
総合評価
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powered by ブクログご苦労はあったかと思われるが、そんな感じを与えず淡々と語っていることろが、すごい。自分自身と比べてみて、仕事って何なんだろう?って思いました。
0投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログホンダのNo.2として本田宗一郎を支え続けた藤沢武夫による回顧録。本田宗一郎を技術に専念させるべく、経営、営業を担い、後継者を育て、ホンダを成長させた方。『バイクメーカーはアメリカに行けないなら先がない。何が何でもアメリカに行こう』と判断して邁進するなど、その経営判断はシビレる。憧れの人物の一人。 再読です。
0投稿日: 2023.09.30
powered by ブクログ本田宗一郎の相棒として名前は知っていたが、どのような人だかはわからなかった。 天才技術者である本田宗一郎とは対極の人物ではあるが、彼もまた経営の天才だった。 ホンダが作ったサーキットに来た女性が、ハイヒールが泥のぬかるみにはまり、楽しくない思い出となってしまっている光景を目にした時に、そういった事は今後は二度とないようにしようと思ったと言うエピソードが印象的だった。 また、有名な逸話ではあるが、本田宗一郎とともに本田から退任した際に本田宗一郎交わした「まあまあだったな。」「ああ、まあまあさ。」という引き際があまりにも鮮やかでかっこよすぎてしびれた。 最高にクールでかっこいい本田宗一郎と藤沢武夫のコンビ。 この2人のエピソードをもっとたくさん知りたいと思った。
0投稿日: 2023.08.01
powered by ブクログ本田宗一郎との二人三脚で世界的企業を育てあげた藤沢 武夫の半生を綴った自著伝。 本田宗一郎がトップで、藤沢さんが支えているという見方が多いが、本田宗一郎は技術やでお金を使う人、藤沢はそれ以外すべてを行っている=社長業を行っていることがよくわかる。 いくつも胸打つようなシーンがあったが特に ・重役とは「未知への探求をする役」であって、決して「後始末ばかりしている掃除屋であってはならない」 ・あまり会わないから「不仲」という噂もあった。「お互いを理解しているから、いつも一緒にいる必要はなかった」だけ。 ・社長は欠点だらけのほうが良い。社長にはむしろ欠点が必要で、欠点があるから魅力がある。欠点はあるけれども一つのことを追いかけ続けられる純粋な思いが必要
0投稿日: 2022.07.03
powered by ブクログNo.1(本田宗一郎)を背負うという意味では、No.2は誰よりも重いものを背負う存在なのかもしれない。
0投稿日: 2021.06.16
powered by ブクログ藤沢の肉声に取材したこういう本があることは、今まで見落としていた。Hondaは、組織形態としては特殊な形をとっているが、それが藤沢の思想に由来すること、紙の上の学問によらずして、本質を見極め、必要なテイクリスクを行い、現場に熱を吹き込みつづけ、だめなことはダメとポリシーを貫くことの重みが語られる。常人に真似ができるものではないが、企業人の生き方として感銘を受ける。
0投稿日: 2019.07.28
powered by ブクログよくリーダーについて書く本があるけど、リーダーってフォロワーがリーダーとして認めるからリーダーになるだけ。まさに本田宗一郎をリーダーにしたのはこの人であり、経営はこの二人の異なるタイプが相互に尊敬しているから成り立ったということがよくわかる本。
1投稿日: 2019.05.03
powered by ブクログ藤沢さんはホンダの黎明期を支えた経営者の一人。天衣無縫な本田宗一郎さんを支えて、今のホンダの基礎を作りました。かねがね、なぜこのような立派な経営者がなぜ黎明期のホンダに身をささげたのか不思議に思っていましたが、この本でようやく分かりました。理由は、純粋な意味での本田と藤沢の愛です。このような人間関係が存在し、それを知ることができたのは、私の人生にとってとてもしあわせなことでした。
2投稿日: 2018.10.23
powered by ブクログホンダを本田宗一郎氏とともにつくりあげた藤沢武夫氏の回顧録。 名参謀とあるが、本書を読む限り、参謀というよりパートナーと感じた。 技術者ではない経営者の話であり、まさに自分には勉強になるはず! と思って読んだが、あまりピンと来るものではなかった。 再読が必要かな? とは言え、この相思相愛というか、お互いにリスペクトし合う関係というものは、素晴らしいと思ったのは確か。 宗一郎氏に空冷エンジンを作らせたかった、という話には感動した。 [more] (目次) 1 生命をあずかる仕事 2 思いがけぬ危機 3 本業以外に手を出すな 4 万物流転の法則 5 経営者の心構え 6 模索と学習の日々 7 たいまつは自分で持て 8 海のむこうへ 9 頭の切り替え 10 本田かぶれ
1投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログホンダと言えば創業者の本田宗一郎があまりにも有名だがもうひとりの創業者である藤沢氏の存在は恥ずかしながらよく知らなかった。2人が両輪となりうまくバランスしたからこそホンダの急成長があったのだとよくわかった。名だたる企業には、名経営者の存在が注目されるが、影で支えた氏のようなNO.2がいるのだろうと想像された。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログホンダの創業期を支えた一人。経営と技術の両輪があってこそ。 今の日本にホンダやソニーみたいな企業がまた出てくることはあるのだろうか?
