
江戸博覧強記 改訂新版 江戸文化歴史検定公式テキスト【上級編】
江戸文化歴史検定協会/小学館
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総合評価
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将軍から地方武士まで それぞれの生活
全体的に江戸時代や江戸の町で生きた人々の生活が詳細に説明がされていて面白いのですが、特に、将軍、大名や旗本・御家人、幕臣など、文学や落語などにも出てくる支配階層の人々のことを知ることができました。 例えば、大名の中でも老中など幕府体制の中枢を担う職へ就く者の動向がどうであったとか、大名の家格がどういうしきたりによって扱われていたか、などは、なかなか知りえない話で面白く読めました。 旗本や御家人の家屋や家来の構成、江戸市中を往来する際のしきたりなどを読むと、落語の「かぎや」に出てくる旗本の背景がわかってきて、江戸を扱う文芸作品の理解に深みが出るように思いました。 大名の参勤交代に同行して江戸詰めをしていた地方の下級武士達の様子も面白いものです。職務の休みを利用して、歌舞伎や江戸見物を楽しみ、規則や門限を破ってまでも執拗に外出をしている武士の記録などが紹介されていて、こういう部分からも、当時の武士階級の意識を知ることができます。また、武士以外の町人の暮らしぶりも詳しく書かれています。
2投稿日: 2014.11.01
