櫛木理宇 / 角川書店単行本 (45件のレビュー)
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ゆうりしぼうさん
機能不全家族のなかで育った子どもたちにフォーカスしたお話 子どものうちから犯罪を繰り返し、大人になってから無理心中をしてしまう千草の父親 無理心中の生き残りの千草 幼い頃に児童ポルノに出演した過去を持…つミカ それ以外にも"親に愛されなかった子ども"がたくさん出てきて読んでいてつらかった でも彼らの「自分の家族を作りたい、愛したいし愛されたい」という思いに救われました続きを読む
投稿日:2025.06.29
pomnobook1112
初めは死蝋という所持するにはおぞましいものがキーワードの猟奇的な事件というハラハラ感の面白さがあって好みでした。 櫛木さんの作品は読み始めたばかりで今3冊目ですが、物語の序盤で既に犯人の名前が出ている…のにこれだけの深みがだせるのはすごいと思います。 そして今回の家族についての話が深い。 状況はとんでもなくえぐいですが、家族というコミュニティの中に父親が見えない、母親に女という姿が見えないと追求するところが日本の家庭のあり方の確信をグサグサとついてる。 いつも子育てのことを追求されて振り回されるのは母親で、でも家事育児に翻弄される姿だけでは役割を終えれず、女であることを疎かにすれば夫婦仲を追求される。 海外の、夫がいつまでも妻のことを一人の女として求めて愛する姿勢をだすのは日本だと少ないと思えます。 そして子どもの愛着形成や、発育の時期の影響が与える将来の末路が今の日本のどこかでも似たことが起きているのではと思わせる背筋が凍る話でした。 和井田と果子のラブラブしたやり取りがあまりに対照的に感じられるのも読み手の息抜きでもあれば、これが本来の愛情だったんだと思えるいい塩梅に盛り込まれているのも凄いです。 ラストの彼女が安心できた、ここで生まれたかったと思った場所が寂しすぎて彼女にとってはハッピーエンドとすら思えるのかもしれないけど、こんな終わり方が哀しすぎました。続きを読む
投稿日:2025.06.14
みくちゃん
白石和井田コンビニ第2弾!絡みがよかった!!! 唯一ホッコリできるのが、白石と和井田と果子ちゃんが喋ってる時!笑 それ以外はずーっとグロいえぐい話。 この気持ち悪さを書くの櫛木さんはすごく上手ですね……。他作品もそうですが。 でもこれが実際にもある話で、だっこ会というか幼女のアイドルって実際にいるんです。Twitterにもいるし、なんなら私は家の近くの公園でちょうどこれに出てくるだっこ会というものをしているのを目撃しました。すごく身近に起きていることなので考えさせられるし、そうだったんだ…と思うことも多々ありました。 読んでて苦しいです。続きを読む
投稿日:2025.06.02
たぬ
櫛木さんの本は猟奇的でゾッとする作品が魅力的でよく読んでいるけど今回はまた違った怖さがあった。虐待、ネグレクト、愛を知らずにそだった末路。。。。いろいろと考えさせられた一冊でした。
投稿日:2025.05.28
歩
エピローグを読んで、切なくなってしまった。 陳腐な言葉を並べて感想は書きたくないなという気持ち。 救われないとか、悲しいとは違うんだよなぁ。 あぁ、悲しいといえば前作でとても好きだった和井田さん…がなんかちょっと違った。 わたし的には魅力が半減してた。悲しみ。 でも白石&和井田コンビのシリーズが続くのならまた読みたいなという気持ち。続きを読む
投稿日:2025.05.22
コロ
親からの愛情を受けられなかった子の末路。目は死に、愛情は歪んだ形で相手に押し付けられる。 親からの過剰な愛、もしくはネグレクトによって異常な環境で育った子供達。児童ポルノに売り飛ばされるなど、その重い…過去は消して無くならない。 全ての人がそうなるわけではないが、父親も母親も、両方の役割を担うことが必要だと感じた。 わかるようになってから、では人は変えられない。続きを読む
投稿日:2025.05.02
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