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powered by ブクログ過去の振り返りが長かったが、貨幣史をおさらいするのには良いと思います。あまり経済に詳しくなくても読みやすい。 グローバリズムの限界がきてと地域貨幣が進むことも同意。一方で3D貨幣で世界を繋げるみたいな構想は面白いが、結局それの限界が出来て地域貨幣が進むのでは?という疑問も残った。
0投稿日: 2020.06.05
powered by ブクログ・TPPは特定地域の囲い込み。鎖国政策である。 ※世界通貨を地域通貨が支えるという構想は、本当に混迷からの打開策になるのか?
0投稿日: 2018.11.04
powered by ブクログ序盤、読みやすそうな様相を示したいたのだが、 しかしながら、そもそものその本編の内容の重さが故に、 理解力を求められる。
0投稿日: 2018.10.15
powered by ブクログ基準通貨の歴史を繙く。アメリカの経済はITと金融が支えていたが、それが崩れ去った今、オバマ政権は輸出立国をめざすことで「ドル安」を容認。1ドル50円なると予測。 基準通貨なき時代、世界最大の債権国である日本だけが果たすことのできる隠れ基準通貨役割は重大だと!
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログ通貨の歴史を読むのは面白い。 通貨とは言わばその国で使えるお金 貨幣はお金そのもの 日本の貨幣をそのままアメリカで使えないのはアメリカの通貨ではないため。 お金とは、言わば信用力のことであり、これがあるから他国との交流もできる。 ただ、今後基軸通貨が通用しないなら、どんな時代になっていくのか、筆者の主張がいまいち伝わってこなかった。
0投稿日: 2016.09.22
powered by ブクログ日本は24年連続で世界一の債権国である。だとしたら、この体たらくな政治体制が続いたとしても国家破綻などは起きようがない。なので1ドル50円もありうる。本日ドル値は117.95(11:46)まだまだ下がる。
0投稿日: 2016.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貨幣と通貨の違いから始まり、通貨の歴史について書かれている。引合いに出される例も分かりやすく、非常に面白く読めた。歴史の部分は、必要に応じて読み返すといいかもしれない。 これからの動き等も、実際に起こるかどうかは別として、起こりうる未来像の一つなのかもしれないと思わせる説得力はあったと思う。 2019年2月再読 前回読んだ時より世界の出来事への理解が深まったためか、より理解できたように思える。語り口も非常にわかりやすい。ただところどころの表現として、ある言葉の定義を私はこう捉えているといった表記があり、その定義が広く受け入れられているものなのか、著者オリジナルに近いのかがわからなかった。上記の繰り返しになるが、貨幣と通貨の歴史が描かれている。特に通貨の栄枯盛衰をリヒャルト・ワーグナーの「ニーベルングの指輪」というオペラにたとえ、ライン川の川底深く、ニンフたちが隠し持つ黄金をまず小人が奪い、そして小人から神々が奪う。その黄金から作られた指輪には、それを奪われたニンフたちと、だましとられた小人の呪いがこもる。呪いの指輪に翻弄されて、神々の力は衰え、彼らの時代は最終的に黄昏を迎えたと言う。 最終章に今後の通貨のあり方として地域通貨、国内統一通貨、国際共通通貨といった3本建での通貨システムを提案しているが、ブロックチェーンというモノが出てきた今、筆者が何を思うか知りたいと思う。 以下、興味深かった箇所の抜粋・要約。 P.7 金貨の輝きが人々を魅了し、世は金本位制の時代を迎える。それが一九世紀初頭のことである。世界初の金本位制国はイギリスだった。金本位制下においては、ある国が保有する金の量によってその国の通貨発行量が制約される。いわば、「金(キン)の切れ目ば金(カネ)の切れ目」のシステムである。 P.8(ベルギーの学者ロバート・トリフィンが基軸通貨に対して指摘) 基軸通貨というものは、世界で幅広く使われるものであるから、潤沢に出回ってもらわなければ困る。供給不足は禁物だ。だが、あまり出回りすぎると値打ちが落ちる。基軸通貨たるもの、値打ちが下がったのでは、そもそも基軸通貨としての基礎が揺らぐから、これも禁物だ。要するに、基軸通貨は希少価値があると同時に流動性がじゅ分でなければならない。かくして希少性と流動性を同時に満足させることはきわめて難しい。 P.11 歴史は繰り返すことはあっても、後戻りはできないものだと思う。 P.30(要約) それを相手に渡した時、きちんと相手がその価値に見合った商品と交換してくれる。つまり「他のものを手に入れる手段」としての価値があるもの、それが貨幣となる。限られたコミュニティの中で用いられていた貨幣が、次第にその通用範囲を広げていくことになる。こうしてより遠くの地域まで貨幣の足が伸びるようになると「通貨」としての性質を帯びてくるのである。 貨幣がより通用性を増したものが通貨だとなれば、通貨の強さを決めるものもやはり「通用性」の度合いである。 P.43(要約)為替加入に関して 介入は、最終的には「ヤブ医者の処方箋」にすぎない。 政府の介入が必要な時、正当化される時も、確かにある。なぜなら「市場は常に正しいわけではない」からである。市場というものが世の中に現れて以来、時に市場は「気が狂う」ことを繰り返してきた。 市場の気が狂ったとしても、最終的にはあるところで自己浄化的に調整の圧力がかかることは事実だ。ただそこまで待っていたら被害が大きくなりすぎる。 P.56 著者の見解 私が考える基軸通貨の定義は、以下である。「その国にとっていいことが世界中にとってもいいことであるという関係が成り立っている国の通貨」それがすなわち、国際的基軸通貨と呼ぶに価する、というものである。 P.97(要約)アメリカの金融政策について 一九二九年の大恐慌の背景はいろいろあったが、アメリカの商業銀行が超高金利で預金を集め、それをさらに超高利で貸し出すという無節操なビジネスを展開していたことが、要因の一つであった。その後、「グラス・スティーガル法」によって金融機関の投資銀行業務と商業銀行業務の兼業を禁止し、金利の上限についても定められた。 二桁のインフレ率が続いたニクソン・ショック後のアメリカにおいて、この法律のおかげで金利を上げることができず、金利がインフレ率を下回っていては、誰も銀行にお金などを預けない。このような縛りのある預金とは対照的に人気を集めたのが、証券会社による投資信託などの高金利の自由金利金融商品であった。こうして証券会社にお金が集まることで銀行は窮地に陥り、それはさらに融資の現象につながっていった。世の中にお金を回していくという昨日は、金融の基本であり、もっとも大切な機能である。これが働かなくなれば、銀行に依存していた企業や家計が全体として危機に陥るのは言うまでもない。このような状況を「ディスインターメディエイション」と呼ぶ。 P.132 著者の見解 私はかつて『グローバル恐慌』という本において、恐慌とは新たな均衡点を発見するための経済活動の自浄作用ということを述べた。つまり、この恐慌は、いつの間にか歪んでしまった経済活動のバランスを取り戻すための契機になるかもしれない、と考えていたのだ。この恐慌は深く、苦しいが、これを乗り越えた先に新しい時代があるに違いにない。 P.149 みなさんは「前川レポート」をご記憶だろうか。プラザ合意の翌年、一九八六年に発表されて、大いに話題になった報告書である。座長の前川春雄元日銀総裁の名を取って「前川レポート」だが、正式には「国際協調のための経済構造調査研究会」の調査報告書である。 この正式名称からわかるとおり、このレポートは日本経済の「経済構造調整」について提言するものであった。規制緩和を進めるとか、護送船団方式をやめるなどといった、円高になっても世界で生き残れる新しい構造を作るための具体的な提言だったのだ。 しかしこのレポートは結局実行に移される事なく、日本は構造変革という道を進まず、金融緩和という「対処療法」へと逃げてしまった。 P.201(要約)イタリアのある町で生まれた「甘いもの通貨」 ユーロ導入前のイタリアは、通貨単位がリラだった。このリラという通貨がどうしようもないインフレ通貨で、モノの値段がやたらと金額が貼ってしかたがなかった。むやみに高額紙幣が飛び交う世界だったから、ごく日常的にも、釣り銭不足が発生することがあったかもしれない。小銭不足に陥った町のお店の店主たちは、いたしかたなくお釣りの代わりに小粒のチョコレートや飴玉などを買い物客に手渡すことにした。これが、実はなかなか評判がよかった。少額の硬貨をいくらジャラジャラもらっても、邪魔なばかりで、およそ使いでがない。のど飴や、一口チョコレートなら実用的だ。 「甘いもの通貨」しっかり定着していくと次の問題が出てきた。お店屋さんたちは、いつもキャンディーやチョコレートを用意しておかなければならない。どのくらい常備しておかなければいけないか、目処も立ちにくい。そこで賢い店長さんたちは、ツイーツの現物を、「引換券」に切り替えたのである。客は客で、好きな時に好きな場所で、何でもかんでもとはいかないにしても、それなりのメニューのなかから引き換えを行えばいい。かくして、売り手・買い手の合意の下、甘い物の現物が引換券に切り替わっていった。そうなると引換券そのものが、一定の通貨価値を表す「証明書」として流通し始める。この証明書がそれなりに溜まってくれば、まさかのときの支払いにも使える。 甘い物通貨はなぜ誕生したか。それは、人々が必要に迫られたからである。甘い物通貨はなぜ定着したか。それは、人々が甘い物通貨の価値を信用したからである。必要性と信頼性。この二つは、まさに通貨が通貨たるための基礎的条件だ。 P.209 二十世紀までの経済活動の歴史では、通貨に関して、おおむね一貫して集約の論理が働いてきた。イタリア各地の地域通貨は、統一イタリアの国民通貨に集約された。そして、国々の国民通貨の中から、突出した強さを誇る国際基軸通貨というものが出現するようになった。さらに国々の通貨を集約したユーロという、合意に基づく合成単一通貨も誕生した。 P.213(要約) 単一の「超足長通貨」に変わる解答とは何か? ここで一つのモデルを提示しておきたい。それは「三段構えの3D的通貨構造」である。その要素の一つが「共通通貨」である。共通通貨とは、「国々がそれぞれフランやマルクや円といった独自通貨を持っていながら、それとは別に、共通して使う第3の通貨を持つこと」であり、「一つしか通貨がない状態」(例:ユーロ圏)のユーロとは違う。かつてドルが基軸通貨として成り立っていた時代は、ドルがその共通通貨の役割を果たしていた。つまりある国民国家の通貨が、同時に共通通貨の役割を兼ねていた。基軸通貨というのは、流動性と希少性という、本来は両立しない二つの特性を両立させなければならない。だがどこの国家にも全く立脚していない、人為的に作られた独立した決済手段としての共通通貨を創設したら、このジレンマにも対応しやすくなるだろう。ジレンマが消えて無くなることはないが、少なくとも、国益と基軸通貨国の責任との板挟みになって四苦八苦するという問題は発生しない。 そしてその体制を、短くてもしっかりと足元が固まっている地域通貨その基礎を構成する。その上に、円やドルといった国内向けの通貨があり、さらにその上に「共通通貨」が存在している。二十一世紀的な通貨のあり方として、がっしりとした短足通貨に支えられた集合体として、グローバルな通貨秩序が出来上がる、そういった通貨体制の三元構図、いわば「3D」型のグローバル通貨秩序といったものをイメージしてもいいのではないか。
