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ボーダレス ワールド
ボーダレス ワールド
大前研一/プレジデント社
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総合評価

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    30年以上前に書かれた本で、インターネット本格化前の世界が遠い時代でスマートフォンなど存在せず、日本にまだ"Japan as No.1"の威光があった時代。ILE圏と欧米日のトライアドはその後の世界をまさに予見している。 現在と市場環境は全く違うのにその主張には古さを感じないどころか輝きを感じる。それは市場や消費者に答えを求め徹底的に考え抜き本質を突いた指摘かつ提言ゆえであろう。加えて、数字がほぼないのに例え話と主張でここまで説得力がある大前節の凄さ。「第9章 ウソ八百の統計数字」「第11章 ボーダレス世界における政府の役割」「第12章 地道な努力」の分析力と迫力は素晴らしい。「アメリカにはドラッガーとポーター、日本には大前がいる」と評された切れ切れの論法を楽しめる。ポーターの戦略論にダメ出しをして受け入れられるのは稀有な人物であろう。グローバル&ワンワールドから一周してロシアや中国を代表とした新権威主義が復権しつつある今だからこそ立ち返りたい視点だ。

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    投稿日: 2022.12.30
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    北野本で紹介されていた一冊。後半だけ読んだ。驚くべき指摘であるが米ドルを基軸通貨とするブレトンウッズ体制(1944-71年)を思えばストンと腑に落ちる。むしろ気づかなかった自分の不明に恥ずかしさを覚える。 https://sessendo.blogspot.com/2018/07/blog-post_5.html

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    投稿日: 2018.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1990年出版で、まだインターネットも一般に普及していなかった頃の作品ですが、グローバル経済における企業のありかたが鋭く語られていて驚きでした。特に、現地法人におけるビジネスは徹底して、現地のニーズをくみ取らなければならないこと。しかし、組織においては、裁量権を現地法人に与えつつも、その前提として本社幹部と現地法人幹部との間で、日ごろから密接なコミュニケーションがあることが条件という指摘については、時代が変わっても普遍なものだと感じました。

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    投稿日: 2014.07.07
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    1989年に書かれていたとは思えないくらい、現在のグローバル化の状況を予言しています。世界がグローバル化するにつれ、供給者と消費者の情報格差がなくなり、顧客のニーズにいかに答えられるかというのが企業の存在意義になると予言されています。世界はその通りに進んでいると感じます。 印象に残った点は、グローバルに展開する会社は、グローバルに価値観を共有していく必要があるという点。しかし、それは、世界一律に同じ価値提供をすることにはあらず。各国で状況は違うので、世界一律の価値提供を行うことは顧客ニーズを無視していることになります。それは価値観の共有にあらず。大切なことは、根底に同じ価値観を共有している人材で構成されているグループが、その価値観に基づき、各国の顧客ニーズに合わせた価値提供を行うこと。ただの足し算ではないM&Aのシナジー効果はそこにある。

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    投稿日: 2011.06.17
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    久しぶりに読みたくなりました。普遍的なことを論じるには英語はよい言語なのでしょう。1990年というコンテクストを20年振りに経験することも今を考えるうえで役立つと思ったりします。

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    投稿日: 2010.08.02
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    内容(「BOOK」データベースより) ILE(相互連結経済)圏を支配するのは「消費者」である。「提供者側の理論」がもはや通用しない時代に、企業の戦略はどう変るべきか。また、政府の役割、マスコミの責任とは…。いま欧米で一大センセーシヨンを起しつつある話題作の待望の翻訳! 目次 第1章 裏返しに見たマクロ経済  「顧客」―新しいパワー  「競争」―拡散する技術  「会社」―固定費の重要性  もう一つの「C」  第二の新しい「C」  新しい多国籍企業  政府の役割  「国家安全保障」の神話  先進国vs途上国 第2章 等距離経営  世界市民  世界商品  インサイダー化  海外進出企業の新モデル 第3章 戦略の基本に戻れ  板ばさみ  五本指の魔術  体をきれいに  コーヒーいれの知恵  いい写真を撮るには  台所の秘密  頭痛薬 第4章 過去の延長線  会社主義の盲目的追求  競争の大芝居  会社主義のメリット  経営者の道具箱  顧客変われば会社も変わる  人間の心理にマッチした経理方式 第5章 中華思想  複数方式による新製品開発  地盤の整備  隘路の除去  宇宙の中心 第6章 本社中心主義を排す  中央組織の解体  会社意識の問題  グローバルな統合  ピラミッドの打破 第7章 グローバルな収穫への種まき  庭づくりのコツ  土壌、木、果実 第8章 戦略的提携のグローバル論理  持株の落とし穴  親の同意は必要か  対等な結婚  経理システムに問題あり 第9章 ウソ八百の統計数字  統計のウソ  支離滅裂な日米交渉  アメリカ人のポケットは空か  資産と債務  「空洞化」は本物か 第10章 FX帝国  FXによる新しい世界  悪人の隠れ家  グリーンバック帝国 第11章 ボーダレス世界における政府の役割  資源の幻想  国益の終焉  価値観の多様化 第12章 地道な努力  選択の自由  マスコミの責任  風土の違い  地道な努力

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    投稿日: 2010.03.05