八重野統摩 / 幻冬舎単行本 (55件のレビュー)
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あつしお
中学2年の沙耶は、自分を日常的に虐待をしてきた両親が、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中「児童相談所の職員」を名乗る男の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁される。監禁下の交流…から、男が、じつは「本当の父親」ではないかと疑い始める。一方、男は身代金2000万円が目的の営利誘拐であると犯行声明を北海道警察に送りつけるという設定から始まる。 ただただ、どう言うこと?と、あっという間に読み終えちゃいました。 彼女が置かれていた環境を思うと、男との最後の夜のクリスマス会 こんな時間がまだ続けば良いのにーと何とも言えない感情になっちゃいました。やるせない気持ちにもなりますが、登場人物達の強い生きる力を感じることができました。続きを読む
投稿日:2025.06.30
すにぃ
号泣。 両親から虐待を受ける中2の沙耶は学校帰りに誘拐され、犯人の渡辺に監禁されるも、居心地の良い暮らし。 両親に身代金を要求するも、その目的は一体何なのか。 沙耶と同じく渡辺は実の父親ではないのかと…思っていたし、そう願っていた。 エピローグの話では罪悪感と後悔に押しつぶされそうになりながら苦しむ姿に、ずっと涙が止まらなかった。 同じ星の下に生まれようとも、この世界は悲しいくらいに不平等だと思っていた沙耶。 5年後の沙耶は素敵な女性になったんだなあとしみじみ。 家族も過去に起きた事件を知って苦しんだと思うし、沙耶もそうだったろう。 それでも一生懸命に生きて約束を守って、という言葉に強い優しさを感じる。続きを読む
投稿日:2025.06.18
megu7374
ラスト涙、涙、涙。序盤で沙耶が高熱を出した場面では医師?と思ったけどまさか産科医だったなんて。こんなにも命がけで愛してくれるなんて救われる。ラストは本当に感動した。
投稿日:2025.06.16
suzuka
このレビューはネタバレを含みます
[存在の全てを]を同時に読んでいたが同じような状況で、元々の暮らしより誘拐された生活のほうが幸せって辛い。人生で看病される経験が初めて、しかも誘拐犯に看病されるとは。でも誘拐先で楽しいクリスマスパーティーを経験する様子が読んでいて嬉しくなる。病気の時の適切な対処法に、あれ?と思った事が最後につながる。医療ミスで退職し、取り違えたふたりの幸せのため何ができるか考える、そうだったのか。人の気持ちに敏感で優しいドクターだからこそだろう。たまたまだが[存在の全てを]も、この作品も、同時に2件が起こることが原因、その道のプロでも大変なのだろう。 初読み作家さん、とても良かったです。
投稿日:2025.06.07
平々凡々
赤ちゃんの取り間違えはよくある話なのでありきたり。有乃両親2人が酷すぎたが、彼ら2人も加害者であり被害者であるのがなんとも言えない、渡辺さんが優しい理由に納得できた。
投稿日:2025.06.04
ゆきちょん
先が気になり…約2日で読み終えました。 それほど読みやすく、入り込みやすかったです。 でも虐待の実態はやっぱり辛いですね。 ホントに酷い親です。この人たちがどうなったのかも気になりました。 色んな伏線…が張られていて、そこも面白かったです。ラストのシーンは感動でした。続きを読む
投稿日:2025.06.03
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