小池真理子 / 文春e-book (21件のレビュー)
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マリちゃん
表現が美しいとオススメされた一冊。なんだろう?怖い話でもなんでもないのになんかしっとりした感じ。それがきっと表現の美しさなんだろうな。若い自分が読んだら引っかからないけど今読むからこそしみじみ寂しさと…かきらりとする感じがわかる気がする。続きを読む
投稿日:2025.04.19
ミカン
何とも言えない独特な世界観。 淫靡なショート集の小説だった。 先が見えない怖さ、しかしページをめくる手が止められない感じでした。
投稿日:2025.04.18
azure
表題日暮れのあと、「日が沈んでも月が昇る。星が瞬く。」「宇宙はいっときの休みもなく動いている。去ったものは戻る。少なくとも代わりになるものを持ってくる。すべてが闇に帰し、無になってしまうことはないので…ある。」 に救われる想いがした。失いつつある運命について、抗うことなく流れに身を任せようと主体的に思える気が湧いてきた。 続きを読む
投稿日:2025.01.25
gratius2018
寝る前に一話ずつ読むのにちょうどいい短編集 小池さんは、女性の情念的なものを描くのが上手いと思う。男だから合ってるかどうかは知らんけど!
投稿日:2025.01.21
Yoko Furuta
7つの短編集です。2021年〜2023年の作品集。 良いわあ〜! やっぱり良いのですよ、小池真理子さん。絶品です! 生きること、老いること、心と性、人との縁、そういう…人として生きていたら避けられない…、ほんの些細なことも。こんなに美しい言葉で紡いでくれる。 なんだか、切なくもウットリと読んでしまうのです。 印象に残ったところ少し。 ーーーーー 今日のことしか考えない。明日を思い患わない。目の前に流れる時間だけを見つめて生きる。もらった給料分だけの生活をもくもくと続ける。欲を捨てる。未来を思い描かない。 何もかもどうすることもできない、もうすべて、遅いのだ、遅すぎるのだ、と感じた。 この人は、と多美は思った。あと百年生きて、百年分の人生を楽しめるに違いない。 人間ってのは、自分のいい加減さに救われることも多いですからね。 生きている、と多美は思った。これからも生きるだろう、と思った。 私たちの人生は、ぐるぐる、ぐるぐる、巨大な輪になって旋回し続けているに違いありません。 いいのです。ひと目、会えただけでいいのです。いつかまた、会えるでしょう。必ず会えるでしょう。百年後、千年後になるのかもしれないけれど、必ず。 過ぎてみれば、全部、どうってことなかった。 ーーーーー 生きてると、辛くて絶望感にさいなまれることもあるけど、それもまた人生。一歩一歩進んで、また百年後、千年後に何か良いことがあるかも?なんて考えたりもしています。続きを読む
投稿日:2024.12.28
なおたん
齢五十を過ぎて、少しずつ体や気持ちの老いを感じ始めてはいるけれど、まだ死を近しく感じるほどではない。 そんな私に、死ってこんな風に近づいてくるんだなと教えてくれたような一冊。 死に近づくって、食べるこ…とや誰かと交わることや、そんな本能的な欲を若さという勢いに惑わされることなくリアルに感じるプロセスなのかもしれないと思った。続きを読む
投稿日:2024.10.16
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