0投稿日: 2018.04.04
powered by ブクログ6年ぶり、2度目の読了。 ホンダのもう一人の創業者とか、本田宗一郎の右腕、とか、藤沢さんを形容することばはたくさんあります。 本田さんを書いた本は無数にあります。でも、藤沢さんが自分で書いた本は数冊しかありません。 本田宗一郎という男を見つけ、お金ではなく自分の人生を賭けてその能力を世に出していった胆力は、本田さん本人に全くひけをとりません。 外国見聞に本田さんを送り出し、転がっていたプラスねじを拾ってくる発見を日本にもたらしたのも藤沢さん。 スーパーカブを作ることを本田さんにけしかけたのは藤沢さん。 ヨーロッパでなく北米市場に出て行くことを強く強く指示したのも藤沢さん。 スーパーカブというイノベーション商品で世界を席巻していく戦略の立て方は、今思えば、ジョブズさんの戦略の原型ではないかと感じるほどです。 「得手に帆上げて」は本田さんの名著ですが、藤沢さんが書いてほしかったのは、そこに書いてあることではなかったあたりも、また、興味深い出来事です。 男が男に惚れる物語として読むのもお薦めです。
0投稿日: 2017.10.07
powered by ブクログ成果に名だたるホンダを本田宗一郎とともに作り上げた著者の回顧録。 乗り物を売るためには安全も一緒に売らなければならないとサーキットを作り、安全教育などのイベントも起こしたとは先進的な考え方だ。
0投稿日: 2017.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
“世界のホンダ”の創業者である本田宗一郎さんについては、その人柄とともに天才技術者として良く知られているところだが、創業時から経営を担当し世界企業に成長させた藤沢さんについての情報はあまりない。この本は藤沢さんによる貴重な記録。 「本業以外に手を出すな」、「万物流転の法則」、「たいまつは自分で持て」など、現代の経営にもその哲学は色あせない。 「ここらでいいということにするか」 「そうしましょう」 すると、本田はいいました。 「幸せだったな」 「ほんとうに幸福でした。心からお礼をいいます」 「おれも礼をいうよ、良い人生だったな」(p227) 25年間苦楽をともにして育てたホンダを離れる際の会話が感動的だった。 あ、カブ号、買おうかな。
0投稿日: 2016.09.17
powered by ブクログこの人の、本田宗一郎へのほれ込みぶり、藤沢さん自身の経営研究力、営業力、商品企画力(技術力とは違う次元で、どのようなものが売れるかを判断する力)が素晴らしいなと。 天才的技術者と天才的経営者が奇跡的に出会って時代を作っていったという、すごい話。 本人の発言はどこまでも控えめですが、その表現がまたよいですね。これを第三者が書いたとしたら、藤沢さんを神格化するような表現でつまらないものになっていたでしょう。 私は藤沢武夫になる! -------以下、抜粋---- 1910年 明治43年 生まれ S6 軍隊現役、お金を払えば除隊できる 「経済の分野で自分の力を試してみたい」 「自分の精いっぱいの知恵を出してみたいと思っていました。誰かのカバン持ちをして、なんとかその無名の人の持っている才能をフルに活かしてあげたい、というのが夢だったんです」 1949 ホンダに入社 ・人間を判断するときは、その人の家庭を見る。人と人との間を結び付ける条件は、まず信頼であり、いたわりあいである。その基本は家庭にある。家庭を大事にしない人、奥さんを大切にしない男はだめ。 ・S29 マン島レース宣言、藤沢の筆によるもの ・S29 本田が「クロス・ネジ」を拾ってくる(-ネジより革命的に作業効率が上がる) 金には魅力、というより、魔力がある。 ・銀座に引きこもる(大手企業の、売上に対する利益率、在庫、借入金、現金等を研究) ・部品在庫、3日分あれば適当 ・S31 ドイツ旅行、ベンツ、フォルクスワーゲン等を見て回る。作業別、職種別の賃金。スキル別の給与差。 ・技術屋に数字の勉強をさせる。バランスシート、売上と在庫の関係、増産による利益等。 ・繁盛している部門には顔を出さない。くさっている部門に顔を出して何時間でも話しこむ。 ・付き合っていて自分の方が勝ちだと思った時、人は親近感を持つ。理詰めのものではダメ。 ・あれだけ人に好かれる人もめずらしい ・金の流れを主力銀行(三菱銀行)にはっきりわかるようにしておく ・ホンダの代理店、全国15,6店舗だった時代に、 全国5万5千の自転車屋に手紙。3万通の返信。 ・S32 2輪、アメリカ進出(欧300万台の時代に、米6万台の市場だった) ・スーパーカブ、自転車に取りつけるようなエンジンではなく、ボディぐるみのもの。50CC。底辺の広い、小さな商品を作ってほしい。 ・生産調整 ・アメリカでは、はじめスーパーカブが売れなかった。→デザインを多様にして、違うものに見えるようにしたら売れた ・4輪進出。ホンダスポーツS500。日本初の本格スポーツ。 ・N360 低価格、4人乗り、低燃費、30馬力、 ・エキスパート制度(専門職) →研究所を独立させる(本田の頭脳を組織的に賄う) ・空冷エンジンから、水冷エンジンへ(低排気ガス規制にいちはやく対応する、という決断) ・スピードから安全性の時代へ(最高スピードを落とす、という決断) ・アメリカへの尊敬度は高い ・自動車屋のくせに自動車免許も持っていない
