
総合評価
(290件)| 91 | ||
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独特の世界感!
妖怪が次から次へと現れる。鬼の乗り移った琵琶、人間に化ける鵜など現代人には想像もつかない。今昔物語などを題材にしており、平安時代実在したのではと思うほど、描写がリアル。独特の世界感が気に入った。
7投稿日: 2014.11.12
powered by ブクログ35文庫 陰陽師安倍晴明を世に知らしめた噂の作品。読みやすいのにごちゃごちゃしていない、静かなお話。疲れて帰って帰ってきた夜なんかにピッタリ。
0投稿日: 2014.10.10
powered by ブクログ初めて夢枕獏の作品を読んだ。 思っていたよりずっと読みやすくて、情景描写もすごく綺麗。あと、清明と博雅が酒を飲んでるシーンの肴がことごとくおいしそう。
0投稿日: 2014.07.07
powered by ブクログ闇が真の闇で人も鬼も妖も、あらゆるものが共存する時代。今昔物語をベースに綴られていく安倍晴明と源博雅の蕩々と展開されていく時代小説。 二人が意外と中年で驚いたけど、腰の据えた感じからこれくらいが妥当。 残念だったのは、この巻はどこかで聞いたか読んだことのある話が多かったこと。
0投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログ【読書その58】これもインフルエンザ闘病中に読んだ本。ある本を読んでいたらオススメというコメントがあり読んでみる。思った以上に引き込まれて一気に読み進める。情景描写がわかりやすく丁寧。
0投稿日: 2014.02.27
powered by ブクログ陰陽師の阿部清明と武士の源博雅が 妖しが起こす怪事件を解決する クールな阿部清明と実直な源博雅の掛け合いに好感が持てる。読みやすくて面白い。
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログかなり長い間本棚で眠っていた本。 もっと早く読んでいれば良かったな、と。 でてくるのは、鬼たちなのに何故か人間臭いところもあり、物悲しくもある。 晴明と博雅の間に漂う空気感か穏やかで素敵。
0投稿日: 2013.12.06
powered by ブクログ大好きなシリーズです。マンガや映画にもなっていて、それぞれ異なった雰囲気を持っていますが、原作のこの作品は、昔話を読んでるような、怪談を読んでるような、幻想小説をよんでるような・・不思議な雰囲気を持っていると思います。「幽けき」というかんじがします。
0投稿日: 2013.12.05
powered by ブクログ陰陽師とは?と思い手っ取り早く読めそうなものを選んでみたが、正解。短編で語り口調もよく気楽に読めて、おどろおどろしいのではなく美しさを感じられた。闇が闇として残る平安時代。清明と博雅が季節のものを肴に庭を眺めながら酒を飲み語らう様子が本当に美しい。もっと読みたいとお思います。
0投稿日: 2013.11.11
powered by ブクログ最初、一文ごとに改行、に少々イライラっときたのだが、いつの間にか世界観を楽しんでいた。男同士の友情がきれいでいいですね。多分続きを買ってしまうでしょう。
0投稿日: 2013.11.05
powered by ブクログゆくか? うーん… ゆこう ゆこう のやりとりが妙に好きで。 清明がむちゃくちゃ振り回しているようでいて、そうでもない/実はちゃんと(?)頼りにしてる2人の関係性がいいよねー
0投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログ陰陽師の中でもおもしろかったです。「雅」という言葉がよく似合うお話でした。おどろおどろしさの中にも美しさを感じ、全体的に読みやすかったです。安倍晴明の中性的な色気とかっこよさが見所!
0投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
平安の夜の闇で暗躍する人でないものたちにまつわる事件を解決する晴明と清雅。風流で物悲しい。いつまでもその世界に浸っていたくなる。
0投稿日: 2013.09.21
powered by ブクログ333 晴明と、博雅の間の床の上に、素焼きの皿が載っている。 その皿の上に、茸が盛ってあった。 何種類かの茸が混ざったもので、どれも焼かれて火が通っている。 その皿の縁に、焼いた味噌が載っていて、茸にその味噌を付けて、ふたりはそれを時おりつまんでいるのである。 酒の肴であった。 *・*・*・ 熊倉文庫。 ふたりの関係がたまらない。晴明さまの空気感すき。こんなに面白いとは! ふたりの飲み食いシーンがとくによい オクラホマで読む。
0投稿日: 2013.09.08
