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ウェブ人間論
ウェブ人間論
梅田望夫、平野啓一郎/新潮社
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総合評価

95件)
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  • yoshinarのアイコン
    yoshinar
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    何と、15年強も前の本だったということにびっくり。たしかに、FacebookやTwitter、スマホが一般化する前の時代として語られている。当時でも十分にネット社会の到来を思わされていたけど、いまになってみれば隔世の感あり。特に梅田さんの予測的発言なんか、2022年のいまとなってはどうだろうなんて底意地悪く読んでみたんだけど、けっこう的を射たこと言ってたんだなという印象。 当時にしてどっぷりウェブ社会にハマっている梅田さんと、ちょっと懐疑的に見ている平野さんの対話が面白い。平野さんのほうがだいぶ頭カタいなあという印象。自分もどっちかというと、(いまでもなお)平野さん寄りだけどその自分ですらそう思う。 でもそれって、ウェブ社会のとらえ方しだいなんだなとも思った。あくまでもポジティブに楽観的に先を見てウェブ社会の台頭を歓迎する梅田さん。平野さんが懐疑を呈しても、その切り返しになるほどそうかも、と思わせてしまうものがある。なかなかの論客のはずの平野さんがちょっと形無しな感じ。それって、従来の枠を軽く凌駕してしまう……具体的にいえば、平野さんが誰であろうと忖度せず発言する梅田さんのような……ウェブ社会の人たちならではといえるとも思う。 みんなの良心で世のなかを変えていかなければ的に述べる平野さんと、自分の楽なほう、したいほうへ向かっていけばいいという梅田さんも一見対象的。でも、ポジティブに楽観的に考えれば、みんながそれぞれの望む方向へ進んだ先がみんなにとって居心地のいい世界になる可能性もわりとありそう。つまり、ウェブ社会って根底に悪意がない世界とみなすべきってことかなと思った。 ウェブ的な世界って敬遠傾向にあるんだけど、見方が変わったというか、ウェブ的な世界をポジティブに見る視点を知った。スター・ウォーズ信奉者の集まりだってこととかね。

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    投稿日: 2022.09.03
  • mamohacyのアイコン
    mamohacy
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    2008/11/13開始 対談形式で読みやすいと思いきや、お二方とも頭の良い人なので、逆にちょっとだけ読みづらかった(笑) ウェブ進化論に関してつっこんだ内容を、平野啓一郎氏による文学的検知からひたすら語りまくった内容をログしただけの本であるが、ウェブ進化論で語られなかった部分についてもかなり深いところまで話し合われているため、梅田氏の一連の「ウェブ〜」を補完する内容としては読んでおいて損はないと思う。 特に「リンクされた脳」というセクションで語られる、その人の能力というものが、その人本人の力ではなく、自分の力を補完してくれる人や引き出しをどれだけ持っているか?というものに変わっていくという部分が、 「それが、人間観そのものにまで拡張されることが僕の危惧ですね」 と平野氏が言っているとおり、ネットの登場とその発展によって、人間の作業能力の評価というものがどれだけ人脈を持っているかにシフトしてきているのは事実だが、それが「人間観」全体にまで拡張されてしまうかもしれないというのは、かなり自分的にも危機感を感じる。実際のところ、デジタルディバイドはまさに経済格差や知的格差を生み出してしまっているが、これが人間そのものの価値に置換される日は近いかもしれない。 ネットの発展と、人間の発展。それが共存できるポイントを探して、ダークサイドに落ちないようにバランスしていくことが、今後のウェブ進化を「正常進化」させるキーポイントになると思う。

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    投稿日: 2020.02.17
  • キじばと。。のアイコン
    キじばと。。
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    『ウェブ進化論』(ちくま新書)の著者である梅田夫望と、『日蝕』『葬送』(ともに新潮文庫)などで知られる小説家の平野啓一郎が、ウェブ世界の可能性とそれにともなう人間観の変化について語った本です。 両者とも、インターネットのもつインパクトの大きさを認めながらも、人間の理解については異なった意見をもっており、そのことは「おわりに」で梅田が次のような的確な表現で述べています。「私はむしろ「社会変化とは否応もなく巨大であるゆえ、変化は不可避との前提で、個はいかにサバイバルすべきか」を最優先に考える。……「社会の変容」への対応という視点から「個の変容」をとらえようとする傾向が強い。しかし平野さんは「人間一人ひとりのディテールをミクロに見つめること」によって「個の変容」を考え、その集積として「社会の変容」を考えようとする」。 とくに、実名でネット社会をわたり、そこでの反響をビジネスにつなげていくたくましい「個」と、匿名でネット上にことばをつむいでいくことでみずからのアイデンティティのオルタナティヴな可能性を発見する「個」のあり方がテーマになった第2章が、読み応えがあるように感じました。 対談本ではありますが、インターネットの急速な発展による「人間」の変化が本質的なレヴェルで論じられており、おもしろく読むことができました。

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    投稿日: 2019.06.11
  • HIGASHIのアイコン
    HIGASHI
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    ここ最近読んだ中で一番手ごたえを感じられない無い本でした。 私には難しかった。分かったことは、賢い人同士の対談の中には、平凡な私は入る余地無しということだけでしょうか。なんだか大人同士の難しい会話の中に付き合わされた幼少期を思い出してしまいした(笑) まあ分かる人には当然分かるものだと思うので、私の評価は気にしないでもらわれたい。 出版されたのが今から10年以上前のものですから、当時と今では状況も変わっていると思います。この先も激しいスピードでウェブ進化は続いていき、新たな問題や変容を迫られることがあると思われます。そんな中で人はどう対応し、どう変容を遂げるのか。社会がどう変わっていくのか。これからの未来がどう変化していくのだろうかと考えれば考えるほど、なんだかワクワクもしてきますね。

    0
    投稿日: 2018.04.05
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    uma-z
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    梅田望夫と平野啓一郎との対談本。 9年前に発行された本だが、梅田望夫のウェブに対する見方はおおむね合っているのかなと感じた。 細かいところを見れば確かに違う進化の仕方をしたものも見られるが、彼の主張の根本の部分はその通りであったなぁと見ます。

    0
    投稿日: 2015.12.29
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    あんどぅ
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    対談形式。 ウェブはこれからどうなっていくのか。 やはり物はそれなりに価値を持ち続けるだろうという見解。

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    投稿日: 2015.09.05
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    kobecufs
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    おすすめ資料 第53回 「ウェブ進化」によって人間はどう変わるのか(2007.11.30)   インターネットが一般に普及して10年少々、インターネットが人間をどのように変えるかということにずっと興味があったと言う文学の世界に住む芥川賞作家と『ウェブ進化論』(ちくま新書)で一躍有名になったビジネスと情報技術の最先端にいるコンサルタントとの二度にわたる対談を以下の四章にまとめたのが本書です。  第一章ウェブ世界で生きる  第二章匿名社会のサバイバル術  第三章本、ipod、グーグル、そしてユーチューブ  第四章人間はどう「進化」するのか 教養に裏打ちされた鋭い洞察力と豊かな言葉による表現力を兼ね備えた文学者と常に物事を肯定的・前向きに捉え、時には自らの体験を交えて門外漢にもわかりやすく「ウェブの進化」を説明されるコンサルタント、視点の違う二人による議論に読者はいつの間にか引き込まれてしまいます。 二人の底流にはタイトルが示すとおりの「ウェブ・人間論」とも「ウェブ人間・論」とも読める「ウェブ進化」によって変わりつつある社会と人間への興味が貫かれています。 情報の洪水ともいえるウェブ時代をどう生きるのか、示唆に富んだ刺激的な議論にあなたも参加してみてはいかがでしょうか。

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    投稿日: 2015.07.28
  • isseiabeのアイコン
    isseiabe
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    「ウェブ進化論」の梅田さんはバランス良くネット社会を冷静に見つめていて非常に示唆を受けたが、この本はちょっと極論というか、「あれ?」っと感じることが多い。 対談なので、「売り言葉に買い言葉」みたいな表出の仕方をするものなのかも知れない。 「ウェブ進化論」が非常に良かっただけに、少し残念。

    0
    投稿日: 2014.09.28
  • 穂苅太郎のアイコン
    穂苅太郎
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    これは間違いなく「トンデモ本」だ。その爆笑性ゆえに5点満点である。2006年刊行であるため8年たって「トンデモ本」になってしまったともいえるが、何せ梅田何がしという「はしゃぐ猿」のはしゃぎっぷりがそもそもトンデモない。まず言っている事すべてが猿でもできる後知恵でしかない。刊行当時はそれこそ未知なものとしてのインターネットの権威としてかなりの人数をわかったような気にさせたことは想像できるが、8年たってのこのWEBを取り巻く世界がひとつも、本当にただのひとつも想像すらされていないところがともかくトンでもない。「10年から15年先のことは正確に予想できる」と自慢げに語り、グーグルのすべてを理解していると胸を張る梅田某が、次から次へと語るに落ちて、ボロボロと皮がはがれていくさまは爽快感すら覚える。平野はさすがの作家たる想像力で、LTEやスマホの普及や、形而上的な予想されうる「闇」について言及しているが、いちいちその鋭い洞察をわきに押しやって、おだてられるままに木にどこまでも登っていく「はしゃぐ猿」梅田。 声を出して突っ込みを入れながら、2014年の今こそ爆笑できる一冊である。

