」を想起させるような、古そうなアパートとその大家でもある豪邸に住む人たちの間に起きる事件についての物語である。 S&Mシリーズの主人公たちは「品行方正な変人」だったが、こちら(Vシリーズというらしい)の主人公は、直截な胡散臭さを備えている。 紹介文に「一年に一度決まったルールの元で起こる殺人」とあるが、そこには森氏らしい数字遊びが盛り込まれている。といっても、難しい数理や公式などが出てくるわけではないので、(私のような)文系人間でも抵抗なく読むことができる。むしろそうした数字遊び的な要素は、事件の本質を撹乱する要素でもあるかもしれない。 S&Mシリーズとの対比ということになるが、本シリーズはより登場人物が(主人公のみならず)個性的で、繰り広げられる会話も軽妙洒脱である。このシリーズの一作目ゆえ、おそらく、今後このシリーズにレギュラーメンバーとして登場するであろう人物の紹介も書かれている。ともあれ、軽妙でテンポよく進む物語の中に、巧みにプロットを忍ばせる森氏のテクニックにはまたも舌を巻いた。 凝ったトリックを好む向きには、敬遠される要素もあるかもしれない。幸い、私はミステリー小説を読むときも、血眼になって犯人探しや動機解明をしたりしないタイプである。何気なく読み進め、漠然とした憶測は持つけれど、それが裏切られることに心地よさを覚える。本作はそうしたタイプの読者には、抵抗感はないだろう。 胡散臭い個性あふれる登場人物たちを忘れないうちに、次作も読んでみようと思う。

    9
    投稿日: 2019.08.19
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    個人的理由で読むのに時間かかりました!以前ドラマを見ていつか読んでみたいと思ってました。真ん中あたりでダレたけど最後は、えー⁈でした。ドラマの最後を全然覚えてなかったf^_^;続編も読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    難しい話はわからないけど、なんとか読めました。最後に題名の猫と事件の関わりというか、ああ、難しくてわからないけど、そういう事ね。と、なりました。

    1
    投稿日: 2019.05.28
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    没落貴族の令嬢、瀬在丸紅子を主人公としたVシリーズの一作。謎、もといトリックはやや反則めいているように感じるが、記述そのものはフェアである。あくまで前提条件の食い違いというのが肝ではあるが、初読の衝撃を過ぎ去ってしまえばどうしても地味に写ってしまう。動機そのものは面白く、キャラクタも魅力的なため、それでやや底上げされている感じがした。キャラの魅力に関して謂うならば、やはり探偵役である瀬在丸紅子であろう。特定の人格に縛られず、その局面に応じて無邪気な少女だったり、妖艶な貴婦人であったりとくるくる入れ替わる様は本当に素晴らしく、また魅力的であった。天才的なキャラクタというのは数多いが、やはり「底が知れない」という断固とした評価基準があるので、その点で言えば瀬在丸紅子は合格である。加えて「現代社会に対して決して馴染めない」という条件も満たしてはいるのだが、そこに対する葛藤や屈託が一切なく、天衣無縫のままに没落貴族を楽しんでいるというのが非常に良かった。シングルマザーを描くとどうしても重くなったり、それを嫌うあまり不自然なまでに明るくなるものだが、瀬在丸紅子にはそのどちらも感じなかったのが新しいといえば新しく、それが「囚われなさ」を示しているのでいいとは思う。結論として、謎やトリックはいまいちではあったものの、瀬在丸紅子というキャラクタをもう少し長く見たいと思わせただけでかなりの良作であるとは思う。

    0
    投稿日: 2019.05.28
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    Vシリーズ第1弾。個性的な名前を持つ個性的な登場人物たち。数年前から続く連続殺人の謎。猫が突然飛び出してくるように魅力的な謎、伏線、会話が現れる。事件そのものよりも人物たちのひとつひとつの行動、会話が面白い。S&Mシリーズのような楽しい作品が続いてくれそうな予感がする第1弾。

    1
    投稿日: 2019.04.28
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    終盤の疾走感に一気にドキドキしました。読み終わって混乱します。そう言われれば確かにちらほらヒントはあったなーと思いつつ、でもそれってどういうこと?!ってまだ納得がいかない部分もあり。 きっと作者が随所に仕込んだトリックの半分以上も気づけてないんだろうなあ、気になるなあ。 S&Mシリーズと比べて、キャラクター性が強い印象。登場人物達の会話のやりとりはS&Mシリーズのほうが好きかも。でも、林選弱桑と黒猫のデルタのくだりは洒落ていて好き。

