脇明子 / 岩波書店 (40件のレビュー)
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もとたむ
豊かな人生を生きていく為に読書は大いに助けになる。 だけど、本を選び間違えてしまうとマイナスに作用してしまうこともあるので、しっかり読書力がつくまで大人が子供の成長に合わせて読む本をマネジメントしてい…くのが良いとの事でした。 とにかく何でもいいから本を読んでおいたらいいかな〜の私は目から鱗でした。 今の若いもんは甘くて柔らかいもんばっかり食うてる。もっと固いもんも食えー みたいな説教じみた文章を多少感じてしまったのですが、全体的に著者から本や教育に対する強い愛や使命感を感じました。 読み聞かせの絵本や今後、児童文学を薦めるときの参考にしようと思います。続きを読む
投稿日:2024.09.12
ねずママ
子供の読書がどうして必要なのか、どのように本を選ぶべきなのか、大変、わかりやすく書かれていた。秀逸な本であった。
投稿日:2024.08.13
祈るくま
我が子達がマンガしか読まないのは何故? あんなに毎晩読み聞かせをしていたのに… この私の謎を解明してくれた。 読み聞かせボランティア養成講座でのお勧め本。 幼児期に毎日絵本を借りては読み聞かせてい…たにも関わらず、アニメのノベライズは読めても物語を読むことができなくなってしまった我が子達。 ついつい、母である自分や子どもが喜ぶ挿し絵の絵本や読みやすいダイジェストのものの本などを選んでいたことは事実。 彼らに必要なのは、想像力を養うことができるような挿し絵や文字の配置、すぐれた文章で書かれた絵本だったのか。 一方、古典の物語は自分自身も読みにくさを感じて敬遠していたし、何日もかけて読むのが億劫であまり手に取らずに大人になってしまった。 だから我が子達にもなかなか勧めにくいし、勧めても読む力がなければ当然読めない。 ゲームやSNSなど、刺激の強い娯楽が溢れている今、子どもの読書力に応じた本を子ども自身が選ぶことが難しくなっている。 だからこそ、大人が子どもの読書力を目極めて適切な本を紹介してあげることこそが、子どもの成長に大切なのか。 担任の先生や図書室の司書の先生のありがたさを感じるとともに、もっと図書に関わる職業が大切にされれば子ども達への影響は絶大なのではと思う。 読書から得られるメタ認知能力は、コミュニケーション能力の礎になるものだと思う。 子ども達が青年期に本から離れなてしまわないような取り組みが必要だ。 豊かな人生を歩んでいくために、読書がどれだけ絶大な力を持っているか、強烈なメッセージを受け取った。 これから、私にできそうなことは? 学校の読み聞かせで本を紹介するのはもちろん、 もう高学年になってしまった末娘にまた自宅での読み聞かせをしてみるのもいいかもしれないな。 続きを読む
投稿日:2024.07.31
mari
本を読む力があると想像力が育ち、生きる力となる。 想像力というのは何も特別な力ではなく、人の気持ちを察するとか…自分本位だけでなく考えることができるということ何だと思う。 心を育てる、多分これだ。 私…は自由に本を読むし、手あたり次第に読むタイプ。 良い本、悪い本とあまりわけることはしないし、したくないけれど著者のいう情報過多な本は良くないというのはわからなくもない。 絵から、色から、と伝わることが多いと、想像の余地がなくなってしまう。 情報過多な社会に生まれ育つ、現代っ子。 情報を選び抜く力だったり、情報の裏に隠れた何かを読み取る力だったりをどうやって身につけていくのだろう。 取捨選択するためには、考える力が必要だ。 読む力、考える力(想像する力)、そして生きる力。 人間だからこその能力だとも思う。 人間らしく、考えて、想像して、生きていきたい。 私はそう思う。続きを読む
投稿日:2024.06.02
kaido
このレビューはネタバレを含みます