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    投稿日: 2014.07.07
  • gudonのアイコン
    gudon
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作家とITの中枢にいる、まったく出自の違う二人による、インターネット時代の社会論、人間論。二人の考え方の違いがわりとそのまま対談で描かれていて、その緊張感が面白い。ザックリ言うと、楽観主義と悲観主義。梅田さんの言葉を借りれば、同時代や近未来に興味があるか、過去や歴史に興味があるか、ということか。僕はどっちかと言うと平野さん派なんだけど、印象に残ったのがブログ語りなどが全盛の時代に、「自分を語ることは自分を知ることではあるが、同時に自分を誤解することでもある」という一節。  自分の言葉が通じるかどうか、が知らないうちに「多くの人に認められるような語り」に変化したりすることはありそうなことだな、と。「語ること」は安易にはできないな、と普段良く思っていることを再確認。で、「思ってて語らないこと」をどう記憶にとどめるか、という問題が出てきて・・・堂々巡り・・・

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    投稿日: 2014.04.13
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    つちしたのぶひと
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    梅田望夫と平野啓一郎の対談 梅田氏の『ウェブ進化論』により、 ウェブの現状がどうなっているのかを明らかにした業績は大きい。 はてなの近藤社長と同世代の小説家平野啓一郎氏が、対談集。 ●ウェブの世界で生活すると言うこと・・・ それが、自分の分身ともなっていること。 バーチャルな世界 ●匿名・・・という特殊な世界。 (中国のチャットをみてみると同じように匿名が多い。  匿名にするのは、東洋人の気質かもしれない。 ブログの5つのパターン ●iPOD、グーグル、ユーチューブ・・・などの新しい動き。 情報に対する能動性 私は、ポッドキャストにはまってしまった。 音で、情報を仕入れていく・・・ということの魅力。 繰り返し同じことを聞くというのもまた新しい発見がある。   ●人間は、ネットによってどう進化(変化)するのか? 希薄で濃密なニンゲン関係  自分の変容 ウェブ人間論は  ウェブに対して懐疑的でウェブ上の人間不信におちいった経験と ウェブのよって 本がなくなるのではないかとおもっている・・・ 平野氏に対して、 ウェブに対してポジティブ(楽観的)な梅田氏が・・・ 実に明快に その限界と可能性を語っていることに興味が深い。 時代が変わるのは、人間が変わっていくことだということを つくづく理解をした。 ウェブの進化によって、生れ落ちた時期によって 違った意味を持ってくるというのに・・・ なんとなく、ニンゲンの連綿としたたくましさを感じた。

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    投稿日: 2013.02.10
  • thanks3dsのアイコン
    thanks3ds
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     ここ10〜20年の間に一般人の生活を画期的に変えた発明というのは、インターネットと携帯電話ぐらいじゃないだろうか。テクノロジーの革命が以前と比べ鈍化したか、もしくはその逆かは正直全然わからないんだけど、少なくとも我々の生活様式を大幅に変えるような技術革新は少なくなってきたと言っていいのだろうと思う。しかし、21歳の自分がそれでも下の世代と感じるギャップ。流行とかじゃなくて思考様式や常識のギャップ。それはほとんどこれらの新しいコミュニケーションツールの存在が関与しているように思う。  この本の著者(対談本なので著者と言っていいのかわからないけれど)は二人とも知らない人だったんだけれども、梅田さんっていうのは「はてな」の取締役の人なのね。少し身近に感じるわ。でも、取締役って何をしてる人なんですか。わかりません。

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    投稿日: 2012.09.17
  • yeah4649のアイコン
    yeah4649
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    ウェブの発展とともに、人間はどう進化していくのか? ネットの光の部分、影の部分、各業界、各個人のネットの活用方法を規定するモノはない。 情報をうまく制御する能力が求められているのだ。 私は、人間がものすごく成長したり感動したりするのはやっぱり現実の世界だと思うから、ウェブをうまく活用し、現実世界での自分に役立てていきたいと思う。 でもこれからはどうなるんだろう。 この時代、かなり面白い。

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    投稿日: 2012.08.05
  • 柏葉のアイコン
    柏葉
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    ネットという可能性を広げる場所が出てきたのだから、合わないと思ったらそこから出て居場所を探すべきだとする梅田氏。政治など逃げちゃいけないこともあるから、生きてきた場所は捨てちゃいけないとする平野氏。そこが対照的だった。芥川賞作家の平野氏は、難しい文学思想の話もするのでよく分からない。

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    投稿日: 2012.06.07
  • 亮のアイコン
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    理系と文系の著者の対談形式。中々面白い。これが出版されたのが2006年。この中で10年後には想像もつかないとされていることが、2011年現在ガッツリ行われている。ネットの流れは早いですな。

    0
    投稿日: 2011.12.07
  • root6のアイコン
    root6
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    このレビューはネタバレを含みます。

     2006年の書だが、ブログやSNSにおいての自身の人格やポジションについて考えるためのたたき台として良資料。二人の見方がズレていないことも確認できる。 ・私的なことを公的な場所へ持ち込まない「日本人の古い美徳」があり、むしろリアルな世界で仮面をかぶって生きていかなくてはならない社会性。という環境においてWEBは個々のアイデンティティを豊かで確固たるものにしていく大切な道具である。

    0
    投稿日: 2011.11.15
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    kie
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    スター・ウォーズ通過儀礼だったのか… 私は、ものの見方、捉え方が梅田氏に似ていると思った。(特に終盤で顕著だった) 「狂気が必要」

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    投稿日: 2011.10.25
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    bax
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    [ 内容 ] 日本におけるインターネット元年から十年。 今、ウェブ2・0という新たな局面を迎え、本当の大変化が始まろうとしている。 「ウェブ進化」によって、世の中はどう変わりつつあるのか、そして人間そのものはどう変容していくのか-。 ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合った、熱く刺激的なウェブ論。 [ 目次 ] 第1章 ウェブ世界で生きる(ネットの世界に住んでいる 検索がすべての中心になる ほか) 第2章 匿名社会のサバイバル術(ネットなしではやっていけない 五種類の言説 ほか) 第3章 本、iPod、グーグル、そしてユーチューブ(表現者の著作権問題 「立ち読み」の吸引力 ほか) 第4章 人間はどう「進化」するのか(ブログで自分を発見する 「島宇宙」化していく ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2011.05.21
  • yutaromaruのアイコン
    yutaromaru
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    ネットで物理的な障壁が取り除かれるのはいいんだけど、物理的に近くにいる人に関心を持てないことに違和感を感じる。ネットはリアルの人間関係を補完するものであっても代替するものにはなり得ないと思う。

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    投稿日: 2011.05.03
  • fontenay2011のアイコン
    fontenay2011
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    島宇宙化していくウェブ世界への懸念を述べる平野氏に対し、自分にあった居場所を見つけられれば人は幸せになれると説く梅田氏。ウェブ世界のみならずリアル世界への両氏の態度の違いが鮮明になる第四章が特に興味深く読めた。この本の刊行後以降もツイッターやフェイスブックなど新たな潮流が生まれているので、それらをふまえた再度の対談を期待したい。

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    投稿日: 2011.04.22
  • riodejaneiroのアイコン
    riodejaneiro
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    このレビューはネタバレを含みます。

    梅田望夫氏と平野啓一郎氏の対談。 この本を手に取るまで平野啓一郎氏について存じ上げていなかったが、いつか機会があったら読んでみようと思った。内容はウェブというものが、どのように人間の生き方・考え方に今後影響を与えていくかという事をそれぞれの観点から語り合っている。特にアフリカ諸国のフランス語圏の人々が、本国のフランス語とウェブを介在して接点を持ち、独自の進化した部分を是正していくのではという行が興味深い。これもまた、商業ベースではないけど、フラット化の一旦だなと思った次第。

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    投稿日: 2011.03.27
  • deliciousShimboのアイコン
    deliciousShimbo
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    ★★★★= 80~100点 = I like it. インターネットが人間に与える影響を考えさせられる本です。 こんな人に特にオススメ ・ネットなしの生活には戻れない人 以下、本の内容に触れます(ネタバレあり注意!)。 内容 「ウェブ進化論」の梅田望夫と「決壊」の平野啓一郎の ネット社会をテーマにした対談。 感想  本書に出てくる「ネットは増幅器」とは、  インターネットの特性を見事に表現した言葉だと思います。  ネットを使えば、自分の興味のある分野に、  どこまでも詳しくなることができるような、  知の増幅器としての機能。  スーザン・ボイルに見られるように、  人の感動が、さらに大きな感動を産む、  感情の増幅器としての機能。  チュニジアから始まった草の根革命の灯が、  世界の独裁国家の歴史をひっくりかえしている、  行動の増幅器としての機能。  これからの私たちは、  その「増幅器」の扱い方で、  人生の多くが決まってしまう可能性があります。  ということで、「増幅器」の扱い方を学ぶ意味で、  読んで損のない一冊です。

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    投稿日: 2011.02.24
  • 小林活夫のアイコン
    小林活夫
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    「ウェブ人間論」とは、紹介した新進気鋭の芥川賞作家・平野啓一郎氏と、「ウェブ進化論」の著者・梅田望夫氏との対談をまとめたもの。両者に共通した関心事である「ウェブ」をテーマにしつつ、とりわけ「ウェブ人間」に焦点を当てて議論が展開する。平野氏が前書きを書き、彼自らがこの対談を提案して実現したことを認めている。 全体的な流れとしては、小説家、表現者としての平野氏が様々な疑問をぶつけ、ウェブ専門家の梅田氏がそれに答えていくというものだ。 デジタルブック等の出現における著作権の問題についても、両者ともに重大な関心を持っている。ことに平野氏においては身に降りかかる切実な問題として捉えていることがわかる。 軽く読めてポイントが捉えやすい。

    0
    投稿日: 2010.12.05
  • rcnのアイコン
    rcn
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    ・アップル、グーグル、はてななどのネット企業の理念や体質。 ・電子書籍の可能性、紙の本の将来 ・本というパッケージとネットの特性の違い ・ネットが及ぼす人間の変化