    0
    投稿日: 2018.08.07
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    新しいシリーズ。なんの前情報もなく読み始めたので、誰がレギュラーメンバーなのかも、誰が探偵役なのかも知らない新鮮な読書だった。彼らの関係性が今後どう変化していくのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2018.06.02
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    Vシリーズに手を出してみる。 S&Mシリーズの犀川、萌絵に比べると、登場人物にまだ愛着がわかない。 というより、被ってしまう。 ゾロ目という共通性の殺人、黒猫の三角、宇宙人のなぞなぞなど、興味深い要素が多いのだが、その決着は少々物足りない。 ぜひこのメンバーの麻雀に混ぜてほしい(笑)。

    0
    投稿日: 2018.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2018.5.15 森博嗣Vシリーズ1作目。 過去ではたぶんFしか読んでないので森氏2作目。 最近では最速!2日で読破。(御手洗から続けてだったからか?)超絶読みやすくて、さくさく展開するから止まらず・・・。2日で読めたことに感動。私読めるじゃん。 探偵:保呂草(ほろぐさ)潤平を筆頭に、同アパートの住人:小鳥遊練無(たかなし ねりな(男))、香具山紫子(かぐやま むらさきこ)、アパート向かい屋敷の居候:瀬在丸紅子(せざいまる べにこ)の4人が事件を解決する。名前(笑)。なぜこんなにヘンテコなネーミングにしたのか謎。作者の意図が気になって調べたけどヒットせず。紅子の元執事は根来機千瑛(ねごろ きちえい)。 探偵保呂草の元に、日付と被害者の年齢に規則性のある「ゾロ目連続殺人事件」に関わる依頼。4人が居る中、4人目の殺人が密室で行われてしまう。4人+紅子元旦那、林刑事が知恵を出し合う。解決編は紅子独壇場。 大どんでん返しパターンだったが、想定の範囲内でやや物足りなかった。 Vシリーズと言われているくらいだから紅子が主人公扱いでいいはずなのに、本背面紹介文では「探偵:保呂草と他3人が~」みたいになっていることに違和感しかなかった。保呂草今回でフェードアウトしてもシリーズ続くじゃん、と思ってしまって、序盤から保呂草犯人説濃厚だった。また、各章最初に添えられている引用がやたらと「まさかの犯人です」みたいに暗示してくるから、余計に保呂草・・ってなった。 けれど中盤らへんで(森氏を調べている過程で)ウィキぺディアを見たら、シリーズでも保呂草の名前が出てくるから保呂草フェードアウト説なしか・・と。 思ったところで解決編。ほんとにそのパターンか!っていう衝撃はあったけど、やられた~とはならなかった。 動機に関する独特な思想を難しく述べる描写があって好きだった。ミステリーってこういう独特な社会的思想を連ねるのつきものなの?(御手洗しか知らないけど)他ミステリーも要確認と決意。 ところで・・・ 森氏の小説って全部こうなの?Fもそうだったっけ? 未解決事項があって読後もやっとする。 小田原兄弟のいざこざ、終盤の紫子への来客など。あえて、みたいだけど、全部納得したい派閥だからどうにか理由をつけてほしかった。今思ったけどそれが無意味って話だったなこれ。 しかも!解説でさらなる謎を残された。 ・2重のトリックが2つある。 ・登場人物による嘘があり、前後の矛盾がある。 ・紅子のクイズ(離れた宇宙人が中間地点で会おうとしたが会えない。なぜか) などと森氏が供述しているらしい。もちろん全力で調べたけれど明確な答えはなかった。気になる。 2重トリックの1つは普通に本書のトリックのことだと思う。もう1つは不明。 登場人物の嘘と矛盾は、最後に長野で紅子と保呂草が会わなかったこと。2人とも同時刻に保呂草の地元にいたはず・・これは読んでて違和感あったからすぐにこれかなって思った。なのにネットでこれ説が全然なくてビビってる。これしかなくない・・ 紅子クイズは色々な解釈と正解がありそうだからまあ。個人的にはそれぞれの外見認識の相違かな。いるのに認識できてないやつ。 というか、この残った謎を血眼で調べてたら衝撃のネタバレが。本書で全くフューチャーされていないへっ君があのひとだったなんて。本書犯人以上にびびったわ(笑)。やられた。 調べるほど、このシリーズが他シリーズと繋がっていることが匂わされていて、シリーズ単位での伏線も多数(?)ある模様。読後の深追いができない・・・。レビュー読むのも危険。 読後の謎が多いのに深追いできないもどかしさ。やってくれるわ。 とにかくシリーズ読破したい。 一気に読んだ方がよさよう。読みやすいしね。 S&Mシリーズ読破してからにするべきだったと後悔。まいっか。