powered by ブクログ平安の世を生きる陰陽師安倍清明とその友博雅の体験する妖世の話。 短編集になっていて著者に初めて挑む方でも読み進めやすいのではないかと。 個人的には清明と博雅ののんびりとした掛け合いが好き。 仕事帰りの電車の中で読んでいると、そののんびりした雰囲気に癒される。 ・・・必ずしも癒される内容の話ばかりではないけど。 性をネタにした話は好きではないので☆3つ。
0投稿日: 2013.07.04
powered by ブクログ*えり* まさに「雅な闇」の世界! 簡単な文章なのですが、情景描写が本当に美しい! この雰囲気は癖になるなァ
0投稿日: 2013.07.02
powered by ブクログ夢枕さんは知識のある人なんだなと思った。 一話一話がそう長くないので読みやすい。晴明と博雅の仲の良さ、信頼し合っている様子が伝わってくる。
0投稿日: 2013.06.20
powered by ブクログ映画が面白かったので購入。 最初、難しい内容なのかと思っていたけど、非常に読みやすかった。 ところどころに、四季折々の情景や言葉遊びが盛り込まれていて、飽きさせない内容になっていた。 機会があれば、他の作品も読んでみたい。
0投稿日: 2013.06.11
powered by ブクログ「淋しくはないのかと思ってな」 「淋しい?」 「人恋しくはならぬのか」 博雅は初めて晴明に問うた。問うた博雅のその顔を、晴明が見つめ、小さく微笑した。この日、初めての晴明の笑みであった。 「それは、淋しくもあろうよ。人恋しくもなろうさ」 他人のことについて話すように、晴明は言った。(307頁)
0投稿日: 2013.06.04
powered by ブクログ大好きな話ではあるけれど、実は小説を読んだ事がなかった。 漫画の方は読んでたんだけどね。 安倍晴明は実在した人であるからして、 いくつかのエピソードを読んだ事はある。 それでもやはり、獏さんの陰陽師が一番いい! 安倍晴明と源博雅がいい。妖がいい。 優しくて哀しくて、シットリと湿り気を帯びているのがいい。 晴明と博雅の会話が特にいい。 そして安倍晴明のイメージは映画の野村萬斎さんで固定されてます。
2投稿日: 2013.05.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「いこう」「いこう」そういうことになった。 安倍清明と友人博雅の二人のかけあいの様式美を中心に 様々な変化怪異が繰り広げられます。 一話読みきりなので、軽く読書を楽しみたい時に最適。
1投稿日: 2013.05.17
powered by ブクログ村上天皇(在位:天慶9年(946年)-康保4年(967年))の 時代あたりが背景でしょうか。 壬生忠見の名前や、蝉丸なども登場します。 薄ぼんやりと平安時代を感じつつ読むのが楽しいです。 主人公格のふたり・安倍晴明と源博雅の描かれ方に、 とても好印象を持ちます。 『今昔物語集』などを下敷きに描かれているようで、 読んでみたくなりました。 文章の表現が、やわらかい色の生絹を纏うような雰囲気を持っていて、 とても素敵です。 掲載話 「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」 「梔子の女」 「黒川主」 「蟇」 「鬼のみちゆき」 「白比丘尼」 メモ: 安倍晴明921年-1005年、源博雅918-980年とされている(wikipedia)
2投稿日: 2013.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
巷説百物語からトリック抜いたのがこれだな。つまらん。怪異の描き方ももっとエロで、グロで、情念いっぱいのやつ、期待したんだけどな。短編1話完結のフォーマットの繰り返し。なんでこんなのが人気なんだろう?
0投稿日: 2013.04.23
powered by ブクログ陰陽師安倍晴明を世に知らしめた噂の作品。やっと読めた… 思ったよりもラノベのような軽妙さで読みやすい。ラノベみたいにごちゃごちゃコメディ入れられてないし。 こういう静けさがかなり好みである。 ただ静かに庭をつまみに酒を飲む夜を過ごしたい。
0投稿日: 2013.04.21
powered by ブクログ安倍晴明は昔から好き。 有名なシリーズだが最近まで読むのを意図的に避けていた。読めばきっとハマるとわかっていたからだ。・・・で、予想の通りでした。続きが読みたくてうずうずします。
0投稿日: 2013.02.28
powered by ブクログ繊細で美しい日本語で綴られた情景描写がいい。 「白比丘尼」の、雪の描写が特に好き。 降る雪、降り積もった雪、雪の庭。 読み進めるとどんどん真白な世界が広がっていく。
0投稿日: 2013.01.05
powered by ブクログ平安の世、安倍晴明の話。安倍晴明に興味があり、手に取ってみる。事件が舞い込み、主人公が解決する短編で、ゲゲゲの鬼太郎やドラえもんみたいな話だ。よくも悪くも暇潰し。 ひとつ気になったのは、昔は「呪」の力が強かったのに何故現代は見えないのだろう?信じると言う事が影響しているのか?
