【感想】ゴースト・ポリス

佐野晶 / 小学館文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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ブクログレビュー

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  • ゆゆゆ

    ゆゆゆ

    後半に連れてどんどん面白くなっていきます。
    ただただ、ごんぞう達の日常を書いているだけかと思っていたが、クライマックスへの持っていき方が上手いな〜と思いました。

    投稿日:2025.03.22

  • むぎぎ

    むぎぎ

     そっかこんな切り口もあるんだ。凄く新鮮だった。    

    まあ細かい突っ込みも入れたいんだけど、ぐっと我慢しよう。第二第三の『ゴーストポリス』待ってます。

    投稿日:2024.05.03

  • ことぶきジロー

    ことぶきジロー

    佐野晶『ゴースト・ポリス』小学館文庫。

    第1回警察小説大賞受賞作。しかも満場一致での受賞らしい。先に読んだ第2回受賞作の鬼田竜次『対極』が新人作家としては驚くほど面白かっただけに期待は高い。

    つい先日読んだ前川裕の『逸脱刑事』も主人公は東大卒なのに地方公務員採用の警察官だったが、本作もまた地方公務員採用の新人警察官が主人公である。

    タイトルが『ゴースト・ポリス』というから、ホラー系の警察小説かと思ったら、人情系の警察小説だった。なるほど、警察組織に潜む異常性を描きながら、新人警察官の成長と猟奇殺人犯捜査の行方を巧く描いている点が素晴らしい。


    主人公の桐野哲也は東北大学法学部を卒業し、国家公務員採用試験の二種も一種も落ちてしまい、やむなく地方公務員採用で警察官となる。桐野が仮配属されたのは神奈川県藤沢市の辻堂にある鳩裏交番で、恐ろしい程のイケメンの班長・小貫幸也を始めとする窓際警官、所謂『ごんぞう』ばかりが集まっていた。

    桐野は藤沢南署の副署長の戸村から鳩裏交番の『ごんぞう』たちの不正を暴き、報告すれば、然るべき処遇を与えることを約束される。

    小貫を始めとする『ごんぞう』たちは緊急配備の連絡にも応じず、巡回連絡という名の住民宅を訪問し、お茶と茶菓子にありついて世間話をすることを日課としていた。『ごんぞう』たちの違法性のある不正をなかなか掴めぬままに桐野は『ごんぞう』たちのペースに巻き込まれていく。

    そんな中、土曜日の夜の湘南でホームレスばかりを狙った連続殺人事件が発生する。小貫と桐野は近隣住民らの協力を得て、犯人の正体と事件の真相に辿り着く。

    本体価格810円
    ★★★★★
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    投稿日:2024.03.22

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