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    投稿日: 2010.10.31
  • taka8のアイコン
    taka8
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    ウェブ進化論が面白かったから読んでみたけど、こちらはそれほど興味を引くものが無かった。 ITと作家、やっぱり微妙な違いが合った。

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    投稿日: 2010.10.29
  • ほろほろのアイコン
    ほろほろ
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    『ウェブ進化論』は読んだことがなかったけど、平野啓一郎の『本の読み方 スロー・リーディングの実践』は読んだことがあったので手にとってみました(ちなみに小説はまだ読んだことがない)。 同じ新潮新書の対談集としては『14歳の子を持つ親たちへ』(内田樹/名越康文)以来で、これはそれとは主題が違うので比べられないのですが、どちらかというとこちらの方が刺激的だったような気がします。というのも対談している二人が文学とITという、全く異なる世界で生きている二人だから。 随所に見られる二人のネットに対する捉え方の微妙な違いが面白い。おおまかな部分についてはお互い同意している部分も多いけど、もっと深く探っていくとやはり捉え方の相違が徐々に鮮明化してくる。例えば二人の”島宇宙”という語に対するイメージとか。 そういうところから、恐らく彼が作家であることも関係あるんだろうけど、年の若い平野の方が「やや古い(というか従来的な)考え方なのかな」という印象を抱かせたり、またあるところではその印象が逆転したりして、そこもまた面白い。 僕もやや平野寄りの考え方に近い部分があるなあと、彼寄りの視点で見ていたものがオープンソースのところでは逆に梅田寄りの視点になっていたり。 個人的に興味深かったのが資本主義と(ある部分では)対峙するオープンソースの概念とか、後は本書の後半で述べられるウェブ時代の教養の話のあたり(ただし「魅力ある人間とは」における梅田の意図が十全に読み取れなかったのがやや残念ではある)。逆に平野が(作家という立場もあるのだろうけど)必要以上にこれからの本のありかたにおける自身の不安などをぶつけているあたりは冗長だと感じた。 (2006年12月17日)

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    投稿日: 2010.08.02
  • 情報科教員MTのアイコン
    情報科教員MT
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    情報科教員MTのBlog(『ウェブ人間論』を読了!!) https://willpwr.blog.jp/archives/50868031.html

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    投稿日: 2010.05.23
  • kobbanovaのアイコン
    kobbanova
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     平野啓一郎が疑問を投げかけ、梅田望夫が適当にいなすというスタイルで進む対談。  3年以上前に書かれた本であるが、平野の懐疑心と梅田の示す方向性とも、なかなか的確に現在を予測していることにまず感心する。  印象的なのは、趣味の島宇宙にこもることを「現実は結局何も変わらないまま放置されている」と辛辣な眼差しを向ける平野に対し、梅田が「自分としては結構いいなと思ってるんですよ」と呑気に肯定する箇所でありました。  その両者ともに違和感を感じてしまうのは、「リアル」のとらえ方によるものでしょう。島宇宙を現実からの逃避と見るか、現実の延長と見るか、視点は違えど「リアル」の基軸は同じようです。けど例えば僕なんか、島宇宙こそがリアルで、むしろ現実世界、例えば仕事中に異世界観を感じたりしますし、もっと言えば仕事中に「現実逃避」してるような感覚を味わったりしております。

    0
    投稿日: 2010.05.21
  • s.kitamiのアイコン
    s.kitami
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     ここではあくまでも「人間」がテーマの対談。平野氏の言説は、われわれ一般の読者に近い。梅田氏の姿勢も常に寛容であり、器の広さを感じさせる。

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    投稿日: 2010.04.13
  • EZMのアイコン
    EZM
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    3/11 平野はこのとき既に「ディヴ」の着想をもっていた。 梅田よりは平野の振る舞いに賛同したい。

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    投稿日: 2010.03.11
  • masahikoM66のアイコン
    masahikoM66
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    梅田望夫さんと芥川賞作家の平野啓一郎さんの対談を収めた本 です。 梅田さんほどはウェブについて詳しくない平野さんが、梅田さん とは違った視点からいろいろと聞いてくださっているので、ウェ ブについて詳しくない人にも読みやすくなっているのではないで しょうか。 私が聞きたかったことも平野さんが変わりに聞いてくださってい る(と勝手に解釈しているのですが)ところもあり、梅田さんの 考えをもっと深く知りたいという方にもおすすめです。 対談の良さが本当にプラスに働いている本だと思います。

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    投稿日: 2010.03.10
  • nakaizawaのアイコン
    nakaizawa
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    (2008.01.19読了) 梅田望夫著「ウェブ進化論」を読んで、「平易に書かれてはいるが、読む者の世界観を揺さぶらずには置かない、新鮮な驚きに満ちた本だった。」という、平野啓一郎さんと、平野啓一郎著「葬送」を愛読しているという梅田望夫さんの対談を収めた本です。 二人の間に、「ウェブ進化」によって、今、世の中はどう変わりつつあるのか、そして、人間そのものがどう変わりつつあるのかということへの素直な関心があったので、密度の濃い議論をすることができた、ということです。 フィッシング詐欺、匿名での誹謗・中傷、迷惑メール、情報漏えい、コンピュータ・ウイルス、等、ウェブの技術進化に伴って、多くの問題点をはらみつつも、利便性のために、いまさらインターネット無しの生活には戻れなくなってしまった。 多くの交通事故による犠牲者が出ているのに、車を廃止にしようという話は聞かないのと一緒でしょうか? ウェブの利便性を確保しつつ、不具合についても技術面、法律面の整備を進めていかないといけないのでしょう。その際には、人間に関しての深い洞察が必要と思います。 ●友人(55頁) あるアメリカ企業に大学生がインターンとしてやってきたときの話で、企業が何を頼んでも彼はすぐにこなしてくる。これはすごい奴だと思って、いろいろ聞いてみると、その子が何から何までできるんじゃなくて、ネットで常時繋がった何百人もの友達の中から、テーマごとに助けてくれそうな人を選んではやり方を聞いて、仕事をこなしているんですね。 ●空いてるスペース(102頁) 僕(梅田)は自分の本のタイトルを、グーグルで空いてるスペースから探してつけるんですよ。「ウェブ進化論」も空いてたんです。 だから今は「ウェブ進化論」で検索したら、僕の本だけ出てくるわけで、 ●本当の自分(164頁) ある人がどんな人かっていうのは、結局、他者とのコミュニケーションの中でどういう言動ができるかということにかかっている。誰もいない場所であれば、どんなことでもいえるけれど、そういう人間は、ネット上で一見言葉によって実在しているように見えて、本当はどこにも存在してないんでしょう。(平野) ●オープンソース(195頁) インターネットの成り立ちの思想と、オープンソースの思想と、それを支えてるハッカー・エシックスみたいなものの組み合わせ。お金よりも賞賛であるとか、情報の占有より共有とか、そういう物の考え方の組み合わせは、やっぱりものすごく新しいことだと思います。 聞きなれない言葉がいくつか出てくるけど、もし必要なら、世の中でもたびたび取り上げられて聞きなれるようになるでしょう。 著者 梅田 望夫 1960年 東京都生れ 慶應義塾大学工学部卒業 東京大学大学院情報科学科修士課程修了 1994年よりシリコンバレー在住 著者 平野 啓一郎 1975年 愛知県生れ 京都大学法学部卒業 1999年 『日蝕』で芥川賞受賞 (2008年3月23日・記)

