
総合評価
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powered by ブクログ才能の枯れた小説家が読んだ作者不明の小説は、 実話アレンジした江戸川乱歩風の小説だった。 小説家はその作者に会いたいと連絡を取る……というところから始まる 現代と作中作が交互に語られるミステリ。 江戸川乱歩風の作中作も、そして現代の小説もイマイチ共感出来ない (殺人事件に共感もクソもないと言えばないけど)まま、 そっかーって感じで終わってしまった。 双子が出てきた時点で色々察するところはあるんだけど、 問題なのは双子トリックに飽きたとかじゃないのよ。 この小説はホワイダニットに分類されると思っていて、 理由をないがしろにしてはいけないって、うみねこのなく頃にでも言ってたけど、 それにしても手厚すぎる。 身も蓋もないけど、ミステリは事件とトリックとキャラなので、 特に魅力的ではないキャラのホワイダニットを延々語られても どうでもいいなぁって。 タイトルの伏線回収も自己満足で、一言で言うとイマイチな作品でした。
0投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログ江戸川乱歩の未発表小説が発見された!? 帯にあったこの一言を見て即買い 小学生の頃に江戸川乱歩にハマり完読した私にとって、歯間からよだれが漏れ出るほどそそられた 2重3重で仕掛けられるトリックについていくのがやっとでした
0投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログなかなか面白かった タイトルの意味が、ネタバレを見てなるほどと思わされた トリックなどはある程度予想は出来たものの、ラストまでしっかり楽しめた
0投稿日: 2025.05.23
powered by ブクロググイグイと話に引き込まれました。 昔と今との時点で書き上げてる。読んだあとに他の人感想知りたくて、色々調べました。 なるほどー、タイトルにもそんな事が!
12投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログ江戸川乱歩と萩原朔太郎が探偵役、と聞いて気になり、読んでみました。 登場人物が双子にありがちなトリックとオチかと思っていたら、二重、三重に罠が仕掛けられていて、なるほど!と思いました。 タイトルの意味は分からず、検索して理解しました。 そこにも仕掛けてたか〜とびっくりです。 江戸川乱歩より、萩原朔太郎がノリノリで面白かったです。
1投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ『昭和八年、作品を書きあぐねていた江戸川乱歩は三段壁の突端から身を投げようと、紀州の白浜を訪れていた。恐怖を感じつつも、死が間近に迫る中で、とある美青年に自殺を止められる。「死にたくないのに死んでしまう人間もいるんですよ」と言い残して去っていく。その命の恩人が首をくくって死んだ、と乱歩は女中から聞かされる。自殺を止めた彼は、何故、自殺をしたのか。本当に自殺なのだろうか。乱歩と親交ある萩原朔太郎と事件を追うが』 平成に入って、突然こんな内容の『没後の未発表作』と銘打たれた作者名の欠落した「白骨鬼」と題された作品が雑誌に載った。これは乱歩の未発表の原稿か、それとも誰か別の人物が書いたものなのか。筆を折った老作家、細見辰時はその作品を読み、作者に興味を持ち……というのが、本作の導入です 不可解な作品を巡って、物語が二転三転する中で、現在と過去が思いもよらぬ形で繋がり、ひとりの人間の肖像が立ち上がってくる様は、哀しくも、深い余韻が残るものでした。ほぼほぼ作中作(ここまで比重が大きくなると、その表現が正しいのかも自信がなくなってくるのですが)で構成された不思議な味わいを持った作品で、乱歩と朔太郎のコンビも魅力的でした。
0投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ初めて読んだ歌野さんの作品。登場人物が多すぎず、ザという感じの推理作品だった。作中作品は嫌いではないし、面白いトリックだったが、教科書的すぎたので⭐︎2.5くらい。
0投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ江戸川乱歩御大の遺稿ではないかと思われる原稿の存在や作中作の江戸川乱歩&荻原朔太郎のコンビの活躍など他に類を見ない形のミステリーでありつつ、随所随所で挟まれるある推理作家と一人の若者のやり取りがどのように繋がるのかも気になりながら読み進め、想像しなかった結末だったと思いきやそれすらも覆るような仕掛けに驚かされた。歌野晶午先生のトリックスターぶりにはいつも翻弄される…
3投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ江戸川乱歩の未発表小説が発見された!という体で、とある作品が発表された。それは実話をベースにした小説で、覆面新人作家によるものだった。 出版社は江戸川乱歩を匂わせてそれを発表、話題性を狙う…って話なんだけど個人的に体調のせいか、すごく読みづらかった。 わたしのイメージの乱歩とは全然違うし、萩原朔太郎も同様に違う。小説内の小説としてのストーリーと、現実のストーリーと、それも読みにくい。 飛ばして読んでも構わないって…それはない。 最後の最後でどんでん返し⁇いや予測つきましたけど…好きな作家さんですが今回はハマらず。
2投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログ白骨記の小説とそれを巡る小説家の話。この白骨記という作中作がまぁ面白い!白浜で女装をした学生が自死しそれを乱歩と詩人萩原が謎解くんやけど展開に面白いように引っかかり転がされ、存分に楽しんだ所に予想外の角度からやってくる現実。引き込まれて面白かったなぁ。
1投稿日: 2024.07.18
powered by ブクログ「白骨鬼」というタイトルで雑誌に素人で作者を隠して連載されていた。 江戸川乱歩の未発表作品を思わせるような作風で、「夢幻」という作品で で一世を風靡したミステリー作家の細見辰時は、 白骨鬼を読み、作者名がないことが気になり、 出版社の社長に確認をする。その後、作者と会うことになるのだが・・・。 作中作で、現実と白骨鬼の作品とが交互に展開していき、 白骨鬼ではミステリーとして先が気になる展開をしていくなかで、 現実では、この作品をめぐって作者と細見との間で波乱が巻き起こる。 作品を読んでいて、単純に江戸川乱歩・風作品として発表しても 人気が出るのではと思える「白骨鬼」に対して、現実でのやり取りが、 どういう展開になっていくかというそこのおもしろさがあいまって、 2重3重に面白く、ハラハラドキドキ感が増して、最後の展開には 結構驚かされた。
0投稿日: 2024.05.29
powered by ブクログ作中作スタイルの本格ミステリです。 文庫本のあらすじに「二重三重のカラクリ」とありますが、まさにその通りでした。 これぞ、本格ミステリという内容でした。 なぜ「白骨鬼」は書かれたのか。 そのトリックは、鳥肌ものでした。
1投稿日: 2024.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作中作として描かれる【白骨鬼】を細見達明氏が纏め、出版した、という作品。 読み進めると、現実なのか作中作なのかちょっと混乱する。なんで作中作なのか、分かりにくいなぁと思っていたけれど、最後の最後でどんでん返し。 後半誰が誰だか頭ごちゃごちゃになって何度も戻った(笑) よくできてるなぁ、と感心しつつ、ありがちかもなぁ、という気持ちもありつつ。
0投稿日: 2024.01.30
powered by ブクログ作中作品の小説でした。 作中作品が何かの鍵を握っているのは考えたが、余計にわからなくなった。 作中作品も現代も一癖あり、楽しめました。 ただ、少し読みにくいのが難点かな。 乱歩の未発表小説に隠された驚愕のトリック 乱歩と詩人朔太郎の名コンビが紀州白浜の首吊り自殺の謎に挑む! 乱歩の未発表作品が発見された!?「白骨記」というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ――南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。男は、毎夜月を見て泣いていたという。乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。奇想の歌野ワールド!