0投稿日: 2012.12.26
powered by ブクログ◆百鬼夜行の平安時代に活躍する名コンビ◆ 平安京の闇の中、人々の暮らしの中に鬼やものの怪が跋扈する。そんな時代に占術や呪術を駆使して怪事件を解決する、稀代の陰陽師・安倍清明と笛の名手・源博雅。 ひょうひょうとした二人のやりとりが独特の空気感を醸し出し、読んでいて心地よい。ゆるゆると酒を酌み交わすシーンが印象的。 野村萬斎の安倍清明がハマり役な映画もいいけど、しみじみ味わえる原作をぜひ。 岡野玲子の漫画もオススメ。
0投稿日: 2012.12.07
powered by ブクログ晴明さんと楽の得意でブコツな博雅さん。酒をくみかわし、草花、月、風を愛で語らう。問題解決に出かけたり。
0投稿日: 2012.12.05
powered by ブクログ平安時代。闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、息をひそめて一緒に住んでいた。安倍清明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼などの妖しのもの相手に、親友の源博雅と力を合わせこの世ならぬ不可思議な難事件にいどみ、あざやかに解決する。 というお話です~。 難しそうだな~って思ったんだけど すいすい読めちゃいました~。 清明が悪霊を祓うのも圧巻だけどね、 やっぱり清明アーンド博雅のコンビが最高おもしろいの。 夢枕氏も書いてて面白いって言ってたし。 現代風にアレンジしてあるんだろうけど 推理小説みたいに、何の怨霊が隠されてるのか楽しみだったわ。 安部清明。 こういう男が世の中にいたら、まず惚れるだろ~な~。 で、悪霊退治なんてしてもらっちゃったら、メロメロだろ~。
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログ今までちょっと敬遠をしていたのですが、 想像していたような堅苦しさがなく、読みやすかったです。 気軽に平安時代の闇の中へすべりこめるような感覚が好きです。
3投稿日: 2012.11.20
powered by ブクログふと思い出してようやく手に取ってみた本書。いわゆる短編集ではありますが、面白い。 作者があとがきにて「闇の話を書きたかったのだ」と語っておられる通り、闇、そして静の臨場感が凄い! これは、危ない。 文字を追いながら、気が付けばそのすぐ向こう側で晴明と博雅、鬼達が同時進行で立ち回っています。一度読み始めると、なかなかこちらに戻ってこられないくらい面白いです。今まで読まずにいたのが悔やまれます。
0投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログ陰陽師ってことだけど想像していたほど、ややこしい話ではなかった。哲学みたいな根本的な話があるのかな、と読んでみたけど、そうでもなく、むしろあっさりしている。 背が高く、肌白で鼻筋がスッとして、どこか異国じみた顔立ちな男が陰陽師・安倍晴明。理想的ですね。これぞ、みたいな。不思議な男です。 親友(?)の源博雅は誠実で、琵琶に通じた武士である。 京の都で起きる面妖な事件をこの二人で解決していくんですが、まぁ言えば、平安時代版シャーロックホームズみたいな。 シリーズものだし、むせ返るくらい厚みのある内容を勝手に期待してたから、物足りない感じはある。読みやすいけどね。 平安時代って、闇が神秘的で何かかっこいいから憧れる。そんな気持ちで読む本かもしれない。
0投稿日: 2012.10.16
powered by ブクログL 陰陽師1 …江戸モノしか読まないはずだったのに、浮気心で陰陽師。 やはり明らかに空気感が違いますな、オドロオドロシイところがたまりません。
0投稿日: 2012.09.30
powered by ブクログ匂い立つ空気までもありありと感じられる文章に頭から爪先まで心酔しきってしまいました。短い、それでいて深い文章のひとつひとつから妖しい魅力が滔々と溢れて止まらない。陰陽師安倍晴明、そして友人の源博雅が折なすたおやかで美しい物語。 遥か昔の平安の夜、こんな不思議な事件が本当にあったのではなかろうかとふと思いを馳せる。秋の夜長にオススメの小説です。
1投稿日: 2012.09.23
powered by ブクログいやぁおもしろかった! 改行が多いから読みやすいしね! 全編よかったけど、【梔子の女】が好き! シンプルさがいいね。 なるほど!ってなる。 なるほど!ってなった。 ぼくは陰陽師になる!
0投稿日: 2012.09.05
powered by ブクログ昔に漫画を読んでいまして、 何か読むものないかと図書館に行った時に、 あーこれいつか読みたいと思ってたやつだと軽く手にしまして、 おおはまり 畜生、全巻かりときゃよかった…!!!! 漫画のイメージが強すぎて、もれなく脳内で再生されます 風景描写がうつくしい 博雅も良き漢だ あなや
1投稿日: 2012.07.13
powered by ブクログ陰陽師安倍清明の話です。清明の呪いにかかったかのように摩訶不思議な世界に引き込まれますよ。 所在:楽しむコーナー 請求番号:913.6/Y97
0投稿日: 2012.07.10
powered by ブクログ読み終わった後に自然と人が愛おしくなるような本です。 素朴で美しく、柔らかな中に切なさが込められている。 心地良い本だと感じました。
0投稿日: 2012.06.25
powered by ブクログこのシリーズ大好きです。 夢枕先生が狙って書いてらっしゃるのですが もう 腐なお姉さんの妄想シーンが満載。 というか 原作のイチャイチャぶりに お腹いっぱいになるという・・・ 映画版も好きです。博雅が可愛いのですよ(><)
0投稿日: 2012.06.22
powered by ブクログ博雅が好き。 何作か読んでみたいなぁと思う。 私の読む本にはよくでてくるけど 短い呪は名と言うことの意味をもう少し考えたい。
0投稿日: 2012.06.09
powered by ブクログ二人のやりとりが素敵ですね 平安らしい雅な感じ 魑魅魍魎の百鬼夜行な感じ? がいいですにゃ
0投稿日: 2012.06.01
powered by ブクログ連続した長編小説と思ってました。 軽いタッチなので、スイスイと… 「蝉丸」まで出て来たのは、びっくり!!
