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激動の幕末を生き抜いた二人の次男坊の物語
激動の明治維新を二人の旗本の次男坊を通して展開する不思議なストーリー。一人は剣術に長けているが、その道では飽きたらず、ふとしたきっかけで芝居にのめり込む。別の一人は尊皇攘夷に荒れ狂う江戸末期に最後まで幕府方につき、薩長軍と闘う武士を演じる。その二人の間には、何ら接触はないものの、前者は後者の兄や許嫁との偶然の関係が両者を結びつける。作者が得意とする花魁や芝居の世界がここでも登場する。
3投稿日: 2013.11.09- DEEP"powered by"
ギブアップです! とにかく長い・・・ この内容でこの長さは必要なのであろうか? 恐らくならこの先に面白い展開があるのかも知れないのだか、そこに行き着くまでに、無駄に長い文章を読まなければならないと思えば、ギブアップし、さらに面白い作品を探そうと思う。
0投稿日: 2011.10.08 - かんの"powered by"
あどれさん、とは、仏蘭西語で、「青年」のことをさすとか。筆者は、歌舞伎等江戸文化の研究に秀でた方である。この方の描いた、幕末は、一味違う。有名所(土方さんとか)は、脇役である。主人公は、旗本の家に次男坊として生まれた、二人の青年。一人は、黒船以降、武士という階級に不思議を抱き、歌舞伎、戯作の世界へと逃げこもうとする。もう一人は、ただひたすらに、武士として、幕府の歩兵への道を歩む。二人の青年の生きざまをあざ笑うかのように、時代は急速に走り始める。それぞれも、始まりの終わりを、めざすことになる。
0投稿日: 2011.04.25 - メリ"powered by"
たいして引き込まれるという訳でもないのにぐんぐん読み進めてしまうんだな、この作者さんの本は。読みやすいのは確か。 歌舞伎が好きらしくそんな構成ですね。 土方歳三好きとしては名前が一回でただけで「おぉ!」と思ってしまった。条件反射。 土方さんはどんなにチョイ役でも女作家さんには何故か良い描写されていることが多い。流石は女タラシの副長である。
0投稿日: 2010.09.07 - mocci08"powered by"
5/7 おもしろかった。一つ一つの章はわりと短いのに、分断されている感じもせず。一人一人の物語が大きなうねりとなって時代を作っていた感じが伝わってきた。幕末にはじめて興味をもったかも。あと、江戸時代って私たちはひとくくりにわりかし見ているけどそれぞれの時代があって、それに合った芝居が存在していたんだなあと思った。黙阿弥の芝居、原文で読んでみたい気も。
0投稿日: 2008.05.09