10投稿日: 2023.10.07
powered by ブクログ何回も騙された! どんでん返し好きにはたまらない作品。 個人的に古典的な表現が多い作品が苦手で、少し読みにくいと感じたので、星4つ。苦手だなぁと思いつつ読み始めたけど、諦めずに最後まで読んでよかった。途中からは引き込まれるように読んでた。
1投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログ「白骨鬼」 江戸川乱歩の未発表作品がある文芸誌に掲載される。 江戸川乱歩と萩原朔太郎の2人の作家が探偵役を努めるその作品にはある秘密が隠されていて・・・。 作中作と現実パート、そしてミステリの遊び心光る技巧派作品。 がっつり作中作を取り込み、しかも江戸川乱歩の文体の寄せる徹底ぶり。 現実パートに仕組まれた仕掛けに驚嘆。
2投稿日: 2023.06.04
powered by ブクログ確かに二重三重のからくりはあるが、最後の最後は犯人の自白によって真実が明かされるだけで犯人の正体の根拠になるものがその前の文中にほとんど書かれていないので、どんでんがえしにあるすっきり感を感じず、「あっそう!?」という感じで終わってしまった(;O;)ただ、「白骨鬼(楽屋噺)」の前までは面白かった!
2投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
職場の同期に借りた。以前読んだ葉桜の季節に君を想うということと同じ作者。葉桜はどんでん返しが凄かったけどこれはトリックが二転三転あって今までに読んだことがない作風だった。作中作もすごく面白いから1冊で2冊読んでる気持ちになれる。本の中の現実と作中作がリンクして紐解かれていくんだけれど途中どっちがどっちか少し混乱した。作中作には江戸川乱歩と萩原朔太郎が出てくる。乱歩の作品は少し読んだことあるけれど萩原朔太郎の作品は読んだことないから両者の作品を知っててなお作風も分かっている人なら私の倍面白く読めると思う。両者を知らなくてもミステリーとして十分楽しめると思う、ボリュームはあるけど。タイトルの意味が最後まで分からなかったけれど読み終わって少し時間が経ってから「あ、そういうことか!!」ってなった。
1投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログ小学生の頃に初めて手に取って、そしてミステリの世界に足を踏み入れるきっかけとなった作品。 江戸川乱歩やら萩原朔太郎やらと書かれたらなんだか難しそうではあるが、そんなことはなく、そして意外な連鎖にきっと驚くはず
2投稿日: 2023.01.10
powered by ブクログ白骨鬼:南紀白浜で女装青年が首吊自殺。事件に違和感を感じた乱歩と朔太郎が探偵となり事件を探る。 現実:作家細見が白骨鬼(西崎作)を休載させる。 白骨鬼の事件の裏に隠された真実が「死体を買う男」 白骨鬼は警官の犯罪捜査記録が下敷。事件関係者は現存。乱歩と朔太郎に目が行くが,事件には裏がある。
15投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ全く予備知識なく店頭での見出しだけで手に取って読んでみました。この作者さんとも接点は初めてです。 結論としては、よく練られたトリックというか、構成ではあります。ただ、展開として全くドキドキ感が得られなかった。 そもそも、このような一昔前な文体だともわからずに手に取ったのですが、このような文体だとドキドキできるだけの私の器がないのかもしれません。文学としてはそれなりにいいのかもしれませんが、江戸川乱歩も萩原朔太郎も名前しか知らないようなバックグラウンドの私にはちょっと厳しかったです。
0投稿日: 2022.11.21
powered by ブクログ江戸川乱歩と萩原朔太郎のコンビ! なんですが、萩原朔太郎の作品はまだ未読。江戸川乱歩は小学校の頃「怪人二十面相シリーズ」をとにかく読みまくってましたが、少し記憶も薄れていました。 作中作で描かれる『白骨鬼』。古風な描写で少し読みづらい部分もあったが、江戸川乱歩好きなら面白いと感じるかもしれません。 トリック自体はそんなに驚いたものではないが、ヒントに気づかなかったことが少し悔しい。 歌野さんが江戸川乱歩のことめっちゃ好きなんだなってことがよく伝わる小説。
1投稿日: 2022.10.18
powered by ブクログ物語の半分くらいまでは予想どうりでしたが、さらにそこから二転三転あるとは恐れ入りした。 タイトルの死体を買う男が最後まで??でした笑
1投稿日: 2022.09.08
powered by ブクログこの作品は、江戸川乱歩と萩原朔太郎が活躍する作中作『白骨鬼』の世界とその原稿を追いかける細見辰時の現実世界の二重構造になっている。やがて二つの世界の繋がりがはっきりしてくる展開が面白い。 『白骨鬼』は乱歩の未発表作との位置付けであり、主人公も乱歩だし、文体などもその作品を模しているようである。乱歩の作品に親しみがあれば、そのあたりも楽しめたかもしれない。 双子の入れ替わりトリックで二転三転するのはベタな展開で先が読めてしまった。 また、『死体を買う男』というタイトルについて、最後までなぜこのタイトルなのかわからなかった。調べてみるとアナグラムが関係しているとのことだが、今ひとつすっきりしない。
1投稿日: 2022.07.25