    0
    投稿日: 2018.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読だけれどもすっかり忘れていた。 なるほど・・・保呂草さんが・・・。 未だ入り込みきれないのかS&Mほどキャラに愛着が持てない。 まだまだ序章。

    0
    投稿日: 2018.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    メインキャラ4人が独特で面白い。 引用文、犯人、名前 様々なところに伏線を張られている。 読了後はプロローグだけでも読み返すといい。

    0
    投稿日: 2018.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    S&Mシリーズを全て読了したので、Vシリーズ1作目の本書に手を出すことにした。S&Mシリーズと同じく、登場人物たちのキャラクタが非常に魅力的。 ただ、本書に関しては、密室トリックがいただけない。それでも、最後のどんでん返しは見事。

    0
    投稿日: 2018.01.27
  • 言葉のキャッチボールが躍動する新シリーズ!

    「S&Mシリーズ」が良すぎたせいか、密室トリックにはどんな科学的手法が取り入れられてるんだろうと期待して読みました! でも、、その機体は梯子を外された感じで何とも言えない虚無感に…。 犯人の動機に関しても心理学的というか哲学的というかよく分からない…。 “森博嗣と言えば理系ミステリー”と誰もが思いつきますが、読んだ限り理系ミステリーではないです。 ただ、登場人物の4人にそれぞれ個性があり小洒落た会話は「S&Mシリーズ」にはなかったもので、「S&Mシリーズ」が苦手に方でも十分に楽しめます。 4人の掘り下げがもっと進めば森博嗣さんの人気シリーズになると思います。 次は密室とは真逆にある衆人環視の中での謎の死『人形式モナリザ Shape of Things Human』。 4人の今後の関係や今作では不発だったトリックに期待です!

    0
    投稿日: 2017.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    納得がいかなすぎる 確かに犯人の意外性はあったけれども肝心の密室トリック雑すぎませんか… 酒本さんは勿論だけどそれだけじゃない、もし誰かひとりでも部屋に向かわずホールで様子を伺ってたら成り立たないよね 運に頼りすぎじゃない?ご都合主義すぎない? なんかこれ、すべてはfになるの時にもうっすら思った気するな… あと森さんは常人には容易に理解できないような理論で話すキャラクターがお好きなんだなぁと…(二作読んでどちらもそう)…趣味…なのかな…

    0
    投稿日: 2017.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは、驚いた。え、まじで⁉、と。 こんな形のどんでん返しがあるとは…! お話は、森さんらしい雰囲気で、なんだか理系で知的な語り口で進むので、安心して読める。 だからこそ、最後にすべての前提がひっくり返って、びっくり。 仕組みに気づいてから、パラパラと読み返すと、確かに、そうと分かる要素が散りばめまれていて、計算づくの上で構成されていることが分かる。 「なんとなく人を殺してみたかったから」という、殺人の理由は、怖い。その異常性とか、狂人だからとか、そういう「理由」を探そうとする気持ちになる。 そういう状態を、ひょいと越えるような結末。理由を明らかにするのではなく、そういうものだ、と示して、話は終わっているように感じる。 それが正しいのか正しくないのかは分からないけど、こんな風に考えるのは、私が凡人だからだろう。

    0
    投稿日: 2017.08.12
  • キャラクターが個性的なVシリーズ第一弾。

    Vシリーズ第一弾。各シリーズを摘み食いのようにして読んでいるのですが、こちらはキャラクターが個性的。1年に1度。決まったルールの元で起こる殺人。プロローグでの「事件に関わった四人組のうちの一人が記述している」てのがズルい。消去法で割り出した人物が、そのまま捻りなく犯人だったので拍子抜けではありましたが。殺人の動機についての考察は面白いです。紅子は勿論だけれど、個人的には練無がとても気になる存在。著者さん喫煙シーンを書くのが多い気がするのですが、流石にステーキ屋でスープ飲んでる時にまで煙草吸ってるのは…。