0投稿日: 2016.06.22
powered by ブクログこの1ヶ月余りでホンダ関連の本を4冊目。このあたりで一段落しようと思う。 天才技術者に欠かすことができなかったもうひとりのヒーローの回顧録。 読んでいると何度博打のような判断で勝っているんだと驚く。それだけ彼の世の中を見る視点が長けていたのだなと感心する。
0投稿日: 2016.01.07
powered by ブクログ他人のふんどしで勝負しない。 自分の松明を持って歩く。 自分の信念をいかに強く持つか 信頼できるパートナーに満足させるために基準を明確に! 万物は流転する いかにここから抜け出し繁栄するか。 即断即決
0投稿日: 2016.01.04二人三脚
本田宗一郎の本は色々ありますが、この本で補完されます。理想のNo2というより二人ともNo1
0投稿日: 2014.11.13
powered by ブクログ藤沢さんの語りをライターの方が口述形式で文章にされているため、非常に読みやすくなっております。「松明は自分の手で」は藤沢さんらしい雰囲気が掴めますが内容を理解していくのは、こちらの書籍の方が良いと感じました。
0投稿日: 2014.09.11
powered by ブクログ読了した本で紹介するされていたため購入。 ホンダの成り立ちから引退までの実情を書いているが、本田氏との信頼関係、藤田氏の軸を貫いていること、組織づくり、上司学、有限実行力などについて学べた。 二番煎じにならない斬新な発想を感じた。その為に必要な心構えを学べた。簡単な言葉だが、芯が通って熱い人。オススメ。
0投稿日: 2014.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本田宗一郎とホンダ草創期の経営を支え、副社長、最高顧問を歴任した藤沢武夫氏の自伝(とはいっても自分で書いたわけではなく、文春がまとめたようです)。もともと経営のプロというわけではなくいものの、危機に際してもブレのない経営理念には感服です。
0投稿日: 2013.12.15
powered by ブクログ本田宗一郎を支えた25年間をつづった本 藤沢は経営、本田は発明 藤沢の語る人の夢を叶えてあげるための経営は読んでいて惹かれる 単純であるけど、人を見るときに家族を見るはまさにそのとおりだと思う
0投稿日: 2013.09.18
powered by ブクログ本田宗一郎の本と同じ時期に読んだが、やはり本田宗一郎の本の方が面白かった。 ただ、2冊読むことでホンダという会社がどのような思いの中からできてきた企業なのか理解ができる
0投稿日: 2013.06.22
powered by ブクログもう一人のホンダ創業者と言われる藤沢武夫視点のホンダ創業史。天才同士が喧嘩別れせずに手を携えて事業を成功させた例として稀有な事例。 詳細はブログで http://bear-path.blogspot.jp/2011/07/blog-post.html
0投稿日: 2013.06.03
powered by ブクログメモ。「別れる時に損はしないよ。何が得られるかわからないけど、何か得るものを持ってお別れするよ」って書いてあるのはこの本です。
0投稿日: 2013.04.07
powered by ブクログ本田宗一郎は起業家であり、今のホンダをつくった藤沢さんは本当の意味での経営者なんでしょうね。読んでいて本当に素晴らしい方だと思います。なんか元気が出て来ました。
0投稿日: 2013.03.27
powered by ブクログやはりホンダの本田&藤沢コンビはいいなあ パナよりはるかに好み ただ、以前読んだ松明は自分の手でと結構エピソードかぶっているのと、当時の背景がわからないと読み進められないところが散見されたのが残念 ちなみに初Kindle読書
0投稿日: 2013.01.25
powered by ブクログホンダの根底に流れる魂、本田宗一郎の人柄も素晴らしいが、藤沢さんの人間性が何より素晴らしい。先見の明、大事なことを曲げない信念、見習いたい。
0投稿日: 2012.12.23