powered by ブクログ江戸川乱歩作品を知らなくても面白く読めると思います 生粋のミステリ好きが書くミステリ!! という感じ 種明かし部も、これでもかこれでもかと出るわ出るわで しかも、ひとつ残らずすべて綺麗に伏線回収がされているし、 文章自体はちょっと時代を感じるんだけど それでもちゃんと全部理解できたし 作中作?スタイルなんで またすごいお得感 桜葉… 絶望ノート など もう歌野晶午さん最高です もう
1投稿日: 2022.05.19
powered by ブクログ発想が素晴らしく、昔の文豪にありがちなねちっこい文章は見事。この手の作品は本家に比べると見劣りすることが多いが、入れ子構造がそれをカバーしている。ただ、結末はまあ落ち着くところに落ち着いた。どんでん返しのテイストは刀城言耶みたいなイメージかな。
1投稿日: 2022.03.30
powered by ブクログ「白骨鬼」という探偵小説からこの物語が始まる。その作中で、縊死体が消えるという珍事が起きる。警察は風により、崖から海へ落ちたと結論づけたが… この雰囲気、謎が謎を呼ぶ展開。江戸川乱歩が好きな人には堪らないだろう。 最後の最後にこの本の題名に納得。
1投稿日: 2022.03.08
powered by ブクログ2022年2月15日読了。 ・ 平成2年・江戸川乱歩の没後25年という節目に、ある作品が発表される。 『白骨鬼』と題されたその作品は、乱歩の未発表作ではないかという謳い文句で雑誌に掲載され注目を集めていた。 独特の文体・語り口・雰囲気はまさに乱歩の作風。 乱歩本人と思われる主人公が旅行先の宿で不思議な男に遭遇するところから話は始まる。 その男は、仲居の話によると夜な夜な女性ものの振袖を着て、顔に白粉を塗りたくり見るも無惨な醜貌で窓から月を眺めているのだと言う。 興味を惹かれた主人公は、その男について調べ始めるがある日突然、女装姿のまま首を吊って自殺してしまう。 しかも、第一発見者が少し目を離した隙に忽然と遺体は消えてしまったという。 謎に溢れたこの事件を、乱歩と友人である詩人・萩原朔太郎が探偵の真似事をしながら調べていく。 ・ この作品を読んだ元ベストセラー作家・細見辰時は、すぐに乱歩の作品では無いと判断し出版元の知人関係者に確認した所、案の定それは乱歩の未発表作などではなかった事が判明する。 だが、この作品を書き上げたのは20歳そこそこの新人作家であるという。 そんな若者が、あの乱歩と見紛うような文章を書いたとなると意外であり、疑わしささえ覚えた。 出版社の担当から、その作者は細見辰時の大ファンだという事を聞き、好奇心から一度会ってみる約束を交わす。 ・ ・ 歌野晶午氏、初作品。 小学生の頃、『少年探偵団シリーズ』の『怪人二十面相』や『黄金豹』や『電人M』等々、図書館から借りてきては黙々と読み、大人になってからも春陽堂書店の『江戸川乱歩文庫』を全て集めた、乱歩の一ファンとしては読んでおきたい作品だった。 正直トリックや結末の意外性はそこまでインパクトのあるものでは無かったが、乱歩を彷彿とさせる文章や、各見出しのタイトルが『双生児』『屋根裏の散歩者』『白髪鬼』など全て乱歩の作品名になっており、内容も関連付けられていて面白かった。 ・ 乱歩と思われる主人公が、宿で『廣宇雷太(ひろうらいた)』という偽名を名乗った時に これは乱歩の本名の『平井太郎(ひらいたろう)』のアナグラムじゃないか!と一人でほくそ笑んでいたら、しっかり作中でそれについて触れられていてガッカリした。 しかし、そのアナグラムが後々重要になってくるとは…。 ・ 久々に江戸川乱歩風の作品を読んで感化されて、本家の乱歩作品をまた読み返したくなってしまった。
2投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログ作中作ってヤツやな。 作品の中に出て来る作品。 結局、お前は、兄なのか?弟なのか?どっちやねん!って最後まで引き摺ってしまう… 更に今は、どの作品の中や?というのもあって、何か微妙に、絡んでて混乱して…(^^;; 二段三段にトリックしてて、「う〜ん…う〜ん…」と唸らされながら終わりまで〜 雰囲気は、江戸川乱歩とかが活躍するので、時代がかってる感じやけど、ええ感じ。 ミステリー小説というより、推理小説って文言が似合う。 タイトルの「死体を買う…」ってどこに関係するんやろ? と思ってたら最後に登場。 トリックだけだなく、登場人物の心情にもホロリ(T . T)
33投稿日: 2021.12.26
powered by ブクログ同じ歌野晶午作品の「葉桜〜」のような驚きや感動を期待しているとちょっと肩透かしを喰らう。 作中作の形式で江戸川乱歩を真似た文体で書かれているとのことですが、私自身が江戸川乱歩作品を読んだことがないこともあって、文体や時代描写の魅力や上手さがわからなかった…。 乱歩や朔太郎が好きな読者なら楽しく読めたのかもしれませんが、2人がじゃれてる場面がちょっと冗長だなぁ…と思いながら読みました。
3投稿日: 2021.08.30
powered by ブクログトリック自体はそこまで新しいものではない。 でも入れ子構造になっていてテンポ良く読める。 トリックや伏線回収にそこまで重きを置いておらず、キャラクターの魅力や心情描写で読ませる作品だと思った。 驚きはなかったけれど、双子の入れ替わりミステリの中ではこれが一番好き。
1投稿日: 2021.08.28