    0
    投稿日: 2017.07.13
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    Xシリーズに先に手を出してしまったから、真犯人が暴かれたところで「え?なんで〜?」と腑に落ちず、でも最後まで読んでスッキリ! まさかの仕掛けに相変わらず脱帽です。 動機に重きを置いていない森博嗣ミステリィ安定の構造に安心感。 Vシリーズは、突拍子もないキャラ設定の人が多いように感じるのは、まだまだ森ミステリィ初心者という証拠なのかしら? にしても、苗字も名前も読みにくくて、何度も登場人物紹介ページと本編を行ったり来たりした。 久しぶりにシリーズ物を読み始めることにワクワクしている!

    0
    投稿日: 2017.06.16
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    vシリーズ1作目。慣れていないこともあるけど、名前が読みにくい。そして、相変わらず密室に拘りがあり、動機に関してはあまり拘りがないように見受けられます。でも、連続殺人鬼の動機なんてそんなものかもって気もします。これを読む前に、このシリーズの短編を読んでいたこともあって、犯人には騙されてしまいました。この作品は登場人物の紹介的な感じで次以降からが本格的な始動になるのかな。

    1
    投稿日: 2017.05.29
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    いや~そう来たか~。    面白かった。      いや~まさか探偵が推理しないとは思わなかった。    まさか探偵役がいないとは思わなかった。    そう来てしまったかーって感じ。 信じていたのに……。  とっても良いキャラクターたちですので、このシリーズも楽しめそうです。

    0
    投稿日: 2017.05.22
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    Vシリーズ(というらしい)一作目。 格安アパート:阿漕荘に住む住人たちと隣の立派なお屋敷桜鳴六角邸…の片隅の離屋:無言亭に居候している元所有者だった瀬在丸(せざいまる)紅子が主な登場人物。 個性あふれる登場人物たちは、名前も個性的。保呂草(ほろぐさ)潤平、小鳥遊練無(たかなしねりな)、香具山紫子(かぐやまむらさきこ)、ついでに紅子の元執事の根来機千瑛(ねごろきちえい)と、この名前が何か後にキーになるのでないのなら、やめてほしいと懇願するレベル。こんな個性的な名前の人間が同じアパートにかたまってたまるかという感じです。 シリーズの最初である事件は、相変わらずそう来るかという結末。推理物に関しては深読みはあまりしないたちなので、疑いもせずに読了してしまったのでした。 元旧家の御令嬢だった瀬在丸紅子は、森さんお得意の天才タイプですね。 でもS&Mシリーズより読みやすいです。

    0
    投稿日: 2017.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Dr.森のVシリーズ第1作。お嬢様であり科学者の瀬在丸紅子、探偵であり便利屋の保呂草潤平、女装癖がある小鳥遊練無、関西弁で屈託のない香具山紫子、以上の4人がこのシリーズを形成する。お決まりの密室殺人が起きる。”ゾロ目殺人”と呼ばれ、被害者の年齢は、11、22、33、44とゾロ目になっており、今回の被害者が44歳であるため、連続殺人の匂いが漂う。さて、今回の作品は冒頭で記されているように、保呂草潤平が体験したこの事件を時系列順に追って、説明しているレポート形式となっている。(ただし、文章は小説である) 密室を謎解くヒントは、「行列」、「バッテリー」、「四文字熟語」だろうか。ミステリー定番の犯人は意外な人物と謳い文句があるが、本作はこの言葉が一番相応しいだろう。

    0
    投稿日: 2017.03.06
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    肝心の事件が些か拍子抜け。とは言え、魅力的なキャラクターが揃っているし、シリーズは引き継ぎ読んでいこうと思う。動機へのアプローチは大変興味深かった。

    0
    投稿日: 2017.02.16
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    久々の森博嗣作品。登場人物の理屈臭く理解困難な言い回しが個人的には好き。この先生の作品を読むのにはやっぱり注意力がいるんだなぁと。雰囲気を味わう小説とはまた違う面白さがある。(もちろん、この小説にも雰囲気はある。)

