安部龍太郎 / 日本経済新聞出版 (10件のレビュー)
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stshsaito
結末は少々でき過ぎな気もするが、よくできたエンタメ歴史小説である。 国の成り立ちに関わるある「情報」を求め、ドロドロの権力闘争の渦中に身を投げ、課せられたミッションを果たそとする主人公阿倍仲麻呂の真…っ直ぐな生き方と躍動に胸のすく思いがする。 古の日本にも世界の大国と渡り合える日本人がいたことを思い起こさせる。 真備や王維、二人の「妻」などの脇役も光っている。 Netflixで連続ドラマにならないか? 堺雅人あたりを主人公に?続きを読む
投稿日:2025.05.03
稲石浩司
このレビューはネタバレを含みます
阿倍仲麻呂と吉備真備を主人公にした歴史小説の下巻。 史実に基づいているので、安禄山の乱と恵美押勝の乱が時期的に近いことも勉強になりました。 何より、安禄山の乱についてしっかり経緯が理解できたことが収穫です。 ただ、阿倍仲麻呂が唐に残った理由がイマイチで、その部分がせっかくの歴史ミステリーなのに残念でした。 他の創作部分、特に仲麻呂や真備の唐での家族関係は上手に作られていると思いました。 藤原北家を中心とした貴族文化が安定していた平安時代のもとになる奈良時代は激動なので視点によって正邪が入れ替わったりするから面白いです。
投稿日:2024.03.10
オカムラ
歴史小説を読めば必ず、時間の流れの違いを感じます。今のように二三日で中国まで往復するのと、10年以上を費やして遣唐使となるのと、どちらが正しいか判断できません。
投稿日:2024.02.14
hosinotuki
阿倍仲麻呂がこんなにも玄宗皇帝の下で重要な位置にあったとは知らなかったので、勉強になるとともに、帰るに帰れなかった事情を思うと同情する。だが日本人で科挙に受かって出世していくその才能と運は凄い! この小説はその上仲麻呂スパイ説を取っていて、日本の記載されている歴史書を探すというミッションとその内容もこの本の魅力だ。非常に壮大でまた細部に詳しく読み応えのある物語だった。
投稿日:2024.01.29
chifuyuk
いやあ、下巻はますます面白かった。「ふりさけみれば」しか知らなかった阿倍仲麻呂に名前しか知らなかった吉備真備。すごいじゃない。楊貴妃の最後はこんなんやったんや、それも知らんかった。あと、奈良の西大寺に…行って知った孝謙/称徳天皇、怪僧として知られる道教、近江高島に行って知った恵美押勝に、名前だけだけど後の桓武天皇も出てきてワクワクした。いや、奈良時代、おもろいやん!続きを読む
投稿日:2024.01.20
ともあつ
阿倍仲麻呂という人物について、百人一首ぐらいしか知らなかったが、唐にてここまでの地位に登り詰めたからには、凡人にはおよそ想像のつかない苦難を乗り越えてのことだったと思う。 その意味で、本書のようなスト…ーリーは説得力があり、感情移入することが出来た。奈良時代にも興味が湧いてきた。続きを読む
投稿日:2024.01.18
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