特殊な凶器で殺された故に、犯人は すぐに分かって解決すると思われていた。 鋏を配るのがすごいな、というのもありますが 一体どういう動機があるのか、というのも謎でした。 まったく犯人は分かりませんし…。 とか言っていたら、な展開になっていました。 ちょっと分かりづらいかな？　と。 動機もつながりも、そうですか、という程度でしたし 面白かったかと言われると…。 ちょっと、記憶に残りにくい読後でした。

北海道の不凍湖・支笏湖では女性、日本最大の湖・琵琶湖では男性。遠く離れた二つの湖で発見された二つの刺殺体。二人はともに、特殊な構造を持つある凶器によって、ほぼ同時刻に殺害されていた。被害者同士の接点は皆無。―ルポライター・浦上伸介は、緻密な推理と大胆な取材で事件に迫るが、そこには長大なアリバイの壁と、戦慄の犯罪構図が待ち受けていた。