久永実木彦 / 創元SF文庫 (8件のレビュー)
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ごんた@読書垢
キングも村上春樹も好きだったので読んでみたけど、まったくもって当たり前のようにキングとも村上春樹とも違う小説だということに気がつかずに読みはじめてしまい少し反省しました。映画とかドラマとかだったら面白…かったかも。続きを読む
投稿日:2025.06.29
桃
このレビューはネタバレを含みます
困った、これは面白かった。 表題作はスケザネさん紹介をきき 「B級映画みたいで笑えそう」と(失礼ながら) 興味本位で買って読み始めた。 けれど、ぴぴぴ・ぴっぴぴを読み (これも失礼ながら)キャッチーなSFだけでなく、繊細な五感を振るわせるような SF小説を書かれる人だと惹き込まれました。 4作品の中で特に ぴぴぴ・ぴっぴぴが好きで、 これはまた読み直したい。 ドラキュラもよかった、し ゾンビは普段あまり惹かれないが 星乃さんの映画連想ラリーのキレが良すぎて 楽しくて一気に読みました。 「わかるでしょう?わたしはこういう連想でしか、ものごとを考えられないの」最高。 『アタックオブザキラートマト』って言葉の響きがまたいい。Z級らしい絶妙な名前の冗長さ。そしてリズム、言いたくなる。 短編と思えないくらい、どっぷり浸かって 一気に泳ぎきって楽しかった。
投稿日:2025.06.25
zbn3000
怪獣、タイムリープ、吸血鬼、ゾンビというSF的にありふれたお題でありながら、しっかりした世界観と魅力的なキャラクターたちによってどの話も引き込まれた。次に作者は既存のテーマをどう料理するのか、また新し…いテーマをどう提示してくるのかとても楽しみだ。続きを読む
投稿日:2025.05.17
spk48
一話目が1番好きだ どれもアイディアだけではなく、SF服の工夫があるように思う。 この著者の作品をまた読んでみよう
投稿日:2025.04.27
はるさめマン
噂に違わぬ傑作短編集でした。いやー面白かった! 特に良かったのは表題作「わたしたちの怪獣」とラスト「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」。前者はおそらくシン・ゴジラにインスピレーションを…得た作品だと思いますが、元の作品より破滅的な現実と向き合う市井の人に焦点を当てた構成が実に見事。救いのありそうなラストに思わせてからの現実は甘くないというオチも非常に良かったですね。そして後者は映画のオマージュを散りばめた作品となっており、映画好きならニヤリとするシーンばかり。と言っても表題作の元ネタを見たことがなかったので全力で楽しめたかというと怪しんですが、それでも虚構と現実を対比しながら、荒廃に向かう世界と人々を襲う絶望を、短編という構成の中でしっかり描ききったのが素晴らしいです。 上記2作品が特に素晴らしいんですが、個人的に好きなのは3作目の「夜の安らぎ」だったり。SFではなく、ライトなファンタジーという感じなんですが、オチも含めてかなり綺麗なお話だったので、作者の後書きに期待して次作を楽しみに待ちたいと思います。続きを読む
投稿日:2025.03.31
meirin213
久永実木彦『わたしたちの怪獣』読了。 表題作の怪獣を筆頭に、時間移動(改変)、吸血鬼、ゾンビとエンタメの賑やかし要素がそれぞれ盛りだくさんの短編集。創作において使い古されたモチーフでありながらもそれぞ…れに新たな味付けで読者を楽しませてくれる。表題作もよかったけれど、盲信的に破滅へ突き進む主人公だけれどもなぜかそのプロセスに説得力を感じてしまう「夜の安らぎ」がこの短編集の中では唯一穏やかなラストであり癒された。あとがきでは続編出ると宣言してるが、大いに期待してしまう。続きを読む
投稿日:2025.03.17
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