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    投稿日: 2010.03.07
  • 五嶋タスケのアイコン
    五嶋タスケ
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    大渋滞を抜け出せるかどうかのカギの一つに、構造化能力というのがあると思っています。 作家でもアカデミックな世界の研究者でも、知ってる、ということだけでは、もう威張れない。 なぜgoogleが勝ったのか。いろんな理由が言われますが、僕は「思想の有無」の差だったと思います。 利便性というのは、基本的には一人の人間が、たった一つの身体に物理的に拘束されているという条件からの解放なんだと思うんです。 ネットは国の壁は超えられるが言語の壁はなかなか越えられないというのが僕の感覚ですね。 考えを一つの構造にまとめるのに適したメディアはやはり本しかないと思いました。 ネットによってこの社会が三層に分離していくと考えていて、要するに、今までの「エリート対大衆」みたいな二層の間に、十人に一人くらいの層というのを置いて考えてみたいと思っているんです。 ~略~ 潜在的な能力が高いけれど、ただ今は社会的に沈没しているという人も結構たくさん世の中にはいて、特に日本社会はそういう人たちが浮上するメカニズムがない。彼ら彼女らがネットでそれぞれそれなりに筋の通ったことを言えば、世の中はずいぶんよくなっていくのではないか。 情報にハングリーな人のネット上での活動量ってすごくて、いくらコミュニティに沢山の人が入ってきても、リテラシーの高い人が先にある流れを作ってしまうというようなことが起こる。エッジが立った人のヴォーティングの仕組みというのは、母集団が大きくなっても維持できるのではないかと今は考えています。 現実のコミュニケーションが、そうしてますます、個人の「役に立つ」一面にしか興味を示さなくなって、それ以外の思考や言動、あるいはそうした人そのものを閉め出しつつあるのだとすれば、その無益さにも貴重な意味があると考えるべきだという気がします。 全ての情報を遮断して何が解けるかなら、二十年前の学生のほうが上だったけど、道具を自由に駆使し友達と協力してもいいから答えを出すということに関しては、今の学生の方が能力が高いとおっしゃってました。現実社会で求められる能力の大半は後者ですよね。 女性を愛するか地位を愛するか仕事を愛するか、何を優先順位の一番に置くかということで、人それぞれの感性は違うけれども、それぞれの価値観で最も重要だと考えている部分が、ネットを使うことによって大きく増幅されて、個性がより際立つ社会になるんだろうなあ。 金がなくてもどうにかなる可能性はネットによって大きくなったと思いますね。 今はある意味で面白い過渡的な時期なんですね。二十年経ったら、ネットをしない人はほとんどいなくなっているんじゃないですかね。 人との出会いも含めて可能性空間がバーンと広がっている。学校のクラスの中には自分と合う人はいないけど、ネットにいくと母集団が五十人から五百万人に変わって、さらに検索出来るから、会ったことはないけど自分と同じことを考えてるとか、自分にピッタリあった人というのが見つかっていく。 これからはみんな、「生まれた時に放り込まれたコミュニティ」で交わされる言葉や価値観と同時に、ネットの世界のあらゆる場所の人々と交流する言葉や価値観に影響されながら、成長してゆくことになる。地方独自の伝統や慣習は、そうした中で、どうしても相対化されざるを得ないでしょうね。 地方の方がネットの恩恵を感じるということですよね。 ネットの魅力の感じ方って、リアルな空間での自分の恵まれ度に反比例すると思うんですよ。 人間のアイデンティティは一つに固定されたものではなくて、他者との関係によって色々と変わるものだとは考えつつも、現実的には顔の同一性がどうしても人格の複数性を抑制してきたと思うんです。 実は僕たちが公私の別と言うとき、そこでいう「公」というのは、僕たちがどんな人間であるかというのを表現できて、それを受け止め、記録してくれるかつてのような公的領域ではなくて、経済活動と過度の親密さによって個性の表現を排除してしまっている社会的領域に過ぎないのではないか、ということです。 自分を語ることは、自分を知ることではあるんですが、同時に自分を誤解することでもあると思うんです。 ネットの住人がシニカルになっているつもり以上に、リアル社会の方がある意味、もっとずっと残酷にシニカルでしょう。 「たかがネット」って言い方は、ネットの可能性を自ら限定するみたいだけど、やっぱりネットが活きる領域は情報までだと思うんですね。情報がすべてだ、という考え方もあるけれど、やっぱりネットの空間では、情報以外はいじれない。逆に言うと、リアルにはリアルのすべてがある。お金の回り方で言うのがいちばんわかりやすいかもしれないけれど、リアルの世界というのは摩擦がいっぱいあって、何かやるためにはお金がかかる。だからリアルではネットよりもお金がまわっていきやすい。 経済面ではリアルの世界の方が大事だということが続くと思いますよ。 一つの悪意が無数の善意を吹き飛ばしてしまう。 ~略~ でも、それでネットを否定してしまったら、もったいない。 ネット上「立ち読み」の吸引力 「最初の一行目から最後の一行目まで順に読んでもらいたい」というタイプの本は、今と変わらず残るんじゃないでしょうか。 「読める、読めない」のところに線を引くっていうのではなくて、「読める」というところは両方OKで、パッケージ性のところで線を引くっていうのがこれからの時代だっていうことだと思いますね。 延々と哲学的な議論をして、売れる売れないの判断をする。徹底的に議論をしないと、未来を変えるような大きな商品って出来ないんです。 技術そのものが足りないとかそういう問題ではなく、技術に関する感性とプロデューサー能力を併せ持ったカリスマ的なイノベーターが出てくるかどうかが鍵を握ります。 テクノロジー・コマーシャリゼーション(技術の商用化)の難しさ 既存の産業の在り様を技術で変えるには、狂気が必要です。 情報は占有じゃなく、全部共有されているからインターネットは動くという仕組みです。 オープンソースが世の中に与えているインパクトの大きさに比べると、そこから金を儲けてる人の全体のボリュームっていうのは明らかに小さい。 好きなことを一生懸命やって、専門とか自分の好きなことの中に閉じこもっていると、オタク化していく。ネットは相違言う傾向を増幅するから、ネットの中で自分がやっていることの領域が、ひとつの「島宇宙」化していくわけです。 僕の場合、時間の制約ということを痛烈に意識しはじめた四、五年前から、付き合いたくない人とは付き合わないということを最優先事項にして生きようと明示的に決めました。 羽生さんの仮説は、「情報の量がいずれ必ず質に転化する」ということらしいんです。 ネットには何故飽きないかというと、自分で情報を取捨選択してるからなんでしょう。 今の十代、二十代の人たちの情報処理の仕方って、「流しそうめん」みたいなんですよ。 ~略~ 「確率的に存在する」ということで良しとするという考え方なんだろうと思います。 個人にとって、ネットはとんでもない能力を持った道具です。それが全員にあまねく広がったからよいという考えもあるけど、能力の増幅器でもあるから、個人の能力の差異が限りなく増幅されるという側面ももう一方である。 ~略~ 格差を助長するから上を伸ばさない、という発想じゃあもうやっていけないでしょう。「上を伸ばす」必要性って、日本で考えられている以上に大切だと思うから。 自分とは何ぞや、と考えてみて、結局わからなくても、誤解であれ何か規定しながら少しでも生きやすく、ハッピーな時間が続くという生き方を選んでいけばいいんじゃないかと思う。自分にとって心地よい空間を、無限性から切り取っていくらでも作れるのだから、そういう方向へ人間は変容していく。 1975年生まれ以降は、インターネット元年の1995年、新入社員として古い文化の会社にどっぷり浸かって忙しくて、ネットに触れる環境になかった場合が多い。 リアル世界の第一線で活躍している人ほど生活が忙しすぎて、知的好奇心の磨耗が起きている、という感じがするんです。 シリコンバレーでは、新しいことを面白いと思う大人が多く、彼らのほうが若者よりもおっちょこちょいなことを言い、若者の斬新な発想を何でも「やってみれば」と許してくれる。僕よりも年上の人が、いつも奇想天外なことを言っていて、それこそが大人の流儀だというような空気がある。

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    投稿日: 2010.02.28
  • kosugi_yosukeのアイコン
    kosugi_yosuke
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    読み終わってからレビューを書くまで、だいぶ時間がたってしまったため、中身はあまり覚えていない。 ただし、二人の意見はだいぶ相違があり、 その点だけは明確に記憶している。

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    投稿日: 2009.11.08
  • tetsu5902のアイコン
    tetsu5902
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    ・ウェブ=外部記憶 ・ネット上に膨大な情報がある=情報がないに等しい  -膨大すぎて埋もれてしまう ・逆に情報をばらまくことで情報を隠せる  -一度出た情報そのものを消し去ることは難しい ・リアルが充実していない人がネットに傾倒しがち?

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    投稿日: 2009.10.26
  • amano225のアイコン
    amano225
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    ウェブ人間論 子供の名前はGoogleで多くの件数がでてくる名前と同姓同名にするという発想はなかった。自分はむしろ、子供の名前はGoogleで検索しても同姓同名の人がでてこない名前にしたいと思っているのだけれども。 http://is.gd/2bvpK

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    投稿日: 2009.10.05
  • アヤのアイコン
    アヤ
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    シリコンバレーで、ITの第一線にいる梅田氏と 小説家の平野氏との、インターネットについての対談。 『ウェブ進化論』が対談のきっかけだったらしいけど、読んでないので詳しくは分りません。 読んでたら、これももっと面白く読めたのかも。 このお二人、多分、全然違うタイプだと思うのです。 自分の意見を持ちつつも、 人の意見に耳を傾ける姿勢がオトナだなぁと思いました。

    0
    投稿日: 2009.09.19
  • nobiemon3のアイコン
    nobiemon3
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    ・ロングテール(売れない商品)と呼ばれる商品の層(?)が今後興味深い ・ブログの質の低下現象 ・オープンソース現象 ・やっぱりネット上の記事は全部が真実でないコト ・Googleすげぇ 笑 ・ソーシャル・ブックマークのよさ ウェブ2.0がわからなかった

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    投稿日: 2009.07.18
  • tkkのアイコン
    tkk
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    日本におけるインターネット元年から十年。今、ウェブ2.0という新たな局面を迎え、本当の大変化が始まろうとしている。 「ウェブ進化」によって、世の中はどう変わりつつあるのか、そして人間そのものはどう変容していくのか──。 ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合った、熱く刺激的なウェブ論。

    0
    投稿日: 2009.06.02
  • kykykyのアイコン
    kykyky
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    「本」というメディアの今後、に関する二人の考え方の違いは面白かった。 せっかくなので、その見識の違いをもっと深めてほしかったような(対談なので難しいだろうけど)。

    0
    投稿日: 2009.04.30
  • aladdinaのアイコン
    aladdina
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分が日頃から疑問に思っていることや、うすうす感じ始めていることが明文化されており、「あ。やっぱりそうか。」と思えた。 (本という媒体がなくならないことに関して)梅田 一覧性とか携帯性とか、やっぱりコンテンツ自身ではなくパッケージ性が重視されているということですよね。 (グーグルはダークサイド的なものを嫌悪しているのに、中国の検閲を受けたり、アメリカ政府の介入を認めていることについて)梅田 情報を広くあまねく皆に利用可能にするというビジョンを、世の中との軋轢を最小化しつつできる限り実現していくという、プラクティカルな考え方だと思います。 (ハッカー・エシックスについて)梅田 プログラマーという新しい職業に携わる人たちが共有する倫理観とでもいうべきものですね。プログラマーとしての創造性に誇りを持ち、好きなことへの没頭を是とし、報酬より賞賛を大切にし、情報の共有をものすごく重要なことと考える、そしてやや反権威的、というような考え方の組み合わせというか、ある種の気概のようなものです。

