【感想】たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

俵万智, 市橋織江 / 小学館
(43件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
24
12
4
0
0

ブクログレビュー

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  • すかい

    すかい

    子育てに特化した短歌、と
    エッセイ。

    うんうん。と頷きつつ
    うちのはもう大きくなってしまっているので
    懐かしみながら読んだ

    投稿日:2025.05.24

  • sokor

    sokor

    このレビューはネタバレを含みます

    あたたかい。たんぽぽ、夢の木の実、みどりの散歩、手を振る、の短歌が特に好きだった。
    俵万智がいかに子と過ごす一瞬一瞬を大切にしているかが伝わる。そしてその姿勢が、母になってすぐ、というより子育ての中で徐々に培われていったんだろうなとも思う。あとがきの「おかあさんは言葉の人だから、こうして書き留めておくよ…」が印象に残る。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2025.05.07

  • くま

    くま

    息子はまだ0歳、私の子育ての解像度は乳児期を除いて高いとは言えない。けれども句を読むと、少し大きくなった息子が浮かび上がってくるようで面白かった。甥姪が小学生なので、彼らの姿をみていて「こういうこと、あるある」とも思えることも。
    ふとした瞬間のこどもの様子、母親の心情、が切り取られていてとても素敵な句がたくさんあった。
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    投稿日:2025.03.06

  • 髭男

    髭男

    【343冊目】あぁ、とても良かった。40歳でシングルマザーとして一人息子を出産した俵万智さんの歌集+エッセイ。

     俵さんといえば「サラダ記念日」なのは言わずもがなですが、あまりにも有名すぎて私の中では"古典"扱いでした笑。まさか自分の心に響く歌があるとは夢にも思わず。

     しかし、朝ドラ「まいあがれ!」でドラマに寄せた歌をツイッターに投稿されているのを拝見し、「あれ?なんか心に刺さるよ…?」と思い、ちょっと気になり始めていました。
     そんな思いも日々の家事育児仕事の慌ただしさの中で忘れかけていたところ、本の紹介サイトにて、どうやら俵万智が自身の子育てを詠んだ歌集があるらしいと知り、図書館で手に取ったところ……刺さりまくる!笑

     基本的に歌一首と見開きのエッセイがセットなのですが、もう頷くやら笑うやら泣くやらで、こんなに感情揺さぶられるとは思いませんでした。俵さんが言葉で切り取る日常の場面が、我が家でも"あるある"で、だけど言葉で紙の上に印刷してもらうことで、なんだか認められたような、仲間が増えたような気持ちになりました。

     他の方々も好きな一首を紹介しているようですので、私も。いつか空高く飛んでいってしまうたんぽぽの綿毛に息子さんを重ねた表題作「たんぽぽの日々」も良いのです。子育てでたんぽぽと言えば、幼稚園の「たんぽぽ組」のように黄色いお花をイメージしやすいですが、俵さんが歌っているのは白い綿毛の方。こういうミスリードが読後に驚きとともに強い印象を残します。プロってさすがですよね。

     ただ、妻と一致した好きな一首はこれ。


     振り向かぬ子を見送れり
     振り向いた時に振る手を用意しながら


     幼稚園のバスに息子さんが乗る時の描写だということですが、この場面の俵さんの気持ちが切なく、そして、よく分かるんですね。
     「たんぽぽの日々」もそうですが、いつか子が自分のもとから巣立っていくときが必ずあって、その予感をどこかに嗅ぎ取ってしまうと、途端に切なくなります。今はこんなにべったりなのにね笑

     とにかく幼稚園くらいまでのお子さんを育てている親御さんには超オススメ。子育てって楽しくて切なくて愛おしいですね。
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    投稿日:2025.02.02

  • 千葉経済大学総合図書館

    千葉経済大学総合図書館

    配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
    https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10280337

    投稿日:2024.11.07

  • kenken0705

    kenken0705

    友人からいただいた本。1時間程度で読み切れる内容。読み終わった時にはなんだか気持ちがほんのり温かくなるような、ほっこりするような感覚になった。また、同じ子を持つ親として激しく共感する部分も多く読んでて自分の気持ちを代弁してくれているような気にもなれた。

    この本の中で好きな短歌は

    「たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる いつかお前も飛んでゆくから」

    我が子よ、いつかお前も親元を離れて風に乗ってどこか遠くに行くのだろう。それまでは親子楽しく、共に豊かに生きていこうじゃないか。
    と、今隣で寝ている2歳の我が子に語りかける。
    続きを読む

    投稿日:2024.08.16

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