0投稿日: 2012.04.23
powered by ブクログ好きです。 中学生が読むにしては随分…という感じなのだろうなあ、と今は思います。 でも当時も今も読んでよかったと思っています。
0投稿日: 2012.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
陰陽師安倍清明と武士源博雅朝臣が縁側で、季節の食べ物と庭の草木をつまみに語り合う。京では怪異が巻き起こって人を騒がす。陰陽の呪を用いて怪異を祓い、事件を解決する清明はさながらホームズ。事件の一報を清明に入れ、刀と弓を手に清明に随行する博雅はワトソン。海外の作品で例えるのが不適当ならば、清明は杉下右京で博雅が亀山薫。二人は相棒であり、かけがえのない親友でもある。全く違う個性を持つ二人だが、それが上手い具合にかみ合っている。京の怪異に恐怖するよりも、清明の屋敷での時が止まったかのような語らいに癒される。一風変わった怪異譚。
0投稿日: 2012.04.07
powered by ブクログなんてキュートな 以下読了 飛天ノ巻 付喪神ノ巻 生成り姫 鳳凰ノ巻 龍笛ノ巻 太極ノ巻 瀧夜叉姫(上・下) 夜光杯ノ巻:266ページ! 醍醐ノ巻:博雅スーパーヒロイン巻
0投稿日: 2012.02.08
powered by ブクログ平安時代の闇をゆく、陰陽師の安倍晴明。その名を現代に蘇らせた怪奇伝奇もの。 晴明と源博雅(ひろまさ)の二人のやりとり、式神を操り鬼や妖物の怪異と相対する冒険も楽しい。気楽に読める短編シリーズ。 目次 ・玄象という琵琶鬼のために盗らるること ・梔子の女 ・黒川主 ・蟇 ・鬼のみちゆき ・白比丘尼 出版年月日等1988.8 NDC(8版) 913.6
0投稿日: 2012.01.28
powered by ブクログこの作品の映画が好きでやっと読めた!という感じ 呪のアクションというより、まったりとした平安の一場面を切り取ったようなお話でした。 晴明と博雅の酒を飲み交わすシーンが好きです。親友とは良いものです。
0投稿日: 2011.12.08
powered by ブクログ情景描写が秀逸です。独特なオノマトペで、体験したことのないはずの異空間が、肌に感じるようにリアルに伝わってきました。「冷や冷やとした夜気」、「上弦の月のほそほそとした光」、「輪が、ほとほとと土や石を踏んでゆく音」などなど・・・。どうしてこんな表現ができるんだろう。天才ですよね、やっぱり。
2投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログ晴明と博雅の関係性・やりとりにとってもとってもぐっとくる。このふたりの空気感を求めていた。ひとつの理想。なぜいままでチェックしなかったのか。とても面白いけど、読みやすすぎてすぐに読み終わってしまうのがもったいない。
0投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログ最初の2人でお酒を飲んでいるところが、時間がゆっくりと流れている感じがして好きです。途中の擬音語はゾクッとしてしまいました。
0投稿日: 2011.11.12
powered by ブクログ何年も前に読んだ本。 野村萬斎と伊藤英明を思い浮かべながら読んだ。 難しい時代背景もなく話があるのがいい。 清明と博雅はホント仲がいい。
0投稿日: 2011.10.16
powered by ブクログこれも同居人が電車でのひまつぶしに買った本。岡野玲子のマンガのほうの『陰陽師』はすでに読んでいるが、夢枕獏の原作を読むのは初めて。 夢枕獏が、書きたくて書きたくてたまらなかった平安時代。その頃にはまだ闇は闇として残り、人も鬼ももののけも、同じ暗がりの中に一緒に棲んでいた時代。 この巻では、いくども「呪(しゅ)」の話がかわされる。この世で一番短い呪は「名」であるから、晴明はみだりに名を明かしたりしない。人を使うのも呪によるのだ、という晴明の話がおもしろかった。博雅が、晴明の話を聞いている瞬間はわかった気になるが、話が終わってどうだと問われるとわけがわからなくなる、というのもわかる気がした。 ▼「銭で縛るも、呪で縛るも、根本は同じということさ。しかも、名と同じで、その呪の本質は、本人―つまり、呪をかけられる側の方にある…」 「同じ銭という呪で縛ろうとしても、縛られる者と、縛られぬ者がいる。銭では縛られぬ者も、恋という呪でたやすく縛られてしまう場合もある」 (p.128) 晴明のまわりには式神やら何かの精やらがいて、晴明の屋敷を訪ねたときも博雅はまず「おまえ、本当に晴明か」と尋ねずにはいられない。博雅は、自分が下げてきた鮎が人の気配もないのに焼けたのが不思議だ、その鮎を焼いたのは晴明自身なのか、それとも晴明の使う式神なのかとしつこく訊くが、晴明はどちらでもよいではないかという。 ▼「本当に、不思議というのはそういうことではないぞ。命ぜずとも―つまり呪もかけず何もせぬのに鮎が焼けてしまうことがあれば、それを不思議というのだ――」(pp.129-130) マンガを先に読んでいるせいか、安倍晴明と源博雅が、どうしても岡野玲子の描くあの顔で浮かんでくる(これは先に映画を見て、あとから原作を読む感じに似ている)。安倍晴明と源博雅とのかけあいは、書いていて実に楽しかったと「あとがき」にあるように、読んでいても楽しかった。そして、ふたりの口舌を読みながら、(いまの口語の関西弁みたいなのは、いつごろできてきたんやろ)と思った。 カバー装画は村上豊で、あの青葉学園物語シリーズの装画の人でもあるのだった。 (9/26了)