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    投稿日: 2009.04.02
  • ふじいかずのアイコン
    ふじいかず
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    まだ、半分くらいしか読んでいないのですが、梅田望夫さんの「ウェブ進化論」が面白かったので、本屋で目にした瞬間にレジに持っていっていました。 これも、面白いです。文学者の平野啓一郎さんの話も、私の知らない世界のお話(一応、私、文学部出てるんですが)で新鮮です。 ウェブの世界の使い方を、考え直してみたいと思います。

    0
    投稿日: 2009.01.26
  • juncunのアイコン
    juncun
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    ウェブ進化論の梅田氏と文学作家の平野氏の対談形式の1冊。 ウェブの発展によって世界はどのように変わっていくのか、そして人間はどうなっていくのかをコンセプトに書かれている。 正直、ウェブ進化論が画期的だったために、本書はイメージと異なっていた部分が多い。 平野氏はどちらかといえば、一般人以上のITリテラシーを持っているようにも感じたし。。。。 梅田氏と世間一般の方みたいな対話だったらもっとおもしろかったかも。いい意味でGAPがありすぎるみたいな。

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    投稿日: 2008.11.06
  • GKのアイコン
    GK
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    購入者:梅村 (2007.6.7) ビジネスの具体的なヒントと言うよりは、ウェブという第2の社会が存在するようになって、人間はどのように変化し、またこれから変化していくのかという内容の対談を纏めた本です。これからの人の行動心理などに無視できない内容が含まれていそうなのですが、なにぶん平野さんの語り口調が難解すぎて、しっかりと伝わってこなかったのが難点です。 貸出:下司(2007.10.17)返却(2007.10.22)ウェッブ進化論がきっかけとなり著者の梅田さんと作家の平野さんの対談をまとめた本。ウェッブ進化論を読んでから面白かった人はこっちも読んで下さい。 貸出:丸橋(2007.11.19) 貸出:矢北(2008.2.12)返却(2008.4.30) ネット社会がどのように人を変えていくのか、可能性、方向性を考えるあくまで要素をひとつ自分の中に入れ込むという意味で読むと良いとは思いました。 貸出:今倉(2008.6.12) ちょっと自分とかけはなれた世界と人の話のように思えて、読むのが難しかったです…。ウェブで人や社会をいままで変えた人や今から変えていく事のできる人たちはすごいなあ…と雲の上の人のように思いました…。「進化論」を先に読めばよかった…。

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    投稿日: 2008.10.27
  • 「かあさん」のアイコン
    「かあさん」
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    『決壊』を読んでこちらへ。冒頭に「インターネットが人を変えるのであればどのように変えるのだろう」ということに興味があると書いてあって、なるほどと思った。 ブログをやっている人を5つに分類していて、彼は特にリアル社会と乖離しているタイプに関心を示している。 リアル社会とネット社会を同時に生き、そこに齟齬がない梅田望夫が語る内容は、『ウェブ進化論』と同じく楽観的立場。 瀬戸内寂聴が「紙の本なんてもうすぐなくなるんじゃない?」と言っていたという箇所もあり、そうした予見が彼女をケータイ小説にも向かわせたのだろうと思った。

    0
    投稿日: 2008.10.13
  • もろぞうのアイコン
    もろぞう
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    mixiを紹介してくれた後輩は、いとも簡単にマイミクを増やしていく。 一方、俺(1971年生まれ)は知ってる人(リアルな人間)意外中々増やすことができない。 これは、生まれた時代、育ってきた社会環境がそうさせるんだろうか。いやいや性格でしょう。 そう思ってるうちはこの進化に付いて行けてない証拠なのでしょう。

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    投稿日: 2008.08.20
  • cookie-sandのアイコン
    cookie-sand
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    ・ネット空間が自分の分身となる ・言語圏の壁は日本をネット界で孤立させる ・米国の大学生SNS「freebook」 ・ブログには5つのタイプがいる リアルとの隔たりがないもの リアルでは表現できない自分の強みをネットで表現する人 日記 普段の私生活で抑圧されていて語るこの出来ない内心の声 ネットだけの人格を新たに作ってしまう人達 ・検索数の少ない空いているワードを探してビジネスにつなげる ウェブを通じて人の生活がどう変わっていくのかを会話形式で掲載したものです。 私個人として印象に残ったのが、まず一つ目にブログには5つのタイプがいると表現していたことです。 私は、日記の中でだけ元気な人は苦手なのですが、この本を読んでその原因を解明することができました。 圧迫されているというほど重くはないけれど、みんなの会話の中心にいたい。もっと目立ちたいと日々思っている人が 反動でミクシィやブログ上で過剰に元気になっているのではないのかと思いました。 全体として、会話形式なので、退屈なところも少しありましたが、この本を読んだおかげでネットの長所短所を中立的な立場で とらえることができるようになりました。

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    投稿日: 2008.08.06
  • masaruのアイコン
    masaru
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    ウエブ進化論には、ネットによって現在新しい社会変革の波が教えているということを中心に書かれていたが、 ウエブ人間論では、ウエブの進化によって人の意識や行動がどのように変化していくのかというのが書かれている本である。 梅田さんの発言で興味深いものを挙げれば、 今までの「エリート対大衆」という層から『ネットによってこの社会が三層に分離していく』との発言。 というのは、小さなコミュニティで認められた良質な情報やもの、そして人が技術的進化もあいまって自動的に浮かび上がってくるシステムがたんだん出て来つつあるという。そして、『潜在的な能力が高いけれど、ただ今は社会的に沈没しているという人も結構たくさん世の中にはいて、特に日本社会にはそういう人たちが浮上するメカニズムがな』かったが、『ネットでそれぞれが筋の通った発言していくことで世の中はずいぶんよくなっていくのではにない』か希望を抱いている。

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    投稿日: 2008.05.21
  • mariのアイコン
    mari
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    有名な芥川賞作家とウェブ進化論の著者という、一見異色にも思える組み合わせ。 対談様式になっている。なかなか面白い作品です。

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    投稿日: 2008.04.05
  • 野村 幸平のアイコン
    野村 幸平
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    インターネットの普及によって、人間がどのように変わっていくのかということについては自分も以前から関心がありました。会社に入ったときからパソコンを使って業務としていた私は、時々ふとパソコンがないときの時代の仕事ぶりってどんなだったの?とか、今自分はメールで仕事先の人とやりとりしているけど、これってメールがないときは、全部電話と郵便でやりとりしてたのかな?とか答えを見つけようともしていないのに思うことってあったんですよね。そんな疑問の答えは会社の上司や親父に聞けばいいだけの話なのでたいしたことではありません。でもこの本を読むきっかけにとしてよかったかな?って思いますね。 ウェブシステムやインターネットテクノロジーの技術的発展よりも、それを利用する人間の変化に関心があった私には新鮮で勉強になるところの多かった本でした。株式会社はてな(http://www.hatena.ne.jp/)取締役の梅田望夫氏(http://www.mochioumeda.com/)と芥川賞受賞作家の平野啓一郎氏(http://www.k-hirano.com/)の討論。異種格闘技戦のような気もしましたが、どうしてどうしてこれが面白いです。ネット用語に疎いわたしでもとても読みやすかったです。対話形式なのも味噌。ネットの権化にも感じられる梅田氏に平野氏が正面突破で突っ込んでいるところも遠慮がなくて◎。本から考えたことはたくさんありますが、いくつかにまとめてみると…。 【面白いと思った所】 ・ネット上の自分を分身を捉えるがゆえに、(家のかぎ閉めたかとか、ガスの元栓閉めたか、と同じように)心配であること。要はネット上の自分がいじめられていないかな?などの自己防衛反応に近いもの。 ⇒確かにネットでは匿名性の議論から「分身」ではなくて「別人」とか「別の人格」などの方面にネット議論が最初に向いてしまっていたかな?ってふと思いました。思い出そうとしていました。 ・ネット上のソースが外部記憶として存在・蓄積されていくことで、情報の収集能力は飛躍的に高まる。教育者はそれらを構築する力を見極めることが重要。 ⇒外部記憶装置としてネットが存在しているため、今までは専門家しか知りえなかった情報を一般人が容易に知りうることが可能になったこと。それが場当たり的で使い捨ての情報であったとしても学校で生徒が教育者に優越感を抱ける場面が増えるとの仮説が出ていた。 ・ネット上で行われることには実体性(=身体性)が伴わない場合があるため、責任能力を実感しにくい。 ⇒この身体性の言葉で思い出せるのは養老氏の『唯脳論』(http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480084392/)。ネットを通じて視覚・聴覚が距離を越えることに成功したと思うのですが、嗅覚・触覚・味覚はまだ距離を越えられていませんよね。そんな事実から、養老先生の提唱したこの概念に関係する人間の身体性とネットの関係に関心が広がっていきました。 ・ネット上で公開される情報に使用される言語に英語・仏語が多い場合は、現実世界の大陸とは別の、言語の使用頻度を基準とした言語大陸が出来上がる。その世界で圧倒的に英語が多いのであれば、日本はネット上でも孤立する。 ⇒植民地時代の宗主国を被支配国が、この言語大陸を通じて、過去の悲惨な歴史とは別の形でリンクすることも可能になるとの指摘には、過去にその線をたどれば可能になるものもあるかもしれないと考えさせられた。 …などなどがありました。おぉ、すごい!という発見よりも「なるほどな」と思考を整理できる書籍かな、って読み終えて思いました。ウェブ進化論を読まずにこの本に手を出したのですが、文学者である平野氏とITパイオニアの梅田氏の討論は私たち人間がネットの力によってどのように思考が変化するのかを考える上ではとても参考になるものでした。 私は、ハーバードビジネスレビューの06年8月号に書かれていたローレンス・プルーザック氏の「世界はまだフラット化していない」を読んでから、ネットによる利便性の向上や外部記憶の発達スピードは認めるものの、それが人間一個人に内包されうるには知識化で必要であることのほうが強く印象に残っていました。 そのおかげなのかもしれませんが、単にネットによる思考の変化だけではなくて、ネットによって人間に持たされるものが現実世界でどれほどの応用可能性を秘めたものなのかの限界を含んだものである可能性も知っていた上で読み進めることができたことに価値があったのではないかと思います。 こういう本だからこそ、早めに読んでおいた方が良いのかもしれません。もしくはしばらく時間がたって、ここに書いてあることも遺産か陳腐化した過去の技術とみなされたときに、昔を懐かしむときに読み返してみるか。本当にこの本を自身の生き方に役立てたいのであれば、賞味期限の切れないうちに早めにお読みいただくことをお勧めして、感想文の終わりとさせていただきます。

