中江有里 / 新潮社 (4件のレビュー)
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三日月
女優でもある中江有里さん。初読み。 人として、母として、娘としての 機微を丁寧に描いている。 実の親子ではない里美と汐里が、 苦労を重ね、離れたりくっついたりしながら成長していくストーリー。 親子…って何?愛って何? 信頼するって、どういうこと? 許すとは?受け入れるとは? 少し哲学的な要素を感じた。 ストーリー展開と 登場人物の心は ずっと低空飛行をしているような感じなんだけど、逆にそれがリアルで、一気に読んでしまった。毎日必死で生きていく、地道な積み重ねから真実が見えるのだ。続きを読む
投稿日:2025.03.15
湖永
シングルマザーの里美は、娘の汐里と2人で暮らしている。 若い頃に傷害事件を起こして前科があり、家族とは疎遠で生活に困窮しては窃盗をしていた。 汐里が成長してから再び、窃盗をしたことで汐里は実家の両親の…もとへ。 その後、里美は汐里との関係性を告白し…。 里美と汐里の距離感がわからなくてもどかしい。 お互いに必要としているはずなのに1人でいたがるのは何故なのか…。 里美が悪い男にひっかかり、刃物で傷つけ逮捕され、その後未婚のまま自分の子ではない子どもを引き取る。 挙げ句の果てに子どもという見えない鎖に縛られて、どこにも自由に行けず、生活に困窮し幾度か罪を犯して、それを間違いというのだろうか。 そうじゃないはずだと汐里を必要としたからだと思った。 いびつな関係だとは感じられないが、全体的に靄がかかったようなちょっと暗さのある2人だった。 未来が見えるようで見えないもどかしさが残った。 続きを読む
投稿日:2024.10.21
びびこ
罪を犯してしまう主人公に寄せられる世間の厳しい目。最終的には立ち直れるが、現実は厳しいだろうな思ってしまう。 テーマごとの変わった書き方が今風なのかな?読みにくさを感じてしまう。
投稿日:2024.10.13
sayuri
俳優で作家の中江有里さんの最新作は家族の形を問う長編小説。 プロローグから不穏。 若い頃の前科が原因で家族と疎遠になった主人公・里美が、生活に困窮し再び罪を犯してしまう。 母と娘が今にも切れそうな…細い糸で繋がっているようで、終始不安な気持ちで読み進めた。 彼女達の姿を追いながら、愛にも様々な形がある事を思い知らされる。 共に暮らす事だけが幸福とは限らない。 離れていても愛する対象の真の幸せを願っているならばその時間さえも尊い。 不器用な母と娘の間に隠されていた真実を知るとその思いは尚更強くなった。 恩愛の絆を感じる一冊。続きを読む
投稿日:2024.10.11
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