0投稿日: 2015.08.23
powered by ブクログ著者の本はたぶん2冊め。 1ドル50円時代の到来を何度も何度もとくという内容。 通貨基軸はポンドからドルへそして通貨基軸がない時代へ。 ポンドとシティの話が興味深く読めた。
0投稿日: 2015.05.17
powered by ブクログ基軸通貨を巡る各国の争い・オペラ「ニーベルングの指輪」ライン河の黄金(ニンフと小人に呪いをかけられた金)を例に金本位制・基軸通貨を巡るポンドとドルの変遷・裏基軸通貨としての円などわかりやすく解説してくれます。著者は1ドル50円時代がやってくると将来を読む人。
0投稿日: 2015.02.18
powered by ブクログ通貨を巡る歴史を辿る本。 現在の通貨を巡る問題を考える前提知識を確認する限度で良い本。 著者は、他のエコノミストと同様、仕事としてラディカルな経済占いをしているので、主張部分は割り引いて読む必要がある。
0投稿日: 2015.01.11
powered by ブクログ金本位制 保有する金の量によってその国の通貨発行量が制約→通貨節度を守る→経済成長に対して抑圧的 1971年8月15日 ニクソンショック 金本位制下では、金平価という公定価格(敵国が交換を要求すれば、金庫はカラ)→たびたび停止 よくできたシステムではあるが、今考えてみれば、よくもあんな制限の中で通貨制度を運営していたものだと思ってしまう。 40年前 1ドル360円 1ドル80円→50円もあり得る 基軸通貨 その国にとっていいことが世界中にとってもいいことであるという関係 ロンドン シティ 1マイル四方の地区 ロンバート街(北イタリアのロンバルディア地方の移民から命名) テューダー王朝期(1485→1603) 大航海時代 イングランド銀行 1694年 貿易商ウィリアム・パターソン 1931年9月 金本位制放棄 マクミラン報告 第二次世界大戦 戦後 1971年8月 ニクソンショック→27年続いたブレトンウッズ体制の崩壊 高金利 ドル高 アメリカ製品の競争力を蝕む。 2008年9月15日リーマンショック 負債総額6000億ドル以上で倒産 2009年10月 ギリシャ 新民主主義党 財政赤字GDP12%以上を判明 1985年プラザ合意 円高合意(1985年 250円代→1987年 120円台) 日本は大金融緩和→溢れた金で財テク→失われた10年 1997年 日本の不良債権処理ピーク 損失補填のためジャパンマネーの大逆流 アジア通貨危機 円 ハタ迷惑な通貨 大人になりたくない症候群は卒業しなければならない。 2010年一般教書演説 向こう5年でアメリカの輸出を倍増させる。 2011年一般教書演説 世界で誕生する新たな雇用機会はアメリカで産まれるものでなければならない。新たなイノベーションは全部アメリカで起こるものでなければならない。 1ドル50円時代→ドル離れの時代→ドル相場に一喜一憂させられる日々からの解放 中国 ジャスミン革命に懸念 基軸通貨を目指せる国内状態にはない。 単一通貨→一つしか通貨がない状態→ユーロ 共通通貨→国々が独自通貨、共通して使う第三の通貨がある状態 SDR☆特別引出権(ドル、ユーロ、円、ポンド、元で何かの%があって…難解な概念・理解できずR021219)
0投稿日: 2014.11.21
powered by ブクログ自分用キーワード チューリッヒの小鬼 三国通貨協定 ブレトン・ウッズ体制 バンコール スターリング諸国 ニクソンショック グラス・スティーガル法 ボルカーショック プラザ合意 アルフォンス・ドーデ『最後の授業』 マーストリヒト条約 カウンター・パーティリスク サブプライムローン証券化が問題だった 比喩:ツケの福袋 管理通貨制度 アイルランド(勝手に国内の預金の全額保護宣言) 前川レポート 護送船団方式 「上海にはカラスがいない」 ジャスミン革命時の中国のネット規制 TPPは現代の鎖国(特定地域の囲い込み政策) PIIGS 地域通貨(イタリアの飴から始まった例)
0投稿日: 2014.11.12
powered by ブクログビットコイン騒動のおかげで’通貨’に興味を持ち本書を手にしたが、基軸通貨を巡る近現代史が詳しく興味深かった。確かに今後基軸通貨という概念は、従来のそれとは異なってくるのかも知れない。ある覇権国が軍事的、経済的パワーを背景として、世界中から信用を勝ち取り、実質的にその通貨を世界の共通通貨にしてしまう。こんな世界はもう終わりを迎えるのだろう。ビットコインのような仮想通貨も信用が低すぎて通用性がなく、基軸通貨にはなりえそうもない。 なりそうもないといえば、1ドル50円も一向に起こらないね。著者は未だにこの主張を続けているのだろうか?経済の世界での未来予測は信用を一気になくすから恐ろしい。
0投稿日: 2014.04.21面白かった。
文章が軽妙で読みやすい。通貨に関しては、決して簡単ではないし、 昨今の現状を見れば、恐ろしい事であると自分も認識している。 通貨は恐ろしい。 それを、わかりやすく書いている本である。 本論からそれるが、アベノミクスは、今年の経済白書によれば、 各国で協調して金融緩和をやっているようだ。 効果のほどは未知数だし、本書のように超円高にならないとも限らない。 両論、学ぶべきだと思う。
1投稿日: 2013.11.02
powered by ブクログ基軸通貨を「指輪」になぞらえる筆者はワーグナーファン? ともあれ、経済に疎い私にとっては、通貨と世界の歴史は密接に連動しているのだ、という話(本書途中まで)は楽しみながら読めた。 こういう内容でも、まだまだ経済の話にピンと来ない自分の知識不足が情けない…。
0投稿日: 2013.09.12
powered by ブクログ足りなかった部分の知識を補充するために中古で購入 1ドル50円の云々はともかく 金本位主義からリーマンショックまでの簡単な流れを把握することができたと思う。 債権大国がよいか悪いか? 借りている国からすると日本はポシャって欲しいと思うけど・・ そうなると日本ってその内戦争ふっかけられるんじゃない? 某国に・・
0投稿日: 2013.08.03
powered by ブクログ基軸通貨をめぐる歴史をたどり、ドル・ユーロ・人民元そして円の力を解説。そして来たるべき通貨として、新しい「共通通貨」と、「国内向け通貨」そして「地域通貨」の3D通貨秩序を提案する。また当然だが、氏のアベノミクス批判がしっかりとした通貨歴史認識に基づくものであることが理解できる。
0投稿日: 2013.06.22
powered by ブクログ日本の現状・将来の不安から手にとりました。 通貨とは何か、お金とは何かを少しでも深く知るために勉強が必要だと痛感しました。本書は通貨が生まれた背景から通貨の意味、基軸通貨のジレンマを通し、そこから現在の円の立ち位置を説明し、今後の通貨について持論を展開しています。
0投稿日: 2013.02.11
powered by ブクログ1ドル50円という裏付けはないのが弱いが、全体として通貨について知ることができて知識が増えた。貨幣と通貨の違い、通貨は足がある。その足が長いものが基軸通貨になりえる。ポンドからドルへ、そしてドルの凋落、円の底チカラ、これから。世界に開いたポンド、イングランド銀行が戦争を機に、自国に向かざるを得ず、凋落していったことは面白かった。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログ通貨自体は数あれど、世界中で決済や貨幣価値を図るモノサシとして使われる基軸通貨の性質と在り方を問う本。 基軸通貨の歴史を概観し、それを踏まえて今後の日本円の在り方を考察している。 経済学や世界史にあまり詳しくない私でも特に引っかかることなくスラスラと読めた。 わかりやすい記述で1ドル50円時代の到来を予想し、読者の「まさか!」という考えを一つ一つ説得していく。 新書という容量の制限と一般向けに専門的な内容は避けている点があるため、説得力にかける部分が散見される。 これを補っても現在の日本を取り巻く世界情勢や、震災を経験しても揺らぐ事のなかった円高に興味がある人には一読の価値アリである。 ぜひこれを読んで感じた「?」を埋めるようなわかりやすい入門書を著者にお願いすると共に、我々読者は他書で知識を身につけて「?」を解決する努力が必要だろう。 それだけの興味を掻き立ててくれる本である。
3投稿日: 2012.12.26
powered by ブクログこれ、面白かったです。 基軸通貨をラインの黄金の指輪に見立て、その変遷を説明しているのですが、読み物として、面白い。 何も知らない私には、大変勉強になりました。 そして、金について考えさせられますね。通貨とはなにか。まぁ答えが書いてあるわけですが。
1投稿日: 2012.11.07