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    投稿日: 2008.03.23
  • タウンのアイコン
    タウン
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    アマゾンの評判とかで「これは読まなくてもいいか」と勝手に判断していたんだけど、おもしろかった。 ウェブに住む、という表現を梅田さんがブログかなにかでしていて、私は自分の状態も半分そうだなとおもって面白く思った。そういう意味で『ウェブ人間論』というタイトルを見て、そういう人間のあり方について書いているのかなと思って手に取った次第である。 ウェブとリアル世界という2つの世界で生きるってことについて対談していたように思う。平野さんは、「ウェブ上で快適に生きることをしすぎると現実世界との齟齬みたいなものが大きくなり引きこもり的な性質が強くなってしまうんじゃないか」のような注意を喚起するような発言もしていた。対して梅田さんは「ウェブ世界でリアル世界では言えなかったことを言えるようになるのは、単純にいいことなんじゃないかな」のような姿勢であった気がした。 すごく個人的なことなんだが、これはどちらもわかることな気がした。規模が小さいことであるけれども。私は口下手だったり自信がなかったりして、リアルではうまく気もちを伝えられなかったりする。だが、反面ブログなどでは文章を書くのが向いていたこともあり、そちらで理解されることのほうが多かった。二重人格とも言われた。 私はこれについて、「ブログを書いたから親しくなれた人もいる」というプラスの面を実感するのと同時に、「どうせ口で話すより文章で書いたほうが伝わるのだから、いいや」というマイナスな面にいってしまわないように、自分に気をつけている。ウェブを最大限利用しつつ、それは【現実の自分をエンパワーするものでありたい】な、とおもうのだ。 私はそういう姿勢で、これからもウェブをめっさ利用していきたい。 だって、すごく勉強できるんだ。勉強のしあわせを感じるのだ。無料で。これは大事。

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    投稿日: 2008.03.19
  • 新快速 播州赤穂行きのアイコン
    新快速 播州赤穂行き
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    ウェブ進化論の著者梅田望夫氏と作家平野啓一郎氏の対談集。対談の中身は文字通り、「IT革命によってこれから大きく変化していく時代において、人間自身はどうなっていくのだろうか、またどうあるべきなのか」という、私の琴線に触れまくりな哲学的内容。二人とも物書きに携わっておられるだけあって、ボキャブラリーも非常に豊富だし、思考回路も非常に面白い。新書でこんなに没頭したのは久しぶりだ。

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    投稿日: 2008.01.22
  • ryotan74のアイコン
    ryotan74
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    『ウェブ進化論』の著者である梅田氏と小説家の平野氏によん対談形式の本。 非常に売れた『ウェブ進化論』について語った内容で、その本に言及したりさらに掘り下げて論を進めている。 しかし、内容的には『ウェブ進化論』の方が衝撃や新鮮さがあるように思えた。 本は完全に電子化されるのか、その問題点などに関しては面白いと思いました。

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    投稿日: 2007.12.24
  • たけのこジョニーのアイコン
    たけのこジョニー
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    ウェブ進化論の梅田望夫と芥川賞作家平野啓一郎の対談録。 ウェブ進化とは少しずれるかもですが、通信手段の発達での身近な変化の例として、妹がいます。 女子高生なんだけど、家にいると5分に一回くらいメールがきています。 その中勉強に集中できんのかなと、心配になったりします。あとはテスト範囲とかは全然気にしなくて後からメールで聞いたりしてんだろうなって。 でも、「一人で何かやる能力は少し前の人達の方が優れてるけど、みんなでなんかを生み出すのは今の人の方が長けてる」という記述を見て、なるほどと思ったり。 また、想像するに好きな子の家に電話にかけるドキドキ&スリル感を知らないんだろうなと思ったり。 そうやって人間関係の隙間隙間に入り込むはずの邪魔者を徹底的に排除できる環境なんだなぁと。 そんな風に支離滅裂だけど色んな想いが去来しました。 そういった状況をポジティブにとらえれる人間か、ネガティブにとらえる人間か。結局はそのどちらしかないんでしょう。 せめて自分は前者でありたい。

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    投稿日: 2007.11.17
  • soulkitchen72のアイコン
    soulkitchen72
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    確かに、インターネットがなかった頃の生活を思い出すことは、平積みになった本の中から目当ての本を見つけ出すぐらいの労力を要するようになった。情報が信じられないぐらいの速さで手元に届き、調べられないことなどないような気さえする。人格にも少なからず影響を及ぼしているだろう。しかし、個人的にはインターネットに生きるつもりはなく、ほとんどの人がそうであろうと思った。梅田氏はやはり、ネットの人なのだ。ある意味井の中の蛙であるとも言える。平野氏の言葉は、インターネットを生業としているこの自分の胸に深く突き刺さってきた。自分を騙している部分を顕わにされた気分だ。しかし、何を語ろうが、このネット社会は確実に広がっていき、自分の子供や孫の世代にはもっと生活に根差したものになるだろう。我々はそれを想像することしかできないのだ。

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    投稿日: 2007.11.16
  • harumのアイコン
    harum
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    【070902】 リアル/ウェブの世界に線を引いて、リアル=表、ウェブ=裏という認識を持っていたような気がするが、 ウェブの世界によって、人は、たった一つの身体という物理的な呪縛から開放されて、リアルもウェブの世界もひっくるめて、生きているということなんだと認識した。 リアルとウェブとで、どう生きていこうとするのかを決定するのは自分自身であるけれど、ウェブの世界に対してネガティブな感覚を持ち続けるのは、マスで見たウェブ世界が広がれば広がるほど、「気づけば自分は限られた世界で生きている」ことになるのかなと思った。 この過渡期に生きていることは、50年後に向けた楽しみになる。

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    投稿日: 2007.09.15
  • さとじぃのアイコン
    さとじぃ
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    ネット社会に人間はどうすべきかを対談形式で論じている。ウェブの正解で生きる術、匿名社会でサバイバルをテーマに論じている。

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    投稿日: 2007.08.15
  • miibookのアイコン
    miibook
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    2007/05/13購入。対談は内容を噛み砕きやすいから比較的読む。いい例えが出てきて納得しやすかったり、噛み合なかったり、そこらへんが生っぽくて好きみたい。

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    投稿日: 2007.08.15
  • D.KOBAのアイコン
    D.KOBA
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    『WEB進化論』の続編。梅田さん(IT業界)と平野さん(作家)の対談形式で、WEBのもたらす新しい変化についてが書かれている本。 手に取った理由は、前書『WEB進化論』が面白かったから。今回面白いなと思ったのは、『WEB進化論』がユートピア的な話が前面に出ていたのに大して、WEBがインターネットを如何に変えてゆくのかと言う話を中心に据えながらも、それは全てがばら色ではなくて。現実に生きてゆくにはお金も必要だし、それを稼ぐにはリアルが一番であると梅田さんが言っている点。 ネットとリアルのバランスという言葉は言い古されているけれど、最先端の分野での変化に引き吊られる形で社会が変化してゆくには、どうしても時間が掛かるのだなとの感想を持ち、 新しい世界を無条件に受け入れるんじゃなくて、そことの付き合い方を自分なりに考えて行く姿勢が21世紀では大切と、この本から学んだ。

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    投稿日: 2007.08.14
  • 下澤のアイコン
    下澤
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    『ウェブ進化論』の梅田さんと、作家の平野さんの対談形式で展開されている作品。ウェブ社会の今後についてそれぞれの視点から語っており、観念的にウェブの世界を捉えるとこんな話になるのか… と思う作品である。

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    投稿日: 2007.08.03
  • ツヨシのアイコン
    ツヨシ
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    対談形式なので4時間くらいで読めました。内容も非常に素敵です。ウェブってどうなるんでしょ?ってことを非常に冷静に話していられるように僕は感じました。

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    投稿日: 2007.07.28
  • ブルのアイコン
    ブル
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    このレビューはネタバレを含みます。

    片やウェブビジネスに生きる人、片や文学の世界に生きる人。 まったく違うジャンルの世界に生きる人が対談している様子がとても面白い。 最初はなんか微妙に話がかみ合ってない感じがしたんだけど、 最後はけっこうしっくりきてたな。 むしろ、異なる考え方を持つふたりの対話では、よい相乗効果が出ていた。 考え方が違うからこそ、話が膨らんでいった。 双方ともやはり知性があり、かしこい人だ。 専門用語になりがちなウェブの世界を分かりやすい言葉で説明できる人たち。 とても勉強になったぞ!!

