枝元 なほみ / 朝日新聞出版 (7件のレビュー)
レビューを書く
商品詳細ページへ戻る
総合評価:
"powered by"
棚田 弘一
劇団員兼料理研究家による、食品のフードロス問題を考える本。174ページの中に、数々のレシピ、体験談、京都大学准教授の藤原辰史氏との対談など盛りだくさん。 特に対談では、利益を追及する資本主義社会とそ…れによって生まれるフードロスへの批判や、「飢え」への対抗政策もナチスが台頭した一環であることなど、なかなか尖った内容が語られる。 サブタイトルは「キッチンから、ゆるく、おいしく、フードロスを打ち返す」だが、ゆるい雰囲気の中にしっかり思想が打ち出されている。続きを読む
投稿日:2024.08.18
M
枝元ほなみさん!惚れた! 私にもうっすらこんなキモチはあるんです。食べ物は単にスーパーに並ぶ商品ではないよとか食べ物を捨てる罪悪感とか。日々冷蔵庫を開ける時に感じていたうっすらしたキモチをコトバにして…代弁してもらったみたいで嬉しかった。続きを読む
投稿日:2024.08.06
ゆき
藤原辰史さんとの対談がおもしろかった。 「人を好きになるとか、ごはんがおいしくてたまらないとかいうのとは違う方向に、私たちが本来持つべき欲望が転移してしまっている。」 「競争するときの負けないぞという…気持ち、あるいは嫉妬といった人間の基本的なものを駆り立てることによって、資本主義は成り立っている。」 「欲望を抱けと上から駆り立てられているのを、できるだけ我々の本来的な欲のほうに戻してあげれば、きっと、もっと休んでいいよ、もっとごはんをおいしく、2時間でも3時間でもゆっくり食べていいよという社会になると思うんです。」(p101) p114~115の豆をゆでる話にものすごく共感。 豆を一晩水に漬けるというと、その時間を損してしまう気がする、消えてなくなるようなものに時間を使うのは損だと考える人が多い、と。 水が戻してくれるだけなのに! で、「損得勘定だけしていくと、ちょっとでも自分の時間を奪われないためには、全部でき上ってパッケージに入った食べ物を買って、食べきれなければ捨ててしまうのがいい、となる。でも、食べ物の面倒を見てやることは、時間が奪われるのとは逆のことだと思うんです。」 「社会もそういう方向に変わっていけるといいなと。豆を自分でゆでることが楽しいと思い、おいしいと思うようなことをとおして変わっていけたら…と」 枝元さんはそんな暮らしを「猫ぐらし」と呼んでいるそうだけど、わたしもすでに「猫ぐらし」(笑) 豆を煮たりパンを焼いたりするのが楽しい。何物にも代えがたい時間です。 そういう人が増えるといい。そんなふうに暮らしていると、幸せを自家発電できます。続きを読む
投稿日:2023.11.21
コーヒーって旨い
少し気になっていたけど見ないふりしていました。 大量生産、大量消費のかげに大量廃棄があることを。 フードロスを減らしていきたいという気持ちを 持ち続けようと思いました。そして、自分自身の 食べ物ゴミ(…できたら生活ゴミも)を減らしていきたいです。続きを読む
投稿日:2023.10.23
からまち高崎
社会への優しい視線が感じられる枝元さんのエッセイは『生活と自治』でも人気です。本書はフードロスについて語り、問題を社会や歴史的観点から紐解いています。N
投稿日:2023.06.29
mamawasabi
みんなが自分の命を削らなくても生きてけるような社会の土台、衣食住の土台を整えることが重要になってくる とあり、正にそうだと思う。 ロスを打ち返すレシピも実行したい! 「猫ぐらし」理想です。
投稿日:2023.02.05
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
アダルト(性表現・暴力表現)
ONOFF
グラビア
ボーイズラブジャンル
ティーンズラブジャンル
ONにしたコンテンツはトップや検索結果で表示されません
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。