0投稿日: 2011.10.15
powered by ブクログもののあわれ ・読書好きの人には、梨木香歩さんの家守綺譚に似ている作品 と言えば、雰囲気が伝わると思います。 ・もののけの類が出てくる世界で、樹木などを愛でながら季節の移り変わりを 浮世離れした主人公が、友人とともに穏やかに見つめる その感覚が、家守綺譚と同じで、客観的な表現方法すら同じ側面を感じます。 ・映画や、フジテレビのドラマのように呪を用いての決闘シーンに 重きを置くというより、どちらかというとNHKで制作された稲垣五郎さん主演の ドラマの穏やかな印象の作品にしあがっています。
0投稿日: 2011.10.01
powered by ブクログ想像していたより断然読みやすかった。 晴明と博雅の掛け合いが良い。 シリーズの次作も近いうちに読む。
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログ和製シャーロック・ホームズとワトソン博士って感じがする陰陽師とそのペアの活躍を描く軽快な作品。 ひとつひとつが独立した短編集なので、通勤電車で読みやすい。でもただそれだけと思う。物の怪とか妖怪関係が多いから、非現実的すぎておもしろくないというのが実直な感想か。 作品は次の通り。「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」「梔子の女」「黒川主」「蟇」「鬼のみちゆき」「白比丘尼」
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
間違いなく夢枕獏は一流の歴史を主とした娯楽小説家であると思う。題材の選び方やその豊富な知識、そして繊細な人物描写は絶妙であった。マンガを読んだことがあるので、多少自分の記憶とかぶるところもあったが、基本的には読み返してもその良さは色あせなかった。それにしても、セイメイとタチバナの二人との間合いは秀逸である。確か空海をモチーフとした本もあったと記憶しているので、それも読んでみようと思った。
0投稿日: 2011.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
陰陽師シリーズの最初の作品。作品の雰囲気が古典のようで最初読んだときとても新鮮だった。今読み返すと、人が鬼になる話とか、初読と違ったせつなさを感じる。
0投稿日: 2011.09.01
powered by ブクログ大好きな陰陽師シリーズの一作目。常に先を読んでる余裕綽々な清明さまの、一番の友人が博雅(天然)というところが良い。 妖怪たちの妖しげな感じも好き。擬音語とかの表現も好きです。
2投稿日: 2011.08.29
powered by ブクログ平安時代。闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、息をひそめて一緒に住んでいた。安倍清明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼などの妖しのもの相手に、親友の源博雅と力を合わせこの世ならぬ不可思議な難事件にいどみ、あざやかに解決する。
0投稿日: 2011.08.25
powered by ブクログ中学時代に初めて読んだ時の鳥肌具合はいまだに忘れられない。 なまめかしくも艶やかな平安京の闇。 ゆったりと流れるがごとく綴られる物語。 清明と博雅のコンビがまた素敵。 私の中での永久定番第1号です。
0投稿日: 2011.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本に出会えてよかった。最高のエンターテインメントを堪能できた。 何と言っても、陰陽師・安倍清明と、清明を慕う不器用な武士・源博雅の会話が楽しい。2人が時々、恋愛にも通じるような真っすぐな敬愛の念を伝えあうところがまたドキドキする。 そこに、琵琶の名人でありながら控えめな性格の蝉丸や、自分の詠んだ和歌が歌合せで負けてしまい、病気で死んでしまう壬生忠見など愛すべき人が続々と出てくる。やはり、小説の面白さは登場人物の魅力に尽きるのだなと思う。 物語は、平安の世の、鬼や死霊や生霊の正体を清明が見事に見破り、きちんと成仏させていく痛快なエピソードが綴られていく。決して動じず、クールに振る舞う清明の格好よさと、真正直ですぐに慌てふためく博雅のコントラストが絶妙だ。 二人の会話の好きなところを抜粋。 「白比丘尼」の章で、広い屋敷にひとりで住んでいる清明に博雅がたずねるシーン。いつも清明のいたずらに引っかかったりしている博雅が、珍しく清明を少しやりこめるところ。 「前から訊こうと思っていたのだが、、おまえ、この広い屋敷にたったひとりで暮らしているのではないか」 「だとしたらどうなのだ」 「淋しくはないのかと思ってな」 「淋しい?」 「人恋しくはならぬのか」 (中略) 「人は、独りよ」 「独り?」 「人とは、そもそもそういうものだ」 (中略) 「清明よ。おれはおまえのいうことがよくわからないよ」「ようするに、おまえは淋しいのだろう?」 「困ったな」 「ふふん」 「なぜ笑うのだ、博雅」 「おまえでも困るのだなあ、清明よ」 「困るときもある」 「いい気味だ」 「いい気味か」 「うん」 「優しい漢だな、博雅は」 途中の文章は省いて台詞だけ抜き出したが、なんて素敵な会話なのだろう。 夢枕獏は初めて読んだが、まだまだこれから読める作品がたくさんあるのが心から幸せだ。