powered by ブクログ通貨の歴史と役割、これからのあるべき姿を解説している。 浜矩子氏は、今後も円高は進み(言い方を変えればドル安が進み)、1ドル50円の時代がやがて来ると言う。 TTPにも否定的な立場のようだ。 また、最も印象に残ったのは、基軸通貨の定義 『その国にとって良いことが、世界中にとってもいいことであるという関係が成り立っている国の通貨』 なるほど♪
1投稿日: 2012.09.25
powered by ブクログ1ドル50円の副題に惹かれて読みました。 基軸通貨の歴史はふむふむとわかりやすいです。 今後の世界基軸通貨がどうなるのかも納得。 でも50円になるかは… 思わずてに取りたくなる ネーミングです。
0投稿日: 2012.09.25
powered by ブクログ通貨というものの歴史と現在の通貨制度の仕組みを解説する一冊。 この手の話題に興味が無い人にはためになる内容かと思うけど、個人的にはそんなに新たに得るものが少なかったかなぁ。 そもそもテレビとかでの発言もあんまり同感することも少ないし、そもそも髪の毛の色が気になって仕方ないんだよなぁ(笑)
0投稿日: 2012.09.05
powered by ブクログビジュアル系エコノミスト浜矩子先生の著書なので心して読みました。 ポンドからドルへの基軸通貨の移行、イケイケで世界を振り回したアメリカ経済、高度成長とバブル崩壊以降の円の振る舞いと役割、華麗なるユーロの台頭と挫折、ドルの轍を踏むまいとする元のジレンマ・・・経済主要各国の通貨とその移り変わりは、まるで戦国絵巻さながら。大河ドラマを楽しむノリでマクロ経済のお勉強が出来てしまう嬉し~い一冊になっております。 それにしても浜矩子先生、女優もやってくんないかな・・・。
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログ筆者は経済問題のトーク番組に割合と顔をお見かけするかたです。辛口のコメントと印象深い顔立ちやファッションのせいもあり、まとまった論旨を知りたいと思っていたら、タイミングよくこの本を見つけたので早速読んでみました。副題にもあるように、1ドル50円時代もまさかのことではなく現実に起こりますよ!と根拠をひとつひとつ積み重ねて述べていく内容になっています。この推論が正しいかどうか、シャーロック・ホームズの名言を引き合いに出しているのが興味深いところです。 私たちの年代では1ドル=360円が馴染み深い為替レートですが、このように基準通貨ドルの価値が固定されていた時代からすると、今は80円を切っていますから確かに隔絶の感です。円高円高と少し前には毎日のように経済ニュースで大騒ぎしていたから、円がドルに対して高くなるのはいけないことなのねえ・・でも、高い方がいいようにも思えていました。むろん、輸出産業がダメージを受けるので大変だということも分かるのですが、そう悪いことでもないと思っていたら、この本でも今や、東日本大震災があった後でも大して値を下げなかったくらい有事に左右されない円になったとのことです。ひと昔前は「有事に強いドル」が定番だったようなのですが・・それだけアメリカの国力の低下があるわけです。 この本ではまず基本のこととして貨幣と通貨はどう違うのか、通貨に力をもたらすものは何かから説明しています。そしてワーグナーの歌劇、「ニーベルングの指輪」の筋書をもとに「黄金の指輪の呪い」というようなドラマチックな表現を使いながら、金の保有量に見合った通貨の額しか発行できない金本位制の時代から始まる通貨の歴史を追っていくので、まるで世界史の授業を受けている気分でした。ポンド・ドル・ユーロなどの通貨を巡る現在までの世界経済の成り立ちやそれに日本の立場がどう関わっているのか敬遠しがちな複雑な因果関係が、するすると読むうち分かった気になる内容でした。その意味では普段の経済関係ニュースで報道される出来事がどうにも理解できないと思う方にお勧めの本です。 筆者は最後に来るべき21世紀通貨のあり方を述べていますが、強くなった円という通貨を持つ国民として、日本も真に豊かな社会を実現すべく地域経済の活性化を考えていくことが大事だと思うところでした。
0投稿日: 2012.08.31
powered by ブクログ経済に明るくない人間にもわかりやすく書かれているのは、ありがたい。 長期的にはドルが力を失い続けること、目立たないながらも円が存在感を発揮していることがわかった。 ・レーガノミックスは財政資金投入と大幅減税による需要喚起策だった。金利高政策によるドル高誘導によって輸入の増加を促したことでインフレを抑えることができたが、国内産業は危機に追いやられた。プラザ合意は、アメリカに対して各国がドル高を是正するよう迫ったもの。 ・プラザ合意の翌年にまとめられた前川レポートで提言されていた日本経済の構造調整(規制緩和、護送船団方式をやめるなど)が実行されなかったことが、バブルを防げなかった要因。 ・97年に始まったアジア通貨危機は、日本の不良債権処理問題によって株価が暴落し、その損失を補てんするために投資家がアジアへの資金を回収したことが発端。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログニーベルングの指環の話になぞらえて、これまでの基軸通貨の移り変わりとその中での日本の「円」の立場や果たしてきた役割をまとめてくれてて、非常にわかりやすく、著者の明晰な感じがとっても伝わってきました。 そして、歴史が繰り返すわけについても、深い洞察で「確かにな」と思いながら読み進めることができました。 そして、これから起こるであろう基軸通貨の変化に対しての提案もとても根拠のあるもので、地域通貨と基軸通貨それぞれの求められる役割と難しさをうまく解消できるモデルで、 「これがあるべき姿なんじゃないか?」って今回のユーロ危機を見ていて感じるところが多々ありました。 ちょっと、財布に複数種の通貨があるのははじめはこんがらがりそうだけど、慣れれば今も旅行に行ったときとかそうしてるし問題なさそう。 TPPの話についても、集団鎖国って表現は正しい気もする。そこに入らなった国との通商ってどうなるんだろう。 もう少し注意して経過を見てった方がいいかもしれないですね。
0投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログ一般読者向けに書かれているので仕方がないが、 円が50円になる数字的根拠が全くない。 震災後に円高に振れて、現在も同水準であることと、 ドルが基軸通貨でなくなったことが理由らしいが、 それだけで50円は話が飛躍過ぎていると感じる。 もう少し論理的な説明が欲しいところだ。
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログ外国為替と通貨についての総論として読みやすく完成度が高い。いままで漠然としていた円高の問題のほか、以下のようなタームが理解しやすい。 シティ(イングランド銀行)、金本位制度、ブレトンウッズ体制、基軸通貨、ニクソン・ショック、グラス・スティーガル法、ボルカーショック、レーガノミックス、プラザ合意、ブラックマンデー、マーストリヒト条約、リーマンショック、ギリシャ経済危機、アジア通貨危機、円キャリートレード。
0投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「超円高」「ユーロ危機」を予見したと各界で話題沸騰! ついに20万部を突破したベストセラー&決定版通貨論が本書だ。 なぜ我々は「円高・円安」に一喜一憂しなくてはならないのか、そもそも「通貨」とは何なのか……。 そんな壮大なテーマを、人気エコノミストがわかりやすくも刺激的に説いていく。 ・そもそもの通貨の意味とは? ・基軸通貨を巡る各国の争いの歴史 ・ドルの覇権はすでに終わっている!? ・ユーロの未来はいったいどうなるのか? ・「1ドル50円」時代はいつ来るのか? ・通貨の未来、そして円の未来とは? など、面白くて読む手が止まらないトピックスが満載。 知的好奇心を満たすのはもちろん、明日のビジネスにも必ず役立つ内容。 本書を読めば、円高・円安に一喜一憂する必要がなくなる!
0投稿日: 2012.07.23
powered by ブクログ1ドル:50円という著者の根拠は正直同感できませんでしたが、基軸通貨の移動の歴史については非常に参考になりました。 今のTPPの流れについても違う側面から考えることができましたし、企業のグローバル化の先に何があるのか?こちらについても自分なりに一つの方向性が見いだせました。 そういう意味では参考になった1冊ですね。。
1投稿日: 2012.07.20
powered by ブクログ基軸通貨をめぐる過去の経緯はよくわかった。やっぱ円って強いのも再認識。その本来強い自国通貨をうまく御せない政治家たちに失望。
0投稿日: 2012.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1ドル50円時代を唱える浜矩子さんの本。 通貨・基軸通貨の歴史がつかめた。 結局、国力があって信頼される国の通貨が実質的に基軸通貨になるんだなぁ。 「TPPとは現代の鎖国である」(p.184)という考え方(域内でのブロック経済だから)は新鮮だった。
0投稿日: 2012.06.22
