シリーズ第3弾。 念願の人族と混血の「国」の誕生に人々は沸いた。しかし傭兵王を称える歓呼の叫びが響く中、ライゲンベックが凶弾に倒れる。そして教皇もまた——。陰謀の背後に「調停者」たる龍族が? 犬、猫、鳥、そして龍が世界の中心で、人間や人と別種族の混血は蔑まれる存在であるという世界。 相変わらず短編で進行していき、副主人公とも言える存在はころころ変わるが、本当に話の進め方、背景の書き方が上手な作家さんです。 先の想像がつきません。