powered by ブクログ作中作が登場する長編。あらすじから乱歩と朔太郎がメインとなって活躍するのかと思っていたのだがちょっと違っていた。結末は正直言ってそれほど意外でも突飛でもないのだが、それでも最後の犯人の心情のリアルさはなかなか真に迫っていたように思う。
1投稿日: 2021.08.02
powered by ブクログなんか、読んでる途中でふと「これって、歌野晶午さんの本だっけ?」と思ってしまう感じだった。 いままで読んでいた歌野さんのと、なんか違う気がして。 江戸川乱歩と萩原朔太郎とか出てきて、なんだか不思議な感じだった。 あっ!と驚く、という感じではなかったかなあ。
0投稿日: 2021.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
題名から想像したより怖くなかったが、最後の最後であっと驚く事はありました。 2つの物語が並行してこの登場人物はどっちだ?となる事がありました。しかし、段々と読み進めるうちに理解してきましたが、最後の最後でまさかの混乱がありました。 それもなんだか面白いと思ってしまうような怖い以上にえ?どいういう事?となる事が多くありました。
0投稿日: 2021.05.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み易い 二転三転するし面白かったけど求めてるどんでん返しのゾクゾクはなかった 先が読めたとゆうか双子の設定で似たようなの読んだことある気がする(笑)気がするだけかも知らんけど(笑)
0投稿日: 2021.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大正ロマン(であってるかな?)なお洒落な空気のどんでん返しミステリって感じで楽しかった。 作中で登場人物が「○○ってことはこうなのです。」と言い切り、それが決定打になって推理を完成させたにも関わらず、次の展開では【異なる結論ありきで】同じ事象について「そうとは限らないだろう」ってあっさり否定して推理を覆してしまうのが、なんというか、仕方ないのかな…………って感じでもやっとするが些細なことといえば些細なことかな。 あまり重くもならないエンターテインメントって感じで楽しめば十分楽しい作品だと思う。 屋根裏の散歩者とか、人間椅子とか、色々楽しかった。 作中作の二重構造というのも、混乱するかな?と心配したけど全くそんなことはなく楽しめた。さすが。
0投稿日: 2021.04.29
powered by ブクログ乱歩と朔太郎を探偵役にした、乱歩風の作中作を含む怪作。作中作は楽しいけど、文体模倣はあっさりめ。乱歩はもっとねちっこい気がする。
0投稿日: 2021.04.10
powered by ブクログ読み切るのに時間がかかった。 あっちがあっちでその人があっちでそれがあれでこれ? げっっっ。 ってなる
0投稿日: 2021.03.30
powered by ブクログまた一番最初の「自序」から読むと、まったく違うミステリーになる…世界を魚眼レンズでぐるっと一周させて観るような感覚。面白かった…!
0投稿日: 2021.03.22
powered by ブクログ江戸川乱歩と詩人の萩原朔太郎が不可解な事件に挑む本格推理小説「白骨鬼」が江戸川乱歩の未発表作と題し、雑誌に掲載される。「白骨鬼」の本編紹介と謎に包まれたこの作品に隠された真実を追う物語。 本書を読んで、動機や状況証拠を丁寧に考察することで、真相にたどり着くまでに推理が二転三転する展開に、本格推理小説ならではの面白さを感じました。 本書は、江戸川乱歩の作風に見事に寄せて描かれている点が評価されており、自分自身は江戸川乱歩の小説を読んだことがないので、本家の小説も読んでみたいと思いました。
1投稿日: 2020.09.27
powered by ブクログ面白かったです。 江戸川乱歩の未発表作品として掲載された作中作が楽しい。江戸川乱歩と萩原朔太郎が探偵役になり、月恋病の青年の事件を追う。乱歩調の文体なので高まりました。 乱歩をキャラクターにした小説は他にも読んだことがあるので(久世光彦さんの乱歩作品もかなりいい)、乱歩のまごまごしてるところは本当にこんな人だったんかな…となっているのですが、萩原朔太郎も良いキャラしています。作中作を執筆した青年と、彼が心酔していた老作家とのやりとりは途中で気分悪くなりましたが、そういう事だったのか…と腑に落ちたときに心が晴れました。だからこのタイトルなのか。 二転三転する展開で引き込まれる作品でした。
1投稿日: 2020.09.17
powered by ブクログブクログ開始の本は、 歌野晶午の「死体を買う男」。 乱歩と萩原コンビの探偵物語を楽しく読み、 終わりの結末と、どんでん返しの演出は、流石の歌野晶午のミステリーだと思った。 ミステリー小説(映画やドラマでも)は、展開を予想して、5割は予想通りの展開になっていくけれど、今回はまた残り半分でしたね。 やっぱり! からの終章、今回は後日談での種明かしが、物悲しく、あの男の狂気じみた必死さが寂しく、みっともない中の美しさが好きだった。 あんまり読んではないけれど、乱歩のような文体はすっと頭に入って良かった。
6投稿日: 2020.09.11
powered by ブクログ途中はほんとに乱歩を読んでるのではと錯覚した。 何重にも掛け合わされたトリック。根拠は薄弱でほとんど推測という感じだが、それでも妙に納得がいく。 最後に弾き出されたのは哀しい真実。 萩原朔太郎のキャラがよかった。 死体を買う男というタイトルはどういう意味なんだろう…?
