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月島慕情
月島慕情
浅田次郎/文藝春秋
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総合評価

(83件)
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28
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    七編からなる短編集は、大正時代から戦後を通じて人の情の深さが描かれている。 この胸に染み入る七つの物語は、浅田節ならではの世界観で描かれ、読後の読者にほのぼのとした温かい気持ちを与えてくれる。 7編の物語中、特に私がお気に入りとなったのが「雪鰻」。 簡単な内容を紹介すると⋯ 夜更けに上官から食えと、お土産の鰻重を1人の下士官に差し出された。 なぜ上官は召し上がらないのですかと下士官に問われ、上官はその理由を酔いに任せて述べることになる。 その理由は戦地での想像を超えた破倫とも云える体験が災いしたものだった。 本当に理不尽とも言える地獄を味わった者は、自らの体験談は決して口にしないものだ。 今の時代、戦争の実態を知らずに勇ましい考えを主張する人々にこそ「雪鰻」を読んで欲しいのだが、知力・想像力の欠けた者には残念ながら絵に描いた餅、豚に真珠、馬の耳に念仏、犬に論語等々なのだと思ってしまう。 いやいや、餅、豚、馬、犬に失礼な例えだったかな⋯、ごめんね。

    12
    投稿日: 2026.08.13
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    どの作品も良い 構成もキャラも、クライマックスの盛り上げ方、終わり方も素晴らしい 黒帯の型を見ているようだ

    0
    投稿日: 2026.07.15
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    供物と雪鰻とシューシャインボーイが、心に残った。 自分とは全く関係ない(わけでもない)台詞が、妙に突き刺さったり身につまされたりして、短い物語から読み解くものが多くておもしろい。 供物は、クソみたいな男のせいでしなくていい思いを死んでまでさせる酒乱クソ亭主。置いていかれた息子目線の物語を想像するとこれまた居た堪れない。 雪鰻の一文、赤紙一枚で引っ張られた、親も子も妻も恋人もいる、百姓やサラリーマンや、豆腐屋の店員や銀行員や、魚河岸の若い衆や市電の運転士や、大工や左官やカメラマンや学生だった。彼らはみな、それは悩み苦しみ、憎悪し懐疑もしただろうが、しまいにはささやかな納得をして、潔く死んでいった。 現実にそういう先人たちが居たことを絶対に忘れてはいけない。 シューシャインボーイで心に残った台詞、だったら二度忘れりゃいい。 逃げないでよ。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    初 浅田次郎 作品 人には人生がある、それが気持ち、思い、生、過去と情に満ちた作品で、人の尊さ、人生の疎ましさがとても心に沁みた なんて素晴らしい作品なんだろうと 我が弟から頂いた本、ありがとう! ありがとう、浅田次郎さん!

    0
    投稿日: 2025.04.10
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    見受けが決まった吉原遊女。なんとなくの好奇心から相手の素性を知り自ら幸せを手放すことに。 浅田さんらしい、優しく哀しい短編。 かっこいい女主人公。

    1
    投稿日: 2024.08.02
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    浅田次郎は人情ものがいい。 「蒼穹の昴」は傑作だし、「壬生義士伝」も何度読んだか。しかしやっぱり浅田次郎は人情ものがいい。 浅田次郎の人情ものは「悲しくて、温かい」。 近年よくある何気ない日常でのほんわかストーリーではなく、ちょっと特殊な舞台設定だ。主人公は大正時代の太夫だったり太平洋戦争のソロモンで戦う将校だったり網膜色素変性症の女性だったり。いずれも辛く悲しい経験をするが、己の幸福のみを追い求めることなく、他人の幸せを願うのだ。何故この人たちはこんなに悲しい体験をしたのに他人に優しくできるのだろう、と思わずにいられない。 だから「悲しくて、温かい」。 本作で私が特に好きなのは「シューシャインボーイ」だ。最後の遺書は、電車の中で読んでいるにも関わらず涙があふれ出て仕方なかった(...恥ずかし)。 ところで、浅田次郎の人情ものを読むと「人情噺」を想像する。落語の「文七元結」や「芝浜」などが有名な人情噺だ。本作の短編を談志や圓楽が人情噺として演ったら絶対にグッとくると思いませんか?もう二人とも鬼籍に入っているので、今なら誰が上手いんだろうか...などと想像するのも楽しかったりする。

    23
    投稿日: 2024.03.25
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    4.5 どれも秀逸。1つ1つが心にずしっときて、読み終わるごとに少し間を置かないと次のお話にいけなかった。自作解説も面白かった。

    0
    投稿日: 2024.01.27
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    さすがの浅田短編集 あとがきに作品が生まれたきっかけエピソードがあって 興味深く拝読 日常にある足元の小さな石を懐に入れて温めると このような世界が出来上がるのかと 感心

    2
    投稿日: 2023.07.29
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    浅田次郎、安定の短編集 短編書かせたら浅田次郎が日本最強であると思う。 おすすめ 月島慕情 めぐりあい シューシャインボーイ

    1
    投稿日: 2023.07.06
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    う〜ん、悪くはないけど、地味な印象の短編集。菊治さんは何処へ行ってしまったのかねぇ。 「月島慕情」★★★ 「供物」★★★★ 「雪鰻」★★ 「インセクト」★★★ 「冬の星座」★★ 「めぐりあい」★★ 「シューシャインボーイ」★★★★ 「自作解説」★★★