powered by ブクログ(2012.06.12読了)(2012.05.03購入) 【6月のテーマ・[経済を読む]その②】 東日本大震災で、日本企業が大打撃を受けている中で、なぜ円安に進んでいかないのか? 円に対してドルがどんどん安くなっていくのを誇り高きアメリカがなぜ放任しているのか?日本と中国の貿易取引の決済をドルを介さずに直接円と人民元でやるように決めたのか?ヘッジファンドは世界経済をかき回してばかりいるのに、なぜ放任されているのか? アメリカにはノーベル経済学賞をもらっている人がいっぱいいるのに、アメリカ経済は下降し続けるのか? 通貨や経済にまつわる疑問は、とどまるところがありません。 この本を読むと、その疑問が少しだけ解消できるかもしれません。 基軸通貨であったドルが、信頼性を失ってしまったけれど、それに代わる基軸通貨が表れていない。そんな中で、日本の円に対する信頼が円高の原因だ、というのです。 何となくわかった気になりました。円と人民元の直接決済も手数料の問題だけでなく、ドルに対する信頼感の低下が関係するような気がします。 アジア通貨危機やリーマンショックの真犯人は、日本のゼロ金利政策だというのにはびっくりさせられてしまいました。 論理はそれらしくなっているのですが、数値的な裏付けはどうなっているのか知りたいところです。 風が吹けば桶屋が儲かる、というような論理的連関を見つけるのが、経済学ということであれば、その関連度合いもぜひ知りたいものです。 【目次】 はじめに―通貨を知ることは、世界経済を知るということ 第1章 我々はなぜ、通貨の動きに一喜一憂するのか? 1「お金」に翼が生えた日―通貨とは何か? 2「ラインの黄金」を巡って―金本位制という仕組み 3為替介入は是か非か―ヤブ医者の処方箋の弊害 4通貨の動きは読めない、しかし……―「まさか」が起こる時 5基軸通貨という幻想―一ドル五〇円の時代に向けて 第2章 基軸通貨を巡る国家の興亡 1大英帝国とポンド、そしてシティの栄光―貴族的かつ海賊的な資本主義 2「通貨戦争」の勃発―「黄金の指輪」を手にする者への呪い 3パックス・アメリカーナの時代―基軸通貨の「終わりの始まり」 4「ユーロ」という新しい可能性―悩み多き通貨統合の果てに見えてきたもの 第3章 通貨の「神々の黄昏」 1落日のドルにとどめを刺したリーマン・ショック 2「ユーロの夢」の終わりと現実 3実は世界を動かしていた「円」の知られざる実力 第4章 これからのドル、ユーロ、そして円と日本 1それでも「一ドル五〇円」になる理由 2遅れてきたプレイヤー「人民元」は基軸通貨になれるか? 3一ドル五〇円へ……「最善」のシナリオ 4一ドル五〇円へ……「最悪」のシナリオ 5ユーロ崩壊の日は本当に来るのか? 6全く新しい「円」の時代へ 終章 来るべき「二十一世紀的通貨」のあり方とは? ●貨幣(30頁) 日々の食料や身にまとう服、生活に便利な道具などを手に入れることができる。それを相手に渡した時に、きちんと相手がその価値に見合った商品と交換してくれる。つまり「他の物を手に入れる手段」としての価値があるもの、それが貨幣ということになる。 ●信用と金融(33頁) 通貨を大きく羽ばたかせる二枚の翼が表れることになる。「信用」と「金融」である。 「信用」という語は経済用語的には「給付と反対給付との間に時間的なずれのある交換。物品を購入してその代価を後日に支払う類」(広辞苑)とある。 金融というのは、簡単に言えば「金が金を生む」仕組みのことを指す。この金が金を生むという仕組みを「信用創造」という。 ●ヤブ医者の処方箋(43頁) 円高になり輸出産業が弱体化することがすなわち、日本の国力低下につながるという発想が根強い。歴代の政治も当然のように、円高阻止を声高に叫び、為替介入を繰り返す。 介入は、最終的には「ヤブ医者の処方箋」にすぎない。 (名医は、介入せず「あるべき場所」に通貨が落ち着くのを待つ、ということのようです) ●予測はできないけど(48頁) 過去を振り返って「なぜこうなったのか」は、ほぼ正確に説明することができる (経済学というのは、歴史学と同様のものということのようです) ●通貨(56頁) 通貨というものは常に、その発行している国や地域にとって、最も都合のいいような運営をされる。つまり「自分さえよければいい」というものだ。 ●ドルとユーロ(122頁) 2000年代も後半になり、通貨を取り巻く状況を大きく変えた二つの「まさか」が起こった。2008年のリーマン・ショック、および2009年のギリシャ金融危機である。 前者は、すでに実質的には基軸通貨国の座を降りたにもかかわらず、それをなかなか認めようとしないアメリカへの、市場からの退場勧告とでもいうべきものであった。 後者は、ドルに代わる基軸通貨として期待されていたユーロが、その役割を果たせないこと、さらに、その存在すら危ぶまれるものだということを示す警戒シグナルであった。 ●サブプライムローン(127頁) サブプライムローンは、住宅ローンの一種である。「プライム=最優遇金利」の適用は難しい信用の低い人に対して、それより少し高い金利で貸し出すから「サブ」プライムである。 ●儲け話(145頁) 事実上ゼロ金利状態の日本なら、資金コストも事実上ゼロである。おおむねタダの借金をして、そのタダ金を海外で運用すれば、金利分がほぼ全面的に自分の収入になる。これほど単純明快な儲け話はない。 ●犯人は日本(156頁) アジア通貨危機の真犯人は日本であり、円なのである。アジアの成長の奇跡を後押しし、そのバブル化を煽り、急冷却をもたらし、諸通過を暴落に到らしむる。一連の展開の原動力は、常にジャパン・マネーであった。 ●IMF(158頁) IMFは「パックス・アメリカーナ」の通貨的側面の担い手として誕生したのである。現に、IMFの本来的な役割は国際収支難に陥った諸国への短期的な金融支援である。端的に言えば、ドル不足に陥った諸国へのつなぎ融資である。 ●上海には(171頁) 「今の上海にはカラスがいない」そうだ。なぜかというと、カラスが来る時間よりも早く貧しい人々が残飯あさりするので、カラスは餌を得られなくなってしまったと言うのだ。 ●人民元高容認(177頁) 人民元高が進めば、その分、インフレ抑止効果が働く。輸入物価は下がるし、輸入供給も増えるからである。しかも、人民元高が進めば対中投資にもそれなりに歯止めがかかるだろう。 ☆関連図書(既読) 「経済は地球をまわる」浜矩子著、ちくまプリマーブックス、2001.07.10 「中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか」宮崎正弘著、徳間書店、2010.01.31 (2012年6月20日・記)
0投稿日: 2012.06.20
powered by ブクログ「基軸通貨」の歴史的流れが理解できた。ドル安、円高の流れではあるが、「1ドル50円時代」には、説得力に欠けると思う。ドルが強いからこそ、ドル安に調整されているのではないか。
0投稿日: 2012.06.07
powered by ブクログ貨幣に足が生えると通貨。 基軸通貨に求められるのは、希少性と流通性という矛盾した性質を両立させること。 著者は、今後は基軸通貨でなく、いろんな地域通貨が並列に使われるようになるという主張。それもありだなぁと思う。今だって、店によっていろんなポイントつかってるしな〜。これの国際版?
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ【入手先】 本屋で購入 【感想】 ・んー、どうなんでしょう。この人の言っているようにはならない気がする。 ・一般的に、この著者は、ちょっと、考えが浅い人のような気がしてならない。 ・いろいろな意見を見てみようと思い読んでみたが、やはり私は今後は円安になるのではないかと思います。
0投稿日: 2012.04.26
powered by ブクログ通貨の定義から始まり、基軸通貨の歴史を省みるなかで現状の体制の限界を明らかにし、今後の方向性を提言する、という流れだが、難解なテーマなだけに、超駆け足の議論となっている印象。 やはり新書で取り上げる内容をオーバーしているのでは、という気がする。 筆者の歯切れ良い語り口は分かりやすくて心地良い。
0投稿日: 2012.04.17
powered by ブクログ全体的に内容はわかりやすく、読みやすかった。 どうして円高なのかはよくわからなかったけど(笑) ただ、裏表紙の著者の顔が怖い。 誰かあのへの字口を指摘する人はいなかったのか。
0投稿日: 2012.03.29
powered by ブクログ通貨をめぐる歴史をオペラ『ニーベルングの指輪』になぞらえてドラマッチクに解説。 イングランド銀行設立、ブレトンウッズ会議、ニクソン・ショック、プラザ合意といった契機が、世界の通貨体制上どんな意味をもつのかとても簡易に説明してくれていると思う。 通貨高になる要因や、経済の成熟度との関係を踏まえた読み方など、なんとなくわかった気がする。通貨の話はいろんな政治的、経済的事情が複雑にからんでくるので、とてもとっつき難いと感じていたが、最初に軽く読む本としては最適だった。
0投稿日: 2012.03.29
powered by ブクログ(50円まで行くかはともかく)長期的にはドル安傾向なのかもというのは理解できたが、最後の地域通貨うんぬんの論は???
0投稿日: 2012.03.28
powered by ブクログ本の帯に付いていた著者の写真がコワかったですが、読んで良かった1冊。 円高に騒ぐ日本経済だが、実は超円高の先に待っている世界は悲観的なものではない。 ドルが基軸通貨がはなくなった時、強い円はかならず日本のためになる。 目から鱗な感じでした。
1投稿日: 2012.03.26
powered by ブクログ本書では、通貨の歴史を遡ることで通貨の実態を解き明かし、将来の通貨体制の展望を探っている。 通貨体制の変遷に関しては丁寧に書かれており理解しやすい。 特に金融危機の背景や通貨体制の変化に潜む各国の思惑などは興味深かった。 しかし、筆者の提唱する3D的通貨構造が将来の通貨体制の解答である理由、それをどう実現していくか、という点についての議論は少なく、物足りなさが残った。
0投稿日: 2012.03.18
powered by ブクログポンドやドルといった「基軸通貨」の庇護を受けた「安い円」の時代はもう終わり。 世の中は後戻りせず、ドンドン変わっていく。その変化を恐れて、いつまでも子供のフリをするのはやめよう。覚悟と責任をもって、問題に立ち向かおう。
0投稿日: 2012.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
池上彰の経済系を読めば、浜さんの本書はすんなりと頭に入ってくる。 彼女もわりとわかりやすいが、経済ど素人にはちょっときついかも。。。 この本が世に出る前から、「超円高」「ユーロ危機」を予見したということで話題らしい。 ・そもそもの通貨の意味とは? ・基軸通貨を巡る各国の争いの歴史 ・ドルの覇権はすでに終わっている!? ・ユーロの未来はいったいどうなるのか? ・「1ドル50円」時代はいつ来るのか? ・通貨の未来、そして円の未来とは?
