
惜別の海(下)
澤田ふじ子/中央公論新社
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総合評価
(1件)5.0
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powered by ブクログ秀吉は当時の朝鮮の人達や日本人にどれだけ酷い事を行ってしまったのかが良く分かる。名護屋城に動員された人数は28万人近くにふくれ上がり出兵先の朝鮮国の捕虜を日本に連行、奴隷として売買した事は蛮行というしかないし心が痛む。また謀叛を企んだとの言われなき罪で秀次の愛妾その他39名が処刑される場面はなどは可哀想でならない。小説の中の六左衛門が最後には日本に戻り大森衆の皆がホッとする場面を期待し望みを持ちながら読んでいたが甘くは無かった。英雄秀吉の蛮行の真実を現実感を伴う形で締めくくられた感じだ。
0投稿日: 2011.12.24
