カツセマサヒコ / 光文社 (37件のレビュー)
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ぽん
海辺の町を舞台にした、爽やかな連作短編集。心温まる話もあれば、切なさが残るような話もあり、短編ごとに読後感が異なっていて面白かった。カツセさんといえば「どうしようもなく恋愛に依存していく男女の物語」を…書くイメージだったので、このような物語も書けるのか! と驚いた。続きを読む
投稿日:2025.05.27
はやせ
海に近いところでのお話7篇。 初めのお話があまり好みではなく、読みにくいな〜と思ったけどそのあとはそうでもなかった。
投稿日:2025.05.18
Karen✲*゚
各お話の読後感が似ていて、ふしぎだった。本当に海のように、さらりとしていながらも、髪や肌にはすこしベタつきが残る、でも気持ちはスッキリするような。切ないお話も多かったけど、梓さんと櫂くんのお話が1番好…きだった。 p.260 いつだったか、二人で海岸を撮りに行った日。知らない女の人が、浜辺に座って泣いていた。潮田はその人にカメラを向けることなく、海を撮り続けながら言った。 海も涙も、しょっぱいじゃん。だからさ、実は海は、たくさんの生き物や、人間や、もしかするとこの星自体が流した涙が、流れ着いて集まった場所なのかもしれない。この星は涙でできていて、海は乾くことはない。だからみんな、海に泣きに行くのかもしれないな。続きを読む
投稿日:2025.05.16
mato
爽やかだけど、なにか残るものがある、そんな切なさ満載の短編集。 同じ街の中で起こるそれぞれのショートストーリーが描かれていて、恋人、友人、親子、名前のつけられない関係など、誰かとの思い出やすれ違い、そ…して心が届いたと感じる瞬間などが描かれている。 私が今いる場所が海と近いので、潮風や波の音がリアルに感じられ、人と人とのままならなくも、でも愛おしいという繊細な気持ちに触れられたのがよかった。 話としては、短編集の中でも多いほうだけど、どの話も読後感が似ていて、話としてはスッキリしきらないところはあるのに、とても爽やかな印象が残った。 また、タイトルも素敵。 わたしたち、という言葉だけで、孤独な物語が多く語られた本書も、なんだか救われる。 一人ひとり、寄せてはかえす波のような人生を過ごしている。だからこそ、豊かな経験をすることもできる。続きを読む
投稿日:2025.04.27
no-chindayo
海辺の町に住む人、海へ行く人、それぞれ何かしらの錘を抱えて、全体的に静かな雰囲気の本。 登場人物は直接や間接的にちょい繋がりがあったけど、時間をかけて読んだのでそこはあまり気にせず、独立した短編として…読んだ。 「オーシャンズ」高校生、雫と八百屋のフナさんの話は切ない。 続きを読む
投稿日:2025.04.18
yu
どのお話にも海が出てくる短編集。どの話も面白くて1日で読み終わった。「海の街の十二歳」女子のタイムカプセルをこっそり開けて中身を見てしまった小学生の男子の話。見てはいけないものを見てしまった時の3人の…反応が優しくて温かくて1番好きだった。カツセマサヒコさんの本はこれで3作目。好きだなぁ。続きを読む
投稿日:2025.04.08
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