【感想】「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて

五十嵐大 / 紀伊國屋書店
(23件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • mari

    mari

    最近「コーダ」を知った私が、読んで良かったと思えた1冊。

    立場や生活する環境によって「ふつう」や「あたりまえ」は変化するものだということ、わかっているつもりになっていた。
    「手話」はツールではなくて言語であり日本語とは違うということ、まったく理解していなかった。
    読みながら、ひとつひとつ考えさせられた。
    健常者向けにデザインされた社会、という言葉にはガツンと殴られたような気がした。

    知ること、知った上で想像すること、すべてはそこから。
    続きを読む

    投稿日:2025.06.25

  • misato.

    misato.

    課題図書、高校生の部。もし高校生がこれを機にコーダや聴覚障害の内側に興味関心をもってくれるならば、是非映画Codaをみてほしい。音のない理髪店を読んでほしい。より、リアルな隔たりを感じられると思う。ただ聴こえる人とそうでない人の話という単純な世界ではないから。続きを読む

    投稿日:2025.06.22

  • lily

    lily

    コーダが多くの人に知られてないように、さまざまな障害について知られてないことが多い。
    ろう者、難聴者への世間の理解のなさが強く伝わってきた。
    聴覚障害だけでなく、障害を考えるための大きなテーマを投げかけられた。続きを読む

    投稿日:2025.06.22

  • m

    m

    2025年 高校生の部課題図書

    耳の聞こえない両親を持つ著者

    コーダにとって通訳は当たり前のこと
    手話はいのち

    ソーダ 聴こえないきょうだいを持つ聴こえるきょうだいのこと

    投稿日:2025.06.17

  • むぅ

    むぅ

    コーダという言葉すら知らなかった。ろう者が主人公のドラマなどは見たことがあるが、ろう者を親に持つ子の苦労は考えたことがなかった。
    そもそも手話が言語である、という認識が甘かった。日本語と対であるようなイメージを持っていたし、手話ができる人は日本語もできると思っていたので、字幕を理解できない人もいる、というのはびっくりだった。
    世の中「ふつう」の人に生きやすいように作られている、ということも、私がマジョリティ側にいるから考えたこともないのだろうな。あらゆる社会的マイノリティをカバーするものを作るのは容易くは無い。それでも、知ることで、新たな配慮ができる。私はまだまだ知らないことばかりだな。
    続きを読む

    投稿日:2025.06.11

  • pafu5737

    pafu5737

    青少年読書感想文全国コンクール高校の部の課題図書。
    ゴーダ、最近まで知らなかった言葉だ。
    テレビドラマで見て知った。
    著者はゴーダの人達やろうあ者等の世間的な認知や、環境向上に取り組んでいる。
    手話のことも私はほとんど知らない。身近に居なかったで済ませられることではないが、実際はそんなところだ。
    手話が一つの言語だ、目からウロコだった。
    確かに一つの言語として機能しているのだろう。
    手話の歌の話もなんとなく理解できた。
    見ようとしなければ、世の中の様々な現象は見えてこないのかもしれない。

    続きを読む

    投稿日:2025.06.07

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