    0
    投稿日: 2017.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 1年に一度決まったルールの元で起こる殺人。今年のターゲットなのか、6月6日、44歳になる小田原静子に脅迫めいた手紙が届いた。探偵・保呂草は依頼を受け「阿漕荘」に住む面々と桜鳴六画邸(おうめいろっかくてい)を監視するが、衆人環視の密室で静子は殺されてしまう。森博嗣の新境地を拓くVシリーズ第1作、待望の文庫化。 【感想】 最初はS&Mシリーズが面白かった名残りがあり、このシリーズはどうなんだろうと疑り深い気持ちで読み進めていたけれど、そのうち、驚かされることが幾つも出てきて、物語にどんどん惹き込まれていった。登場人物かなり個性的で、それがまた物語をおもしろくより興味深いものにさせていると思った。第一弾に持ってくるトリックにしては、大胆すぎるのではないかとおもうほどすごい結末で、わたしは最後の最後までそれがそうと全く気が付かなかった。でも、そこまで読者を引き込み、攪乱させることができる森博嗣は、やっぱりすごいなあと思った。

    0
    投稿日: 2017.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017年2冊目。 読み始める前の登場人物紹介ページでもしや?と思って調べたら、2年前に檀れい主演でドラマ化されてた作品の原作だったことに気付いた。 なかなか面白かったので、ストーリーもほんのり覚えていたから何とかついていけたけど、コレ、まっさらな状態から読んだらきっとあたしにはサッパリ理解出来なかったと思う。 間違いなくあたし自身の思考が完全にそのようになってしまっているからだろう。 Vシリーズの1作目ということで続きの作品も読んでみたいけれど、理解できるか自身がないので、時が来たら挑戦してみたい。

    0
    投稿日: 2017.01.09
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    レビューというより個人的な感想に過ぎないのですが、 天才が天才にしか理解できない言葉で語った本は苦手です。

    1
    投稿日: 2016.11.01
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    またまた会社の方に貨していただいた。 犀川先生のシリーズに大嵌りした私だが、こちらのシリーズはどうだろう? 期待度が高すぎて★★★評価にさせてもらったが、十分楽しめる。 個性豊かな登場人物で、物語は実に軽快。 この物語のテーマの1つに殺人の動機があるのだと思うが、先日この本を貸してくれた会社の女性が、森先生は京極夏彦先生と交友があるということを教えてくれた。 そういえば、京極先生も殺人の動機について「魍魎の匣」で綴られていたことがあったように記憶している。 お二人で、そんな話をすることもあるのかな?何となく興味深く読み進められた。今は借りている本が山ほどあるが、一段落したら、また京極堂シリーズも再読したい。

    6
    投稿日: 2016.09.24
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    登場人物の名前になかなかうまく話に入り込めないVシリーズ1作目。 でも、ラストの犯人判明あたりからはぐいぐい引き込まれました。 マジかー!いやいや、まだ枚数あるし、どんでん返しあるよねーと読み進めたら、二回目のマジか!!(笑) これがあるから森ミステリーはやめられない。 そして、ネタバレサイトをうっかり見て感付きましたよ。へっ君……。そうか、そうなのか。 紅子さんのキャラも最初はあんまりやなーと思ったけど、クライマックスでヤラレタ。かっこいい……。 装丁も素敵やし(S&Mの白色の方が好きではあるが)このシリーズも集めよう。

    0
    投稿日: 2016.09.14
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    動機とか理由とかにはいみがない、後付けにしかすぎない ルールに縛られてだんだんばかになる という思想はよくわかる

    0
    投稿日: 2016.09.11
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    VシリーズNO.1 3年続けて決まったルールに基づいて行われる殺人事件。今年のターゲットと思われる女性に脅迫状が届いた。探偵・保呂草は依頼を受けて桜鳴六画邸を監視するが、衆人環視の密室で依頼人は殺されてしまう。 新シリーズになり、新メンバーが出て来ました。紅子さんはまだ摑みどころにない感じです。シコちゃん、れんちゃんともにいい感じで楽しみです。紹介がかったところはさておき、ゆったりとした中で話が進んで行きます。登場人物の漫才のような雑談の中に様々なヒントがあり、油断出来ない感じ。硬直した思考は、何も生み出さない、との言葉が本当に印象的で、こんな緩い流れなのに何か色々ぶっ込んでくるなーと感じました。 最後のインパクトが驚きで、いい感じに次につながるなーと思いました。