0投稿日: 2011.08.14
powered by ブクログ感情を斜に見て殺伐と戦ってる感じかと思いきや、予想を裏切る濃厚な叙情。 読み易いんだがたまに背中が痒くなる。
0投稿日: 2011.08.10
powered by ブクログ結構前から大好きなシリーズ。 晴明好きにはたまらないと思う。 文章もすっきりしていて読みやすいですよ。
0投稿日: 2011.08.02
powered by ブクログ夢枕さんの作品も好き。 一文が短いから読みやすいのかな? 文章から感じられるゆったりした時間の流れが好き。
0投稿日: 2011.07.22
powered by ブクログ陰陽師、安倍晴明と源博雅の話。 二人で連れ立って、「ゆこう」「ゆこう」と 話が始まり、あっさり読める物語。 結局は人の想いは呪となり鬼となる。 それをいろんな方向から読み解いていく。 歴史を知らなくても、そういうファンタジーな世界、と 読みすすめることができるやさしいシリーズ。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログ平安時代に活躍した陰陽師の安倍晴明とその友人の源博雅という二人が主人公の物語です。晴明はクールで斜に構えていて妖怪退治に関してはエキスパート、博雅は一本気で熱血漢で笛と弓の名手という対照的な設定になっていて、その会話も面白く書かれています。どこかで聞いたことのあるような物語にデジャブを感じてしまうこともあります。
0投稿日: 2011.07.08
powered by ブクログ細かい箇所は省きつつも、独特の幽玄な世界観を楽しめる作品です。 晴明と博雅の会話が好きです。「ゆこう」の台詞が出ると、ああ、この二人だなと思います。
0投稿日: 2011.06.07
powered by ブクログ最初に読んだのは多分学生の頃。何処を切り取っても相も変わらずほろりほろりと酒を酌み、語らう清明と博雅がいい。 一番業が深くて恐ろしいのは、人間。
0投稿日: 2011.06.04
powered by ブクログ夢枕獏の陰陽師シリーズの第1巻。死霊、生霊、物の怪、鬼などが人々と共にあった平安時代、陰陽師の安倍清明と親友の源博雅が様々な怪事件を解決していく短編集。陰陽師と物の怪の世界に浸れる。個人的にはかなり好きな雰囲気の小説。★3.8くらい。
0投稿日: 2011.05.22
powered by ブクログ陰陽師ブームの時に、読みました。 かなりはまって、シリーズ読破。 夢枕 獏さんの他の小説少し読んだのですが、 あまりしっくりこなかった・・・。 なので陰陽師シリーズが1番好きです。
0投稿日: 2011.01.25
powered by ブクログ獏さん独特のするどい観察眼がふんだんに盛り込まれている気がする。思わずはっとさせられる描写があったり。清明と博雅のゆるい関係に和む。読みやすい本。
0投稿日: 2011.01.22
powered by ブクログ陰陽師シリーズは最新のもの以外は全部読みました。清明様と博雅との掛け合いがたまらなく好きです。そして清明様がかっこよすぎます(笑)季節の描写も美しくて素敵です。言葉や人の想い、生きることに触れている話も多く、メッセージ性が強い作品だと思います。
0投稿日: 2010.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大好き! クールな晴明とあつい博雅のコンビ、あの何とも言えない空気は 初めて読みました 学校で今昔説話集を読んだときに 晴明の弟子入りの話や博雅の葉二の話を見つけてビックリしました
0投稿日: 2010.12.10
powered by ブクログ時は平安の世。人ならぬものと対峙した陰陽師阿部晴明の活躍を描く。今でいう、霊媒師や霊能力者。いつの世にも、幽霊などの闇に対する恐怖は変わらない、また恐怖があるから物語が生まれる。念が紡ぎ出すのは、人の世の哀しみ。ともすれば勧善懲悪になってしまいそうな路線を上手く考えさせるストーリーに持っていくのはさすがである。阿部晴明の謎めいたキャラクターの雰囲気もよく表現できていて楽しかった。しかし、映画をだいぶ前に見たのであるが、狂言師野村萬斎の顔がべったりはりついてイメージが固定化されてしまった。ある意味すごい俳優である彼は。しかし、仮に映画を見なかった場合、読書中のイメージはどんなだったかなと気になった。どうしても映像は想像力を縛ってしまうので、原作の前にはなるべく見ないようにしたい。
0投稿日: 2010.11.30
powered by ブクログ野村萬斎見たさに映画版を見てから原作に手を出したパターンです。 主に短編で構成されていて、数冊に1冊は長編が出ます。 1編1編がとても読みやすく、さくさく読み進めていける。 一日で読み終えることもしばしばだったなあ…。 最近読んでいないのでまた読みたいとは思っているんだけど、 持っていた文庫版、昔妹に貸したら、又貸しされてそのまま 戻ってきてないんだよね…。
