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有栖川有栖 / 角川文庫 (9件のレビュー)
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hanaasagi
内容(ブックデータベースより) 江神二郎、火村英生に続く、異才の名探偵の事件簿、待望の第2弾! 年齢不詳の探偵・濱地健三郎には、鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。新宿にある彼の事務所には…、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の強面刑事も秘かに足を運ぶほどだ。助手の志摩ユリエは、得技を活かして、探偵が視たモノの特徴を絵に描きとめていく―。郊外で猫と2人暮らしをしていた姉の失踪の謎と、弟が見た奇妙な光景が意外な形でつながる(「姉は何処」)。資産家が溺死した事件の犯人は、若き妻か、懐具合が悪い弟か?人間の哀しい性が炙り出される(「浴槽の花婿」)など、驚きと謀みに満ちた7篇を収録。ミステリの名手が、満を持して生み出した名探偵。待望のシリーズ、第2弾! 令和6年2月26日~29日続きを読む
投稿日:2024.03.01
ぴょん
年齢不詳の濱地健三郎と助手のユリエが魅力的で話が盛り上がるのかも。謎めいた人物というのは惹きつけられる。
投稿日:2023.11.05
帆掛船
『霊なる事件簿』から2年、待望の続編文庫化。本作を読む限り、濱地健三郎には強力な除霊能力もあり、素直に成仏してくれない霊でも“強制排除”出来るようだが詳細は不明のまま。第3弾『呪える事件簿』でその辺は…明らかになるのだろうか? 楽しみにつぎの文庫化を待つ。続きを読む
投稿日:2023.09.24
秋待
このレビューはネタバレを含みます
第一作目は「本格ミステリに推理にホラーの味付けがしてある」という印象が強めでしたが、今回はホラーの味がかなり濃くなっていたように感じました。ホラーが大の苦手である自分には、読むべきか読まざるべきかぎりぎりのラインになってきた……(涙) 特に怖かったのは「浴槽の花婿」のラストの描写。真相だけでも、思い込みって怖いなぁ、と驚かされるのですが、最後の約二ページがもう……そして犯人のメンタルが強靱すぎてさらに怖い……。 今巻では一番本格ミステリっぽい推理展開の「姉は何処」も、最後しっかりホラーだし……。 そして最後の「それは叫ぶ」は、シリーズの今後に大きく影響する重要な話なのだと思いますが、もうミステリはどっかいっちゃってますね。「通り魔」との対決という捉え方であれば、探偵物の一部と考えられなくもないのか……? このシリーズのメインキャラクターは濱地・ユリエ・進藤・赤波江の四人で固定になってきましたが、全員が常識的で、落ち着いた雰囲気がありますね。とは言え拝み屋が登場したりもしていますし、心霊探偵ものである以上、今後個性的なキャラクターが増えたりもするのかなぁ。
投稿日:2023.04.22
kasmile
なんか人間て怖いねではなく、とても怖いし気味が悪い。だけど、登場人物の生が感じられ、不快どころかより温かな気持ちが味わえる。探偵もののミステリとしても、さすが有栖川有栖先生と思いました。 短編集なので…いろいろな幽に出会えます。 柄にもないことを言うが、恋に破れた男の気持ちは、わたしだって知っている。 続きを読む
投稿日:2023.04.14
momohei
ソフトホラーです。私的にはもう少し怖いと嬉しいのですが、濱地さんと志摩さんのキャラクターが好きで読んでおります。 最後のお話だけ結構緊迫感があって、特にオススメです。
投稿日:2023.03.29
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