    0
    投稿日: 2016.09.04
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    3 推理小説。答えを全部出さない感じでもやもやが残るが、なかなか面白い。パズルとかなぞなぞが好きな人には合いそうな感じ。

    0
    投稿日: 2016.08.28
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    表紙が素敵。 以前2時間サスペンスで観た気がしてきて、早い段階で犯人とトリックだけ思い出した(出演者とかは今でも思い出せないのに!)…自分が悪いと思う。

    0
    投稿日: 2016.08.17
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    年に一度決まったルールで起こる殺人事件 3年前は7月7日に11歳の少女 2年前は7月7日に22歳の女子大生 1年前は6月6日に33歳のOL 今年は6月6日に44歳になる小田原静子に脅迫めいた手紙が届いた。 探偵(というか便利屋)の保呂草は依頼を受けて監視をするが、密室のなかで殺人が起こる。 そんなミステリィ。 読みながら、いくら考えたって絶対に犯人分からんという安心感がある。 今回も見事に分からなかった。 ただのミステリィ小説に終止せず、殺人者の理解できない美学を通して子供の頃から刷り込まれている固定観念(人を殺してはいけないとか、殺人に理由をつけて安心する心理)に揺さぶりをかけられる。 Vシリーズの1作目。

    0
    投稿日: 2016.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森氏の作品は2作目。 個性的なキャラが縦横無尽に入り乱れ、密室殺人が発生。 面白いのは誰が探偵役で誰がワトソン役か最後まで分からない事。複数の一人称で描かれているのでそれぞれが迷推理を繰り広げる。 ロジックの面白さだけでなく、キャラの面白さ、それぞれが展開する独自の人生観?も面白い。 が、一方でそれゆえ本格モノとしてのストレートな展開が削がれてしまっている。十分に意外な犯人設定は良いが、犯人を暴くロジックや密室殺人のトリックなどは若干弱いのが残念。 作者の作品の多さの一方で、このレベルの作品を維持しているのであれば間違いなく鬼才ではあろうが。 とりあえず次の作品を読んでみよう。

    0
    投稿日: 2016.07.13
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    S&Mシリーズか、四季シリーズのどこかで出てきたような紅子さんやら保呂草さん。保呂草さんについては、そーだったのかー!という「してやられた感」 それぞれ登場人物にも魅力があって良い。 でもS&Mの方が好きかなw

    0
    投稿日: 2016.06.03
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     この物語に織り込まれた私たちの常識を覆す概念は、スパイシーというか、激辛で、普通の人には受け入れられないかもしれない。  2016年4月23日から読み始めた通称Vシリーズの第一巻『黒猫の三角』を一週間かけてようやく読み終えた。正直S&Mシリーズに比べたら退屈な物語に感じられたが、それは皇 名月さんが解説に書かれているように、私が「わかりやすい部分だけを目にして『すべてを理解した』と思った人」の一人だからだろう。だからと言って今すぐ441頁を再読し、登場人物が吐いているという嘘を探す気力は残っていないので、この物語は主役のデビューを華々しく飾るための序章と割り切り、宝を取り損なったRPGプレイヤーのように、さっさと私の英雄を『人形式モナリザ』へ侵攻させたい。  『黒猫の三角』では、もちろん一つの事件が完結しているのだけれども、一方でVシリーズという新たなサーガの序章に過ぎないのかもしれない。そしてそのVシリーズも一つの太陽系として、更に大きな銀河系の一部に過ぎないのだと思われる。森ワールドでの旅は、第二幕に入ったばかりなのだ(^^;

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    投稿日: 2016.04.30
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    一年に一度決まったルールの元で起こる殺人。今年のターゲットなのか、六月六日、四十四歳になる小田原静江に脅迫めいた手紙が届いた。探偵・保呂草は依頼を受け「阿漕荘」に住む面々と桜鳴六画邸を監視するが、衆人環視の密室で静江は殺されてしまう。森博嗣の新境地を拓くVシリーズ第一作、待望の文庫化。