0投稿日: 2012.02.21
powered by ブクログ同志社大学ビジネススクールの浜教授の著。 ドルが基軸通貨としての役割を終えようとしている今、 世界は、そして円はどこへ進むべきなのか? これまでの歴史を紐解きながら、著者の持論を述べた本。 1ドル50円時代の到来の予測や、地域通貨の果たす役割が増大する等、 やや極論とも感じる内容ながら、 冒頭で「まさかは起こる」と書かれている通り、何事も想定外では遅い。 考え方としては十分に納得できる内容ばかりであり、 著者も述べている強い円を抱える日本人として考えるべき事項は多い。 個人的には知らない内容も多く、知識面でもためになった。
0投稿日: 2012.02.12
powered by ブクログ経済の鍵は通貨にあった。 財布に入っている様々な国のお金。 お金の力とお金のリスクを理解できる名書
0投稿日: 2012.02.08
powered by ブクログ各国の通貨を「基軸通貨」という観点から、歴史的な話と未来の話を書いた良本。 (1ドル=50円時代がくるか否かは別として…) 「基軸通貨」という概念自体が、グローバル化した経済社会ではすでに古く、今後は今までの概念とは違った経済社会になるという示唆が面白い。 どちらにしろ、面白時代になりそうなことは確かだと思われる。
0投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログこの本はなぜ我々は「円高・円安」に一喜一憂しなくてはならないのか、そもそも「通貨」とは何なのか…。というテーマを綴ったものです。 僕もかつては円高円安に翻弄された一人ですがそれでもなるほどと思いました。 通貨についてはさまざまな議論や意見があって、1ドル200円がいいですとか。彼女のように1ドル50円の時代が来るですとか。本当にいろいろな意見があって、どれが本当に正しいのかは僕もわかりません。もっとも、そんなことがわかっていれば僕は今頃億万長者の仲間入りでしょうね。 本書は「通貨」をめぐる歴史や、基軸通貨としてのドルがもはやその役目を終わっているということ。ドル全の基軸通貨であったポンドや「女王陛下の銀行」といわれたイングランド銀行の興亡。そして通貨の未来と、円の行方についてさまざまな角度から語られていて、かつて、自分が金融関係の本を読み漁っていたことを思い出して楽しく読んでいました。 自分が読んでいて一番面白かった箇所はやはり、ロンドンはシティの成り立ちと、商業銀行と国の銀行との「二つの顔」を持つイングランド銀行の歴史でした。大英帝国の歴史を通貨から見るというのもなかなか面白いものです。今この記事を書いているとき円は1ドル70円台の後半でした。ユーロも一時期は1ユーロあたり160円くらいだったことを思い出します。 それがあれよあれよという間に1ユーロ100円くらいまで下がったというのはいかにEUの経済圏が危うい基盤の上に成り立っているんだな、という解釈を僕はしています。話はそれましたが、通貨の行方は今後も見守っていくべきテーマのひとつとして、この本はその参考になっていくと考えています。
1投稿日: 2012.02.03
powered by ブクログこの方の経済解説書は、論理的なのだけど、少し劇場がかっていておもしろい。 他のかたい経済書を読んだ後だと、大げさに感じることもあるけれど。。。 今回の通貨を軸にした経済史は読みごたえがあった。 いろいろの要素があるから一概には言えないけど、為替を多国間の関係を数値で表している、と見ることができるから。 1ドル=50円時代、来るのかなぁ。 日本はもちろん、ユーロも中国もぐらぐらだし、世界はどうなっていくのかなぁ。
0投稿日: 2012.02.03
powered by ブクログ大英帝国イギリス シティーからはじまり現在までの通貨の歴史がざっくりわかる感じ。金融や経済学について知識がうすくとも 本書を読み通貨の歴史を知ることで、今世界がまさに 通貨・金融の新たな仕組みを模索しだし、世の中が次世代へ向け 変化を始めたことがわかる。 ただし、サブタイトルにある1ドル50円時代が何をもたらすのか? という点についてはもう少し具体的なアプローチがほしいところだが 新書ではサイズ的に厳しいか・・・。
0投稿日: 2012.01.29
powered by ブクログ「1ドル=50円が適正だと思う」 と、謳う方が書いた本。 個人的にこの文言を見た時「輸出企業にしねって言ってるのかゴルァ!」と思ったけども、読んでみて少し考えが変わった。 確かに1ドル360円からニクソン・ショック、プラザ合意を経て、今じゃ70円台だものね。上がりに上がったんだから、50円になっても確かに不思議じゃない。 それに、日本が輸出で儲ける時代は既に終わった、と言われれば更に納得。自国の通貨安を良しとし、輸出で儲けるのはこれから伸びて行く新興国のする事であって、成熟した経済を持つ日本はもっと別のやり方(技術、知識等)で道を作って行くのを求められている。それは確かにそうだなーと納得した。 内容はワーグナーの「ニーベルンゲンの指輪」と言う曲の物語に沿って(?)書かれてるんだけど、敢えてそれに結びつけなくても……と、感じた。 あとなんか円が持ち上げられてたのが意外。通貨世界の裏番長円!
0投稿日: 2012.01.29
powered by ブクログ私は近代経済史をよく知らないので、戦争や恐慌と通貨の関係は読み物としては面白かったと思います。 ただ、1ドル50円の根拠がまったくないことと、自分で定義した考えを自分で無視する点(基軸通貨を「自国の幸せが世界の幸せになる国の通貨」と定義したものの、影響力が大きいというだけで日本円を影の基軸通貨と呼ぶ)が非常にお粗末でした。 新書のボリュームでは説明に限界があるのでしょうね。
0投稿日: 2012.01.22
powered by ブクログ日常で身近なものである通貨とは何かを考えさせられる本です。通貨が誕生した頃から現代に至るまでの通貨の歴史を紐解きながら、通貨の将来を予測しています。 以前からかなり話題になっている本で、新聞広告や書店でも代替的に宣伝されていて気にはなっていました。他の方々のレビューを見ると、賛否両論のようですね。個人的には、通貨の歴史を俯瞰できるだけでも著書を一読する価値はあると思います。 著者の持論としては、アメリカはドル安を容認しており、その流れが続くと円に対するドルの価値が下がり、結果的に1ドル=50円の超円高になるとの考えです。1ドル=50円というフレーズは、物凄いインパクトで、著書のサブタイトルにもなっているため、良い意味でも悪い意味でも目に止まりやすいです。 ただ、アメリカもオバマ政権が変われば政策も変わってしまう可能性はあります。アメリカの雇用、輸出を増やすためにドル安を容認している状況がいつまでも続くとも限りません。今やアメリカ企業は、アメリカ国外に進出して、中国を始めとする諸外国に工場を建設して事業展開している時代です。 日本人は、通常日本円だけを所有して生活しています。日本円は海外からも安全とされて、世界のリスク逃避マネーとして最近では円が買われやすい傾向が続いています。ただ、これも日本円が「安全」という確証は100%ではなく、大部分の日本国債を保有している 日本企業や日本国民が、将来日本国債を手放して、ギリシャのような財政危機を引き起こす可能性もあると思います。 将来、1ドル=50円になってもならなくても、通貨に振り回されずに対処するスキルを養っておくことは必要と思います。通貨の歩んだ道を振り返りながら、将来どうなるか自分で考えておく価値はあるかと思います。 目次 はじめに―通貨を知ることは、世界経済を知るということ 第1章 我々はなぜ、通貨の動きに一喜一憂するのか?―「一ドル五〇円」に向かいつつある世界にて 第2章 基軸通貨を巡る国家の興亡―世界経済を支配するのもラクではない 第3章 通貨の「神々の黄昏」―「まさか」の連続が世界を震撼させた 第4章 これからのドル、ユーロ、そして円と日本―基軸通貨なき時代はどのように進んでいくのか? 終章 来るべき「二十一世紀的通貨」のあり方とは?
1投稿日: 2012.01.20
powered by ブクログ『”1ドル50円時代”は何をもたらすのか?』というあまりにも過激な副題につられ、『誰が「地球経済」を殺すのか』に引き続き、浜矩子著書を連続で読んだ。本書を読んでも、私個人としては”1ドル50円時代”が来て欲しいとは思えないし、来ることから逃げないで最善のシナリオを選ぶべきということを理解はできるが、そもそも、その様になる今の世界経済の仕組みが納得できない。 科学や技術は、暮らしが豊かになり人々が幸せになることを目指し進化しようとしているのに、物の価値から遊離して独り歩きし、暴走と言いたくなる様な動きをする金融・通貨システムの進化は、技術やモノづくりに携わる我々からすると怒りを感じる。 基軸通貨を巡る各国の争い、ポンド、ドル、ユーロ、そして円の基軸通貨としての位置づけの歴史を学ぶことはできた。しかし、基準通貨の歴史や現状を知れば知るほど、円という通貨を発行する日本に暮らし、日本企業で働く自分自身の運命がどうなり、かつ、どうすべきかが益々判らなくなった。
0投稿日: 2012.01.14
powered by ブクログポンド、ドル、ユーロ、円から現在状況を解説している。 イギリス帝国の時代からリーマンショックまでの経済がざっと見通せることろがよかった。 先日読んだ、「砂糖の世界史」の大航海時代からイギリス帝国までの流れとつながった偶然に驚いた。
0投稿日: 2012.01.10
powered by ブクログ筆者の言う「1ドル=50円」はただの脅しじゃなく、金融政策に絡む重要な主張を含んでいる。しかし、こんな薄い本では語りきれない。実際、最後の方の「全く新しい円の時代」のところなんて、さらっと触れられているだけだ。本書は「基軸通貨史」を振り返りアタマを整理する本として読むのが良いだろう。 政策主張の部分を膨らまして考えるに、筆者の対局に高橋洋一のような金融緩和論者をもってくるとわかりやすい。 高橋洋一はドルとユーロが黄昏(タソガレ)る現状を一種の近隣窮乏化政策と捉え、金融緩和に踏み出さない日本は「自国窮乏化政策」を採っていると批判している。だから円高で一人負けするのだ、ということだろう。 筆者は違う。基軸通貨の黄昏によりウラ基軸通貨たる円に期待が集まっているのだから、そんな時に日本までもが金融緩和に踏み出せば、円キャリートレードを通じて世界に収拾のつかないほどのマネーがばら撒かれる、という主張だ。日本は成熟国になったのだから、いつまでも安い通貨で輸出立国という成功体験に拘ってはいけない、という主張も説得力がある。 日本は世界の一端を支える債権大国、これは事実だ。そして「有事の円」が期待されているのも事実だろう。残念ながら、本書ではだったらどうする、の部分は薄く、地域通貨の話もソリューションじゃないと思う。ソリューションを知るには、筆者のほかのどの本を読めばよいのだろう?
