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柴田よしき/文藝春秋
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総合評価

30件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *「そろそろ時間切れです。心の準備をして下さい」。メイに差出人不明のメールが届いた日から、夫は別人のように変わってしまった。しかも夫はその後、殺人容疑で逮捕される。続発する事件と過去とが繋がったとき、思いもよらぬ真相が明らかに。震災後の神戸を舞台に、愛の再生を描いた傑作長篇ミステリー* 夫が別人、なのではなく…と言うところに鍵が。悲しいけれど、あたたかな感情が湧き出て来るような読後感。喪失と再生の物語。

    0
    投稿日: 2018.11.13
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    ある日、主人公は旦那の細かな異変に気付く。食事の習慣がまるで違っている。それもたった数日間、離れていた間に。 その直前には奇妙な差出人から奇妙なメールが届いていた。「そろそろ時間切れです。心の準備をして下さい」 …ミステリとして読むなら「それOKってことなら何でも成立しちゃうだろ!?」なツッコミどころが後半に行くにつれどんどん出てくるけれど。 恋愛や夫婦関係を巡る人間の気持ちや、自然災害と人の死の問題、など、ヒューマンドラマ的な視点ではズシンと来る要素が強かった。

    0
    投稿日: 2017.07.25
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    割とサクサク読めたけど、まぁ、突っ込みどころ満載なストーリー。 タイトルはPINKでなくてもいいような。 全体的にガチャガチャしすぎてて、ちょっと疲れた。 達也が1番かわいそうだった。

    0
    投稿日: 2016.01.30
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    神戸の震災で婚約者を失ったメイ。 その後、見合いで結婚したがある日、旦那が入れ替わる!? 新興宗教や、殺人事件、メイの周りで起こる不可解な出来事に先が気になる展開でわりと一気読み。

    0
    投稿日: 2014.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    阪神大震災から5年後の神戸を舞台としたミステリー。 3.11以前なら全然別の印象をもったのだろうけど、やっぱりあの地震は社会にとって色んな所で大きな転換点になっているんだなと痛感した。神戸で人間の無力さとそれでも再生するしぶとさを肌で感じてきたんだけど、3.11はもう全く別次元の災害なんだなと 前半から謎が解き明からされるまでの展開はなかなか読ませる。読み始めに思っていたものと違ってきて、そのギャップがエエように作用してるなと思ったのだけど。 物語の構図が分かり出した後半から、ちょっと行き過ぎたご都合主義や新興宗教に対する遠慮気味の描き方が鼻につき出し、結果的に中途半端な感じがぬぐえなかったことは残念。 完全に恋愛小説にしてしまった方が良かったのかなぁと思った

    0
    投稿日: 2014.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    柴田よしきさんの描く、女性の感情起伏の激しさに ちょっと疲れるなーなんでこんな皆ヒステリックなんだー と、当分読む気がなかったのだけど、 阪神淡路大震災の物語だったので、気になって読んでしまった。 途中ヒヤヒヤしたけど、結末も少し緩いけど 救いのある締めでよかった。

    0
    投稿日: 2014.02.05
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    震災後の神戸が舞台。1通のメールが届いた後、夫が別人に変わってしまったことに気付く。 読み終えて、以前に読んだことがあるのを思い出した。。。

    0
    投稿日: 2013.12.01
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    たぶん、あなたは脱皮しなくてはならない時期を迎えている、そういうことでしょうね。大きく変わる必要があるという意味だと思います。 強くならなくちゃ。そう、強くなるのだ。負けていてはダメだ。

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    投稿日: 2013.09.07
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    ある日突然自分の夫が別人なのではないかと思うほどの違和感をかんじてしまうメイ。 そして夫は殺人事件の容疑者になってしまった。 平凡な毎日を過ごす外科医の妻が、夫の無実を晴らすことと自分の中の 違和感の謎を探るミステリー。 謎解きに不満が残ってしまう。 終盤に一気に謎が解き明かされるが、 それは読者に予想させるようなタイプの作品ではなかった。 ミステリーというよりは、心の傷から立ち直る過程を描いた内容であって、殺人事件なんて無くてもいいんじゃないかなぁ。 阪神大震災から街も人の心も復興するたくましさを全面に出せばいいのに。

    3
    投稿日: 2013.08.26
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    前半が面白い、恩田陸と似た話だと思いました。 序盤のどきどき感とか引き込んでいく力はすごいなと。 後半へ徐々に落ち着いていくけど、ここに貴志祐介みたいな飛躍があればもっと好みだったw 表紙からするともっとインパクトあるかと思ったんだけど。 でも十分面白かった。

    0
    投稿日: 2013.01.01
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    「震災後の神戸を舞台に、愛の再生を描いた傑作長篇ミステリー」ミステリーとしては、少し物足りなかったけど、新興宗教絡みの展開は面白かった。題材とは裏腹にサラッと読めちゃいました。

    0
    投稿日: 2012.12.19
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    ほんとは2.5くらいにしたいところだな。 大筋では好きなんだけど、そもそもこんなのありえないと思ってしまうのでちょっと興ざめ。

    0
    投稿日: 2012.09.11
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    阪神大震災後、街並みもひとも表面的には再生を果たし歩き出したように見える。しかし大きな喪失から立ち直り再び進むためには年月だけでは足りない。 それは人との結び付きであり、自らの勇気でも、努力でもある。 進むことは同時に何かを捨てること、忘れることかもしれない。 それが悲しいことであっても生きている限りは進み続けなければいけない。 物語としてはありふれたような展開。 だが軽く読め、また題材としては面白い。