子どもにとって本を読むことにはどんな意義があるか。 漠然と大事だとはわかっていてもその意義を掘り下げて考えてみたことがなかったので、新鮮な学びになった。かなり納得感があった。 幼児にとっての本は、本から何かの情報を得ることではなくて、親子のコミュニケーションを深めることが最大の意義だから、こどもの感情表現に反応してあげることを意識して読み聞かせをしてあげたいと思った。相互の感情表現に反応しながら関わる体験を積むことが脳とか人間性の発達の土台になると理解した。またそのような観点で、映像を与えておくことは情報が一方通行なので発達に繋がらないという見解もなるほどと思った。(Eテレとかディ〇ニー英語のような教材も効果が怪しいというか生身の関わりにはやっぱりかなわないよなと思う。) 小学生くらいの子どもにとっての本は、想像力を身につける意義があって、想像力とは情景だけでなく、人の気持ち、出来事、この後起こりうること、など、筋書とか論理のような目に見えないものも含めてイメージして理解する力とのこと。 この想像力を身につける観点で、想像の余地を奪うような内容の本、つまりことばではなく絵が主役になってしまっている本はよろしくなくて、同様に映像も良くない。絵や画像や映像からのインプットに慣れてしまうことは危機感を持つべき というのは、そうだよなと思った。 (たしかに、プペルみたいな精緻で情報量や刺激の多い絵の絵本と、プーさんの原作みたいな地味で単色の挿絵の本とでは、視覚以外のことも含めて想像の余地が全然違うなと思った。) 思春期くらいの読書の意義は、メタ認知能力を身につけること。ゲームの体験は視点が一人称だったり成否の責任がプレイヤーだったりするのに対し、物語を読むときは主人公に感情移入しつつも出来事を俯瞰する感覚があったり主人公の失敗が読み手の責任にならないなどの違いがある。また、登場人物の感情の変化を擬似体験して、読むことを一時的に止めて自分の感情と向き合う みたいなことを通して、自分の思考や状況を俯瞰して捉える能力が身につくとのこと。これもなるほどなと思った。 読書ならなんでもいいのではなく、これらの収穫が得られる本を選んで読まないとならない。貸出人気ランキングとか、読んだ冊数にフォーカスするアプローチとかでは、本当に血肉になる本には出会えない。大人が子どもの発達段階とか個性を踏まえて、読むべき本を読みたくなるように勧めることが肝要とのことで、たしかにそうだなと反省させられた。 ということは、親としてもいい本がどんな本かわかるレベルで読書体験を積んでいないとならないし、表面的な面白さに流されがちな子どもに対して本当にいい本に興味を持つよう工夫しながら粘り強く勧める根気強さが求められる。本を切り口とした子育ての真剣勝負を思い知らされる。楽しみながら頑張ってみようと思った。 それにしても、絵本にしても児童文学にしても、いい作品を生み出す作家さんて凄いんだなと思った。読み手の想像力を掻き立てる物語の書き方とか、ポップな挿絵に依存しない自制心とか、それでいて地味でもずっと見ていられる味わいのある絵力とか、そもそも絵にする場面を選ぶセンスとか、薄っぺらいおとぎ話にならないための心の機微の表現とかとか、いろんな工夫があることを知った。作家がそういうスキルを意図して駆使しているのかわからないけど、どっちであっても、子どもたちの成長を願う想いの強さが名作に繋がるんだろうなと思った。
投稿日:2024.05.14
usaco
読書が好きと最近思うようになり、子どもにも読書が好きになってほしいと思い、絵本とかを読むも、あまり興味をもってもらえず。。 自分にとってと読書はなぜよいのか、改めて考えるきっかけになった。 子どもの…読む力を育てるにはわかりやすい絵本ではだめ、絵を見るだけの絵本では読む力は育たないなど、目から鱗だった。 読む力は、想像力と思考力を磨く。 •ものを考えるとき、心の中で言葉を使う。その言葉の役にも立つ。 •メタ認知能力(自分の頭の中で進行していることを一段上から観察し、制御する力)を育てる •時空を超えた人間理解ができる •自分が生きている社会がいかに支えられているかわかる 子どもには絵本だけじゃなく、読み聞かせを続けていきたい。 私自身はもっと読書を楽しみたい。続きを読む
投稿日:2023.07.08
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