    1
    投稿日: 2023.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作者自身による自作解説が面白い 私はとっても行きなそこに総出やりまして、明治30年の鳥の生まれの人でありました。チャキチャキの江戸っ子です 私は酒を飲みません、一滴も。一滴も飲まないから酔っ払らいウォッチゃーなんです。一滴も飲まない人は、酔っ払いをよーく見ているんですよ 自分の今生きている神神そうやって確認していくと言うのは、人間として必要不可欠な考え方ではなかろうかと思います

    0
    投稿日: 2022.01.07
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    浅田次郎の短編集。短編だが、それぞれの話にしっかり物語がある。シューシャインボーイが良かった。作者自身による解説付き。

    1
    投稿日: 2021.10.21
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    表題作のほか6編を収めた短編集。 大正時代の吉原で御職をはっていたミノに身請け話が持ち上がる。普通のおかみさんとなって暮らすことになる月島とはどんな町なのか、はやる気持ちで足を踏み入れたミノが出会ったのは‥。 読んでいくうちにひたひたと嫌な予感が迫ってくる。しかし実際は単なる悲劇ではなくミノの矜持を力強く見せつけられて終わる。 ほかの作品も、単に幸せか不幸せかでは断じることのできない人生の起伏や人の心の機微が短い文章の中にぎゅっと凝縮されて描かれている。

    0
    投稿日: 2021.08.25
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    短編が7話あって読みやすい! 思わず泣いてしまう位1つの話に入り込んでしまいました。 個人的には供物とシューシャインボーイが良かった。

    1
    投稿日: 2020.06.27
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    短編集も面白かった。女のプライド?はそれぞれあるのだなと。自分が縁しない世界だからしんどくなくて良かった。

    0
    投稿日: 2019.09.09
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    浅田次郎の短編集。個人的には、浅田次郎作品は長編より短編の方が好み。 「月島慕情」「供物」「雪鰻」「インセクト」「冬の星座」「めぐりあい」「シューシャインボーイ」そして「自作解説」も収録。

    0
    投稿日: 2018.07.30
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    「泣かせ」に鼻白んで遠のいていた浅田次郎氏の小説を久しぶりに読んだ。やっぱりうまい!本書は、短編集。「鉄道員」は素晴らしかったが、本書もなかなか良かった。 浅田氏のすごいところは、全く自分に重ならない設定の人物にまでどっぷりと入り込んでしまえるところ。どの短編も気恥ずかしくて切なく、読みながらしくしくと胸が痛む。そしてまんまと作者の手の内に引き込まれ、こんちくしょーと思いながらも、気が付くと涙を流しているのだ。 最初の2本が特に良かった。登場人物がそれぞれに悲しいのは、連城三紀彦の小説にも似ている。昔の東京の風景もノスタルジックで、おススメ。

    2
    投稿日: 2018.06.14
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    「天国までの百マイル」も良かったけど、、、この短編集最高! 作者も戦争を知らないのに、これだけのことが良く書けるものだと、思う。 7話が、皆物悲しく、又人の心の底に思いを潜ませながら、相手のことを思いやる姿に心打つ作品ばかりである。 「月島慕情」、苦界に居るミノが、やっとはい出ることが出来るかもしれないのに、芥川竜之介の「蜘蛛の糸」ではないが、、、そのきらきらと輝く糸を自分から断ち切ってしまうのである。 「供物」別れた夫が亡くなった初枝は、今幸せに第二の人生を歩んでいるが、、、 離婚の原因は、夫の酒乱であったが、霊前のお供え物へワインを求め、昔の家を辿っていく。 押し付けるようにして、供え物を置いていくのだが、、、、最後の軽トラックから、降りてきた男は、、、離婚の時において行った息子であった。 面影橋という最後の言葉が、余計に涙を誘う。 「雪鰻」戦争で、ソロモン諸島で、飢餓じょうたいで、マラリアと熱帯性潰瘍に身体をむしばまれていても、人間生きなければならない。 人間の矜持とは、、、、 人肉を食うとは、、、生きようと強い意志さえあれば、死神はよけて通る。 師団長からの言葉を受けて、北海道の地へ生きて帰還した三田村は、好きな鰻を、生涯食べないと肝に銘じていた。 その訳は、人生において、戦争というものがまいた出来事であった。 「インセクト」学園紛争真っ只中の話である。 大学に行っても封鎖されており、アルバイトに精を出す悟。 世の中では融通の利かない悟は、隣に住む女の子を可愛がるが、、、 事情のある母子の子供に、クリスマスのプレゼントも相手には重いものとなる。 ゴキブリを知らないで育てる悟を気味悪がられる。 ある程度、人の事情に介入してはいけない部分もあると、、、、 「冬の星座」解剖室にいた雅子は、祖母の訃報を聞き、葬式へと向かう。 そこには、自分の知らない祖母が居た。 生前に、祖母がどれだけの人たちへ『親切と思いやり』を与えていたのか? そして、疎遠になっていたのに、自分のことをいつも気遣ってくれて、、最後に、自分の身体を、献体すると、、、、 最後の最後まで、クリスマスプレゼントを用意していたのだと、雅子は思うのであった。 「めぐりあい」視力の衰えで、全盲になってしまうという時恵は、結婚で、相手の親から反対されて、身を引いてしまい今は、温泉街で、マッサージをしている。 たまたま仕事に呼ばれた時恵は、昔の相手の事を思っしまう。 全然違う人であったが、昔の事を回顧する。 「シューシャインボーイ」靴磨きしてくれる人の事である。 昔は、靴のおしゃれが、一流の男の見本であった。 戦後のガード下には、孤児などが、靴磨きで、少ないお金で、磨いていたのだろう。 そんな時代を過ごした社長の運転手になった元銀行マンの塚田は、社長の持ち馬の「シューシャインボーイ」の馬券が、当たる。 社長が、未だ靴磨きに靴を磨かせているのか?そして馬の名前を付けた理由は、、、、 過去の時代の人たちが居て、今の自分が居ることに、そして、幸福に生きていることに、常に確認をしないといけないと、、、、作者は物語っている。 当たり前のことが、地震や津波で、どれだけ恵まれて生活しているのかと、認識せざるを得ない人も沢山いたが、、、被災していない自分たちは、なんと幸福な生活を送っているのだろうと、再認識してしまった。

