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神様のカルテ
神様のカルテ
夏川草介/小学館
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総合評価

1029件)
4.0
304
412
191
26
6
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    全く毒のない、さわやかな印象の残る作品。地域医療の問題点を中心に生き方を問う・・・みたいな感じで、定番といえば定番だけど、テンポよくきれいな文章が続き、心地よい。でも、36歳の自分にはちょっと物足りないかな。娘が中学生くらいになった読んでもらいたい。

    0
    投稿日: 2011.06.20
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    一止 名前の由来が素敵でした! 現実と非現実 空間の使い方がハマりました!あの家があってこそ、それぞれの個性が際立ってる気がします。 あの家に住みたい!!

    0
    投稿日: 2011.06.19
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    この本屋大賞には納得。イチさんよりも男爵のほうが気になって仕方なかったのはわたしだけかしら。 じわりじわりと感情を揺さぶられ、心地が良い。たぶんイチ先生の診断を受けている感覚に近いのかも。

    1
    投稿日: 2011.06.19
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    心が温かくなりました。新幹線の中で泣いてしまった…。こういうお話、すきです。2も読みたい! あと、ハルさんにあおいちゃんはぴったりだと思いました。

    1
    投稿日: 2011.06.19
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    『たなぞう』終わっちゃうんだ…。何だか知ってる人に突然旅立たれるような寂しさだよ。 さてこの本、地方の病院で働く医師を主人公に、地方の医療の過酷な実態や死と隣り合わせに生きる患者さんの心根を描きながら、重くならずにサクサク読ませる。 ただ、語り口といい内容といい新味が感じられず、私としてはあまり評価出来ず。

    3
    投稿日: 2011.06.19
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    愛読書が草枕で喋り方が古臭くて変な主人公と。 癖の強い病院の先生と看護師と患者たちの織り成す話。 終末期看護と地方医療の実態が描かれていて。 それでも、悲観的な描き方がされていないところが良かった。 リアルなできごとを丁寧に書きました。という感じで。 泣かせようとしていないところに好感が持てました。 でも、電車の中で読んでたので泣くのはこらえましたが。 男爵の桜の絵と酔っぱらった天狗のくだりは泣きそうになりました。 恋愛だけでなく人が人を想う気持ちがこんなに素晴らしいんだと。 日本にも粋な大人がいっぱいいたんだと思いました。 映画化は細君はイメージ通りですが。 主人公は知的というのは分かりますが、少しイメージが違うかな。 2年連続本屋大賞ノミネートというのも分かる気がします。 久々に新規作家開拓でアタリを引いた。そんな感じでした。

    0
    投稿日: 2011.06.19
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    若年層向けかな。話題の本だったし、映画化、文庫化されたのでよんでみたが、文庫で十分だと思った。そこそこ楽しめたが、登場するキャラクターが、魅力的というよりは奇怪な人たちが多すぎて、リアリティに欠けるのかも?漫画化、映画化向きではあるかもね。

    0
    投稿日: 2011.06.19
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    大学の医局に入らず地方の病院で5年の経験を積んだイチ先生。 彼の愛読書は草枕。漱石先生がすごく大好きでそんな彼の話し方はどこかおかしい。 その彼の細君、ハルやおんぼろアパートに住む個性的な友人。 病院で彼の周りにいる人もなんだかおかしい。 それでも、患者のことを本当に大切に思ってるイチ先生の姿は素敵でした。 どうすればいいのか?としっかり考えてその患者の望むことに少しでも近づけられるように… 安曇さんのストーリーは本当に泣けたなぁ。 終末期看護も経験させていただいたけど、私はここまで本気になれていたのか? その人の最期を看取らせていただくときに私は何ができていたのかな… 本当にそんなことをずっと考えてしまいました。 今の自分にできることをこれから出会う人に対してできたらいいな。全力で。 あと、男爵がある場所一面に書いた桜。 あのシーン頭の中で想像しただけで涙が出てきた。 映画化は嬉しいけど、正直キャスティングに対して不満。 細君はばっちりなんだけどなー。

    0
    投稿日: 2011.06.18
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    文庫になるのを待っていました。 それぞれのキャラクターがなんだかほっとするような魅力を持ってるなと思います。 イチ先生は最先端医療を駆使するわけではないし、希代の名医でもないけど、患者さんの闘病生活を隣で一緒に歩いてくれる感じ。温かい優しさを感じました。

    0
    投稿日: 2011.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文庫化したので読みました。 もうじき映画も始まりますしね。 医療物は色々ありますが、ゴッドハンド!とか医局内の権力闘争!とかではなく、淡々としていました。 …が、そこが良かったです。 これからは文明堂のカステラが涙なしでは食べられなそうです。