2投稿日: 2020.08.19
powered by ブクログ乱歩を模した作中作とそれをめぐる話の多重構造。作中作自体が乱歩の贋作として結構良くできている。時代がかった文体が楽しい。一方、外側の話も作中作と絡めてラストに向かって盛り上げっていく感じが良い。
0投稿日: 2020.08.09
powered by ブクログ先日のお出かけ先で「3000円以上お買い上げで駐車料金割引」という謳い文句が。平日上限が1500円。んー、どうせなら本を買おうということで3000円分、歌野晶午さんの文庫本を4冊ゲット!その内の1冊がこれ。まぁ1200円に…割引300円か、微妙。まぁ出版業界に少しでも貢献したと納得だけども。 そしてこの本、作中で「白骨鬼」という乱歩の未発表作が発見!?言わずと知れた江戸川乱歩と詩人の萩原朔太郎、2人が事件の謎を解明する物語。なのだが度重なる仕掛けにワクワクする本格ミステリ!ミステリ好きにはおススメ!さすが歌野さん! 作中作「白骨鬼」では、白浜の宿で夜な夜な似合いもしない女装をし、月を見ながら泣く男。そして一本松での首つり自殺。その死体が消えた。乱歩と朔太郎は犯人捜しの冒険に出る。 本編の物語では、乱歩の未発表作があったのか?作者は誰だ?と主人公はその作者と対峙し、その作中作を我が物にしようと企むのだが…。二転三転する物語。そして二重三重のしかけが!タイトルも「したいをかうおとこ」→「とおいかこをしたう」とアナグラムに!読めば納得のタイトル。 そして後日、4冊のうち1冊「絶望ノート」は既読だった事実に愕然とした。(笑)
3投稿日: 2020.06.24
powered by ブクログどっちが犯人なんだろう…と最後まで考えながら読むことができた。時代背景は現代ではないが、想像しながら読めた。
3投稿日: 2020.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まるで本当に江戸川乱歩の本を読んでるみたいだった。乱歩って小難しそうで頭にすって入ってくる文章なんだけどこの本もめちゃめちゃ読みやすかった。といいつつ江戸川乱歩すごく好き!とかそういうのじゃないけど、、。推理小説の古株代表みたいな人だから読むことは読むじゃんて感じ。という謎の弁解。 トリックは複雑怪奇のどんでんがえし!って訳じゃないけど注意深く読んだらほんとじゃーんってなるやつで、乱歩と萩原朔太郎のかわいいコンビの推理合戦も相まって楽しく暴かれてったね。この2人めちゃめちゃ頭いいんだろうけど、やってることもめちゃめちゃだから全然頭良さそうに見えない。好き。 死体を買う男というタイトルは最後の1行でなるほどーとなります。私はなった。他は知らん。
0投稿日: 2020.05.11
powered by ブクログ乱歩と萩原氏の掛け合い、舌戦が面白く、読めば読むほど引き込まれた。 確かに二重三重のカラクリが隠されていて、読み進めていくうちになんとなくわかった気にはなっていたけれど、最後は「やられた。」と思った。
3投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログ読みやすく、どんどん引き込まれる。 途中何となく気づいた気になるけど、的外れだと 分かり、さらに引き込まれる。 そして結末に痺れる。 裏切られ、最期には「なるほど 」と。 今回も最後の一文に魅了された。
0投稿日: 2020.04.24
powered by ブクログ独特な雰囲気の中で展開されるストーリー。 最後、そうだったのか!と。 静かな月夜の晩にまた読み返したい。
1投稿日: 2020.01.14
powered by ブクログまるで江戸川乱歩の未発表作かのような小説が雑誌に発表され、細見は衝撃を受ける。 作家でありながら永らく満足のいく作品が書けずに苦悩していた細見はその作者が自分のファンだと知り、彼と会う約束をし、どういう経緯で書くに至ったかを聞き出すに至る。 しかしそこにはとんでもない過去が隠されていた。 歌野晶午さんの作風として一筋縄ではいかんのだろうと思いつつ読み進めたけど、これは想像を何回もひっくり返された。 しかしタイトルのアナグラムはどうなんだろう。 ネットで言われているのは歌野さんが意図したものと合ってるのかなあ。 たしかになぜこのタイトル?とは思うものの、それを正解とも思えない。
0投稿日: 2020.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作中作の形になっている。 作品と現実が入り混じって進んで行くのが良い。 このストーリーは斬新で大好き。
0投稿日: 2019.11.27
powered by ブクログ他の作品と立て続けに読みましたが、こちらはまた雰囲気が違ってよかったです。 早く結論を知りたくなってしまって、せっかくの綺麗な文章を若干斜め読みしてしまいましたので、時が経ったらまた読もうかしらと思っています。
0投稿日: 2019.08.21
powered by ブクログ江戸川乱歩の未発表作?雑誌に連載開始された「白骨鬼」。作中作として進むこの話は乱歩と萩原朔太郎が謎に挑むという、いかにもな乱歩の雰囲気を纏っています。一方で外側では、作家細田辰時がこの連載に固執します。「白骨鬼」の中の謎には読者としてはよくあるトリックを想像するのですが、さすが歌野さん、そんなにすんなりとはいきませんし、それだけでは終わりません。外側の世界と作中作の世界が繋がったとき、思わずため息がもれました。葉桜のようなインパクトではありませんが、新本格らしいお話で十分に楽しみました。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ小説の中で小説が展開し、ラストにはXXXXXになって、 どっちの小説か頭が混戦してくるという、凝ったお話。 最後の最後まで犯人が特定されなくて、 数度のどんでん返しには舌をまきました。 江戸川乱歩ほどのおどろおどろしさはないものの、 似たような雰囲気で、江戸川好は満足すると思われ。
0投稿日: 2019.04.08
powered by ブクログ江戸川乱歩を読んだ事が無いので、その辺りはなんともですが、純粋に面白かったです。 読んでいく中で、自分の中で出来たキャラを、上手く裏切ってくれました。 登場人物の描写が上手いのですかね。
0投稿日: 2019.03.13
powered by ブクログ作中作の文体、時代背景や人物描写に作者の拘りを感じる。本格作家なら誰しも乱歩トリビュートに挑戦したくなるのが性なのだろうか。
0投稿日: 2019.02.07
powered by ブクログ超有名な、葉桜に〜の次に読んだ歌野晶午。 乱歩が乗り移ってるのか?!と言うくらいの文章表現に驚き、何故か改めてこの理由でこの作家を尊敬してしまった。 肝心のミステリーも流石、と言える作品。
1投稿日: 2018.11.09
powered by ブクログまあ面白かった。 江戸川乱歩とか読んだ事がないので、あまり分からない部分もあった。 珍しい構成で良かった!