    1
    投稿日: 2016.12.12
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    久しぶりの浅田次郎。4冊目……くらいかな。 【月島慕情】 表題作。切ない……切な過ぎる。 冒頭から、きっと分かりやすいハッピーエンドは無いだろうと分かりきった一編。 太夫の心が浮き立つ程に、時兄のいなせが際立つほどに、悲恋の予感が膨らみまくり……一度はもう、見ていられなくって本を閉じてしまったくらい。 半年ばかり寝かせて再び挑んだこの一編。 なんと切ない物語か!! でも、切ないながらも美しい、そんな大正下町のセピア色が心に残るお話だったな。 【供物】 ……切ないけれど、いい話。きっと、誰もが報われた一瞬が、やはりセピア色に描かれていた。 ※時代設定は明らかに平成の世であるのに、なぜか昭和を感じてしまうのは…? 【雪鰻】 ……こういう話は、一人でも多くの日本人が知るべきだ。いや、それよりも多くの地球人が知るべきだ。 ……いち作家が出した短編集の中のただの一編にしておくのは、勿体なさ過ぎる。 ・・・たぶん誰もが、これにまさる戦況報告はあるまいと考えたのだろう・・・ 【インセクト】 ・・・時代の匂いは感じるが、「だから?」と問いたくなるようなお話だと思うのは……自分が未だコドモだから? 【冬の星座】 ……泣かされた。ばあちゃんモノには、てんで弱いなと、改めて・・・。 若干頼りなかった医学生の、たった一夜の間に見せた大きな成長の兆しが、読後の心に清々しく沁み渡った。 【めぐりあい】 ……切ない。どうしようもなく切ない話。途中から想像し始めていた(願っていた)幸福な結末にはならなかったけれど、決してハッピーエンドではないけれど、心温まるラストに涙。 ・・・医者ならばときちゃんと心中なんぞせんと、ときちゃんの病気と心中せなならん思い直した・・・ 【シューシャインボーイ】 ……泣いた(笑)。 全般にハッピーエンドではない結末ばかりのこの短編集で唯一、(主人公にとっては)ハッピーエンドなお話かな。 ……(原作は未読だが)映画「地下鉄に乗って」を思わせる“戦後のニッポン”を描くのが、筆者のライフワークの一つなのかも・・・と思えた。“ボス”の格好良さに、座布団一枚。 トータル ★4つ、9ポイント。 2016.08.09.古。

    1
    投稿日: 2016.08.08
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    シューシャインボーイが好きすぎて、元々は母親の本だったのを自分のものにした(笑) 菊治が戦争孤児だった一郎に対して「頼みの綱はお前だけなんだ」と言った本当の意味が分かった時、号泣しました。

    1
    投稿日: 2016.05.11
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    浅田次郎による短編集。 いつもながら、ナチュラルに感慨深い作品ばかりで、その才能に感激する。 著者は、長編を書けば強い訴求力のものが多いが、短編は、いくらでも読みたくなる読みやすさとバリエーションがある。すごいことだと思う。 「シューシャインボーイ」は、いかにも著者らしく、著者にしか書けない逸品。 4-

    1
    投稿日: 2016.01.17
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    浅田次郎さんの定番テーマが詰まっているだけあって全編通して熟した安定感 間違いなくうなぎが食べたくなると思います

    0
    投稿日: 2015.04.08
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    「まがいものの幸せはいらない。ばかやろうでいい。」 大正ロマンな短編集。 これでもかというくらいに浅田次郎。 月島慕情、雪鰻、シューシャノンボーイが好きでした。 月島の地名の由来がなんともセンチメンタル。 阪急電車の次に読んだのもタイミングがよかった。 東も西も人間味のある人たちはは素敵。 苦労しても深みのある生き方が出来たら格好いいわ。

    0
    投稿日: 2015.01.13
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    又泣かされました。浅田次郎の短編は、泣かせようとしている事が分かっていても泣かされてしまう。月島慕情、シューシャインボーイがツボにはまってしまいました。

    0
    投稿日: 2014.11.29
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    鉄道員にひどく感動し、同じ短編集ということで期待して読んでしまったせいか、鉄道員には及ばないという印象を受けた。読み手によって、自分の経験と重なる所が大きければ、月島慕情の方が良いという人もいるかもしれない。良かったのは「冬の星座」。

    0
    投稿日: 2014.11.16
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    とにかくホロリとさせられる。 特別な人間じゃない。 どこにでもいる人、 まるで自分が主人公。 浅田さんの本、まだまだ読みたくなった。

    0
    投稿日: 2014.11.10
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    表題作:酉の市の描写に新生活への期待を重ねる、その後の展開が切なすぎる シュー・シャインボーイは戦後復興の時代を切り取っただけではなく再生する物語。 いずれも涙なくては読めない短編集でした

