刑部芳則 / 集英社インターナショナル (8件のレビュー)
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kairi777
昔は洋服を着るのに「礼法」を習わないといけなかったのね。今では着物を着るのに礼法が必要になってしまった。 洋服を着た日本人に見慣れるまでが大変だっただろう。
投稿日:2024.03.04
ichiren
私も関東大震災をきっかけに着物文化が廃れていったと思っていたので、新たな視点は興味深く読んだ。ただし持論のゴリ押し感が拭えない内容でもある。 私は3年程着物暮らしを実践していたので洋装化への気持ちの流…れはよくわかる。おしゃれ着としての着物は見栄えもするし体型も気にならないし流行り廃りも少ないので、長く着用できる利点は大いにあるものの、マイナス面として暑い、重い、目立つ、に加えこの本でも度々取り沙汰されるように袖は確かに邪魔になる。 親から受け継ぐ着物があるとか古着に抵抗がないとかただひたすらに着物が好きであるとかでもない限り高価になってしまった着物は昨今なかなか手が出ないだろう。洋装化から150年、じわじわと洋装化は進み着物で職場や学校に行ったらギョッとされる程には遠くなってしまった。ドレスにしろ着物にしろ女性を家に縛り付ける要素も多分にあることが服装を変換させる流れになっていったことは納得できる。 続きを読む
投稿日:2024.02.05
はるり
家政学に対して、やや攻撃的すぎるのでは…?と思いながらも、最後まで面白く一気に読んでしまった。 あとがきを読んで、筆者がなぜここまで家政学者を批判するのか理由が明らかになった。歴史を語るには、緻密で繊…細で注意深い分析と、ダイナミックな視点の双方が欠かせない。筆者は本書を通してそれを実践し、歴史学の何たるかを体現してみせた。その姿勢は家政学者だけでなく、今日あらゆるメディアに蔓延る誤った歴史認識に対しても、厳しい喝を入れているようである。続きを読む
投稿日:2023.12.20
ころ
今普通に来ている洋服の売上が、自分の生まれたころに和装を超えたのは意外だった。 歴史本はよく読むが、確かにどのように洋装が広まったのかは考えたことはなかった。 突然変異ではなく、流れがあっての変化だっ…たのか。続きを読む
投稿日:2023.08.19
月猫夕霧
明治維新以降、和服を着ていた人々が洋服を着るようにどのように変化していったのかを見ていく本です。今までの通説がどのように間違っているかの説明が特に前半には多いのですが、確かに今のようにテレビや動画配信…があった時代でもないのに火事で焼け死ぬ和装の人が多くても、すぐに洋装に切り替える人が沢山いるわけないじゃん、というのは納得です。 やはり洋服への切り替えは事件や事故よりも、洋服に触れた若い人が歳を取ってすべての世代が洋服に触れた世代になることで洋装化が完了したのですね。続きを読む
投稿日:2023.06.12
hemulen
近代以降の女性の服装の変遷 。和装から洋装へ。 なかなか進まなかったのね。 今は卒業式でおなじみの袴が、和装と洋装とをつなぐ役割をしていたというのも面白い。 やっぱり、動きやすくても似合わないし高いし…、ではなかなか浸透はしづらいんだな。 トリビアの泉で研究者が言ってたことがいい加減だと批判してあったりして可笑しい。確かに事実そうなら批判の通り。 あとがきを読んで、批判の勢いに納得。学会がほんとにこんな感じならハラ立つだろうな。 戦時下の標準服については、知らないことばかり。テレビで見る皆同じ格好は、制服ではなくて標準服…それに強く推されたモンペ…好きな服を好きに着られるのが当然と思っているけど…大事なことだな…続きを読む
投稿日:2023.02.21
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