    0
    投稿日: 2012.08.19
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    物語の展開はテンポ良く、サクサク読めたが、余りにもご都合主義的な場面も伺えたのは残念。主人公の「謎」が少しばかり簡単に解け過ぎ、、、ただ決して悪い作品ではない。 阪神淡路大震災がモチーフとなっているが、東日本大震災もあったばかり。 この作品のような「喪失と再生」をテーマにした物語も続々出てくるのだろう。東北に住む者にとっては、辛いが目を背けてはいけないのだろうな。

    0
    投稿日: 2012.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さくっと読んで、“さくっと”なウェイトの読後感。 楽しめた。 阪神淡路大震災時の悲劇にまつわるエピソードがメインになっているが、3.11の震災後にコレ読んだ東北出身者なので、どうしても明るい印象の持てない作品。 面白かったんだけどね……。

    0
    投稿日: 2011.11.19
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    阪神大震災で婚約者を失ったメイ、その後、東京の実家へ戻り、お見合いをして亡き婚約者に似た人と結婚した。二度とあの悲しい思い出ばかりの神戸へは戻らないつもりだった。。。。 しかし、夫の転勤で結局神戸へ戻ってきてしまう。それから3年。。久しぶりに里帰りして戻ったメイ。久ぶりの我が家、久しぶりの夫。。。しかし。。。何かが違う。。 夫だ。。この人は。。。顔は一緒だけどこの人は私の夫ではない。この人はいったい誰?しかし。。変わっていたのは夫ではなかったのだ。。。。変わってたのは。。いや忘れてたのは。。私? この本。。。。やばいです。とても不思議な展開で始まって、止まらない。読み始めたら止まらない。おかげで明け方までかかって一気に読みました。寝る前にはお勧めしません。(^^)

    0
    投稿日: 2011.10.29
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    続きがどうなるのか気になって一気に読んだ。阪神大震災後の話だけれど、今読むといろいろ考えてしまう。面白かった。

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    投稿日: 2011.07.11
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    途中から、なんとなく謎が読める平凡なミステリィ(?)ではあるが、著者らしくないさわやかな文体で読みやすかった。(エロスなし) 冒頭のくだりで主人公がちょっと頭がアレな人に思えてもまさか主人公だとは思わなかったのが一番の驚き。 あと最後泣かそうとしすぎ。

    0
    投稿日: 2011.06.18
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    震災で失った婚約者の影を 追い続けるメイ。 何かを失った時に その理由を自分の不手際、ミスに求めることがあります。 それに向き合うだけが解決方法ではなく、 そこから逃げることも 弱い存在である人間に必要だと思います。

    0
    投稿日: 2011.06.01
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    一気に読めました。 阪神大震災に絡んだ本ですが、いま読むとなんかいろんな思いが混ざり合います。 失うってツライよなぁって。。

    0
    投稿日: 2011.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    阪神大震災で被災したメイのその後の人生。 婚約者を亡くし、一人残されたメイはどうやってその悲しみを乗り越えたのか。そして夫となった人の愛を、きちんと受け止めるまで。 回転木馬の主人公の唯を思い起こさせる女性だ。

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    投稿日: 2011.02.13
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    著者さんの手癖が知らなくても、仕掛けが解ってしまいました。 しかしながら、阪神淡路大震災は世界の認識を変えてしまうほどの衝撃を覚えましたことを追体験させられました。 最後にふたりが救われて良かったです。

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    投稿日: 2011.02.03
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    初めて読んだ柴田作品。読んでいて、強烈に「女性的」な感じを受けた。阪神大震災によって多くのものを失ってしまった人たちが、ある因縁によってつながり、もつれていく。 中盤以降の謎解きはスリリングで楽しめた。

    0
    投稿日: 2011.01.28
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    結末がなんとなく分かってしまったが、前半部分は文章がうまいのと伏線が多くあり楽しく読み進められた。 ただ後半になると、ごちゃごちゃしてきて勢いが失速したような気がする。長く感じてしまった。あとオチがなぁ、、 それでも全体を通してみると満足した一冊です

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    投稿日: 2010.12.03
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    柴田よしきさんの作品は3作目ですが、柴田さんの作品はとても読みやすいです。 中盤までは、わくわくどきどき、この先どんな展開になるのかな?!と気になったのですが、発覚する事実がわりとこじつけ的な無理やり感があり、さらに終盤、説明的な文章が羅列され、期待はずれでした。

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    投稿日: 2010.09.05
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    途中までは、これからどう展開するのだろうと期待感が有ったのだが、後半の謎解きの所当たりから、ちょっと無理が有る監事がするし、謎解きの説明が無理矢理理屈漬けしている感じがするなぁ。

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    投稿日: 2010.08.01
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    ミステリーとしては物足りない。何となく話の展開が読めてしまったせいもあり、面白さが半減してしまった。

    0
    投稿日: 2010.05.21
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    う~ん、最後そうきたか...... 妄想で片付けるのはいいけど、スピード感のあるストーリの最後に、この結末では少しがっかりでした。

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    投稿日: 2009.11.10
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    買ってきたその日に読み終わりました。 やっぱり一気に読ませるパワーはすごい。 阪神大震災を根底に置いたミステリーですが、ミステリー分はいまいちかな? 心理描写とかはさすがと思いました。

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    投稿日: 2009.09.18
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    9/11 柴田よしきのミステリーは緑子の印象が強すぎてほかのは読みたくない、と思っていたけど最後まで話が読めず、またキャラクターがしっかりしていておもしろかったわ。すげーわ。

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    投稿日: 2009.09.16