    0
    投稿日: 2014.11.09
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    浅田次郎氏の短篇集。 坂の上の雲の読破で疲れたので軽い気持ちで読める短篇集を選びました。ついでに前回「壬生義士伝」で当たりを引いた浅田次郎氏を選ばせていただきました。 各短編に特別関連性はないのかな。完全なるオムニバス形式。 各作品面白さがありますが、個人的には雪鰻が一番好きでした。 冬の星座は見方によっては面白いんやけど、狙いすぎた感がして個人的にはあんまり。 特に戦争関連の話は上層部からの視点を描いた坂の上の雲などと比べるとずいぶんに対照的で、ものの見方という意味で大変役に立ちました。この気持ちは忘れないでおきたい。 悪くはなかったけど、特別胸を打たれるというほどでもなかったな〜と正直思うので★3つです。

    0
    投稿日: 2014.05.31
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    明治の吉原から平成まで色々入った人情もの短編集。 うーん、なるべく作家による先入観を持たないように読んだつもりだったんだけど、わかりづらい人が多いなあ。 本人の作品解説に、女は昔の恋人のことなど忘れるって書いてあったけど、傲慢だなあ。そんなわけないじゃん。

    0
    投稿日: 2014.02.21
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    大正時代から現代まで、真っ直ぐに生きる人びとの強さと優しさを描いた短篇集。 どちらかというと、私は浅田作品とは長編より短篇のほうが相性が合う。浅田作品に登場する人びとの真っ直ぐさが、長編だと重荷になってくるからだ。本作ぐらいが程よい。ただ、以前に比べて妙な違和感は感じる。

    0
    投稿日: 2014.01.09
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    どんでん返しも何も無い作品ですが、綺麗な作品です。雪鰻 冬の星座 めぐりあい シューシャインボーイと7つの短編のうち、4つが起きに入りですね。 優しい話です。 お勧めします。

    0
    投稿日: 2013.11.12
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    いい本なんですが、泣かせようとしているのがうっすらと分かってしまったので少し興ざめ気味で読了しました。

    0
    投稿日: 2013.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読後、悲しさと切なさと感動がずっしりと重く心に残る話が多い短編集 今読んでみて一番好きだなぁと思ったのは『めぐりあい』だったけど、また何年かして全作品を読み返してみたら其々に対しての感想が変わるかもしれない 著者の自作解説で触れられていたけれど『冬の星座』に出てくるおばあちゃんにモデルがいることに驚いた 現実にあんなに素敵な人がいたのかぁ……

    0
    投稿日: 2013.10.01
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    I read the autor's story for the first time when I had vacant time in my part-tie job. I enjoyed the short stories and became a fan of him. I noticed Asada's stories' common points. They are about "clumsy "people of "good will". I'd like to read other stories of his from now on. 月島慕情,供物,雪鰻,インセクト,冬の星座,めぐりあい,シューシャインボーイ

    0
    投稿日: 2013.09.23
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    せつないような、優しいようなそんな短編がつまっていた感じでした。それにしても昆虫って・・・。知らないって恐ろしい。

    0
    投稿日: 2013.05.31
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    浅田次郎さんは、長編の人だと 思いました。 もう少し読ませて〜ってところで 話がまとまって いくのは、なんだか消化不良ぎみ…(~_~) それでも 「めぐりあい」は泣かせてくれました さすが 浅田次郎さんです

    0
    投稿日: 2013.05.28
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    どの話もはじめはゆったりしていて、何かあるようでないような雰囲気を醸し出しときながら、ラストでどどどんと展開のスピードを高めていっていたという印象が強くてストーリーの感動する部分を覚えていない罠。

    0
    投稿日: 2013.05.09
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    短編集。 優しいけど悲しい話。と、悲しいけど優しい話。は似てるけど違うと思う。 優しいけど悲しい話。は辛い。 悲しいけど優しい話。はあたたかい。 だから前者は好きじゃないのです。 「月島慕情」辛くて泣けました。 「シューシャインボーイ」あったかすぎて泣きました。 この一冊読んでいっぱい泣きました。 浅田次郎はやっぱり凄い。

    0
    投稿日: 2013.05.02
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    この作品大好き!特に月島慕情は切ないけど登場人物みんな愛しい! ショーシャンク・ボーイも泣ける。電車の中なのに我慢できなかった程。不器用なひとたちがそれぞれ必死にもがいている姿が沁みますね。

    0
    投稿日: 2013.03.19
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    月島慕情、供物、雪鰻、インセクト、冬の星座、めぐりあい、シューシャインボーイの7編からなる浅田次郎さんの短編集。 どの話も人のやさしさを感じる作りになっている。他の作家さんが書くとわざとらしい演出や設定でも浅田さんが書くとなんともいえない感動をもらえるのはなぜだろう。 真のギャンブラーが言うことは説得力があるというが、浅田さんが書くものにはそういったものがある。現にギャンブラーだし。そういった物語と現実のギャップも浅田さんの魅力なんだろうなぁと思う。 題にもなっている「月島慕情」は、大正時代の吉原の趣が美しく必読。

    0
    投稿日: 2013.02.19
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    短編集。特に最後の「シューシャインボーイ」は外では読めない。 帰宅中にバスの中で読んでしまって、ぼろぼろ泣いてしまった。周りの人がびっくりしていたけど、私はくやしいような、切ないような気持ちでいっぱいだった。 だってわたしの涙は透明なんだ。黒くなかった。それがどんなにしあわせな時代であることか。

    0
    投稿日: 2012.12.20
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    「冬の星座」・・・暴走族や宅配屋がおばあちゃんのお葬式に表れてオイオイ泣いて、って、ちょっと無理があるというか綺麗にまとめようとしすぎというか、お涙ちょうだいのあざとさみたいなものが見えて少々興ざめ。 が、「雪鰻」「めぐりあい」、そして最後の「シューシャインボーイ」。 遺書の「ありがたう ありがたう」にはやられた。 世の中の表舞台に出ることがない、無名で弱い人々が放つ強い光。 この光を見つけたくて、そして自分もこんな光を小さくとも放ちたくて、浅田次郎を読んでしまうんだと思う。

