
Xの悲劇
エラリー・クイーン、田村隆一/グーテンベルク21
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総合評価
(2件)3.0
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内容が濃い!!
初エラリーが本作でした。 正直エラリークイーンは難しく感じます。 この話も二転三転し、突然登場する謎の人物が重要だったりと、内容が濃くとても長い話に感じます。 1冊の本を読んでいるというより連続ドラマでも見ているような気分になりました。 また、本作の探偵はドルリー・レーン氏ですが、ポアロなどの他の有名な探偵と比べるとキャラが立たないような気がしてしまいます。ただ、シェイクスピアが好きな方にはとても面白いと思います。 衝撃的ではなかったですが、とても内容が濃かったので何度も読むと理解が深まり面白く感じそうな気がしてまた読み返したいと思っています。
0投稿日: 2016.12.12後半の逆襲が見もの!
自分は正直言うと、古典ミステリは苦手です。特に、殺人事件を、関係者のインタビューによって解決していくタイプは苦手で、とてもページをめくらせる力があると思えない。クリスティもヴァン・ダインも、イマイチ積読から抜け出せないのはそういう理由からです。 本書も、スタートはその臭いが漂っていましたが、途中の裁判のシーンから劇的に変化し、指に力が込められるようになりました。ドルリー・レーンが痛快と思える推理を見せ始めたところからです。 結果として、自分的上位に入る本とはなりませんでしたが、古典を読むきっかけにはなりそうな気がしました。すでにYも積読済み。頑張ろう!
0投稿日: 2013.12.13