powered by ブクログ本田技研工業の創業者の一人、藤沢武夫の本。その生き方、考え方に非常に共感できる。経営に関してそのまま活かせるわけではないが、その思想は参考になる。 ①「大きな夢を持っている人の、その夢を実現する橋がつくれればいい。」(p16) その生き方に多いに同意できた。自分も複数のことに興味があり、一つの大きな夢はないので、こうした夢の実現に役立てる生き方がしたい。「いまは儲からなくても、とにかく橋をかけることができればいい。」そのために力をつけたい。 ②社長には欠点が必要(p100) 欠点があるからこそ魅力があり、魅力があるからこそ人に好かれる。そうして、人前につく社長業ができる。そうした才能を本田宗一郎に見抜き、自分は経営に徹した藤沢。自分のできない能力を持つ者と組み、ビジネスを行うことが必要なのだろう。 ③幸せな別れ(p226) 「二人いっしょだよ、おれもだよ。」 経営を退くと表明した藤沢に対し、藤沢が経営してきたからこそ自分がここまで来れたと自覚する本田も共に辞めることを選ぶ。こうしたお互いを高め合い、最後もいっしょに終われる関係が築ければ人生楽しいだろう。
0投稿日: 2012.11.23
powered by ブクログ本田宗一郎と歩んできたホンダの初期のエピソードを通じて、マネジメントについても、いろいろと参考になることが多い。
0投稿日: 2012.11.08
powered by ブクログ本田技研の創業者、 本田宗一郎の片腕藤沢武夫氏の自伝。 よくある経営指南書というよりは、 リーダーシップに対する「フォロワーシップ」のあり方が 主に書かれてあります。 ビジネスマンにとって、 リーダー(上司)をよく理解し補佐していく力が とても重要だということが、この本を読み改めて感じました。
0投稿日: 2012.10.01
powered by ブクログ最も近く、対等の立場から本田宗一郎を見てきた藤沢の自伝。藤沢の哲学、ほかの経営書では語られない本田の姿が読めて啓発される。
0投稿日: 2012.05.07
powered by ブクログホンダの創業から軌道に乗るまでの期間についての回顧録のような内容です。 モノであれ、仕事の仕方であれ、いかに自分たちの必要性から、工夫を重ねてきたのかが分かります。 他人のふんどしで相撲をするな。自分で松明を持って進め。周りに流されるな。 そんな哲学で本当に今までやってきた会社なのだということが分かります。
0投稿日: 2012.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あらすじ 「おれは金はもってないけれど、金はつくるよ」著者・藤沢武夫はこう言って本田宗一郎とコンビを組んだ。単に一企業の儲けを考えるのではなく、社会的責任を全うするという愚直な道を選び、なおかつ本田技研を二人三脚で世界的企業に育て上げた名経営者が、初めて明かす、自らの半生と経営理念。 本田宗一郎とタッグを組んだ名経営者、藤沢武夫。彼の視点から描いたホンダの成長の軌跡。 印象に残った点をいくつか。 【横並びにして、組織にしない】 創業当初の横並びのスタイルが最も優れたアイデアや良い製品が生まれると考え、組織を作ろうとしないのが藤澤のスタイル。 その日に入ってきた社員でも課題を渡され、明日までにやってくることを求められ、社員も自ら考え動く。決められた役職に縛られていると、ついつい上司に聞いてしまうことが増え、自由な発想は生まれないのだろう。 これは、失敗を繰り返すことに繋がったり、意思決定が不安定になるというリスクもあるが、面白い発想だった。 モノづくりの会社は、投資ではなく、製品で儲けるべきだというのが、藤澤の考え方。投資で稼いでも現場の士気は上がらず、むしろ下がってしまう。 【完全な分業スタイル】 本田宗一郎はモノづくりに専念し、藤澤は経営に専念する。この分業スタイルががっちりとかみあったからこそ、ホンダという会社は成長したのだと感じた。得手に帆挙げて、というのはまさにこのことなのだろう。自分の長所を生かしつつ、足りない部分は謙虚に自覚すること。そうすることで苦手な分野を学んだり、他の人で補ったりすることが出来るのだろう。 またこの分業スタイルは、全従業員に対する彼の姿勢にも一貫している。現場の声をよく聞き、自分から指示を出すのではなく、自ら考え動き、それぞれの長所を生かして問題を解決していく。労働組合もしかり、工場の生産体制、管理業務の合理化など、従業員全員で取り組んでいくのである。 本田宗一郎は、一度も新しい生産設備が欲しいとお願いしたことはなかったという。藤澤は、本田の能力は限られた資源の中で、革新的な発明を生み出すことが出来る点と考えた。CVCCエンジンもしかり、アメリカでの現地法人もしかり、可能性がゼロに等しいからといって諦めるのではなく、バールでこじ開けるようにして、前へと進んでいく、創業期の力強さを感じることが出来た。
0投稿日: 2012.02.17
powered by ブクログ生き方がかっこいい。 本田宗一郎と藤沢武夫の両輪なくしてホンダの発展はなかっただろうと本当に思う。 二人の信頼関係の強さがまたいい。
0投稿日: 2012.01.29