    0
    投稿日: 2012.10.31
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    軽井沢旅行中にフラッとよった本屋で買った。妻の買い物を待つ間に夢中で読みふけった。ラジオ版学問ノススメで興味を持った作家。

    0
    投稿日: 2012.10.03
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    文句なしに面白いし、心に響く物語満載の短編集だと感じる。 浅田次郎の小説は何故面白いのだろうかと考えたのだが、理由は多々あるにせよ、「意外性」も大きな要素の一つではないかと思う。特に本書はそのことを強く感じさせる。 どの物語も、どちらかというとロジカルではないし、特に共感を呼ぶような話でもないのだが、それでいて心を揺さぶられるような力がある。それは、人間は必ずしも論理的な行動をするわけではない、という前提の置き方ではないと思うのだ。現実にはありそうも話であるにもかかわらず、妙にリアリティがあるのは、人間の感情と行動に時として現れる矛盾を上手く取り入れて物語を創造しているからではないかと思う。

    0
    投稿日: 2012.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集。 現代とは違う人々の生活観は興味深い。 ミノは優しいのか、自尊心が強いのか、それは分からないけれど、切ない。

    0
    投稿日: 2012.08.26
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    「シューシャインボーイ」が印象的だった。 言葉や行動の真意を知らないまま、違う方向に突き進んでいってしまうことって、あると思う。 問題は、その真意にいつ気付けるのかということ。 何度も何度もぶつかって、心と心をすり合わせていくしか方法はないのかな。 誤解したままでも、生きていける。でも、真意を知ることは、相手の愛を受け止めることでもあると思う。

    0
    投稿日: 2012.07.27
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    30を過ぎた吉原の女郎・ミノにふってわいた“幸運”。自分にふさわしい幸せを見つけた彼女の人生の選択とは?  表題作のほか時代を超えて語りつがれる7つのストーリー。 数年前に民放がドラマ化した「シューシャインボーイ」は秀逸だった。「月島慕情」もいかにも浅田作品という感じの記憶に残る小篇だった。全体的に浅田次郎の巧さのにじみ出る好短編集だと思った。 (B)

    0
    投稿日: 2012.07.14
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    どの作品も浅田節満載。時代背景は様々だが、どれにも共通した人の弱さ、優しさが読み手を包み込む。最後の「シューシャインボーイ」は…ズル過ぎるよ先生…。 もし、巻頭の「月島慕情」を映像化するなら、「ミノ」役は、泥臭く、愛憎溢れ、生々しい姿を、是非、中谷美紀に演じてもらいたい。

    0
    投稿日: 2012.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めて読んだ浅田次郎の本。 短編集なのだけど、どのお話にも自分の心の何かとリンクするところが多かった。 本の名前にもなっている「月島慕情」は、誰からも大切にされなかったけれどもの分かりの良い子で生きてきて、やっと自分を受け止めてくれる人ができたかもという話。 今まで抑圧してきたものがいっせいに噴出したところに共感を持てた。 これからこの主人公は、人生を諦めつつもおくびにも出さずにきっと凛として生きていくんだろうなあと思うと悲しくてやりきれませんでした。

    0
    投稿日: 2012.05.20
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    花魁のミノに身請けの話がやってくる。相手はミノが惚れ抜いたヤクザの時次郎。 身請けが決まったミノは、自分が住むことになる月島を見に行こうと思い立った・・・・表題作を含む短編集。 タイトルに惹かれて買ってみた。浅田次郎だからハズレはあまりないけど、この短編集に関しては当たりでもないなぁ。表題作みたいなのがいっぱい入ってるとよかったかも。

    1
    投稿日: 2012.05.13
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    短編7つのどれも最高に心に残るお話し。 「月島慕情」での江戸っ子の「ばっかやろう」は愛の言葉と同じ、というのは粋だ。自分の気持ちに維持を通すミノが凄い。「供物」は辛い過去を忘れたい気持ちから本当にこういう事があるような気がするし、切ない気持ちになる。「雪鰻」は題名からは想像が出来ない戦時の最前線での凄いお話し。これを読んだ後は鰻の蒲焼は粗末に出来ない。全ての短編が好きだが、なんと言っても「シューシャインボーイ」。新宿の大ガード下を思い浮かべながら菊治さんと一郎の人生に思いを馳せ、泣かずにはいられない。参りました。

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    投稿日: 2012.04.02
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    短編集としては最高峰だと思う。どの話も時代を感じ、人情を感じ。「雪鰻」「シューシャインボーイ」の戦時を生き抜いた人物と戦後との邂逅、「月島慕情」の絶妙な時代背景、なかでも「供物」の母と子のもの足りぬ再会に心打たれた。

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    投稿日: 2012.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    僕はこの本の1章目、月島慕情は一生忘れられないものとなった。 浅田次郎氏の作品に相通じる、愛する者のためには自分の 存在しきる潔さ、そして粋。 僕のこころのつぼに完全に入ってしまった作品でした。 よろしければブログでも http://ameblo.jp/kymt/entry-10893971698.html

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    投稿日: 2012.02.17
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    浅田次郎の短編は絶対に期待を裏切らない。 ピンと背筋を伸ばして生きている人々はすごく寂しく、すごく誇り高い。

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    投稿日: 2011.12.05
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    ほろっとする話ばかりだ。この人の文章キレイだなぁ。少し昔の話っていうのがすごく合う気がする。私は、「雪鰻」と「めぐり合い」が好きでした。