1投稿日: 2012.01.07
powered by ブクログ著者ご本人を知る方が「優秀なひとだけど、通貨は苦手な人」と仰っていたので、どういうことかとは思うんですが。。。通貨のこれまでをきちんと説明されるので、近代史&現社が苦手だった私は、是非歴史の教科書の年表を開いて、書き込みながらもう一度読みたいところです。。。
0投稿日: 2012.01.04
powered by ブクログ社会人になりたての20年以上前から、為替相場には興味があったので、それを開設してある本を読んできました。最初にアメリカに海外旅行に行った時が、1ドル=200円でしたから、その時と比較して「円」が3倍以上に強くなったことになります。 ほんの数年前までは、副島氏が「将来円は1ドル=30円」となると彼の著作の中で述べていても信じられませんでしたが、今年の相場を見ていて、やっとイメージできるようになりました。 この本の著者である、浜女史は、おなじく円高になることを予想しているようですが、彼女のポイントは、ドルが基軸通貨でなくなる日が近い、ということのようです。 確かに、最近ではドル以外で決済することも起き始めているようです、私が社会人を卒業する10年後には、ドルにかわる通貨が主流を占めているかも知れません。その変化の兆しが数年以内に起こりそうなので、それらに注意しながら過ごしていきたいと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・金本位制は、通貨節度を守るという意味では優れていたが、経済成長に対して抑圧的に働くので、それらの制度は放棄されることになった(p7) ・アジア通貨危機の原因は、むしろ「日本」にあった、ヘッジファンドはあくまで大きな流れに乗っただけ(p50) ・1ドル50円が受け入れられない理由として、輸出大国として円安として栄えた記憶、ドルは基軸通貨であるということ(p55) ・基軸通貨とは、「その国にとっていいことが、世界中にとってもいいことであるという関係が成り立っている国の通貨」である(p56) ・イングランド銀行が誕生した1694年は、後に王位につくオレンジ公ウィリアムに120万ポンドの融資を持ちかけた見返りとして、独自紙幣発行権を政府に公認してもらった(p66) ・シティがイギリスの軍事資金調達(第一次世界大戦)に応えられないことがわかったイギリス政府は、アメリカの資金調達に走った(p75) ・1931年9月にイギリスが金本位制をやめた後、1932年の「為替平衡勘定」は、金本位制を維持していたフランスやアメリカの外貨を買う、あるいは、ポンドを売って金を買うことであった(p81) ・1936年9月にフランスも金本位制を放棄して、「三国通貨協定=為替戦争の停戦協定」が結ばれた、相手国が自国通貨の対ドル為替相場を可能な限り安定的に維持する場合には固定価格で金を無制限に売却すると、アメリカは宣言した(p81) ・イギリスが形成したブロック経済圏では、ポンドが国際決済に使用された、その経済圏では、各国通貨はポンドと固定的にリンクされた、ロンドンに蓄積したポンド預金を国際決済に用いた(p83) ・1949年に最初のポンド切り下げ(1ポンド4.03→2.80ドル、30%)、1967年に二回目の切り下げ(→2.40、14%)の時にはスターリング諸国(ブロック経済国)は追随しなかったので、ポンドの基軸通貨の役割も終えた(p88) ・リーマンショックで危機に陥った投資銀行(ゴールドマン、モルガン)は銀行持ち株会社への衣替えで、乗り越えた、つまり投資銀行と商業銀行の二足のわらじを履いて、FRBの監視を受ける代わりに公的資金注入を得ることができるようになった(p134) ・1ドル50円に接近するにつれて、日本の貿易取引はかなりの部分が円建てになっていく、ドルに対する需要が低下する(ドルが減価)ということ(p195) 2011年12月30日作成
0投稿日: 2011.12.30
powered by ブクログ【レビュー】 1ドル=50円が相当、という著者の立場に賛成するものではないが、そのような激烈な主張を丁寧に展開する点で好感を覚えた。本書はその論理を、データというよりも通貨の歴史を説明することでなしており、本書は通貨の歴史書といってもいいだろう。だから星を一つ減らした。 【特記事項】 ・通用力のある貨幣が通貨。 ・もはや基軸通貨といえるものはない。 ・プラザ合意は、基軸通貨としてのドルを見放すものだった、というのが著者の主張。 ・サブプライムローン問題は、より正確に言えばサブプライムローンを証券化したことが問題である。
0投稿日: 2011.12.29
powered by ブクログ予想していた内容とは違った。 でもタイトルにあるように「通貨」を知るためには「通貨」を視点に歴史を書かざるを得なかったんだろうな。 それはそれで面白かった。 しかし、歴史。もっと真面目に勉強しとけばよかったとつくづく感じる。 ただの暗記科目としかとらえてなかったから・・・ 話がそれました。 私も1ドル=50円あると思います。 「まさか」が次々起こる世の中ですから。
0投稿日: 2011.12.28
powered by ブクログ基軸通貨をめぐるこれまでの主導権争いを整理し、今後の通貨制度のあるべき姿を考察している本。結論から言うと、本書では「共通通貨」「国家通貨」「地域通貨」が共存する3元構造が望ましいと提唱している。共通通貨とは、既存通貨を統合した統一通貨のことではなく、現在の通貨と併存する形で、どの国家にも立脚しない決済手段としての通貨を作り、ポスト基軸通貨として機能させたものである。世界中を見渡しても、基軸通貨を運営・維持する能力を持った国はもはや存在しないことを見越した制度であり、いくつかの国が「ドルの基軸通貨はもう無理だ」と表明すれば、実現可能性が高まるという。確かに、市場の動きにレートが左右されない共通通貨が実現すれば、現在の為替リスクの酷い状況は避けられるけど…。さらに、現存するドルやユーロや円なども引き続き各国で使われつつ、それに加えて地域ごとに独自の「地域通貨」が流通することで、地域に根差した経済の発展をもくろむ、ということか。地域通貨は、物理的な地理にとらわれる必要はなく、電子マネー経済圏のようなものも含んだ広い概念だと解釈できる。著者の主張をすべて呑み込めたわけではないけれども、新しい発想として面白いと思った。
0投稿日: 2011.12.24
powered by ブクログ円が隠れ基軸通貨であるという筆者。ドルが基軸通貨を放棄している以上、円キャリートレードをやめることは無いだろう。ユーロの終焉とポンドの存在感のなさ、価値がドルに寄り添う形で、国内では格差があり過ぎて、自力でどうにもならない爆弾のような人民元、どれを取っても安全なのは円のみ。有事のドル買いは既に伝説となった。 第二のプラザ合意と第二のブレトンウッズが必要と筆者。
0投稿日: 2011.12.18
powered by ブクログなぜ我々は「円高・円安」に一喜一憂しなくてはならないのか、そもそも「通貨」とは何なのか。 そんな壮大なテーマを、人気エコノミストがわかりやすくも刺激的に説いていくのが本書です ◎そもそもの通貨の意味とは? ◎基軸通貨を巡る各国の争いの歴史 ◎ドルの覇権はすでに終わっている!? ◎ユーロは次世代の基軸通貨になりえるか? ◎「1ドル50円」時代はいつ来るのか? ◎通貨の未来、そして円の未来とは? 知的好奇心を満たすのはもちろん、明日のビジネスにも必ず役立つ内容。 少なくとも本書を読めば、円高・円安に一喜一憂する必要がなくなるはずです。
0投稿日: 2011.12.16
powered by ブクログ簡単に読めて、グローバル経済の仕組みを知ることができる。為替の問題はグローバル経済にとって影響が大きいことであるが、製造業似た夜日本経済の限界も見えてきたのではないだろうか。 パラダイムシフトが必要だと感じさせる内容であった。
0投稿日: 2011.12.11
powered by ブクログ古くて新しい通貨の問題。本屋の売れ筋ランキングにも常に上位にあるので、連日、欧州の財政危機のニュースが流れる中も、買ってみた。 平易な文で、書かれていて、わかりやすい。 グローバリズムが進む中で、ドルのような基軸通貨の時代は終わり、地域通貨とSDRのような共通通貨が共存する3D型の通貨体制を提案している。米国の輸出倍増計画などを根拠に、1ドル50円の時代も予測する。 この本を読んで、通貨とは、喜怒哀楽などの感情や価値観が反映されたエネルギーのようなものだと感じた。 筆者は、ニーベルンゲンの指輪を比喩として、基軸通貨の希少性と流動性のニ律背反性を説明するなど、表現に工夫があるが、深さがないというか、何か物足りなさを感じた。
0投稿日: 2011.12.11
powered by ブクログ全体的に読みやすくて「通貨」のこれまでの流れがよくわかる。 雑誌などでみられる通貨特集に少し補足を加えたような内容といった印象。 だからこそわかりやすい。入門編に最適。 第2~3章が特に興味深い。2章でポンドとドルの歴史について、3章後半でプラザ合意後の円について、著者の解釈がまとめられておりここだけでも読む価値はある。
0投稿日: 2011.12.10
powered by ブクログamazonレビューで評価が真っ二つに分かれていたりもして、"1ドル50円"の根拠は最後までよく分からなかったけど、基軸通貨を巡る歴史や国家の興亡については興味深く読めました。
0投稿日: 2011.12.05
powered by ブクログかつての基軸通貨であったポンドが、元々はシティの商人が作った通貨で、国がコントロールしていなかったのはびっくりした。その後有事の時に増刷したり、兌換を認めたり、認めなかったり、紆余曲折があったということが流れとして理解できた。共通通貨、地域通貨の提言があったが、日本の景気刺激策の一つとして紙幣の増刷もありじゃ無いのかなと思う。イギリスだって試行錯誤でやってきたのだから、日本もやってみてもいいんじゃないかと思う。
0投稿日: 2011.12.04
powered by ブクログ・「貨幣」に足が生えると「通貨」になる。通用性。 ・「信用」。いずれ払ってくれるという信用。 ・「金融」。金が金を生む仕組み。信用創造。利子。 ・「基軸通貨」。その国にとっていいことが世界中にとってもいいことという関係が成り立っている通貨。 ・プラザ合意(1985年)とは、これ以上のドル高を是正することで各コクが合意するということ。いわば「ドルをそっと見放す」こと。歯科アメリカの対外赤字は解消されなかった。 ・ベルリンの壁崩壊(1989年)。東西ドイツ統一により、東欧圏を巻き込みヨーロッパ共同体とは別のドイツ共栄圏を作るかもしれないという恐れ。ドイツの一人歩きを許すのはまずいというのが欧州各国の総意。結果ユーロという単一通貨へ。 ・リーマンショック(2007年)。採った手が、徹底した量的緩和。 ・円高進行に対しての日本の政策は金融大緩和。1985年の5%から、1987年には公定歩合を2.5%に。そしてバブルへ。 ・円高対策として超低金利政策。95年。円キャリートレード。超低金利で円を借り、それをドルに換え、成長著しいアジア各国に投資する。ジャパンマネーが新興アジアへ。 ・97年アジア通貨危機。不良債権処理で、国内損失補填のための資金が大逆流。 ・G20。首脳会議は本来、交渉の場ではなく協調の場であるべき。駆け引きではなく、知恵出しの場。 ・外交ベタの日本は、かえってまとめ役として適任。ぶきっちょな誠意こそ、グローバル時代における協調の要。 ・保護主義は保護主義にとどまらず、どうしても拡張主義に転化していく。
