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惜別の海(上)
惜別の海(上)
澤田ふじ子/中央公論新社
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総合評価

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    豊臣秀吉が天下を治めた時代の話し。六角義弼に仕えていた大森六左衛門は六角家が滅びた後も近隣の各村から人望が厚い。地侍として大森家を率い武佐村の家臣達をまとめ城普請なども行っている。武佐村を始め馬淵、岩倉、長福寺の村々は石工だけではなく、秀吉のために多くの大工や人夫を働きに出さねばならず、田畑は荒れてしまっている。秀吉の権勢が肥大化するにつけその多くの行為が回りに影響を与えて行く状況が良く分かる内容となっている。 また、千利休の賛同を得た織部十作の名誉を許された陶工の名など知らない事ばかりで知識欲が湧いてくる。

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    投稿日: 2011.11.20