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    投稿日: 2011.11.19
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    ・月島慕情 人買いに売られ吉原の花魁の#2までなった。30歳になり身請けの話。 2000円。一晩30円。ふくらんだ借金。守銭奴への恨み。 引き取ってくれる男に会いに行く途中に子供が買い物。銭が足らないので貸す。借りた理由を説明しに家までいく。自分と結婚するために捨てられる女の子供。 女衒を呼び出し宿替えを依頼。辞退。 ・供物 離婚した酒乱の夫が死んだ。供え物のワインを買って嫁ぎ先の工場へ。 忌まわしいが懐かしい記憶。ワインを置いて退散。若い女がいたが誰? 乳飲み子だった息子の妻。息子が追いかけてきた。 ・雪鰻 設立直後の自衛隊。士官学校の序列。師団長が雪の中、鰻を持ってきた 戦争中の記憶。当時少佐だった。人肉を食った日本兵の殺すのが仕事。 作戦会議に代理で出席。南の島の楽園。皆、驚いてよりつかない。 会議の前に御用達の鰻が並ぶ。終わるまで食べられない。 今日の会議の内容は天皇に伝わる=本当のことは言うな。 自分の順番になり、鰻をむさぼり食べた。残るように言われたが、部隊に 戻った。途中、飛行機が落ちたが、島伝いに戻った。 帰ると師団長に「なぜ、帰ってきた?」「かならず日本に帰れ」遺言。 ・インセクト 北海道から東京の私大へ。母には仕送りを断った。ゴキブリを飼った。 隣の家の幼女を預かっていた。隣の部屋から、あえぎ声が聞こえるので 散歩につれていく。バイト先の先輩から、女に気をつけろ。絶対にやるな 女から、男に捨てられた。責任とれ!ゴーチンされそうになった。 ゴキブリを見て逃げ出した。ゴキブリを川原に捨てた。 ・冬の星座 ・めぐりあい ・シューシャインボーイ 銀行でリストラしていた役員候補。結局、退社。暇をもてあました。 略歴を隠し社長の運転手になる。別宅の送り迎え。競馬場。信頼された。 新宿の靴磨きと知り合いの社長。社長は戦災孤児。靴磨きに名前をつけてもらい育てられた。何を言っても、一緒にすんでくれたなかった。 妻と説得するがだめ。元銀行員だとばれていた。次期社長になれと言われる

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    投稿日: 2011.09.12
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    最近図書館への返却期間ぎりぎりに読む本が出てきてしまっている。 あわてて読んだ本だが、内容は良かった。 浅田次郎の本、泣かせる。 短編集だと、物語に入り込むころに、話が終わってしまうことが多々あり、感動的な話でもほろっとくることは少ないのだけれども、これは短い話にもかかわらず、ほろっときてしまった。 短編集でほろっときたのは、恩田陸の「光の帝国」という本以来かも。 感動する本はいい。読んだ後の心がさわやかになる。

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    投稿日: 2011.08.16
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    西田敏行主演?のドラマ「シューシャインボーイ」を見て興味が湧き読んだ一冊。 ドラマの方が感動した。 読んですぐに感想を書かなかったため、内容の多くを忘れてしまった(感動したことだけは覚えている)。後日再読する。

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    投稿日: 2011.07.04
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    日本ペンクラブ会長になった浅田次郎さん。 お涙頂戴を描かせたら天下一品です! ホント、いつも泣かされてしまい、通勤電車で読むとかなり不気味な人になってしまいます。ヤバいですねぇ~。 長編も良いのですが、短編もお涙頂戴エッセンスが詰まっており、ホント最高です。 『三国志新聞』で、孔明が『出師の表』をヒラヒラさせて、『ほれ、泣いてみろ』みたいなことを言っている四コマ漫画があったのですが、なんか浅田次郎の短編を読むと、この四コマを思い出してしまいます。 浅田次郎が原稿をヒラヒラさせて、『ほれ、泣いてみろ』って言ってるような…。 今回の短編集も粒ぞろいでかなりよかったです。 個人的に好きだったのは表題作の『月島慕情』。 主人公の強がりが最高です。これぞ江戸っ子の意地っ張り!ってかんじです。 最近はあんまり書いてないので残念ですが、どんどん書いて欲しいです。 未読の作品、早く読みたいなぁ、です。

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    投稿日: 2011.06.25
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    浅田次郎短編集。 面白かったかといわれると、まあ短編集なので面白いのもあったしそれほどでもないのもあった、という感想でしょうか。 個人的には「雪鰻」のやるせなさと「シューシャインボーイ」のなんともいえない切なさが強く印象に残りました。 それでいてどれもしみじみとした読後感があるのがいいですね。なんとなくゆっくりと読みたい良作短編集といった感じ。