0投稿日: 2011.12.03
powered by ブクログ1ドル50円時代は到来するのでしょうか?急速に円高が進めば、多くの企業が損失を被りそうですね。円高になるとしてもゆっくり進行してほしいですね、日本企業がそれに順応できるように。
0投稿日: 2011.12.02
powered by ブクログ1ドル50円時代になるという根拠がイマイチ詳しく書かれていない。 「通貨」については分かり易く書かれており楽しめた。
0投稿日: 2011.12.02
powered by ブクログ通過をめぐる国々の動きを、ニーベルングの指環になぞらえて説明して行く。前半の貨幣の役割だとか性格だとかの話はわりと退屈だけど、第二章の基軸通貨をめぐる国家の興亡から、途端に面白くなる。話は大英帝国時代の金本位性のポンドから始まり、ブレトン=ウッズ体制を経て、現在に至るまでを解説する。全体を読み終えると、著者の主張する、1ドル50円の時代というのも、あながち間違っていないのではないかと思った。
0投稿日: 2011.11.30
powered by ブクログ世界の通貨のこれまでの歴史から、筆者の考えるこれからの未来。 ちょっと全体的に話が散らかってて読みづらかったものの、通貨の歴史を知ることが出来たという点で評価できる本。 話が散らかってるというのは、時間軸がぶれてる。昔から現在そして未来って述べてくれればいいのにぐちゃぐちゃしてて何が言いたいかいまいち伝わってこなかった。 でも、通貨の歴史を知ることで、今までお金を扱いながら、何も知らずにいたってことが分かりました。世界史やっておけば良かったかな(笑) ポンドがユーロに参加しなかったのは昔の基軸通貨だったっていうプライドや経験もあるのかなーとか色々考えながら読んだ。 筆者の言うようにさらに円高になるかどうかは分からないけど、この本を読んで、円はぶれない通貨、強い通貨なんだろうなと思った。
0投稿日: 2011.11.30
powered by ブクログ1ドルが50円になるかは別にして、お金ってどういうものかが分かってよかった。 お金の成り立ちや性質を学ぶ事で、世の中が見えてくる気がする。 ただ、1ドル=50円に、どうしてなるのかは、根拠無しです。
0投稿日: 2011.11.29
powered by ブクログ実家に帰省した際に実家のベッドに置いてあった。父か誰かが読んだんだろう。読みたい本の種類がかなりかぶるというのは、こういうときありがたいものだ。それに本屋でも見かけたことがあった本。ありがたく読ませてもらった。 通貨とは何かに踏み込み、基軸通貨の役割を担ったドルやポンドなどの歴史を、著者は明快に描写してくれる。また円の担った「隠れ基軸通貨」的な役割についても言及し、これからの基軸通貨なき時代の日本のありかたにも触れる壮大な内容であるが、簡潔かつ明瞭な説明で非常にわかりやすく読みやすい。ただ、最後にこれからの通貨像ということで「地域通貨」が出てきたのは、多少突飛な感じがしたのは私だけだろうか。 ドルやユーロの信認が低下し続ける中、現在の円高が、日本という国の底力を示し、他に投資先がないからという消極的な理由とはいえ、世界からこれだけ信頼されていることが図らずも示唆されている2011年の日本。さらにこれから1ドル50円の時代がくることを著者は予言する。金融立国を目指すのか、高付加価値商品に特化し、研究開発拠点以外は生産をほぼすべて海外に移して成長していくのか、一ドル50円時代についての日本の成長戦略について、本書では詳細に述べられてはいない。しかし、円高は日本の国益だと、日本のプレゼンスを声高に叫ぶような愛国主義的トーンではなく、冷静にそのような時代が来ることを受け入れることを促す著者。ものづくりと輸出のみが日本の成長の生命線であるとでも言うかのような、まるで高度経済成長時代の日本を、現在の日本であるかのように伝えるメディアにあふれる現在の日本において、作者の主張は、等身大の日本像をつかみかねている我々ににとって、大切に受け止めるべきメッセージであろう。
0投稿日: 2011.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同志社大学院ビジネス研究科教授で経済エコノミストであり、 髪の色がちょっと変なおばさん・浜さんの本。221ページ。 読み始める前は、なんか胡散臭いおばさん(髪の色が)だと思っていたが、 文章の書き方は平易で、文章展開自体にも破綻なく、読みやすい本だった。 こういう書き方ができる時点で、頭の良さと一般庶民の視点を両方持っていると感じる。 ただ、文章が若干回りくどい。 喩えるなら、振り付けの大きい舞台俳優のような感じ。 ドラマティックな表現や比喩を使いたがるが、そこがちょっとインテリぶってる感じで、どうかなぁという感じ。 本人としては、比喩を使って論旨を分かりやすくする意図だと思うが、逆に分かりづらくなってるような気がしなくもない。 ただ、書き方をもっとシンプルにすると、論旨自体は明快なので、120ページくらいで完結してしまいそうな感じはする。 論旨は単純で、 ①ドルはもはや「基軸通貨」ではなく、「基軸通貨」時代自体が既に終わっている。 ②世界の中で、日本の円が相対的に強くなっているため、円高になるのは自然の流れである。 ③不安定な「基軸通貨」ではなく、「地域通貨」「国単位での通貨」「共通通貨」という3層構造の通貨構造への転換。 「基軸通貨」の歴史について丁寧に説明しているが、 基軸通貨・金本位制・金本位制放棄後の金融経済の暴走に至る部分は理解しやすかった。 こういう背景を理解していくと、現在起こっている世界経済の無秩序に合点がいく。 無理な状況が起こる理由は、今も昔も同じで、 結局は身の丈に合わない無理な対応をし、対症療法でその場しのぎをしても、 結局それを修正できないからこそシステムに歪みが生まれるからである。 つまり、問題が起こると、その根本的な原因をしっかり突き止めず、対症療法で逃げようとする。 そこでなんとかなると、原因究明を怠る。 そして、社会システムの時代遅れがどんどん進み、どんどん歪む。 読んでいると、大枠では、昔から同じことが繰り返されていると感じる。 「基軸通貨」は、それが世界からそのように認知されると、 その通貨を持つ国家が、自律・自制しつつ、国際金融の秩序を維持する役割を求められる。 金本位制があれば、通貨の発行量が制度的に制限されるが、 その放棄は、歴史的にその国家の通貨的暴走という結果になった。 その意味では、どこかの国が「基軸通貨」を持つということは非常に難しく、 また、実質的には不可能に近いということが分かる。 ここまでのところ、ユーロの成立・アジア通貨構想など、 国際的な地域ごとの通貨の統合の流れがさかんだが、 この流れは、「基軸通貨」ありきの考え方なのだが、実際のところユーロの不安定さを見る限り、 この流れ自体は恐らく今後頓挫していくことになると思われる。 また、筆者の「1ドル50円」という円高に対する考え方に対しては納得できるが、 「『円高=悪』である」というメンタリティは、製造・輸出ありきの既存の社会モデルを転換しなければ、 円高を素直に認めるという方向には向かわない。 実際のところ、日本政府の転換と主導が求められるところではあるが、正直期待はできないので、 筆者の期待するようにはならず、今後も不安定な状況は進むだろうと思う。 筆者の「3D的通貨構造」という構想自体は悪くないが、実際、利便性は低いので、好き好んでそういう方向には向かうまい。 ただ、スティグリッツがSDRを「共通通貨」に格上げしていくという構想を示しているとすれば、 ユーロが限界を露呈した時点で、国際的に再度金融の仕組みについて考え直す機会は訪れるだろう・・・と期待したい。 結論としては、ドル・ユーロという通貨資産は抱えるな(笑) 資産運用をするならば、通貨以外の流動資産で運用する方が、中長期的には良いのではないかと。 と、色々考えさせてくれましたが、結論自体は残尿感のある、 また説明部分が長くてページ数の割に内容の密度はそれほど高くない、 と判断したので、☆4つ。
0投稿日: 2011.11.27
powered by ブクログ「通貨とは何なのか?」を通貨の歴史を追って行くことで説明している箇所が大半。この部分は、読んでいて面白い。 一方、タイトルにある「1ドル50円時代」対する説明になると、根拠の提示が弱く、肩すかしをくらった。 円に対する過信についても、「どうかな?」といった印象。
0投稿日: 2011.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地域通貨の可能性。 近い将来、基軸通貨は終わり、われわれの財布の中にはいろいろな種類と性格のお金が入っていることだろう、と筆者は言う。 しかし、そんなめんどくさいことできないでしょ、って思っちゃう。正論なのかもしれないが、無理矢理正論を押し付けるというか、なんかおもしろみに欠けるのではないかと思う。 そこから、利便性を追求するなら電子マネーになるんじゃないの?って思う。
0投稿日: 2011.11.19
powered by ブクログ通貨の歴史 基軸通貨の終焉 1ドル50円になる 有事の円買い 裏の基軸通貨 TPPの鎖国としての面 通貨の統合よりも地域通貨の発展 単一通貨ではなく、SDR、バンコールなどの共通通貨 財布の中にいろいろな通貨が入っている状態 そんな王政復古のような事態は起こらないだろう
0投稿日: 2011.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドル、ユーロ建ての定期預金はやめておこう。。。 自分は現状が根拠の無い円高だと思っていたけど、 考えを改めた。 中でもアメリカ政府が「輸出倍増計画」を表明していることは 全く知らなかった。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログ確かに世界が読める気がします.少し表現が平易すぎるのが気になりますが,この100年間ぐらいの世界経済の動きを俯瞰できると思います.