powered by ブクログ本田宗一郎と共に、本田技研を世界的企業に育て上げた藤沢武雄市の自伝。技術者である本だとの対象的な人柄が面白い。印象に残ったのは、他人のふんどしで相撲をとるのではなく、松明を自分の手でもって進むということをホンダはずっとやってきたという言葉。
0投稿日: 2012.01.09
powered by ブクログホンダのもうひとりの創業者、藤沢武夫。天才肌の本田宗一郎と経営のプロの藤沢、どちらが欠けてもホンダイズムは生まれなかったと実感。 あくまで経営者として本田の才能、ひいては会社をどれだけ生かせるかという姿勢は今の経営者達には改めて気づく事が多いのではないだろうか。
0投稿日: 2011.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本田技研のもう一人の創始者の本。 引越しでなくしてしまったので、再度購入。 藤沢氏がホンダでやってきたことをつらつらと語っている本。 再度読んで感じたのは、 このお方、本当に本田宗一郎氏を信頼して尊敬してたんだなぁと。 全部が全部、言っていることがデレてる。 藤沢氏視点の本田の考え方や沿革がわかる本。 一方で、経営者の視点、考え方や心の持ち方についての記載が少ないのが残念。
0投稿日: 2011.08.31
powered by ブクログ本田宗一郎と著者は出会うべくして出会った。 そんな運命的な出会いを私も求めていきたい。 人生は出会いと挑戦なのだから。
0投稿日: 2011.08.27
powered by ブクログどうしてもずーっと読み続けたい本は ハードカバーにこだわりがちな僕 これは文庫 まあ、ぶっちゃけそんな事はどうでも良い これからも何度も読み続ける教科書のような本です。 シンプルにこの本についてのレビューはこれだけで 「どう」?
0投稿日: 2011.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホンダの経営を担当して、今のホンダの基盤を作った藤沢武夫氏の自叙伝。いきなり本田宗一郎と出会って入社するところから始まるとか、話の始まり方とか構成は若干唐突な感じもするけど、ご本人が話したいことだけを話している感も分かって印象は良かった。天才児本田宗一郎とそれを暖かく育てる藤沢武夫、なんか母と子どもみたい。単に本田の才能を如何に活かすかだけではなく、組織として如何に持続可能な体制を作っていくか、の考え方がなかなか面白かった。 [読書録]==================================================== ■1生命を預かる仕事 創業者と普通の経営者とはちょっと違う。創業者はいわば一種の博打打ち。一般のサラリーマンは、身につけた学歴を金に変えるという格好で会社に入る。そこで着実に勤めていれば、出世をしていずれは経営者になることもある。その生活で基本になるのは、安定。 ■2思いがけぬ危機 本田はアレだけの技術者でありながら、自分から設備や機械を欲しいといったことがない。与えられた条件の中で、可能性を見つけようとする。決して弱音を吐かない。だから新しく金を出して買い入れたものを無駄にすることは決してありませんでした。 マン島TTレース出場は、経営危機当時の従業員の士気発揚のため。従業員に金をやると言っても金はないし、借りてきたとしても、それは取引先に回さなければ顔向けができないし、という状況での苦肉の策。 それまで日本にはマイナスネジしか無かった。マイナスネジは手作業でドライバーで締めるしか無い。ところがクロスネジだと圧搾空気を使って機械で締めることおができる。初め日本のねじメーカーに見せても作り方がわからないというので、本田が作り方を教えた。海外視察時に工場の床に落ちていた一本のネジに眼を止めた本田の炯眼は、まさに神業。 ドライバー個々の安全意識というのは、世間話でも女の話でもいいが、とにかく夢中でしゃべっている時に、通りかかったクルマがトラブルを起こしたら、黙ってさっと助けてあげて、またもとへ戻る、こういうドライバー精神の上に成り立ちます。 鈴鹿でみんなに言ったことは、帰りのお客さんの顔をよく見て商売しろ、ということでした。つまらなそうな顔をして帰ったら、もう二度と来ない。それが商売の鉄則だ。 ■3本業以外に手を出すな ものを作る会社に働いているものを作る人達は、自分たちの働きが、ある一つの知恵による稼ぎよりも劣ったものでしか無いと思った時に、寂しさを感じて、情熱を失ってしまうだろうと思う。ある特定のひとりふたりが為替をいじって、五千万とか一億円も受けたとしても、営々と働いて三千万円の利益しか挙げられない多くの人たちは、為替の大儲けに決していい感じは持たないだろう 本田技研において、国家の軍事力に相当するものが技術力だとすれば、外交に当たるのは営業力です。この技術語営業のバランスがとれていなければならない。ところが往々にして、技術はその力を課題に思いがちになる。 ■4万物流転の法則 技術者たちにお金というものを教えたつもりです。技術者が他の従業員にお金の説明ができるような企業体にしたいということです。お前が働いている仕事がいったいいくらになるか、こういう方法に変えるとどのくらいコストが安くなるかというようなことを、第一線に働いている人たちに分からせるようにしたい。そのためには技術者地震に説明できる知識が必要です。 ■5経営者の心構え 本田は技術をわかりやすく説明するだけでなく、作り方も実に明快に解説します。オートバイの足回りにしても、コレを開発するには協力メーカーも一緒になって、ものすごい苦労をしているのです。 ■6模索と学習の日々 創業期の会社には余り優秀な人は入ってこない。企業が成長して、実績ができて、まして有名になってくれば、人材は集まってくるだろう。その時までに部長だとか課長だとかの階級を作ってしまうと、身動きがとれなくなって、将来に禍根を残すだろう。 ホンダが個々まで成長してこられたのも、万物流転の法則に乗っているからです。けれども、本田がいつか大きくなった時に、やはり新しく進出してくるものに負けるというのが万物流転の掟です。 日々の業務に関して、日記というものを利用するのがいいのではないかと。不通の場合、日記は人に見せないで引き出しの中にしまっておくものです。けれども、職場で書く日記は「今日はこういうことを考えて、こういう仕事をした」とか「ちょっとした思いつきを言ったら、改善に役立った」という内容で、その人の仕事の履歴書になるわけです。 人生の三分の二、一日の三分の一、これが仕事をしている比率である。「人間に一番たまらない苦痛は何か」ト聞かれれば「する仕事のないことだ」ト私は答える。する仕事をいっぱい持てる会社に一生勤められれば幸いと言えるかもしれない。その仕事をみなで組み合わせて、創り上げるのが会社という企業だ。 大学を出て、技術者として企業に入ってきたとき、技術で身を立てることが青春の夢なのです。一般の企業の場合、技術者も年齢に応じて人の蝶になってゆきます。出世コースに乗りたい欲はあるものです。すると青春の夢が消えてゆく、技術に向けるべき頭脳を不得意な管理などの方面に向ける。不得意なことも不得意ではないと思えてくるのが人情で、技術が優れている人ほど、このうぬぼれが起きやすい。 ピラミッド型の組織だと課長の数に制限がありますが、トップだけがいて、後は横並びの文鎮型組織の研究所ならば、何百人課長がいてもおかしくない。 人員整理をしなければならんようなときには、真っ先に「管理職」である「長」から辞めていってもらうというようなことになっている、 ■7たいまつは自分で持て 私の経営心情は、全てシンプルにするということです。シンプルにすれば、経営者も忙しくしないで住む。そのためにはとにかく一度決めたら、それを貫くことです。状況が変わっても、一筋の太い道を迷わずに進むことです。 ■8海の向こうへ ■9頭の切り替え ■10本田かぶれ 採算に合うか合わないかということより、一番大事なことは、自分たちは何をしてきたかということ。金なんてものは、いつか無くなる。自分が思い切りやりたいことをやってきたからには、子供にも、自分のやったことを語り告げるような人生を送らせたいと思っているのです
0投稿日: 2011.08.16
powered by ブクログ■概要 優れた経営者の影に、優れた2番手あり。 名経営者と名番頭。それが、本田宗一郎と藤沢武夫。 世界のホンダをつくった、藤沢武夫の自伝、経営論。 ■仕事に活かせる点 ずっと読みたかったのですが、本屋でたまたま発見し、購入! ビジネスを創るということが、トップとは別の視点で描かれるところが面白いですね。 経営者の自伝的経営論も面白いのですが(松下幸之助とか、稲盛さんとか)この本もおもしろい! (はっせー)
0投稿日: 2011.05.14
powered by ブクログ本田宗一郎の人物、経営者とは何か、ホンダはどのようにして成功したのか。 経営者の資質について新しい視点を与えてくれるものだ。
0投稿日: 2011.05.01
powered by ブクログ本田宗一郎の相方、藤沢武夫による経営学 ・自分の持っている才能を知りたいというのが、私の夢だった。 ・タテ糸がまっすぐに通っていて、はじめてヨコ糸は自由自在に動く。 ・他の人が見てくれているという自信 ・たいまつは自分で ・陳腐化する前に、どんどんと生み出している。 ・夢は尽きることなくあったかもしれないが、そこには、明確な戦略などなかったかもしれない。 ・あるとすれば、自分でやる、失敗してもやる、といったところ? ・一人のカリスマに左右されない組織作りのためには? ・自分ごととして考える仕組み:社員食堂 ・ホンダでは、研究所がホンダと分離されているが、ミスミの目指す「創って、作って、売る」のワンセット化とは対照的。分離される弊害は?そしてそれを取り除くための仕組みは?