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    投稿日: 2011.05.20
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     短編集。  靴磨きから成り上がって大企業の社長にのぼりつめた男。戦時中にもっとも過酷な最前線で戦って生き延びた旧日本軍の士官。故郷を遠く離れて上京したにもかかわらず、学生運動のとばっちりで学業に精を出すこともままならなくなった青年。大正時代の吉原女郎と、彼女に惚れて身請けしようとしている男。  時代のにおいがする作品というのは、いいものだなあと思います。  表題作『月島慕情』では、これまで辛い思いをしてきた吉原女郎のミノが、年もいってあきらめきった頃に、思いがけず身請け話をもらう。それも惚れた男から――。これでやっと自分も人なみの人生を送れると、幸せをかみしめるミノ。だけど、男のもとに身を寄せる寸前になって、相手がいったい何を捨てて自分と一緒になろうとしていたかを知り……。 『雪鰻』は、自衛隊の将校が、酔って鰻の包みを手に詰め所に立ち寄るところから話が始まります。将校は、当番の隊員に鰻をくれて、「自分は鰻は大好物だが、一生食べないと決めたのだ」という。悪酔いをしたふうの将校は、その理由、戦時中の体験を語りだした。  かつてもっとも過酷な最前線に配置された彼は、薬も弾薬も食べ物も、何もかもが底をつきかけた過酷な状況で、仲間たちが飢えと病気に苦しんでいるそのさなかに、とつぜん安全な地域まで呼び戻されたのだという。皇族のひとりが、前線で戦っている士官の話を聞きたいといいだしたという、ただそれだけの理由で。その会食の場でふるまわれたのが、鰻だった……。  泣けるお話が売りの浅田次郎さんですが、とりわけ印象深い作品が多かったです。哀愁と浪漫がぎゅぎゅっとつまった一冊。

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    投稿日: 2011.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    男と女の物語、男と男の物語がちょうど良い感じに配置された短編集。 ジャンルはドラマを選びましたが、ラブストーリが大半です。 叶わなかった恋、叶うはずだった恋、叶えなかった恋。 男女の数だけ物語がありますが、きっと恋のベースは叶わないところにある。 そう思うとおはなしの中だけでも悲しみは最小限にしてあげたいと思うのが読者心です。(名作には悲恋が多いですが) 男と男の物語は生き様だとか約束。そんなことがテーマです。 基本的にどのお話にも泣き所が設置されているため、涙腺の弱い私はウルウルしっぱなし。そして、わざとらしさのない筆で心を揺さぶる著者の巧さにいつもやられっぱなしです。 -収録- 月島慕情 供物 雪鰻 インセクト 冬の星座 めぐりあい シューシャインボーイ 中でも、『冬の星座』は恥ずかしいくらいモスで号泣...

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    投稿日: 2011.04.18
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    短編集なんだけど、「慕情」という言葉通りというか、心に訴えかけてくる物語が描かれている。 すこしやりすぎって気がしないでもないんだけど、くどさは感じないし、読み心地はよかった。 この著者のほかの作品も読んでみようと思った。

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    投稿日: 2011.03.20
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    泣かせようと見え見えの短編集。最後の『シューシャインボーイ』、馬名10文字はナンセンス。短編集は苦手。最初の二編と最後のはまあまあ。ゴキブリの話はイミフ。

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    投稿日: 2011.02.03
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    テレビ東京のドラマ「シューシャインボーイ」を見て、手に取った原作。 原作も素朴で良かったけれど、ドラマを見た後だとなんとなく物足りなく感じた。 西田敏行さんの一郎が、原作のイメージとぴったりでさらには原作を飛び越えて、一人の人間としてきちんと存在していた。 と、ドラマのレビューになってしまった。。 「月島慕情」が一番良かった。

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    投稿日: 2010.12.05
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    よくある短編小説は展開に頼っている。驚きの展開や、泣かせる展開など。しかし、浅田次郎の短編はそういうものに頼らず、ちゃんと人間が描けてる。 人間が描けてる作品が悪い作品なわけがない。

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    投稿日: 2010.10.30
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    短編集。一つの短編を読んだだけで、まるで長編を読んだような気持ちになるのは、浅田さんの作品だけだと思う。泣きながら読みました。

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    投稿日: 2010.10.15
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    浅田次郎の本はかなり好きなので図書館に読んでない本があるとつい掴んでしまう。 なんとなくいつも通りの下町人情短編集だけど、やっぱり最後のシューシャインボーイがちょっと競馬の話も絡んでる(あまり関係ないけど)せいか、一番楽しめたかな。総じていい話ばかり。

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    投稿日: 2010.09.07
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    短編集。浅田次郎さんのはついつい泣いてしまいます。 中でもインセクトのお話がすごく気に入ったのですが、なぜにゴキブリ……。主人公が飼っている虫がなぜよりにもよってゴキブリ……。いやいや、確かにゴキブリでないとこの話はこの話ではないんでしょうけど、ど、どうして……。

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    投稿日: 2010.08.07
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    「月島慕情」「供物」「雪鰻」「インセクト」「冬の星座」「めぐりあい」「シューシャインボーイ」7編の短編集。 好きなのは「供物」「シューシャインボーイ」。 「供物」・・・子どもを置いてきた親と、残された子どもの気持ちがなんとも切ない。泣けました。 「シューシャインボーイ」・・・菊治さんの言葉ひとつひとつが胸に刺さります。短いけど傑作です。これだけで★5つかも!

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    投稿日: 2010.07.04
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    恋する男に身請けされることが決まった吉原の女が 真実を知って選んだ道とは…。 表題作ほか、ワンマン社長とガード下の靴磨きの老人の 生き様を描いた傑作「シューシャインボーイ」など 市井に生きる人々の優しさ、矜持を描いた珠玉の短篇集。 浅田次郎という人は、著者自身が本作の「自作解説」でも 語っているが、表舞台に立たない人に着目し、文章にして 情景を描くのがとてもうまい人だ。本当にすごいと思う。 特に気に入った話は「雪鰻」 自衛隊の師団長が語る、太平洋戦争末期の話。 絶望的な状況の戦況下にある部隊にいた彼が、南国バカンス のような作戦本部に戻る話。 絶望的で悲惨な状況や、彼が最後にとった行動、その当時の 師団長の最後の言葉など、胸に迫る思いでした。 他にも吉原の話を描いた「月島慕情」 ばかやろうという言葉に、こんなに特別な意味を 持っていることに気づかせてくれました。 網膜色素変性症という病気をもったマッサージ師の 女性を描いた「めぐりあい」 ここでは、彼女の昔の恋人が言った医者として ときちゃんの病気と心中するという言葉なんて 名言だと思いました。 「シューシャインボーイ」では ガード下の靴みがきの話で社長と靴みがきの話に 「おとっつぁん」という言葉に同じく涙が出ました。 他にも、過去を捨てた女性の話を載せた「供物」 ちょっとした息抜き話の「インセクト」 「冬の星座」など、この短編集はすべてそのような人 ばかりに着目していて希薄な現代の人間関係にはない 古き良き人間味溢れた時代の話で、どれもお気に入りの 話になりました。