0投稿日: 2010.11.16
powered by ブクログ夢枕獏による陰陽師。 さらっと読める本。 短編集なので短時間でも読み易いです。 酒を飲み交わしながらの 安倍清明と源博雅のかけ合いが いい雰囲気を出しています。 「ゆこう」 「ゆこう」 そういうことになった。 の件が好きです。
1投稿日: 2010.11.14
powered by ブクログ「ゆこう」 「ゆこう」 そういうことになった。 きらくに物見遊山っぽく謎を解きにでかける晴明さんと博雅さんのかけあいが楽しい癒し系ホラー小説? ときにおどろおどろしい描写もあるけれどゆったり読書できるのがいいのです。 巻が進むにつれてそういうおどろおどろしい部分は減ってきて、二人のつきあいに主眼が置かれるようになったかもしれないですが、それがまた楽しい。 長いことこの一巻目だけ読んでなかったのだけど、ようやく読みました。 (2006年04月23日読了)
0投稿日: 2010.11.05
powered by ブクログ今更特筆すべき面白さは無かったかなあ。主人公二人が酒を飲んでいるシーンは素敵。 そして一番気に入った文章はあとがき。
0投稿日: 2010.11.05
powered by ブクログ思ってたより、ライトノベルっぽかった。 清明と博雅のコンビが可愛い。 「そうしたら、俺は大丈夫だ」 って言われたときの清明の心情を思うと切ない。
0投稿日: 2010.10.23
powered by ブクログ映画「陰陽師」の野村萬斎にすっかり感化されながら読んだ為、人物画全て映画のキャストで脳内再現されたのは云うまでも無い。 映画の後に初めて活字の「原作」に触れた訳だが… これはこれで、「言霊(名・呪術)」についての概念を明らかに、且つ面白く描かれて居る為、興味深いものではあった。 何より夢枕獏独特の描写や世界観、色彩に恍惚として仕舞う。 文章自体の面白さ其れ以上に、幻惑させるものがある一冊である。其れは言葉でもあり、情景でもあり、人物でもある。『陰陽道』が幻想で無く、至って現実的な観点から産まれる事を犇と想わされた。 此の時代の斯様な文化は、興味深いと思う。
2投稿日: 2010.10.15
powered by ブクログ映画も見たし、漫画も見ました。 とにかく、清明と博雅の掛け合いがいい。 しかしあまりにも短い掛け合いで分かり合ってたりするので、「お前ら、どこの熟年夫婦だっ!?」とつっこみたくなることが多々ありますが、まあそこも魅力の1つということで。 でも、この2人は友人同士であって、恋愛の次元にはいかないだろうと思います。 因みに私は、清明より博雅派ですよ。
0投稿日: 2010.09.24
powered by ブクログ安倍晴明と源博雅の掛け合いが大好きです。縁側で二人で酒を酌み交わし話の中核に入っていくのが毎話の楽しみ。
0投稿日: 2010.09.22
powered by ブクログ京極夏彦シリーズとか「鴨川ホルモー」とかでなんとなく気にはなってたけど実は陰陽師って何?って感じでよく分からなかったので手にとってみた。いくつかの短編からなっているけど、ストーリーとしては、陰陽師こと安倍晴明(目元が涼しげで唇が鮮やかに赤くてつかみどころがない)が友人である源博雅(実直な武士であり、晴明の意味深な言葉に困惑気味)と一緒に鬼や妖怪絡みの問題を解決するという話。 「ゆこう」「ゆこう」そういうことになった。 晴明と博雅の掛け合いも結構面白い。「呪」の話も興味深かった。名前も呪ってことは、「呪」とは要は強力な暗示ってことか。 平安時代のみやびさとかオカルト的な雰囲気は出てるけど、いかんせん短編集なのでパンチに欠ける。エッセイみたいにさらりと小説読みたい人にオススメ。
0投稿日: 2010.08.15
powered by ブクログ何年かぶりに再読。 陰陽師シリーズは大好き。趣がある。 このシリーズ、ちゃんと全巻感想を書けるかわからない。 どの巻も人の悲しさとか、愚かさとか、そういうものがしみじみと伝わってくる。 文章も綺麗だし、なにより晴明と博雅の二人の関係性が素晴らしい。 夢枕先生にはずっと書いてて欲しい。
0投稿日: 2010.08.13
powered by ブクログNHKでドラマやっていた頃に読んだ。安倍晴明→稲垣吾郎、源博雅→杉本哲太だった。その後映画化され、晴明→野村萬斎、博雅→伊藤英明だった。私が読むときにイメージするのは、晴明→野村萬斎、博雅→杉本哲太ですね。
0投稿日: 2010.08.08
powered by ブクログ陰陽師はどの話も面白いと思う。 どこから読んでも楽しいし、飽きない。 自分はやっぱり短編ものが好きらしい。 主人公2人の掛け合いもまた◎
1投稿日: 2010.07.24