0投稿日: 2011.03.27
powered by ブクログ本田宗一郎が個性的でその魅力が光が、 その個性を存分に活かすことが、ホンダにとっての最大の 長所となるように舵取りをした藤沢氏が素晴らしい。 型にはめることなく、長所をいかに伸ばし どうすれば会社が今だけでなく将来、ずっと先の未来まで 存続し得る企業となれるかを考え実行したことが書かれている。 読んでしまえば、あぁそうかとも思うが、 いろいろな個性がある中で、常に最善の選択をしていく またその選択が客観的に見て、社内のどこから見ても 妥当な判断をするに至る経営力はすごい。 現状そこから何十年たっているが、未だに成長を続けている ことから考えても、その血が脈々とホンダ内で受け継がれている のだろう。 こんな経営者の仕事ぶりを間近で見てみたいものだ。
0投稿日: 2011.02.14
powered by ブクログこの本の後書きが書かれたのが、 私が4歳の時でした。 記憶も定かでない年齢の頃に、 同じ日本人に、こうした素晴らしい方がいたことを誇りに思います。 本を読んでいると、 その時代の息遣いや、人間の温かみのようなものが伝わってきます。 最近ではSNSやシリコンバレーのベンチャーが 注目を集めていますが、 そもそも日本人にも、 ゼロから何かを創り上げるベンチャー精神が 備わっているのかな、と思います。 ホンダには勤めていませんが、 同じ日本人としてこの心意気を受け継いでいきたいと思います。
0投稿日: 2011.02.04
powered by ブクログ・生命を預かる仕事 人間を判断するときには、その人の家庭を見る ・万物流転の法則 不景気に値下げするなど他と違うことをする 増産すると、増産による利益なのか、ギリギリに絞った線で利益が出てきたのかがはっきりしない ・本業以外に手を出すな 自分たちの力でやれるという誇りを得る 他に便乗しない 古い知識を今振り回したら時代に取り残される ・たいまつは自分で持つ 相手の立場で土地買収をする 流通のパイプを太くする 販売店の信用を得る 人のふんどしではなく、自分で完成品を作る ・仕事の履歴書 日々の仕事を記録し、功績・能力を明確にする ・営業力と技術力のバランスを 帰りのお客さんの顔をよく見て商売する
0投稿日: 2010.12.20
powered by ブクログ現役引退後の回顧録で、穏やかな人物像が垣間見えた。現役時代はもっと気性の激しい人だったのではないか? 創業から軌道に乗るまでのホンダの歴史を知りたくなった。
0投稿日: 2010.12.14
powered by ブクログ「たいまつは自分で持て」というたびたび出てくる言葉に藤沢氏の経営哲学が表れている。本田氏とのかけあいの会話を読んで、自分も技術屋の方と信頼関係を築ける事務屋になりたいとますます心に決意した。
0投稿日: 2010.12.14
powered by ブクログ非常に頭がいい人だなという印象。自動車業界に勤める事務屋として、藤沢武夫氏と本田宗一郎氏の関係は羨ましい限り。自分も技術屋とこういった信頼関係の下、仕事を進められるような事務屋になりたい。
0投稿日: 2010.11.06
powered by ブクログ本田宗一郎と二人三脚で「世界のホンダ」をつくった藤澤武夫の記録。両方をセットにして読むと、いろいろなことが見えてくる。自分がどちらに共感するかで、表舞台に立つか裏方に徹するかを決めるという手もある。ちなみに、私は藤澤武夫のほうにより共感しました。編集者は黒子ですから。
0投稿日: 2010.10.13
powered by ブクログ自動車メーカーの「ホンダ」の本田宗一郎氏の右腕だった藤沢武夫氏の回想録。経営には無縁の僕ですが、自分自身のマネジメントに役立てたいと読んでみました。 藤沢氏が語ったものを編集者が文に書き起こしたもので、平易で分かりやすい文章になっています。 藤沢氏はかねてから優秀な人間と一緒に組んで、自分の思い通りの人生をやってみたかったそうです。 「オレはタンスを売っているんじゃないくて、人の命を預かる品物を作っているんだ」という本田氏の考えにほれたそうです。 本田氏をもり立てるためのポリシーは2つ。 金は相手(本田氏)が希望しないことには使わない。 その人を面白くさせなければ、仕事はできない。 藤沢氏の文具周辺に関する考えもユニークです。 社員の机の上には、書類を置かせませんでした。「机の上にモノがある人=処理ができない人だ」という考えだそうです。その代わり、私物は置いて構わないと言います。 日本の会社にファイリングシステムを導入したのも、藤沢氏が最初といいます。これは個人に仕事を抱え込ませないで、誰でもが、その仕事をできるようなシステムを構築するためだそうです。 同書では、過去の実務経験と合わせ、経営ノウハウが綴られていきます。それらは実に鮮明なのですが、藤沢氏自身は手帳やノートのたぐいを持ったことは一度もないそうです。しかし、よく覚えているのは、「苦しみ抜いたり、考え抜いたあげくのことが頭の中にこびりついているだけ」と言います。 藤沢氏は「重役とは未知なるものへ探求する役割」と位置づけます。「ホンダ」は技術屋、天才肌の本田氏と経営の達人、藤沢氏の両輪によって、文字通り走っていったのです。