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    投稿日: 2010.05.08
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    短編集。 珍しくグググッ・・とはこなかったかな。 みんなちょっと勝手だな、と思っちゃったし。 自分自身の心理状況もあって、没頭できなかったからかもしれません。 浅田作品は、私は長編の方がハマるのかもしれません。

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    投稿日: 2010.04.23
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    一つ一つの短編が、とてもよい出来。それぞれに泣かせられた。厳しい時代背景の中に、人間のあったかみが描かれている

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    投稿日: 2010.04.10
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    なんと全部で泣けてしまった。ふだんはそんな涙もろくない…。浅田次郎は日本人の琴線がどこに隠れているか知りつくしてる。少なくとも私のは知りつくされちゃってるようです。そして日本人として知っておきたい歴史がすっと入ってきて涙だけでなく考えさせられるのです。

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    投稿日: 2010.02.12
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    やはり短編でも浅田次郎らしさがあちこちに。胸の奥にしまい込んだ記憶や恋焦がれた人との別れや 胸が切なくなる物語が多くて泣けた。唯一ニヤニヤしたのは悟さんと同居中のペットのところだわな。さすがに嫌だなあの同居人は。

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    投稿日: 2010.02.05
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    初の浅田次郎。 シューシャインボーイがほろっとして一番心に響いた。 この人は、人の心の機微というか、心理描写を場面に置き換えて物語るのが上手だと感じた。

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    投稿日: 2009.12.27
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    大人の切ない物語です。 電車で読むと何度か涙が出そうになって困りました。 すごい好きな作品です。

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    投稿日: 2009.12.16
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    久しぶりに浅田さんらしい作品です。泣かせの浅田次郎、本領発揮。 浅田さんはサービス精神が旺盛なのか、読者を引き込もうとする余り力が入り過ぎ、ベタというか、どこか泥臭さを感じる作品が多い作家さんです。一方で、そのために浅田さんを敬遠される人も多いのではないかと思います。 最近読んだ作品の多くで、浅田さんは少し方向転換しようとしていると感じてました。しかし、それが十分に成功しているとも思えず。。。 この作品は原点回帰のようです。しかも、最近の彷徨が良い方向に作用して、適度に力が抜け、初期の鼻に付く様な泥臭さも美味く消し去っています。(それでもベタかもしれませんが) 通勤電車の読書時間で、思わずウルッとしてしまい、困らされ手しまいました。 それにしても浅田さん、「月」の入った題名が多いですね。

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    投稿日: 2009.12.09
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     『月島慕情』(浅田次郎/著・文春文庫)を読み終えました。「平成の泣かせ屋」の異名を取る浅田氏の短編集。さすがに稀代のストーリーテラー、凄いです。何が凄いか……。巻末にある桜庭一樹氏の解説に次のような一節があります。「浅田次郎の小説は、読者を泣かせるから偉いんじゃない。涙の理由が自分でもわからないから、凄いんだ」  「月島慕情」「供物」「雪鰻」「インセクト」「冬の星座」「めぐりあい」「シューシャインボーイ」の7編。泣ける話ばかりです。  浅田氏の所謂「泣かせ」については、否定的な意見がある。例えば「月島慕情」と「めぐりあい」ではつかみかけた幸せを自ら身をひくことで逃してしまう女性を描いているが、男にとってまことに都合の良い女を創り上げその行為を美化するという欺瞞に満ちた小説だ、といった意見です。しかし私はそれはあたらないと思います。浅田氏が描く人物は、心には心で応える人物だから。つまり相手の気持ちに報いるために自分を捨てる覚悟を持っているからです。浅田氏は「シューシャインボーイ」の中で菊治にこう語らせます。「世間のせいにするな。他人のせいにするな。親のせいにするな。男ならば、ぜんぶ自分のせいだ」と。

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    投稿日: 2009.12.05
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    美しい物語の詰まった短編集。心に染み込むストーリーばかりです。こういうものを書かせたら、浅田氏は本当にすごい。いや〜、良かったぁ〜。

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    投稿日: 2009.12.05
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    電車の中で読んでいたんですがある短編で鼻頭が熱くなって…。 短編集なので色々読めておもしろかったです。

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    投稿日: 2009.11.26
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    浅田次郎には泣かされっぱなしだった。それをうっかり忘れて、新幹線の移動時間に読み始めたら、泣ける泣ける・・・。

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    投稿日: 2009.11.26
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    浅田次郎の短編集。 桜庭一樹の解説を読んで、 自分には本を読むときに必要な 機微が足りないんじゃないかと 悲しく思ったり…。 はらはらと涙がこぼれたり、したいなと思った。 確かに表題作には強さが心を打つような、 グッと来る感じがあった。 好きになったのは「供物」。 著者自身の解説も読んでて楽しい。

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    投稿日: 2009.11.16