【感想】神の微笑(新潮文庫)

芹沢光治良 / 新潮文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • sora

    sora

    芥川賞作家・芹沢光治良さんが晩年書かれた神様シリーズの1冊目。

    素晴らしいキャリアを積まれた、とても素敵な年上の女性から勧められ、お借りして読みました。。


    若き日々の芹沢さんと神との関係について書かれた自叙伝です。。

    決して裕福ではなかった幼少の頃。。
    秀才でありながら、中学を出たら働けと祖父から言われ・・
    空に向かって「神様なんているものか!」
    と心の中で叫ぶシーン。。

    丁度、人生最大の試練(!)と思えるような状況だった私は、

    「神様!どうして私がこんな目に遭わなければいけないの?
    私は何も悪い事はしていないのに!」

    と、同じように空に向かって心の中で叫んだ事を思い出し、
    共感を覚えたのでした。。(おこがましいですが・・)


    結局、芹沢少年は、担任の先生の紹介で支援者を得、
    留学までさせてもらうのですが、
    留学先で出会った友人達(科学者や後の起業家)との交流、
    友情もとても素晴らしく、心が浄化されるような気分で読みました。。

    芹沢光治良さんは、晩年 木とお話し出来た方なんです。。
    人々の生活を長く見守ってきた木とのお話の内容も、
    とても興味深く、こころに染みるものがありました。。

    読むほどに心が浄化されて神聖な気持ちにしてくれた本です。
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    投稿日:2010.10.18

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