ほしおさなえ / 文春文庫 (16件のレビュー)
レビューを書く
商品詳細ページへ戻る
総合評価:
"powered by"
0071
連作短編集。 普通の人には見えない、植物の妖怪のようなもの「ウツログサ」。たいていは無害だが、時には繁殖しすぎたり、人に悪影響を与えたりする。そんな時は祓い師が駆除する。主に薬を使って。笹目は先代に…拾われ、この仕事についた。祓い師になると寿命が延びるらしい。彼も年齢不詳の男性として描かれている。 漫画「蟲師」みたいだと思う。舞台が現代で、ニュータウン(古びた団地)ひかり台だけど。 しかも、もうすぐ続編が出るらしい。多分読む。続きを読む
投稿日:2025.05.13
sou (08thse)
図書館でふと見つけて読了。 久しぶりにこういう小説を読みました。個人的には「ヒカリワタ」の世界の捉え方は好きでした。
投稿日:2025.04.03
いちやなぎ
めもめも 例えば自分の嫌いなところ、見た目や性格も含めて そういうのひっくるめて今まで自分と一番長く 付き合ってきたのは自分であり自分が一番よくわかっていて 一周回ってかわいい… とはならんな んーな…んだろう違うな 自分でもほとほと嫌になる自分の性格の一部 やめたほうがいいと思うけどなぜか手放したくなく大事に思うもの しんどいけど付き合っていきたいと思うもの かな? どことなくほの暗くて その暗さがリアル 全部救われないってとこも続きを読む
投稿日:2025.03.18
kitarouchan
ウツログサという、人には見ることの出来ない、草の妖怪のようなクサたち アナホコリ、オモイグサ、ツヅリグサ ウリフネ、ヒカリワタ それを祓えるという祓い師 笹目 憑かれた人が笹目…の近くにやってくる そんなクサに憑かれたらどう感じるのだろう、祓ってほしい??続きを読む
投稿日:2025.03.15
fuku ※たまにレビューします
『植物の妖怪とも称されるウツログサ。多くは無害だが人についたものは宿主の欲望を読んで成長することもある』 生まれながらに隣に穴がついてまわっていた「アナホコリ」 恋すると爪から芽が出て成長する「オモ…イグサ」 文字が体に纏わりつき変化していく「ツヅリグサ」 村人みなが瓢箪を背負っている「ウリフネ」 空に浮かんでいる透明な綿菓子のような「ヒカリワタ」 憑いている人、あるいは一部の人にしか見えないウツログサ。すっかり取り憑かれている人もいれば、そこにいるのが当たり前すぎて違和感を感じていない人も。 皆、見えない人たちとの疎外感や違和感を感じつつも困り果てているという感じはない。 だが様々なウツログサが見え、祓うことが出来るという年齢不詳の男・笹目と出会うことで決断の時が来る。 笹目は決して祓うことを強制しない。 本人が困っていないなら祓う必要はないという。 長年寄り添ってきたウツログサとの別れを決断する人、ともに生きることを選ぶ人、ついに取り込まれた人、その結末は様々。 妖怪と聞くと悪いイメージしかないが、中にはその存在に救われた人もいるし新たな一歩を踏み出そうとする人もいる。 笹目の一歩も二歩も引いた立ち位置や、それぞれの物語が淡々と語られているところなど、なかなか新鮮なファンタジーだった。 ほしおさんは「菓子屋横丁」シリーズしか読んだことがないが、こういう作品もあるのかという発見ができて良かった。続きを読む
投稿日:2025.02.08
akemitty622
目には見えぬが、まわりには「ウツログサ」と呼ばれる植物のような妖怪のようなものがいるという 多くは害はないが、人の欲望を読んで成長することもある そんなウツログサを見ることができ、必要ならば祓うことも…できるのが祓い師笹目という正体不明の男 それぞれ違うウツログサの話が5篇載っているが、中でも「ウリフネ」は折口信夫の民俗学の本からの引用もあり印象深い話だった。 続きを読む
投稿日:2025.01.02
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
アダルト(性表現・暴力表現)
ONOFF
グラビア
ボーイズラブジャンル
ティーンズラブジャンル
ONにしたコンテンツはトップや検索結果で表示されません
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。