0投稿日: 2018.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何層にも重なる謎にノスタルジックな文体と、どっぷり世界観に浸れる作品。古典的なようで新しさの光る、清々しい小説。
0投稿日: 2018.03.13
powered by ブクログ図書館 乱歩と朔太郎が謎解きをすると聞いて。始めて読む作者さんだったんですけど面白かったです。久しぶりにミステリー読んだわぁ
0投稿日: 2017.11.07
powered by ブクログ時代設定的に若干の読み難さはあったけど、それ以上にグイグイと引きずり込まれる展開。 すごく久しぶりに★5の本に出会った。
0投稿日: 2017.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
双子が出てくる時点で「双子トリックかな?」とはミステリ好きなら思うと思う。 そしてさらに「まさか分かり易すぎる双子トリックを使うなんてあり得ないからこれは双子トリック入れ替わりトリックに見せかけて実は入れ替わってなかったです」みたいなひっかけかな?とも思い至ると思う。 ただ大絶賛されてたからまさかそんな安直なネタで来るとは思わなかったので実際後者だった時は「え?」となった。どんでん返しを謳うなら多くの人間が思いつくようなのはちょっと……と思った。
0投稿日: 2017.06.18
powered by ブクログちょっといまいち。 この世界観についていけなかった(笑) 作中作の形式を取っている物語。 ここからネタばれ含みます。 江戸川乱歩が主人公の作者不明の「白骨鬼」という小説が乱歩の未発表作品のような売れこみで発表されます。売れない老ミステリ作家はその作者に対して自分の名前で発表したいと告げ、ありとあらゆる手段を行使します。印税もいらない、ただ、自分の名前として発表したい。それがまず概略のストーリ。 そして、その「白骨鬼」のストーリでは、まさに乱歩の世界観のようです。(ってあんまり知りませんが) 乱歩が自分の作品が描けなくなってきたことを思いつめ、紀州で自殺しようとしたときに、それを思いとどまらせた青年。 しかし、その青年が翌日、自殺します。それも女装して.. その青年は夜な夜な月をみて泣いていた。 その青年は自殺なのか?他殺なのか? 乱歩と友人の萩原朔太郎がコンビを組んでその謎に迫ります。 結局、その青年は、双子。 死んでしまったのは兄なのか?弟なのか? となり、最後、事件の真相が明らかになって、おしまい... とはならず、なぜ、老ミステリ作家がこの「白骨鬼」という作品を自分の名前で出したいか?といったところが最後の見せ場となっています。 そのための作中作となっています。 よくねられたものだなぁって感じです。 ヒューマンドラマがあるとか、人物的に掘り下げられているとか、感動しっぱなしとか、だまされてたぁ!!とかいったところがなく、いわゆる謎解きに終わってしまっているので、ちょっといまいちっていう評価です。 二重三重のからくりが隠されていた! はまさにその通り
1投稿日: 2017.02.25
powered by ブクログ江戸川乱歩の未発表作、を思わせる触れ込みで雑誌に発表された小説「白骨鬼」。それは、江戸川乱歩と萩原朔太郎の2人が奇妙な事件に遭遇して推理を巡らせる顛末を描くものだった。 かつては推理小説作家として名を馳せた細見辰時 が「白骨鬼」とその作者に興味を持つところから、話は始まる。 作中作として語られる「白骨鬼」と、現実での「白骨鬼」を巡るやりとりの構成、そして多分江戸川乱歩や萩原朔太郎好きならもっと楽しめるんだろうなと思わせる作品に因んだ小ネタで彩られた空気感、総じてその織り成す世界観が練ってあるなー。という全体図。 トリック部分は種明かしがされれば、まあそうだよねー的な部分も勿論多いのだけれど、それを補う空気感である江戸川乱歩や萩原朔太郎という文学的要素も含めて、活字ならではの作品。
0投稿日: 2016.12.13
powered by ブクログ作中作の形式を取った作品。乱歩の作風をまねた作品にサイドストーリーがあり、さらにその真相は…と仕掛けがいくつも用意されている。 満足。
1投稿日: 2016.09.22
powered by ブクログある小説を展開していきつつ、本題の作品があります。混乱することもなく、読み進めていけます。トリックというか、話の展開は先がよめてしまいましたが。全体的に重めの作品です。
1投稿日: 2016.09.03
powered by ブクログ作中作物 結構面白かったなぁ歌野さん結構読んだけどこれまた雰囲気が違って良い。 私の中で歌野作品では結構上位。
1投稿日: 2016.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
*乱歩の未発表作品が発見された!?「白骨記」というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ――南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。男は、毎夜月を見て泣いていたという。乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。奇想の歌野ワールド! * 乱歩風の文体が独特で、シーンが交互に入れ替わるため、多少の読みにくさは否めない。が、さすがは歌野さん、このラストに持ってきましたか!と唸りました。読みにくさを我慢してでも読む価値あり。
1投稿日: 2016.05.25
powered by ブクログ少年時代、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを読んで育った私にとってはなんだか懐かしい文体であの頃のようなワクワクした気持ちで一騎に読みきることができました。 ラストはそういうことだったのか。と全てが繋がった感じでスッキリと終わることができました。
1投稿日: 2016.05.14
powered by ブクログ作中作形式の1冊。 読み終えてみるとカナリ複雑な構成となっているのだが、読んでいる時は、それほど抵抗感なく読み進められた。 秀でた構成力と文章力を感じる。
1投稿日: 2016.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
西崎和哉という無名の作家が「白骨鬼」という江戸川乱歩が主人公の小説を,作者が分からない小説として発表する。細身辰時というミステリ作家は,西崎に対し,「白骨鬼」を自分の名前で発表したいと告げる。西崎が首肯しないと,裏から手を回し,最終回に当たる第三回を雑誌に掲載させないという手段を取り,自分の名前で発表するように,西崎に迫るというストーリーの話。 作中作の「白骨鬼」は,江戸川乱歩がワトソン役で,萩原朔太郎が探偵役になっている。この作品は,江戸川乱歩好きなら楽しめるのかもしれないが,そういった加点要素がないと,全く楽しめないというレベルではないが,及第点以下の作品でしかない。 真相は,「白骨鬼」は,実際にあった事件をベースとして,西崎が登場人物を江戸川乱歩にしたという設定になっており,細身こそが,「白骨鬼」のモデルとなった事件の真犯人で,遺作として自分の犯罪を告白する形で発表したかったというものになっている。 意外性がないわけではないが,ミスディレクションとなるような仕掛けがないので,真相を聞いても「ふーん」としか思えないのが残念。材料は一流だが,うまく料理できていないという印象がある作品。シンプルでそれなりには楽しめる作品ではある。★3で。