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログ経済アナリスト浜矩子さんの著書。 浜矩子さんの本は本書で3冊目。 どの著書でも、難しい経済の仕組みや流れをとてもわかり易く説明してくれます。 経済本の入門書としてはオススメ。 本書のテーマは、「通貨とは何か?」です。 最近は、ギリシャショックによるユーロ大暴落、円が戦後最高値を更新、など通貨関連のニュースが後を立ちません。 では、 なぜそのようなことが起こるのか。 それは、「通貨」というものを正確に理解していなければ読み解くことができないと思うのです。 本書では、通貨の歴史とその時代背景を学ぶことができます。 新書でささっと読めるわりに、その情報密度は非常に濃いものでした。 本書では、通貨の強さが国力を決めると言います。 そして、その通貨の強さを決めるものは、「通用性」であると。 これは、どれだけ広い地域で、どれだけ他のものを確保できるかが大切だということ。 かつてはどの国も金本位制をとっていました。 しかし、通貨の力が強くなり、世界中にその通貨が広まれば広まるほど、実際の金の量と通貨の量に大きな差が生じてくる。 かつて基軸通貨と呼ばれたポンドやドルもこの呪縛に悩まされ、最終的に金本位制を放棄することになったわけです。 そして、金とのつながりが無くなり、実体をもたなくなった通貨は金融緩和、量的緩和政策でその流通量を激増することに。 日本のバブル、リーマンショック、ギリシャショックの根源はここにあります。 では、影の基軸通貨となった円を持つ日本はこれからどうすればよいのか。 そのことを考えるとどうしても暗くなってしまいがちですが、本書で著者はこう締めくくっています。 「 ここまでの通貨の歴史を振り返ってみて、つくづく思うことがある。今のような時代環境の中で、日本ほどのスケールの債権大国が超成熟時代を迎えるというのは、今までなかったことだ。 そういう意味で、今や、日本の前に前例や先人はいない。これからの日本経済は、自らが実験台となって新天地を切り開いていくしかない。 強い通貨と豊富な債権、そして知恵と工夫を用いて、いかに豊かな国を築いていくか。前人未到の大人の世界を自力で構築していくのである。これはなかなかワクワク感をともなう状況だ。」 今は戦後最大の円高です。 輸出産業中心の日本は、円高というと暗いイメージしか持たないかもしれませんが、円が高いということは、それだけ国力が評価されているということ。 円高をむしろチャンスとみて、海外に積極的に投資をするなどしていけば、必ず日本の未来は開けるはずです。 見方を変えるだけで、ヒントはたくさん転がっているもの。 そのためには、知識が必要です。 これからも経済の勉強を積極的にしていこう。
0投稿日: 2011.11.05
powered by ブクログドルの過大評価は修正される。世界最大の債権国、日本の円は「隠れ基軸通貨」。通貨をめぐる国家の興亡の歴史がおもしろい。
0投稿日: 2011.10.31
powered by ブクログ根拠なしで奇異な主張をしている. 奇異な主張をどのような論理で納得させてくれるかを期待したが残念だった. 読了せず.
0投稿日: 2011.10.28
powered by ブクログ毎年外国旅行する私にとっては嬉しい話ですが。結局求められているのは、日本の決断力というか、グローバルな世界におけるリーダーシップ、外交力なんだと感じる。
0投稿日: 2011.10.21
powered by ブクログ1ドル50円の時代が来る。衝撃的な予測を立てている著者ではあるが、一読してそれが空想でなく、様々なデータを用いて現実に起こりうる可能性を本書で示している。 通貨の価値は国家の価値を表す。基軸通貨は国家の覇権とともに移り変わりドルですらその例外でない。 ユーロも元も基軸通貨たりえる条件を満たしておらず、未来の通貨は地域通貨と世界共通通貨が出てくるかもしれないと著者は説明する。 自分は世界共通通貨案には必ずしも賛同しないが、そういう機運が出てくる考えは理解できる。 本書では円の知られざる世界での実力も説明されており、日本が世界に与えている影響はよくも悪くも大きいと感じた。 日本はそろそろ大国としての意識と自覚を持つべきなのではないだろうか・・・ 円高ドル安に一喜一憂せず、円が高くなっても成り立つビジネスモデルや商品を作るしか、日本が生き延びる道はないと感じる。 世界を取り巻く通貨の世界が簡単に分かる一冊です。
0投稿日: 2011.10.20
powered by ブクログ自分の通貨に対する知識不足が起因してかイマイチしっくりこなかった。 ドルがもはや基軸通貨として通用しなくなった、基軸通貨の時代は終わった、円は隠れ基軸通貨の役割を果たしている、という主張までは理論を追えた気がするが、何処から50円という数字が出てきたのかロジックがよく分からなかった。また、最後の主張の地域通貨のメリットもあまり解釈できず。 もう少し勉強が必要のよう。
0投稿日: 2011.10.18
powered by ブクログ通貨とは何かを歴史を紐解きながらわかりやすく説明してくれた。ただし、為替相場がなぜ動くか?US$が50円になる理由など通貨の動きに関しての説明理解はあまり進まない。 本を通じて知りたい内容によっては微妙と感じるかもしれない。
0投稿日: 2011.10.18
powered by ブクログ「1ドル50円」時代を標榜する人気エコノミスト、浜矩子による、通貨の歴史と未来を読み解いた1冊。今後、ますます円高が進み「1ドル50円」くらいになるのではないかという見解が一致していたので購入してみたが、根拠に欠ける論評で、提言も現実味を帯びていない。駄本。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログ今、会社でちょっと議論になっている為替。お勉強のために…と手にしたものの、描かれているのは、まさに『基軸通貨を巡る大河ドラマ』そのもの。最後は地域通貨の可能性に触れていて、読み物としては面白いけど、実務書ではない、かも。
0投稿日: 2011.10.09
powered by ブクログ「基軸通貨」をめぐる大河ドラマ。ポンドに始まり、ドル、ユーロそして円、さらには「地域通貨」までの可能性を分かりやすく説明してくれる。 さて、「1ドル=50円」の時代は本当にやってくるのか。今後に注目。
0投稿日: 2011.10.08
powered by ブクログ浜ノリ子のセミナー担当になったので一冊ぐらい読んどかないとと思って購入。 基軸通貨の歴史を概観するには少しぐらいは役に立つかもしれないけど、議論が雑過ぎて、読むに値しない。 エコノミストというより、評論家、シナリオライターですね。 こんなんで同志社大の教授が良く勤まるもんだな。
0投稿日: 2011.10.07
powered by ブクログp102:「プラザ合意」 アメリカのご都合主義のとばっちりを食うことに対して、その他の国々が拒否権を発動した場面だったと言ってよい。 p109:EUの起源。争いの元となる資源の問題をなくしてしまおう。そのために、設立されたのが欧州石炭鉄鋼共同体だった。それが後に欧州経済共同体へ、そしてEUの前身にあたるECへと発展することになった。 リーマンショックでドルの基軸通貨体制が崩壊し、ギリシャ危機で次の基軸通貨候補であったユーロも候補となれないことがわかった。これからはどこか特定の基軸通貨が生まれるのではなく、もっと地域通貨が発達していくと筆者はとく。また、基軸通貨になれる候補として可能性が一番高いものは円と主張する。 そもそも基軸通貨になるためには、その通貨価値が変動することによって多くの人がハッピーにならなければならない。 ドルの基軸通貨はすでに各国が終わらせたいと考えているが、どこも発言しないため今日までずるずると長引いてしまっている。 これからお金はどうなっていくのか。
0投稿日: 2011.10.06
powered by ブクログまさに「円高」時代の今、注目の本。ってことで読んでみました。 基軸通貨をめぐる人類の歴史を辿りながら、今世界が直面する通貨問題について考える1冊。 “基軸通貨=ドル”時代の終わり、実は陰の基軸通貨『円』、EUの成り立ち~ユーロ危機、中国人民元の可能性、などを初心者にも分かりやすく解説。 キャッチコピーにあったように、為替相場の数字に一喜一憂するのが馬鹿らしくなるかも!? 小難しい表現はなく、とても面白く読めました。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログ三橋さんと同じ論だし復習によかった。 野田政権の根拠のない信用が崩れるので 増税(しかも復興の事なのかなんだか曖昧というか 混同してる?)するよりも如何に国内での流動性と 円高による資産購入による世界へのまきこみを 考えた方がいいと思う。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログ通貨のことがきちんと知りたければ他の本を読んだほうがいい。ただ、基軸通貨だった英ポンドの没落、レーガノミックスの実態、ユーロ統一の背景など、個別のイシューについてコンパクトに理解できるという点ではよいのではないでしょうか。最後の「地域通貨」については、紙幅の制限もあるでしょうが、正直理解できませんでした。
0投稿日: 2011.09.30
powered by ブクログ読みにくい。 面白くて読む手が止まらない、、、と書いてるが、まったくの嘘。 購入前に目次をみて、これはわかりずらそうだな~と思ったものの、 売れているので取り合えず買ってみた。やはり失敗した。。。 何か原因か読みながら考えていたが、理由は以下だと思う。 「章名、項目名に対する結論がわかりずらい」 「パラグラフのながれが飛びすぎ」 ~内容について~ この本の結論で 「この先は地域通貨が普及すべし」 と書かれているが、果たしてそうであろうか? 私は同意できない。 国内のサプライチェーンだけで生きていくのは無理。 輸出入は必須であり、地域通貨普及=混乱に繋がってしまうと思う。 ★外貨投資に役立つ情報が何か載っていないかな、、、と 期待していたが、期待はずれであった。
0投稿日: 2011.09.26
powered by ブクログ”1ドル50円時代”などという副題が付いているが、 これはおまけですね。「基軸通貨」の歴史をざっと眺めて、 今の通貨の動きを観る視点を与えてくれる本です。 ちょいちょいエピソードを挟み込んでいて、 それが割と興味深く、挟み方もうまい。 TPP制度が批判されているのは知っていたけど、 その視点としてブロック経済圏の復活を持ち出していて、 これは個人的によく分かる懸案事項だなと。 紛争になりそうなものは慎重に回避していきたいところだ。 ただし、末尾の地域通貨に関する希望のかけ方は 飛躍がありすぎる。 キャンディ地域通貨を挟み込んだとはいえ、 この本の射程は「共通通貨」というアイデアがある、というところまで。 けど、そんな主体を作るのもなかなか一筋縄にはいかないでしょうなぁ。 それでミクロに目が行ってしまうわけだ。 「「基軸通貨」とはその発行国家の幸せが他国の幸せに通じている通貨のことだ」(意訳)というのはいい言葉。 正しく発展するというのは紛争をすることで、経済規模を増大させることではないからね。 とりあえず、そこを揺るがせにしないように。
0投稿日: 2011.09.25