    0
    投稿日: 2011.06.18
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    仲間は大切。赤の他人である隣人に全力でぶつかる事ができる。そんな関係は今どのくらいあるんだろうか。 個性豊かな登場人物が読んでいて飽きない物語だった。

    0
    投稿日: 2011.06.18
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    読み終えていい話だなあ、としみじみ。 登場人物たちが皆個性的でそして皆優しい。世の中いい人ばかりじゃないよ、とひねくれた考えを持つ自分ですが、この本を読んでいる間はそんな考えも消えてしまっていました。それだけこの本の登場人物たちの会話や行動が心の中に自然に入り込んできました。 作品全体に漂う優しい雰囲気がとても心地よかったです。 第10回小学館文庫小説賞 2010年本屋大賞2位

    1
    投稿日: 2011.06.17
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    すっきり!心が洗われた。 まず主人公一止という人。 かなり面白い。 その古風な話し方での次郎や看護師たちとのやりとりは、思わず一人で爆笑。 一止に負けない個性的な登場人物。 次郎や看護師の他にも、ハル、男爵、学士殿、大狸、古狐。 みんな強者(笑) だけどみんな優しくて、温かい。 そして何より日本酒‼ 飲みたくなった。 一止の医者としての葛藤は、生きるということについて、深く考えさせられた。 本当に生きるということ。 延命することだけが本当に正しいのか。 送る側のエゴなんじゃないか。 延命の部分は違うけど、私自身考えたことのあるテーマだったからすごく共感した。

    0
    投稿日: 2011.06.16
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    NHKドラマ「マドンナベルデ」も夏川さんの作品だそうで…。この方は、24時間360日の病院に勤務されている中、いつ書いてるんだろう。 この物語に出てくる一止の奥さん、細君が可愛らしいです。可愛いだけではなく、気が利く。きっと夏川草介さんの奥さんも素敵な方なんだろうと想像を膨らませながら拝読させて頂きました。 映画化されるみたいですが、一止役が櫻井くん?? なんかイメージ違う! 細君役は、宮崎あおいちゃん!これは納得です。

    0
    投稿日: 2011.06.16
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    森見節を思わせる文体が楽しく、読みやすかった。 なにより登場人物の1人1人が生き生きとしていた。 医療に関しても分かりやすく説明してくれているので、小難しい感じは受けず、凄惨な感じも受けなかった。 医療に関するエゴは色んな医療に関する小説に書かれていることであるが、この方の文章で読むと、すっと入ってきて「これでいいのだ!」と思わせられる。 読了後、誰かに優しくしたくなる、そんなほっこり小説。

    1
    投稿日: 2011.06.16
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    穏やかで優しい気持ちになれる心地よい作品。やっぱり素敵な奥さんが出てくるとキュンキュンして結婚したくなる。高度なマルチタスクを要求されるお医者さんという仕事の人間的要素を綺麗にくり抜いた秀作。丁寧なストーリー展開に魅力ある登場人物たち。そして随所に笑える箇所があることが素晴らしいエッセンスとなっている。

    0
    投稿日: 2011.06.14
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    病院を舞台にしたハートフルストーリー。 なんとなく帯とか評判に惹かれて読んでみました。 はっきり言って、予想は大きく裏切られましたが、久しぶりに優しい気持ちになれる本を読んだ気がします。 主人公が人間らしくて、必ず救いがあるわけじゃない現実がしっかり表現されてて、自分が周囲を大事にできてるかな、って思いました。 あとは、細君みたいな女の子になりたいな^^

    0
    投稿日: 2011.06.14
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    魅力的な登場人物達が「医療とは何か」「生きるとは」の意味を問うこの小説。延命措置などに関しては身内が末期ガンになった時に話合った事だったので深く共感できました。 正しい答えなんか人それぞれなんだろうけど、私は一止先生の考え方に深く共感出来ました。お医者さんも生身の人間だからね。 けど、それくらい深いテーマだったけど、読み終えた後すごい気分が清々しかった。読んでよかったと思いました☆続編も楽しみ♪

    1
    投稿日: 2011.06.13
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    ライトノベルなこと三浦しをんのごとく、萌え系なこと有川浩の如し。なるほど、当代きっての人気作家の要素を併せ持つこの作品に、世の人々の支持が集まる理由がよく理解できた。 確かに良心的な作品です。おいそれとは批判できません。 ああ、だがしかし。高評価に惑わされて大きな期待を持ってしまっていただけに、読み始めたときの落胆も大きかったのです。なんですかこれは。確かに良心的な作品なのですが、「ほら、いいこといっぱい書いてあるでしょ?感動的でしょ?優しいでしょ?」と、ネチネチ言い続けられているようでいたたまれなかった。洒落たつもりの台詞回しや、いらぬ感傷が多すぎて、読んでいる間中落ちつかず、これを高評価している世間から激しく拒絶されているような気分を拭うことができなかった。 って、相当ひねくれてますね。俺も。