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    投稿日: 2007.07.17
  • いたちのアイコン
    いたち
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    「ウェブ進化論」の梅田望夫さんと作家の平野啓一郎さんの対談。一冊を通して「ウェブ・人間論」と「ウェブ人間・論」の二つのことについて、各々独自の視点からの考え方で語り合っている。この人たちの頭の回転の良さと、知識の広さには感服した。

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    投稿日: 2007.06.26
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    ゆうのすけ
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    対話形式で、非常に読みやすい。blogやSNSを通して発言していくことによって、「自分自身が規定されていく」という現実を梅田氏は「よいこと」と捉えている点が自分には新鮮だった。自分自身を理解していくために、(対話式blogで)発言することで自分自身を1度規定してしまうという発想が、非常に新しい。

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    投稿日: 2007.06.26
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    mio
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    ウェブ進化論は読んでいないけどこっちを読みました。梅田さんと平野さんの対談です。お互いの議論がからみあっていて面白かったです。ウェブ2.0がどのような世界なのか、なんとなくつかめました。ブログで自分の考えを書くときにいつも迷いがあるんだけれど、その理由がちょっとわかった気がした。 【2007.6.19】

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    投稿日: 2007.06.19
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    イサ
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    ウェブ人間論 梅田望夫 平野啓一郎 203ページ   この本はこれからのウェブ時代が人間へ与える影響を、梅田さんがビジネス、テクノロジーの視点で、平野さんが文学の視点でそれぞれ、意見をのべ討論しています。    梅田さんはウェブ世界を肯定的にみていて、ウェブの世界の可能性を受け入れた上で、個人個人が対応していく社会にしなければならないといった立場で、    一方、平野さんは、ウェブ世界をすべてを受け入れるのではなく、その良いところ悪いところを、取捨選択し、よい社会をつくるべきだとする立場でした。  極端な言い方をしてしまえば、ウェブ肯定派とウェブ懐疑派の討論のような印象です。 しかし、二人の意見が比較的分かれているため、話の内容が偏らず、ウェブ社会の考察について二つの視点がえられ、とても面白い本でした。    ネットはまだまだ、未知なる可能性を秘めていますね(^▽^)    今ではネット上において、ワンクリックでほとんどのモノがなんでもそろうようになりました。モノが家で買える以上、お客さんを外へ出して、お店にひきつけるには、サービスや、経験、感動を売ることに力をそそぐことが重要なんじゃないですかね♪ 「本の構成コーナー」    第一章 ウェブ世界で生きる 第二章 匿名社会のサバイバル術 第三章 本、iPod、グーグル、そして、ユーチューブ 第四章 人間はどう「進化」するのか 「本日の気づきコーナー♪」 〇ネットの世界のあらゆる場所の人々と交流する言葉や価値観に影響されながら、成長してゆくことになる。 〇オープンソースの原動力って、結局そういう個々の承認感動にあると思います。 〇リアルの仲間も、ネットの仲間もあまり区別がない感じが最近出てきた 〇インターネットって中央に集権した権力はない、というのが成り立ちのよう思想としてある。 〇もちろん、「教養」の核になる、読み、書き、考える力を身につけさせてくれるのは、ネットよりも、思考がしっかりと構造化された本だとおもいますよ。

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    投稿日: 2007.06.11
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    tatsuya
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     梅田望夫さんと平野啓一郎さんの対談。本書には特に新しく追加された点は無く、前作にディティールを追加して読みやすくしたものになります。

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    投稿日: 2007.05.16
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    yoka_kissa
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    日本におけるインターネット元年から十年。いまウェブ2.0という新たな局面を迎え、本当の大変化が始まろうとしている。「ウェブ進化」によって、世の中はどう変わりつつあるのか、そして人間そのものはどう変容していくのか──。ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合った、熱く刺激的なウェブ論。

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    投稿日: 2007.05.09
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    bridge
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    今のネットが発達し普及した世界について何を思うか、どう生き残ろうと考えているかを2人の大人が一生懸命話しをした記録。 世の中の出来事についてここまでの議論を出来るということが、 「考える」ということの一つのサンプルにもなると思います。

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    投稿日: 2007.05.08
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    だい
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    200703 対談形式は善し悪し。ただ文学的な話をしているところでも、ヒットすると面白い部分がある。

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    投稿日: 2007.05.01
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    books hasegawa
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    書名 [ウェブ人間論] 著者 [梅田望夫・平野啓一郎] 出版社 [新潮社・新書] 定価 [714円] コメント・・・ 2人による対談本、雑誌感覚で読みやすいです。 ・「ウェブ進化」によって、世の中はどう変わりつつあるか? ・人間そのものはどう変容していくか? を、異分野の2人で討論。 梅田望夫著の「ウェブ進化論」もおもしろいです。 どうしても本屋目線で読んでしまうため、ネット最前線にいる人が、本はなくならない、最後まで残るメディアだと言っているので、私も安心しました(単純)。でも、ものすごく変わると。 アメリカはアマゾンができて、本の売上が上がってる。 -「ネットで関連情報が豊富に読めるから、本まで買わなくていいや」というマイナスより、作品の存在を知らなかった人がそういう情報によって存在を知って本を買うというプラスのほうが大きい。 その認知度をリアルで金に換えるという発想でいくべき- 確かにそうですね。“リアルで金に換える” ここが難しいんだよっっっと、読んでツッコミましたが(笑)。 グーグルの社員がみんなスターウォーズが好きっていうのも、なんとなくわかりますね。あのSFの世界を(惑星を移動できる感じとか)、ネット上で創り上げてる。 私と同世代でもパソコンにさわったこともない人もいる、こういう人たちはこれからどうなる? むしろこっちの人向けに商売したほうがリアル社会は儲かるのではないか? とも考えられる・・・。

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    投稿日: 2007.05.01
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    たなか
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    ネットの進化によって、世の中や人間はどう変わるのか、またどう変わるべきか、ということについての対談。 平野氏の疑問に梅田氏は完全に答え切れてないんじゃないかな〜ってとこもあったけど、対談でこれだけの話ができる二人はすごいと思った。

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    投稿日: 2007.05.01
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    mac550
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    著者のひとりである梅田氏の「ウェブ進化論」が面白かったので借りてみました。今回は対談ということで、ライブ感はあるのですが、なんだかまとまりがない感じでした。図書館予約数は9(07/04/05現在)です。

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    投稿日: 2007.04.05
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    Bakky
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    将棋の羽生氏の言葉というインプットが良質になったから頭が良くなるのはあたりまえというのが印象的でした。インプットというのはネットを通じた情報などですが、今後は良いインプットを探すスキルといったのも重視されるようになのではないでしょうか。情報検索をサポートするコンシェルジェサービスが今後大きなマーケットを形成するのではないかと思いました。

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    投稿日: 2007.04.01
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    あめい
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    ■平野啓一郎ファンとしては必読(彼を甘いマスクと称して白い目で見られる。ほっといてくれ)■ウェブという世界の中で、「どう振る舞ったら良いのか、振る舞えば良いのか」と、自分VS自分という感じで長く葛藤があったわたしは「ああぁなるほど」とナットクいくことが多く書かれていた■このところ、またウェブの世界が好きになってきた■どっちにしろどこにいたって「あしたはどっちだ」(1月29日読了)

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    投稿日: 2007.03.28
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    nagaoma
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    梅田望夫の主張は、ウェブ進化論で知っていたので何も感じませんでしたが平野啓一郎のウェブに対する主張はおもしろかったです。しかしこういう本を読んでいると、シリコンバレーの恐ろしさとそこに皆が惹かれる理由、そしてマトリックスのようなバーチャル・リアリティの世界は不可能ではないのではないか、と思わされてしまいます。マトリックスのような世界になったときに冷静に対処できるようになりたければ、さあキミもすぐにこの本を読もう!

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    投稿日: 2007.03.21
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    y-o-y
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    この時代、正直、どうすればええのかわからんわ〜。 焦って焦って、どうやってこれから先の人生模索していけばいいのか、すっごく悩んでる。 特に、最近のインターネットの普及率、特にブログやmixi等への若者を中心とする浸透は新しいと同時に対応に困るね。 両極端を取ると、ネットに生活の全てを傾倒する人から、急速なネットの流入には捉われず生活を続けていく人まで。 どうするのが正解だとか、こうするとうまくいくよ、ってのは見極められない。 新しいことだもん。当然。 今はグーグルの勝ち。 こっから先10年、もっと大きな進歩があるだろう。 ブログも、どうなってくのかわからんわ。 ただ。 わからん。 この発言、何度もしてるけど、結論はこれになるのだもの。 本当にわからん。 主な問題点を知れたのが大きい。 これからの自分の身の振りようを考えて、ネットを活用してこうって思う自分のやり方を考える上でも、大きな参考になる。 どうすれば、いいんやろうね。 迷ったら、この本に相談することが多くなりそうです。 …マジでわからん。 それほど今の時代は発展のさなかにあるわけで、先が見えないわけですね。10年後の自分はどうなることやら。

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    投稿日: 2007.02.23
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    ぺるぺる
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    「ウェブ進化論」の著者である梅田望夫と、「日蝕」の著者である平野啓一郎との対談です。 ウェブをキーワードとして、人間、社会、経済などについて、好き勝手なことを言っています。 共感できるもの、共感できないもの、それぞれありますが、現在、何かがすごいスピードで変化していっているという共通認識の下で、どのように生きるのかを、いろいろと考えさせられました。 内容については概ね納得できるものでしたが、一つだけどうしても違和感を感じたのが、リアル/ネットという言葉で、世界を分けていたところ。 端的には、「ネットの世界に分身を送り込む」という表現です。 個人的には、どちらも自分にとってのリアルであり、ここでこうやってレビューを書いているのは、自分自身以外の何者でもないように感じています。 アイデンティティに関する価値観の相違なのかなぁ。

