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伊藤遊, 上出慎也 / 福音館書店 (13件のレビュー)
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司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)
仲が良い子が転勤すると、残された方はショックだ。裏切られたような、取り残されたような気持ちだ。こんなに悲しいなら、忘れてしまいたい。 転勤族の子どもは、家族に文句を言うことが出来ない。自分の運命は仕…方ない。次の新しい場所でもうまくやっていかなきゃいけない。そしてもちろん、せっかく出来た友達と別れるのはつらい・・。 いろいろな子どもの、気持ち。友情の物語。 ・主人公がユウキと友達になるシーンが良い。サッカーが得意なユウキも、運動よりもラジコン作りが得意なユウキも、それぞれに魅力があって、好きなところがある。憧れるから、そばにいたい。そんな友情は素敵だ。 今思えば、おれはそれほどマシンが好きだったわけではないのかもしれない。少なくとも、今やっているサッカーのようには打ちこめなかった。たぶんおれは、マシンに熱中している悠樹が好きだったんだ。悠樹と同じことをして、同じ気持ちを味わいたかったんだと思う。 p.43 勇毅がいなくなる。勇毅がどこかへ行ってしまう。これほどひどい裏切りがあるだろうかと、おれは思った。 「次の試合、どうするんだよ!」おれは勇毅をなじった。勇毅のせいじゃないとわかっているのに。 「やっと呼吸が合って、これからだっていうときに、なんでだよ」勇毅にはどうすることもできないとわかっているのに、言葉が出た。ーなぜあんなに責めてしまったのだろう。お父さんがまた転職するという事情を、だまって受け入れようとしていたあいつを. p.152 ・本当に賢い人とは。転校生ユウキは人の言葉や行動の本当の意味をちゃんと考え理解しようとする。その姿勢に、主人公は気付く。子どもたちの心を丁寧に描いているのが良い。続きを読む
投稿日:2023.03.23
alouette18
最初はあまり入り込めなかったが、真ん中過ぎからぐっと引き込まれて一気に読み終わった。 私が勤務している学校も、転入転出が多い。 男子でも女子でも、高学年の子にぜひ読んでほしい。
投稿日:2020.11.20
asami-to
このレビューはネタバレを含みます
小学校6年生。 うちの子たちがいった小学校も転校生だらけだったが・・・ 実際、小学生で全く新しい環境に住むって難しいんだろうな。 主人公は仲良くなった友達が次々と転校していく。 そっちもつらいよなあ。 口下手なというか無口な主人公の一人称なので読んでいる私にはその心情がよくわかって、なかなかよかった。
投稿日:2020.02.09
mamepon
登場人物たちがみんな魅力的でした。 転校する側、転校される側それぞれの気持ちがよく描かれていて、きっとどちらにも感情移入できるんじゃないかなと思いました。 主人公は男の子だけど、女の子の悩みも描かれて…いるので男女みんながきっとどこかで共感して、考えたりできる作品だと思います。 私も小学生の頃のことを思い出しながら、懐かしい気持ちになりつつ、ハッとさせられる場面もありとても楽しめました。続きを読む
投稿日:2018.08.09
まるもっちー
んーん。残念だった。ファンタジーじゃなかったかあ。 おちゃらけ部分もなんとなく受け入れ難かったし、主人公を好きになれなかったし。 すれ違う感じ、あの頃のどうしようもない感じがリアルで嫌なのかもしれない…。あの頃にトラウマがあるので。 ミナコとヨシカワが爽やかで好き。続きを読む
投稿日:2015.03.21
y_doka
僕の名前がタイトルってんでちょっとプラス評価。 まあそれを差し引いても児童文学として結構優れているのではないかな。最後のオチは「なんじゃそりゃ?」だけど、続編やスピンオフ作品も作れそうな感じで、たっぷ…り内容がつまっている印象。続きを読む
投稿日:2014.09.30
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