0投稿日: 2010.08.02
powered by ブクログ技術の本田宗一郎と、経営の藤澤武夫。なるほど、そう言われるだけあって、今にも通じるような斬新な経営の逸話が満載。自ら黒子に徹した人だったらしいけど、経営手腕で言うなら、松下とか盛田ばりにもっと注目されてもいい人だわ。
0投稿日: 2010.05.16
powered by ブクログホンダ創業者の名参謀、藤沢武夫のホンダ創業から引退までの半生。 「技術の本田、経営の藤沢」、二人三脚でホンダを世界的な大企業に発展させるまでのエピソードが綴られている。 大きな夢を抱く本田に惚れ込み、お互いの力を認め他方の領域には口出ししない、愛情に溢れた信頼関係があった。 「万物流転」の法則から逃れ、未来永劫に社会的責任を全うし輝き続ける企業をいかにつくるか、彼の経営理念は、冷静で潔くかつロマンチック。 何度読んでも胸が熱くなる本。
0投稿日: 2010.04.29
powered by ブクログホンダといえば宗一郎。と並んで有名なのが藤沢。 ホンダのかっこいいエピソードには事欠きませんが、そんなホンダがここまでの大企業になれたのも宗一郎に藤沢というバックアップがいたため。 そんなホンダ黎明期の自慢話を滔々と藤沢さんが語る本。かっけえっす。
0投稿日: 2009.04.16
powered by ブクログ自分の仕事に一杯いっぱいな僕なので、経営の視点を書いた本が読もうとおもい買った本。経営の本を他に読んだことがないから、他と比較できなくて良著か否かわからんけど、すらすら時系列で読めて読みやすい。
0投稿日: 2008.09.06
powered by ブクログホンダの魅力ある企業文化が継承されていくことを願います。企業は、縦糸と横糸がしっかりしていなければならない。それさえしっかりしていれば、見た目のコミュニケーションがなくてもうまく行く。本田宗一郎氏と著者のように。(2008-05-06読了)
0投稿日: 2008.06.19
powered by ブクログ万物流転 「もう大丈夫。この会社は絶対つぶれないから、安心してくれ・・・」と言ったら、本田の目からバラバラと涙がこぼれ出ました。 「おれ、これ拾ってきたよ」といって、本田がポケットから出したのがクロスネジ。 部屋を借りて一人で引きこもり、日本のいろんな企業の経営分析をやってみました。 有価証券報告書を基礎に勉強しました。 「本田さんの悪い点を面白く書きたいから・・・・」何か話してくれという。 「欠点なんてねえよ。」 いつも一緒にいるということは、一緒に居ないとお互いの考えていることが分からないということ。 「幸せだったな」 「本当に幸福でした。心からお礼をいいます。」 「おれも礼をいうよ、良い人生だったな。」 それで引退の話は終わった。
0投稿日: 2008.04.25
powered by ブクログホンダ技研工業株式会社の創業者として知られる本田宗一郎。彼の知名度はそのユニークさで抜群な知名度がある。しかし、その彼は技術系の出身、しかも社長でありながら毎日工場の方でその個性を発揮していた。では、ホンダ技研工業株式会社のマネジメントはいったい誰が行っていたのか。その人物こそ、この書の著者、藤沢武夫である。藤沢氏は本田宗一郎とタッグを組み、今のホンダを築き上げた。その成長プロセスは波乱万丈を極め、ホンダという企業が大企業、安定した会社と思っている者には多くの衝撃を与えるであろう。今も規模でいったらトヨタ、日産の足元にも及ばない。400万台クラブ。この選択もホンダは選ばなかった。選んでいたとしたら、今のホンダはないと感じてしまう。その「ホンダらしさ」というものを作り上げたのは本田宗一郎の理論であり、またそれを支える藤沢武夫の才能であると思う。ホンダが現在の姿になるまでにどういった過去を経験してきたか。それをこの本では藤沢武夫氏が自己の経験を思い返しながら話している。本田宗一郎がここまでのキャラクター性を発揮できたのは、この藤沢武夫の存在あってのものであり、両者あっての今のホンダであると痛感した。鈴鹿サーキットの製作の経緯は自分にとって感慨深いものであった。万物流転の自然の大原則にまだまだ抗おうか。
0投稿日: 2007.01.04
powered by ブクログこの本と出会ってまだ数年だけど、うちのこの本はかなりぼろぼろ。何度読んでも自分の中の闘志がふつふつと沸いてくる。語っても語りつくせない、何度読んでも読み足りないような大好きな本。
0投稿日: 2006.06.07