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    投稿日: 2007.02.11
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    naoyamakino
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    梅田 望夫さんと平野 啓一郎さんが真剣に語り合う、この先の人間生活をウェブ進化と共に考える、新鮮かつ衝撃的な本。とても現実的でリアル感がある。

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    投稿日: 2007.02.10
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    brack1
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    ウェブ進化論で足りなかったものを補えた。 今後の音楽や映像についても言及しており、コンテンツの将来を考える手助けにもなった。 完全なウェブ礼賛者の梅田とリアルに生きる平野の対談形式がよい。

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    投稿日: 2007.02.07
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    rinka_2007
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    ウェブ進化論の続編。 正直、ウェブ進化論が売れたから、無理やり対談を書籍化したように思える。読みかけではあるが、平野氏の見解や推測を、梅田氏が「そうですね。」といった一言で締めくくっているだけの箇所が多く、正直、腑に落ちない部分も多い。もっと、最前線にいる梅田氏の核心をついた話を中心に進めて行くべきだと思う。あまり役に立つ内容ではなかった。

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    投稿日: 2007.02.07
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    ゴン
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    本書は、ウェブが広く人間にどう影響を及ぼしていくのか、人間はウェブ進化によってどう変容していくのだろうかという意味での「ウェブ・人間論」、ウェブ新世界を創造する最先端の人々、これからの若い世代を論ずる「ウェブ人間・論」について対話形式で書かれている。著者の梅田望夫氏、平野啓一郎氏はテクノロジーの世界、作家の世界と全く違うフィールドにたっているため、話が一方通行になることなく楽しく読めた。考え方の相違から数多くの「対話」が生まれていた。ウェブとの関わりが日常になっている現代において、この本はいろいろなことを考えさせてくれると思う。

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    投稿日: 2007.02.06
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    clair
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    ウェブ・人間論であり、ウェブ人間・論でもある本。ウェブによって人はいかに変わっていくか、そして、今ウェブの中で生きてる人や世界観あり方についてなどが広範に渡って対談で語られています。個人的には昔から興味のある分野なので(社会学的な要素、ウェブ・ネット、また人のあり方など)最後まで一気に読めました。ウェブ進化論と併せて読むのをオススメ。ネットする人もしない人も、興味ある人もない人も是非。ただ、話者の世代的に致し方がないのかもしれませんが、携帯についてはあまり語られていないません。個人的には、特に彼らが興味を抱いている、今の若年層(ただし、先鋭的ではない、一般的な大多数)では、ウェブ・ネット=ケータイという価値観が主流のような気がしていますが…。

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    投稿日: 2007.02.01
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    大西 博之
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    別の世界に住む梅田望夫と、平野啓一郎の対談本です。 ウェブ2.0の時代、人間はどう生きたらよいのか知りたい方 また、ブログ、SNS、ipod、グーグル、ユーチューブは何という方は是非読んで頂きたいと思います。 ウェブの進化とともに、ヒトは変化しなければならないと本書を読み感じました。

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    投稿日: 2007.01.28
  • hiroseaのアイコン
    hirosea
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    討論タイプの本は初めてやったけど、こうして違った世界に住む人が同じことについて議論するのも、読んでて楽しいです。 というか2人の知識がすごい。

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    投稿日: 2007.01.26
  • miyamoyaのアイコン
    miyamoya
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    2006年のベストセラーウェブ進化論の続編として小説家の平野啓一郎さんと梅田望夫がウェブをテーマにした対談を行い、その様子を綴った本。ウェブ進化論と違い、あくまでベースは「人間論」。ウェブの進化の中で人はどうなるのか、といったことがメインテーマですね。技術的な話を読みたい人には期待はずれになるかもしれません。ただウェブの世界で匿名であることの意味、今後「本」という媒体がどうなるのか、ウェブ時代の教養といった話はどれも興味深いです。小説家である平野さんが見通す「本」の今後や人とウェブの共生など一つ一つ考えながら読ませてくれました。それにしてもお二人の深いこと…とりあえず今度平野さんの著作を読んでみることにします。。

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    投稿日: 2007.01.23
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    tacos
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    ハンナ・アレントだのエーリッヒ・フロムだの、平野先生はさすがお堅いですねぇ…w 海外の古典も読み直そうかな、と思いました。netというものは個人の能力をいいものであれ悪いものであれ増幅する巨大な機械である、ということをあらためて思い知らされました。人間について語っているので各々の哲学、人生あるいは社会における価値観に焦点があてられています。ネットに関心を持っている方らしく、断定的、一元的な論展開ではないので、きっとどこかで新鮮さを感じることができるでしょう。ウェブの世界に生きる人々が希望をもってネットのことについて語る、読んでいて元気づけられますね ^ ^

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    投稿日: 2007.01.19
  • ユースケのアイコン
    ユースケ
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    対談形式であるために2人の考え方の違いが面白い。 平野氏の考え方も一理あると思うが、どこか馴染めない。 比べて、梅田氏の考え方はとても柔軟な印象を受けた。 めまぐるしく変化するIT社会では梅田氏のような柔軟な考え方をもったほうがうまく適応していけるのだろうと思う。 前作のウェブ進化論も読んだが、 前作が自分にとってどれも新鮮な情報だったせいか見劣りしてしまう。

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    投稿日: 2007.01.17
  • blufiのアイコン
    blufi
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    「ウェブ人間・論」X「ウェブ・人間論」。 平野氏の言い回しにはやや難解なものが多い。文学系にありがちか。「本」の行く末を暗示する議論は面白い。「情報の量がいずれ質に転化する」とすれば(先日読んだ)『レバレッジ・リーディング』も納得か。

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    投稿日: 2007.01.10
  • k-hajimeのアイコン
    k-hajime
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    基本的に対談を文章にしたものなので、もう少し突っ込んで書かれているともっとよくなったのではないかと思います。お二人の立ち位置が少し違うところが帰って面白い。WEBは人を進化させる(させている)のかもしれないとなんとなく感じた。

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    投稿日: 2007.01.09
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    risingson
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    「ウェブ進化論」の著者である梅田さんと小説家である平野さんとの対談。「ウェブ進化論」をストックとするなら、「ウェブ人間論」はフロー。ITだけではなく文学についても知識がないと完全に理解することが難しいのではないか。「ウェブ進化論」の続編と思って読み進めると壁にぶち当たることになると思う。ちなみに、私は完全に理解できなかった。 いい本であることには変わりないので、いずれ改めて読みたい。

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    投稿日: 2007.01.03
  • Tadahiro Ishisakaのアイコン
    Tadahiro Ishisaka
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    ウェブ進化論を読んだ方にはおすすめ。対談自体がそれを読んでいることを前提にしているので、読んでいないとちょっとつらいか。 梅田氏よりも平野氏の方がネットをよりポジティブに見ている点が意外というか世代的なものを見た気がする。 個人的には本質的にネットは身体で言う神経系でしかないので社会に対する影響力は大きいけれども、その範囲にとどまっていくのだと思う。個人にとっても知覚を多いに拡張してくれるものとなるが、それだけで何かが実行できるわけではない。ネットを含めたICTはやはり後ろに控えた日陰役なんだ。

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    投稿日: 2007.01.03
  • みや文庫のアイコン
    みや文庫
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    かつて村上龍、坂本龍一が吉本隆明、河合雅雄、浅田彰、柄谷行人、蓮實重彦、山口昌男と対談した「EV.Caf´e(イーヴィー・カフェ)―超進化論」という本が20年ほど前にあった。この本を知ったときに最初思い出したのがec cafeを読んだときのぶっとんだ感覚が思い出せる本かなーっていう点。 内容はそこまで飛ぶかんじではなくわりとたんたんと柔らかい感じの本でした。これがバブル全盛の時代と21世紀の違いなんだなあ。本文中でも、平野さんが80年代的知のあり方と21世紀的知のあり方について論考してたけど、ev cafとこの本の違いが端的にあらわしてる。

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    投稿日: 2006.12.28
  • molinのアイコン
    molin
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    2006/12/20 正直、読む価値はなかった。 自分にとってはまったく役にたたない。 自分の知らない情報提供がまったくない。 人間の性質や、どのようにインターネットと関わっていくべきかみたいなことを論じているが、哲学的で実践的ではない。 「ウェブ進化論」は自分のなかで2006年No1の本であったが、その分これは期待はずれ。

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    投稿日: 2006.12.20
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    natsu61
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    「WEB進化論」の梅田さんと75年生まれの作家・平野さんの対談集。ネット世界にどっぷりつかり、自在に泳ぎまくる梅田さんと、そういう世界になんだかんだで懐疑的で否定的な意見を出してくる平野さんが、超平行線上でガチンコ勝負。初めのうちはどちらかと言えば平野さんよりだったけど、後半は梅田さんの意見の方が納得できたかなあ・・・。まあ、どっちも少々極端なんですが(^^;ま、この本の趣旨は『どっちに賛同』というよりは、『じゃあ自分はどう思う?』ってのを考えさせることみたいですが。読んでる間中、「自分の頭を使って考えろ」と繰り返し言われていた気がします。印象的だったのは、平野さんは紙の本がなくなることに危惧してるのに、梅田さんは「なくならない」とほぼ断言しているところ。本の価値は文章そのものではない、という意見にはちょっとびっくり。他にも「地方ほどネット革命の恩恵をうけている」「情報は量をあびると質に転化する」などなるほどなと思う言葉も沢山ありました。納得できる部分もあるし、反論したい部分もあるし、確かにそうだけど心情的に納得したくない部分もあったり。超楽観論とあがき系懐疑の狭間で自分の立ち位置を考えてみる。ネットはリアルを越えるのかな。とゆうかネットとリアルを分ける事自体が前近代的になっていっちゃうのかな。

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    投稿日: 2006.12.01