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    投稿日: 2016.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったけど、展開というよりは登場人物のキャラが興味深かった。 (一度目:星3、S&Mシリーズと四季シリーズ未読) 2025年8月7日 (二度目:S&Mシリーズと四季シリーズ読了後) まず、四季が接触した時と萌絵ちゃんが会いに行った 時の紅子さんと印象が違ってて驚いた。 エキセントリックな人だなぁ…と思っていたが、最後 保呂草との会話で理由を理解した(と思う)。 そのときは以前の印象そのままだった。 一度目の感想に書いてあるようにキャラが興味深いの はその通りで、その上、今は紅子が林がへっくんが誰 かを知っているので面白さも倍増。 単品ミステリーとしても楽しめるけど、S&Mと四季 シリーズを読んだ方がずっと楽しめる。 殆ど登場さえしない犀川先生だけど、どのような環境 で育ったのかが垣間見れて、それだけで満足。 犯行のトリックより、人を殺す動機について紅子と保 呂草が語っているところが一番興味深かった。 エピローグの、「この数世紀続いている『みんなで殺人 者の動機を理解しよう!』キャンペーン」の部分も。 犀川先生は動機には興味がないと断言しながら事件を 解決するけど、それが多分一番正しい。 早道ではないかもしれないけど。 でも「知らない」というのが怖いのも確か。

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    投稿日: 2016.03.08
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    著者らしく、数学の知識が伏線になっていますが、難しい。哲学的な会話も小難しく、読みづらさがありました。登場人物の名前もシンプルなほうがよかったなあ。

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    投稿日: 2016.03.07
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    コミックというか、ライトノベルのような軽い文章。変てこな名前ばかりで、全く興味の持てないキャラクターの登場人物たち。登場人物間の、何の面白みもない会話内容。冗長きわまりない捜査過程の描写や、無駄に多い喫煙シーンの描写。明らかにページ確保のための水増しで、半分以下のページに充分圧縮できる内容と感じた。 犯人は相当な危険を冒して殺人を実施しており、あくまでも結果オーライででき上がった密室。犯人の告白する連続殺人の動機も理解できる代物ではなかった。ただ一点、犯人の言動の矛盾を突いた紅子の推理は鋭いものであった。評価できるのはその部分のみ。エピローグで、事件の記述者が「動機の理解できない殺人」に関して述べているが、自作品における殺人動機の不明確さへの弁明なのだろうか。

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    投稿日: 2016.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトル買いしたわりに微妙だった一品。 たとえば登場人物連の名前がとっつきにくかったり。 妙なインパクトのある名前は、登場人物の一人くらいに絞ったほうがわかりやすいと思うけどなぁ。小鳥遊とか機千瑛とか瀬在丸とかごちゃごちゃしすぎ感。 浸透感のない、テンポが悪く感じたところ。 読みやすい文章って小難しいことを書いていても、脳に文章がすすっと溶け込む感じで読が進むものだと思うのです(読が進む→食が進むの読書版。とか造語をもっともらしく作ってみる。 タイトルの黒猫の三角の意味だけはおもしろかったかも。 シリーズで続くらしいけれど、多分読まないでしょう。

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    投稿日: 2016.02.18
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    森博嗣さんの本は学生の時、s&mシリーズを読んだきりでした。今回、初めてvシリーズを読みましたが、s&m同様、登場人物のかけ合いが面白く、楽しんで読めました。そして、相変わらず自分の予想をはるかに超えるトリックや仕掛けの数々に驚愕させられました。

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    投稿日: 2015.12.02
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    ドラマなんてやってたんだ。私の中ではいつまでも皇さん作画版。あの漫画は本当によいものです、あれがあったから原作もちゃんと読もうと思ったものな

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    投稿日: 2015.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ついに突入!Vシリーズ。 最初はキャラたちがあまりに濃くてびっくりしたけど、慣れるとすっきり。むしろ愛着湧く。 にしても、あのプロローグのおかげですっかり騙された。登場人物が嘘をつくとか、森さんの得意技はわかっていたはずなのに…!悔しい! トリックや動機のおかげであまり評価は高くないのね。面白いのに。これぞまさに森ミステリだと思うけど。 へっくんの正体をネタバレサイトで発見してしまって取り乱すなど。

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    投稿日: 2015.07.23