阿刀田高 / 新潮社 (2件のレビュー)
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TEIKO
ご友人は作品の最初の読者であるご自身では? ふと、そう問いかけたくなりました。誰かが最初の読者のはなしを書いていたのを思いだしたからです。それと同時にたくさん読んだと思った作品の他にも、もっと作品が…あることがわかりました。「ナポレオン狂」や短編集は何冊か読んで、きっと面白い作品を書く人は寡作に違いない、と思い込んでました。 これだけたくさんの作品を全部読み込んでちゃかせるなんて、作者しかあり得ないじゃないですか? おかげで、まだ読んでない作品をもっと読めるな、という楽しみとこの本に書かれている奥義に照らして読めるかもという少しいじわるな気持ちも湧いたりします。 昔、どこかのTV番組でアイデアを書き留めてあるというノートを見て、それがほとんど一行ぐらいだったので驚いたのですが、この本にかえってきて読むと本当に頭をぐるぐる回して書くんだよ、といわれている気がしてなりません。アイデアはピカッときそうなものなのだけど形にしようとすると逃げるんだよね。 この本はだからアイデアハンターになるための本といえるでしょうね。だいたいにおいて、思いついてからどう書いたか、頭を回したまわし方からどういう文になったかできあがった作品の引用までしてあるので、これから先は本を読んでどうかというより、書く人によりけりだろう。 中島敦の「文字禍」を随分昔に読んだことがあります。本のなかの「中島敦を知っていますか」という章を読んで急に生々しくその作品を思い出して、意外な気持ちもしました。たくさん読んで面白いと思ったが、忘れてしまう作品と何が違うのだろう。それとも、別の誰かが、○○を知っていますか、という 文を書いて、それを読んだらその○○氏の作品を思い出すだろうか? 続きを読む
投稿日:2023.04.03
bachbygg
阿刀田高のエッセイ。 短編小説の名手による小説の書き方やモチーフの決め方などと、これまでの作品と自分の人生を紹介する。「知っていますか」シリーズが好きで彼の小説を読んでいるが、様々なテーマを独自の手法…で料理したような感じの作品が多いように思う。 この本では、ブラックユーモア的なものや艶っぽいものなど、事例も面白くてまた読んでみたくなった。 歳を取ると長編が難しくなるので、老眼で目が疲れるという人が気晴らしに読むのに、彼の短編は丁度良いと思う。続きを読む
投稿日:2023.03.05
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