1投稿日: 2016.01.04乱歩と朔太郎が実際に交流があったのかわからない
大好きな作家さんの1人です。 なぜかReaderには歌野氏の作品が少ない! 要望も出したのだけど、一向にアップされません。。。 「白骨鬼」上のストーリーと本編のストーリーが2本立てで、 ごっちゃになりやすかったけれど、それも著者の意図なのかも。 トリック自体は目新しいものではないし、あ~やっぱり、という感じがしたが、 「白骨鬼」上の背景も、本編の背景も2転3転して、そこは楽しめました。 最後に謎が1つ残ったけれど、それは「白骨鬼」上の話だから、まあいいか。。。
1投稿日: 2015.11.25
powered by ブクログ他の作品「葉桜の季節に君を想うということ」を娘からもらった時「あっこれパス」て思ったが仕方なく通。題名から甘いハーレクィーン物語を覚悟してたがご存知の通りの大傑作。以来この人の作品に注意してた。 アマゾンにて題名とキャッチコピーに惹かれて購入。 この人いったい何歳って思うくらい昭和20年代生まれの感覚にストライク。 「フランスへ行きたしと思えどフランスはあまりに遠し・・」の詩と朔太郎とをリンク出来るのは我々迄くらいと思ってたが、さにあらず。 うま~く朔太郎の詩とこの作品を内容に混ぜ合わせてる。私は国語2なのになぜか朔太郎だけは好きったので、作品のキャストに登場させてくれたのもウレシイ。又登場させる必然性も大いに納得。 年令から逆算して戦前の大衆文学に興味をもたれたのは12歳くらいでは。 っていうのが私の中学高校時代に戦前大衆文学のプチブームがあってイロイロ再出版されてた。 私も、乱歩含めてその他「新青年」作品等にドップリと浸れた時代です。 乱歩、新青年作品数編、月に吠えるの3つを読んだ事がある人にはたまらないノスタルジーを感じる。 読まれて無い人でも一級のミステりーとして満足できる。
1投稿日: 2015.10.13
powered by ブクログ江戸川乱歩の未発表作と言われる”白骨記”に書かれている女装学生の首つり事件。。。なんとも怪しい事件ですが、この事件の背後にはドロドロとした人間関係が。白骨記内のノスタルジックな描写や休筆中作家・細見のキャラクター、ありきたりだけどちょっと捻ったトリック等、結構おすすめの作品です。
1投稿日: 2015.07.05
powered by ブクログ構成にこだわったミステリー。アナグラム。 約5年ぶりの再読。前回よりも楽しめた。 タイトルいいですね。 死体を買ったのは誰?死体とは誰?(何?) 派手さはないが、細部まで楽しめる。
1投稿日: 2015.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
歌野氏の本を読むのはこれが初。 江戸川乱歩と萩原朔太郎が探偵するときいて両氏が大好きな私はもうそれだけで飛びついた。 え?真相もしかしてこれかな…簡単すぎない?と油断してたら二転三転あったので良かった。 まさに私は「表面を見ただけで、したり顔で結論を出してしまった。」ということだったんだなぁ。 作中作の『白骨鬼』は乱歩を意識してるんだろうけどそこまで文体が似てるわけではないなぁと思った。 まぁ『屋根裏の散歩者』『白髪鬼』など乱歩好きにはたまらない題ばかりでわくわくはしたけども。 私は乱歩と朔太郎が出てるだけで面白かったからいいけど、両氏、特に乱歩の作品を読んでないとわからないネタとかもあるので二人をよく知らない人が読んだらと考えるとミステリ的にはそこまで目新しいこともなく★3といったあたりかな。
1投稿日: 2014.11.14
powered by ブクログこの人を作品を読んだのは「長い家の殺人」以来。江戸川乱歩のオマージュかと思ったが、そんな雰囲気でもない。ミステリーとしてそれなりに面白いけれど、あっと思わせるほどの凄さはないように思う。
1投稿日: 2014.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半はだいぶつまらなかった。死んだと見せかけて生きてるとか双子の入れ替わりとか予測できちゃうよと思いながら読んでたけど最後にどんでん返し。そしてさらに大どんでん返し。 終わってみたらなかなか面白かった。 ----内容紹介---- 乱歩の未発表作品が発見された!?『白骨記』というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ―南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。男は、毎夜月を見て泣いていたという。乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。奇想の歌野ワールド。
1投稿日: 2014.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
歌野さんは以前読んだ本がわりと好きなので読んでみましたが、今回は読んだ組み合わせが悪かったのか、あまり印象に残りませんでした。 芥川龍之介と萩原朔太郎が探偵役?のレトロな雰囲気漂う物語でした。 トリックも良かったのでほかのときに読めば「すごい!」って思ったかもしれません。
1投稿日: 2014.04.29
powered by ブクログ40年前のミステリー小説と現代の作家が リンクする2重の物語。 途中で繋がっている風が面白い。 もう少し比重が現代にあったらよかったと思う。
1投稿日: 2014.03.13
powered by ブクログ面白かった。 歌野晶午は「葉桜の季節に君を想うということ」しか読んだことがなく、そしてそれはあまり私の琴線には触れなかったのだが、本作はかなり刺さった。 「どんでん返し」の強さはさほどでもないけど、面白い。 タイトルの意味は自分なりに解釈したものの…「ああああ!!!」みたいな衝撃が欲しかったなというのが本音。 ただ、作品内容はとても面白く、一日で読み切ってしまった。
1投稿日: 2014.02.19
powered by ブクログ作中作という形で事件が進み、後半はどんでん返しの連続で、楽しめた。 作中に登場する江戸川乱歩&萩原朔太郎好きであったなら、もっと楽しめたかもしれないのが惜しい所。
1投稿日: 2014.02.13
powered by ブクログ作者の乱歩・朔太郎に対する思い入れが成せた業でしょうか。謎そのものはそう驚くものではないのですが、細かいところが手が込んでます。まさか古めかしい仕様のトリックも作者の意図したところなのか。
1投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ作中作の構成をとる作品。登場人物に双子が出てくる話はあまり好きではないせいか、のめり込めなかった。トリックにも大きな驚きはなかったが、ネットのネタバレで知ったタイトルの意味に一番感心した。
1投稿日: 2014.02.03
powered by ブクログ作中作の形をとり、仕掛けが巧妙に張り巡らされた推理小説。全体的に江戸川乱歩風の文体がとられているため、読みづらく感じることもあった。好みがかなり分かれるのではないか。
1投稿日: 2013.12.02
powered by ブクログ物語の中に物語がある。入れ子式のお話。 二転三転とする展開がおもしろい。 劇中劇の登場人物は、江戸川乱歩と萩原朔太郎。 朔太郎の詩も読みたくなった。
1投稿日: 2013.11.15
powered by ブクログ間違いなく読んだのにレビューを書いていなかったようです。 作中作に巨匠を登場させるという無茶な試みも、歌野氏だったら許せてしまう。でも、ファンじゃなければ無礼と感じるかな?