powered by ブクログ小説も映画も大好きな「陰陽師」です。 私は初め映画を見たんですけど。 博雅役のの伊藤英明さんと晴明役の野村満斎さんがとっても格好いいんです。 しかも小説を読んでみると、野村さんの雰囲気が晴明のミステリアスな雰囲気とぴったりで、伊藤さんも博雅の実直で誠実な雰囲気とぴったりきます。 イメージ的に理想形だと思いました。 小説読んでてもちゃんと晴明は野村さんで博雅は伊藤さんに変換されます(笑) 小説を読んでいくと、晴明はからかいながらも博雅のことが本当に好きなんだなあと思います。 とても仲が良い2人は、性格は正反対なのに妙にバランスのとれた関係のようで、とても見ていて気持ちがいいです。 岡野玲子さんの作画で漫画にもなっています。 物語にとても忠実に描かれています。 ちょっと絵は怖いですけど、それが逆に陰陽師の雰囲気にぴったりです。
0投稿日: 2010.05.31
powered by ブクログ「読む」ことなく、この世界入ってしまう感覚にいつもなります。 「ゆこう」「ゆこう」と、誘われるのか・・・。 この先どれだけ時間があいても読むでしょう。
0投稿日: 2010.05.29
powered by ブクログわたしの大好きな安倍晴明が主人公で、一時期の大陰陽師ブームの火付け役。 妖怪や平安時代に興味アリのひとはおススメ。
0投稿日: 2010.05.27
powered by ブクログまだ闇や鬼が人と同じ空間に存在していた平安時代のお話。 古典的な文体でやや取っつきにくいかな?と思って今まで手付かずだったのだけど、読んでみると意外にもすらすらと読めました。会話が多いのもあってテンポよく進んでサッと読み終わる感じです。 一種独特な空間で交わされる安部清明と源博雅のかけあいが、このうえなくおもしろい♪ 困り果てた博雅が清明に相談しにやって来て、清明がなんだかんだ言いつつも妖怪を退治する、というのがいつものパターンなんだけど、全然飽させない。むしろこのパターンが心地いい。
0投稿日: 2010.05.05
powered by ブクログ平安時代。闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、息をひそめて一緒に住んでいた。安倍清明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼などの妖しのもの相手に、親友の源博雅と力を合わせこの世ならぬ不可思議な難事件にいどみ、あざやかに解決する。 (amazonより抜粋)
0投稿日: 2010.05.01
powered by ブクログ陰陽師 安倍清明が源博雅と共に平安京の色々な怪異に対峙する短編集。 季節、風景、匂い・・・綺麗な描写と物静かで、何とも不思議な雰囲気、読んでいるだけで物語に引き込まれていく感じがします!!仲の良い2人の会話も毎回とても楽しみです。 シリーズ通じて短編が多いので、通勤・通学のお供にも最適で大好きなシリーズです♪
0投稿日: 2010.04.20
powered by ブクログ先輩から借りてる本。しみじみとしておもしろい。 人魚の肉を食べて年をとらなくなった女の話や、 琵琶を鬼から取り返す話などが掲載。 博雅の懐の広いところがとても好感が持てます。
0投稿日: 2010.04.15
powered by ブクログ安部清明が主役の「陰陽師」の小説です。 「闇狩師」などと同じく、夢枕獏独特の「生々しく泥臭い世界観」が、抜群に発揮される分野なので、大変楽しく読ませて貰っています。 また、こういった一般的でない分野では、難しい用語や現象などを主人公が説明するために、質問をする素人が必要となり、その役を源博雅が演じている訳ですが、博雅の打算の無さに孤高な清明が心を許している感じから、この2人の掛け合いが非常に微笑ましく、好感が持てますv お好きな方はもちろん、夢枕獏を初めて読む方にも是非この本を!という、オススメの本です^^
0投稿日: 2010.03.28
powered by ブクログショート6編で、読みやすい。 野村萬斎が陰陽師・安部清明をやった映画『陰陽師』をイメージして読んだので、なお想像がついて面白かった。 テレビ版の『陰陽師』も見たけれど、やっぱり野村萬斎の方が、本のイメージに近い感じがある。
0投稿日: 2010.03.24
powered by ブクログ今更?にわかに自分の中で陰陽師ブーム到来(笑) 幸いなことにシリーズがたくさん出てるので、楽しみにのんびり読みます。
0投稿日: 2010.03.21
powered by ブクログ展開がじつにあっさりとしていて読みやすかった。 ただ、世間一般で言うところのヒーローものとは違って美点ばかりを強調するのではなく、大きな力を持っている晴明でも解決できないところを残して書いているのは巧妙だなとおもった。黒川主で言えば子供は生まれてしまうし、蟇では二人の憐れな親が救われるでもなく終わる。そういう余韻というか、隙間感が個人的には心地よかった。あと自然描写が綺麗だった。花の名前が読めなくて難儀はしたけど。
0投稿日: 2010.03.04
powered by ブクログ前から読みたいと思っていました。 面白かったです。 著者の作品は初めて読みましたが、はまりそうです。 晴明と博雅のやり取りが、非常に心地よく、物語に引き込まれます。 続編もあるそうなので是非読んでみたいです。
0投稿日: 2010.03.04
powered by ブクログ夢枕獏シリーズにはまった最初の作品。中学時代に初読み。 最近また読みたくなって買ってみました。 博雅が好きです。
0投稿日: 2010.02.19