    2
    投稿日: 2011.06.12
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    もし終末期医療を受けるなら、一止先生みたいな医師に診てもらいたいです。 一止の奥さんのハルがとても可愛いし、学士さんのエピソードが泣けました。 読後感がとてもスッキリしています。

    0
    投稿日: 2011.06.12
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    勤務医の過酷な業務の中で、誠意をもって患者に接する主人公が、ユーモラスな淡々とした語り口調で描かれる。馬鹿にして読み始めたけれども、この淡々とした中に隠れた主人公の気概だったりとか、暖かさだったりとかが意外と良い。 学問をするのに必要なのは、気概であって学歴ではない。(P49) その通りだ。

    0
    投稿日: 2011.06.11
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    重い話もさわやかに書かれている。松本市というローカルな地方病院での話なので、それがまた良いのかもしれない。個人的にも松本市は好きな街、時々でてくる松本城も好きで、流れている空気が都会とは違いまた良い。大学病院の医局制度の問題など今の医療の問題も考えさせられながら、人の死と向かい合う医師とういう仕事の過酷さと喜びを教えてくれる作品。医師を目指す若い人に読んでもらいたい。

    0
    投稿日: 2011.06.11
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    ずっと気になってたのがやっと文庫になりました。 映画化のおかげかな? キャストが決まってたので読みながら脳内変換。 宮崎あおいのハルさんは可愛いと思います。 2つ目の「門出の桜」は映像で観たいかな。 イチさんとハルさんののほほんとした空気がいい感じ。

    0
    投稿日: 2011.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あっという間の読了(読みはじめたのは今朝)。 なんて言ったらいいのか、この全編に横たわる空気感がすごくいい。 登場人物たちもすごく魅力的だ。 特に一止先生は、自身の仕事に誇りと自を持っていて、もちろん悩みも苦しみもするのだが、それでも絶対逃げない姿に、勇気を与えられ、月並に言うと感動させられる。 思わぬ元気をもらった一冊であった。本読みながら、声だして泣いたのも久しぶりやったし。 そうそう、夏目漱石の「草枕」が読みたくなったことも付け加えておく(^_^)

    0
    投稿日: 2011.06.11
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    24時間365日対応の病院を舞台にした物語、主人公の医師が厳しい現場に直面しながらも、読んでいると何故か心がじんわり暖かくなるやさしさに満ちたストーリーです。幸せは足元にあるんだということも気づかせてくれます。

    0
    投稿日: 2011.06.11
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    長野県を舞台に、地域医療に携わる医師の姿を描いた作品。以前から気になっていましたが、文庫化を機に購入。 人の生と死が関わってくる物語は、重々しい展開になったり、お涙頂戴な雰囲気になりがちですが、この作品は優しく、暖かく、人の命に触れていると感じました。実際に地域医療に携わっていた作者の、医者としての姿勢・考え方にも、とても好感がもてました。

    0
    投稿日: 2011.06.11
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    イチさんと彼の周りの人たちの言動ひとつひとつがあったかい。心地よい。優しい。目に涙がたまってくる感じの優しさ。 幸せの尺度は人によって違うけど、「幸せ」ってこういうことなのかな?って考えさせられました。 映画化で、ハルさんが宮崎あおいには大満足!

    0
    投稿日: 2011.06.10
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    24時間365日対応している 長野の病院に消化器内科医として働く主人公とその妻、 ふたりの周りに居る病院関係者や患者さん、 ご近所さんとの関わりが描かれた作品。 登場人物がみな個性的、そして温かい心の持ち主なので 悲しい出来事も悲観的にならず、悲しみの中に優しさを見つけることが出来ます。 先生や看護師さんが患者さんを、患者さんが先生や看護師さんを思いやると、 医療ってこんなにも優しさと幸せに満たされるものなのか、と感じました。 …とはいえ、舞台は地方の病院。 寝る間も惜しんで(…というよりは寝る時間もなく) 第一線で患者さんと向き合った医療を提供する地域医療と 大学病院の医局で研究を極めるべくした先端医療との差異や 両医療の在り方にも触れていて、奥が深い作品。 読了後、心に残るのは、 人との関わりの中で生まれる優しさや温かさ、そして爽やかさ。 主人公夫婦、周りの人たち、ずっと見守りたいと思えます。

    0
    投稿日: 2011.06.09
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    心地よい。 主人公の考え方、ハルさんの可愛らしさ医療現場の説得力。 映画化だから読んだけど、2がすぐ読みたくなった。 ハルさんは宮﨑あおいで大正解だと思う!!!

    0
    投稿日: 2011.06.08