1投稿日: 2013.11.10
powered by ブクログたまたま手にとって購入した本。乱歩と朔太郎とともに読み進めていく感じでした。すんなり入り込んで一気読みでした。おもしろい、それ以上の言葉で表すと嘘くさくなりそうなので、これ以上は本を読んで自分で感じていただきたい。
1投稿日: 2013.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸川乱歩と萩原朔太郎が探偵となって事件を解決する作中作の白骨記と白骨記の作者・それを読んだかつての小説家とが織りなす現代が絡み合う小説。 白骨記は乱歩調の小説で状況の描写がなかなか艶めかしいカンジ。 でもあまり乱歩を読まない私にはなじまなかったかな……推理も双子がでてきた時点で入れ替わりは解ったし……本格と言われればそうかもしれないですが。 でも作中作と現代が絡む構造は好きです。 結末も悪くないと思いました。
1投稿日: 2013.10.23
powered by ブクログ作中作で過去と現在が入り乱れた構成になっています。ストーリーが二転三転し、秘められた真実が少しずつ明らかになる展開はそれなりに楽しめますが、ちょっとややこしかったのでもう少し簡潔な構成にして欲しかったです。 作中作は乱歩らしい雰囲気が出ていて面白かったです。ただ、江戸川乱歩や萩原朔太郎に思いいれがないと面白さが半減する気がしました。
1投稿日: 2013.10.05
powered by ブクログ私は江戸川乱歩の作品を全く読んだことがないので、乱歩の文体をまねてるということになってる作中作の『白骨鬼』には読みにくさを感じました。 でも読んでいくうちに慣れていくというか、むしろ古っぽい感じがちょっと好きになってきたりして。 『白骨鬼』のほうもそれ以外の部分も内容がおもしろいので、最初は読みにくかったけど、読み進めていくと止まらなくなっちゃいました。 作中作という形式とか、アナグラムの仕掛けとか、実は!というような驚きの真実とか、読んでて楽しめる要素がいっぱいあって良かったです。 でも、二重三重のからくりとか、どんでん返しとか言われてますが、やっぱり葉桜なみの衝撃は期待しちゃダメですね。 期待しちゃった分の「こんなもんか」感はちょっと否めませんが、それでもおもしろかったです。 ラストまで読んでタイトルの『死体を買う男』について考えてみて、これはなんか仕掛けがあるだろうと思ったんですが、結局検索しちゃいました。 歌野晶午の『死体を買う男』は、細田辰時の『死体を買う男』であり、そのなかに作中作として西崎和哉の『白骨鬼』が含まれているという構図がすごいと思いました。
1投稿日: 2013.09.26
powered by ブクログ1995年の刊行ながら未読だったこちらを今更ながら読了。 作中作の形で乱歩を真似た文体、そして探偵役に当の乱歩と萩原朔太郎というのですから、ずるいプロットだなぁと思いつつも、純粋に楽しみました。
1投稿日: 2013.08.14
powered by ブクログ2回も3回も展開があって面白かった。 最初登場したとき、凛としていた塚本直の印象が読み終わると可哀想な人にみえる。
1投稿日: 2013.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸川乱歩調の作中作。遺作が発見されたかと思いきや、新人の乱歩ファンの作家が文体を真似して書かれたという設定。これだけで、もうご馳走様と言わんばかりの展開なのに、まず、その作中作が面白い。着物を着た女装の男性、死ぬはずのない彼が自殺した。その彼を追っていく乱歩と萩原朔太郎。単なる自殺と思いきや、そこにはいくつものトリックが使われていて……歌野らしい見事なハウダニット。さらにそれらが現実世界とリンクしていて。 と、ミステリーのお手本らしい作風。 ドガーンという落差があるストーリーではないが、想定していた裏をかいてくる作者の良質な部分が光っている作品。と絶賛するしかないのである。
1投稿日: 2013.06.30
powered by ブクログ「江戸川乱歩」の文字に惹かれて読んでみたものの、そういう意味ではがっかり。 乱歩である必然性が感じられない。 女装趣味の異様さが乱歩をなぞっているのかもしれませんが、着想なのか描写なのか、まったく薄っぺらく感じます。 作者は乱歩が好きなんだろうな、という程度。 内容的には十分ですが。 それぞれのキャラクターの魅力には欠けますが、話の流れ、佳境に入ってから更に現れる重要人物、結末。どれも満足です。 ワトソン役である主人公が必要以上に愚かでないのもいい。 正直解決編はよくある感じでまぁまぁ面白いという印象でしたが、最後の一捻りが全体に華を添えている印象です。(読めるといえばまぁ読めていたのですが、そこは目をつむって) 誰がどうがんばっても、今となっては確かめようがないという事実が、薄ら寒さを感じさせていい。 だからこそ、手記の最終章は蛇足のようなイメージですね。 もう少し他の見せ方があるような… 総評としては、まさしく可もなく不可もなしといった感じ。 この作者の作品は、読む人が読んだら変え難いほど面白いんだろうなぁ。 なんとなく私は相性が良くないかも? とは言いつつ、面白く読みました。
1投稿日: 2013.05.23
powered by ブクログ『葉桜の季節に君を想うということ』以来の歌野晶午。 小説の中の小説として、江戸川乱歩と萩原朔太郎が推理に乗り出す、これはいかにも乱歩の文章らしさを匂わせる。その小説を読んでいる今の時代の作家は、もう若くはなく、しかも若いうちに筆をおいていて、過去の作品が得た評価の高さで今の生活があるような作家、という設定。その二つの話が最後の謎解きで、なるほど、こう来たか!という感じで大団円。しかし、欲を言えば、最後の一行から更なる謎解きを期待してしまう。あとは勝手に読者が楽しめ、ということかしら。
2投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログ登場人物に江戸川乱歩と萩原朔太郎とのことで自分の中で期待感が上がりすぎた(汗) 小説のタイトルがよい
1投稿日: 2013.03.25
powered by ブクログ題名に誘われ購入。イマイチだったかなあ。歌野さん三作品目、どれも独特でさすがだ。でも、葉桜がダントツのヒットなのかな。 もう少し読み進めてみようかな。
1投稿日: 2012.12.31
powered by ブクログ舞台は昭和~平成初期。 現実の世界と小説の世界を行ったりきたり…と思っていたら、最後の最後に思わぬ所で繋がります。 読み終えた後に序章に戻ると、なるほど!と思います。 歌野さんはこういう書き方が得意なんですね。 それはそうと、乱歩のように擬音を多用する書き方が好きみたいです。 毎度のことながら、タイトルにセンスの良さを感じます。
1投稿日: 2012.12.29
